ブロッコリーの簡単な洗い方は?おいしく味わうポイントや保存方法も

ブロッコリーを洗うとき、どのように洗えば良いのか、ちゃんと洗えているのか心配になったことはありませんか?ブロッコリーの房にはたくさんのつぼみがあり、つぶさずに洗うのにはコツが必要です。ブロッコリーを手軽にきれいに洗う方法を紹介します。

ブロッコリーは洗った方が良い?

一見きれいに見えるブロッコリーですが、そもそも洗わなければいけないものなのでしょうか?ブロッコリーの洗い方を紹介する前に、ブロッコリーを洗う必要性について説明します。

虫や汚れを落とす必要がある

ブロッコリーはいくつもの子房に分かれた複雑な形状をしています。ざっと洗ったり払ったりしただけでは虫などを取りきれない恐れがあるため、しっかりと洗ってから使うのがおすすめです。

ブロッコリーには、コナガや青虫・アブラムシなどが付いていることがあります。これらの虫自体には毒性がないため食べても害はありませんが、ウイルスなどを付着させている可能性もあるため、極力口に入れないように注意しましょう。

ブロッコリーの基本的な洗い方

(出典) unsplash.com

洗いにくい形状をしているブロッコリーですが、きれいに洗うにはどのような方法があるのでしょうか。基本的な洗い方をマスターして、気持ちよく料理に使いましょう。

水に浸し揺らして洗う

ブロッコリーを洗うときには、しばらく水に浸けた後に水中で揺らして洗う方法がおすすめです。振り洗いすることでつぼみの中にも水が行き届いて、ゴミなどが取れやすくなります。手順は下記の通りです。

  1. ボウルまたはビニール袋に水を入れ、ブロッコリーの房が下になるよう水に浸す
  2. そのまま15~20分置いておく
  3. 太い茎部分を持って、水に浸けたまま揺すって汚れなどを振り落とす

ビニール袋を使う場合は、袋の口を閉じて揺らすと水が飛び跳ねず、後始末もしやすいでしょう。

50度洗いもおすすめ

水中で振り洗いする代わりに、お湯で洗う方法もあります。お湯で洗うと汚れや虫が落ちやすくなるだけでなく、収穫時に閉じた気孔が開いて水分が吸収され、鮮度が戻るメリットもあります。手順は以下の通りです。

  1. 鍋またはボウルに48~52度のお湯を張り、ブロッコリーを入れる
  2. そのまま2~3分置く
  3. ざるに上げ、しっかりと水気を拭き取る

水気が残っているとブロッコリーが傷みやすくなります。すぐに調理しない場合は、しっかりと水気を拭き取ってから冷蔵庫で保存しましょう。

ブロッコリーをおいしく味わうために

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ブロッコリーは基本的には捨てるところがなく、茎まで全て食べられます。つぼみから茎まで上手に切り分けておいしく食べる方法をマスターしましょう。

食べやすい大きさに切る

料理として食べやすいのは一口サイズで、約3cm四方になります。調理でも使いやすいため、この大きさを目安にブロッコリーを切り分けるとよいでしょう。切り方の手順は以下の通りです。

  1. 太い茎と小房の枝分かれ部分を分けるように横に切る
  2. 枝分かれ部分に縦に包丁を入れて切り分ける
  3. 茎を立て、外側を包丁の刃先で厚めに削ぐ
  4. 料理に応じて、切った茎をさらに細かく切る

つぼみが潰れたり傷つかないよう、切りたい部分の茎に切り込みを入れた後、手で割くのがおすすめです。根本に近い部分は硬いことが多いので、好みによって切り取ると良いでしょう。

ゆで時間に注意

ブロッコリーは房と茎とで火が通る時間が違うため、ゆで時間に注意が必要です。水の量はブロッコリー1房に対し1lで、沸騰後に塩小さじ1を入れると色が鮮やかに保てます。

房の場合、硬めの食感にするなら沸騰後に投入して1分半ほどから食べられます。柔らかめの食感にしたいなら4分ほどゆでましょう。茎はゆで時間3~4分だと風味が落ちず食べやすいです。

鍋でゆでる他に、電子レンジを使う方法もあります。レンジで調理するとビタミンCなどの栄養素が水に溶け出さないため、ゆでるよりも栄養を逃がしにくいでしょう。

加熱時間の目安は、ブロッコリー1房に対し600Wで3~5分になります。加熱前に塩を1つまみほど振りかけておくのがおすすめです。

ブロッコリーの保存方法

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ブロッコリーを保存するときには、どのような点に注意したら良いでしょうか。保存方法によって食感や保存期間も変わるため、それぞれの特徴を押さえておきましょう。

冷蔵保存はポリ袋に入れる

ブロッコリーを保存するには、生のまま保存する方法とゆでてから保存する方法があります。生で保存する場合は3~4日、ゆでて保存する場合は3日を目安に食べきりましょう。

また、ブロッコリーは野菜の熟成を促すエチレンガスを多く放出します。むき出しで保存すると、ブロッコリーだけでなく一緒に保存している野菜類まで傷む原因になってしまうので、生で保存するときには、フタ付き保存容器やチャック付きポリ袋などで保存するのがおすすめです。

冷凍保存なら1カ月もつ

ブロッコリーの冷凍保存も、生のまま冷凍する方法とゆでてから冷凍する方法があります。解凍後の用途によって、冷凍方法を使い分けると良いでしょう。

生で冷凍したブロッコリーは、ゆでて冷凍したものより解凍後に水っぽくなりにくく、食感も残りやすいのがメリットです。使うときは、解凍せずに凍ったまま炒め物や汁物に使うと、より水分が出にくくなります。

一方、ゆでて冷凍したブロッコリーは、自然解凍してそのまま食べられるメリットがあります。

また、どちらの方法でもしっかりと水気を拭き取ること、短時間で急速に凍らせることが大切です。金属製のトレーに乗せて冷凍庫に入れたり、冷凍中に冷凍庫の扉を開けないようにしたりして、短い時間で凍らせるようにしましょう。

ブロッコリーは洗ってから食べよう

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見た目には分かりづらいですが、ブロッコリーには汚れや虫が付いていることがあります。洗い方は、水に浸して揺らして洗う方法と、50度前後のお湯で洗う方法の2種類です。

正しい洗い方をマスターすれば、きれいなブロッコリーを簡単に準備できます。また、きれいに洗った後のゆで方や保存方法も併せて覚えておくことで、ブロッコリーを使った料理の幅が広がるでしょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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