紙コップは電子レンジ対応?気になる疑問を分かりやすく解説

紙コップに入ったドリンクを電子レンジで温める場合、そのまま電子レンジに入れてもよいのか迷った経験はないでしょうか?紙コップを電子レンジで使うとどうなるのか、また使われている素材の特徴についても解説します。

紙コップは電子レンジで加熱してもいいの?

お店でテイクアウトして持ち帰った紙コップ入りドリンクを、電子レンジで温め直したいこともあるでしょう。では紙コップの電子レンジ使用について、問題や危険はないのでしょうか?

基本的には電子レンジ使用不可

紙コップを電子レンジで使用するのは、基本的にはNGです。実は紙コップの内側は、ポリエチレンのフィルムでコーティングされています。

ポリエチレンとはプラスチックの一種で、他にもラップや食品を包装する袋に使われている素材です。ものによって耐熱温度は異なりますが、一般的な紙コップの耐熱温度はあまり高くありません。

紙コップに入った飲み物を温めたいときは、紙コップから電子レンジ対応の容器に移して温め直すようにしましょう。

対応している商品も

紙コップの中には、「電子レンジ対応」として販売されている商品もあります。そのような商品は耐熱性の高い材料を使ったり、マイクロ波による焦げ付きを防ぐ工夫をしたりして、電子レンジでの使用を可能にしているのです。

ただし電子レンジ対応の商品でも、電子レンジのワット数や使用時間といった注意書きはよく見て使いましょう。使用上の注意を守らないと、事故になる危険もあります。

また「耐熱」「断熱」をうたった紙コップもありますが、これらは持ったときに熱さを感じにくくすることを目的として作られています。電子レンジで使えるとは限らないため、十分に注意してください。

電子レンジで加熱するとどうなる?

(出典) pexels.com

もし、電子レンジで紙コップを加熱すると、どのようなリスクがあるのでしょうか。加熱後、一見変化がないように見えたとしても、実は重大な危険を引き起こす場合があります。

紙コップが変形、破損してしまう

一般的な紙コップは、耐水性を高めるために、ポリエチレンのフィルム加工がされています。このポリエチレンは、熱にそう強くありません。

加熱によって一定の温度を上回ると、紙コップが変形したり破損したりする可能性が高まります。また電子レンジ本体がぬれることで、感電や火災・電子レンジの故障につながるケースもあります。

紙コップに入った飲み物を温めたい場合は、耐熱ガラスや陶器などの電子レンジでも使える容器に移し替えて温めるようにしましょう。

中身が沸騰してやけどを負ってしまう

電子レンジで紙コップ入り飲料を温めると、沸騰した飲み物によりやけどを負う危険があります。飲み物を温めると、急激に沸騰する「突沸」が起きるからです。

突沸は紙コップを使ったときのみに起こるものではありません。しかし、紙コップは電子レンジのマイクロ波を通しやすいため、他の容器に比べて短時間で飲み物が温まります。

気付かないうちに飲み物が沸点に達していると、突沸が起きていても気付きにくいため、やけどを負うリスクも高まるのです。

突沸は、コーヒーや牛乳・みそ汁などさまざまな食品で起こる可能性があります。沸騰していいように見えても、電子レンジを開けた瞬間や紙コップを持ち上げた瞬間に液体が飛び散る可能性もあるため、大変危険です。

ポリエチレンが飲み物に溶け出すことも

ポリエチレンフィルムが溶け出すと、飲み物に混入する可能性があります。ポリエチレン自体は人体に害がなく、万が一口にしてもそのまま体外に排出されます。

しかし、製品によってはポリエチレン以外の素材を使用している場合もあるため、耐熱温度以上で使うと何らかの化学物質が溶け出す恐れもあります。使用基準に沿わない使い方は、できるだけ避けた方が無難でしょう。

紙コップの気になる疑問

(出典) pexels.com

紙コップの電子レンジ使用は避けたほうがよいことはわかりましたが、他にも気を付けることはあるのでしょうか。また、耐熱温度はどのくらいなのかについても解説します。

紙コップの耐熱温度は?

紙自体の耐熱温度は以外に高く、一般的な紙コップであれば耐熱温度は80~90度とされています。

しかし、ポリエチレンでコーティングされている紙コップの場合は上記の限りではありません。なぜなら、紙の耐熱温度よりポリエチレンが溶ける温度の方が低く、その分耐熱温度が低くなるからです。

ちなみにポリエチレンは110度程度で溶けるため、沸かしたてのお湯を入れてもすぐにポリエチレンが溶け出すことはありません。

オーブンで加熱するのはOK?

オーブンを使用すると、中身だけでなく外側の紙コップも加熱されます。そのため、紙コップが燃えて火災につながる危険があります。

オーブンはそもそも高温調理のための家電であるため、紙コップの耐熱温度をはるかに越えるケースも珍しくありません。電子レンジ同様、紙コップは使用しないことをおすすめします。

紙コップの扱い方に注意しよう

(出典) pexels.com

一般的な紙コップは、耐熱性はあったとしても電子レンジでの使用を想定していません。そのため、電子レンジで使用すると、思わぬ事故やけがにつながる可能性があります。

紙コップ内の飲み物を温め直したい場合は、電子レンジ対応の耐熱性のある容器に入れかえてから温めるのがおすすめです。使用上の注意や耐熱温度に注意して、ホットドリンクを楽しみましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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