「洗濯をしたいのに、雨の日が続いていて洗濯できない」という人は、部屋干しを導入してみましょう。部屋干しのメリットを知ることで、部屋干しに切り替えたくなるかもしれません。また、部屋干しグッズを選ぶときのポイントや、おすすめの商品も紹介します。
目次
部屋干しのメリットとは?
部屋干しをすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか?部屋干しの主なメリットを三つ紹介します。
天候・花粉などを気にせずに済む
部屋干しをすることのメリットの一つは、天候を気にせずに干せることです。梅雨の時期などで雨の日が続いていたり、せっかく家にいて洗濯ができそうなのに天候が優れなかったりすると、洗濯ができず汚れた衣類がどんどんたまっていってしまいます。
部屋干しをすると、天候にかかわらず洗濯ができ、洗濯ができないストレスからも解放されるでしょう。
また、外に干していると、目に見ない花粉・ほこりといった汚れが付着してしまうものです。花粉アレルギーを持っている人であれば、洗濯物に付着した花粉に悩まされることもあるでしょう。
洗濯物を外気に漂っている汚れから守ることができるのも、部屋干しならではの強みといえます。
防犯対策として役立つ
防犯対策を強化する上でも、部屋干しが役立ちます。洗濯物を外に干していることで多い被害の一つが、下着の盗難です。室内に洗濯物を干す部屋干しであれば、下着の盗難被害に遭わずに済みます。
また、部屋干しをすると、家族構成や生活リズムが悟られにくくなるでしょう。空き巣や強盗は、洗濯物の種類や洗濯物の有無などから、住人の様子をうかがっているものです。
そのため、外に干すのは防犯上の観点からも得策とはいえません。空き巣や強盗にマークされないためにも、洗濯物は部屋干ししましょう。
紫外線による色あせを防ぐ
天日干しをした衣類は生乾き臭がせず、着用したときに不快な思いをせずに済むかもしれません。
しかし、衣類は日光に当てると、紫外線によって色あせてしまう可能性が高いです。また、紫外線は衣類の生地を劣化させてしまい、寿命を縮めてしまいます。
部屋干しをすることで、衣類を紫外線によるダメージから守ることができ、お気に入りの衣類を長く愛用できるようになるでしょう。
部屋干しグッズを選ぶときのポイント
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室内で洗濯物を乾かすときに活躍する部屋干しグッズですが、選ぶときにはいくつかのポイントがあります。失敗を少なくするためにも、押さえておきたいポイントを紹介します。
生活に合った「サイズ感」で選ぶ
部屋干しグッズは、自分の生活に合ったサイズ感のものを選ぶことが大切です。例えば、比較的小型の部類に入る『突っ張り棒』をデッドスペースなどに設置すれば、1人暮らしのワンルームの部屋でも邪魔にならずに部屋干しができます。
また、『ランドリーラック』を活用して、洗濯物を干すのもよいでしょう。洗濯機上の空間を有効活用できるランドリーラックであれば、大きすぎないので圧迫感もなく、洗濯が終わってからすぐに干すことができて便利です。
子どもがいる家族であれば、それなりに洗濯物の量もあるので、『物干しスタンド』などを用意するのがおすすめです。
少し大きめのサイズでスペースを取ったとしても、靴下やシャツなど種類ごとに分けて干すことができれば、家族みんなの洗濯物を一気に干すことができるでしょう。
自分の生活スタイルを考慮し、それに合ったサイズ感の部屋干しグッズを選ぶと、失敗が少なくなります。
「耐荷重」を確認する
部屋干しグッズを選ぶときには、耐荷重を確認しておくことも大切です。家族の人数が多ければ、その分耐荷重も大きいものが必要になります。以下、家族の人数に対する、耐荷重の目安ですので参考にしてみましょう。
- 1人暮らし:7kg
- 2人暮らし:14kg
- 3人暮らし:21〜22kg
- 4人暮らし:27〜30kg以上
上記は、3日分の洗濯物の量を想定した数値になります。部屋干しグッズを選ぶ際は、日々どの程度の洗濯物が出るのかをあらかじめ把握しておき、部屋干しグッズの耐荷重と照らし合わせながら候補を絞り込んでいくのがおすすめです。
「折り畳み式」も候補に入れる
部屋干しグッズが欲しくても、あまりスペースを取れない部屋に住んでいたり、見た目が嫌だったりして、なかなか購入に踏み切れないという人も多くいるでしょう。
「部屋干しグッズを使用しないときはしまっておきたい」という人には、折り畳み式のものがおすすめです。折り畳み式の部屋干しグッズには、横に伸縮させて使うタイプのものや、十字に伸縮させるタイプのものなど、さまざまな種類のものがあります。
使用しないときは省スペースで収納できてスペースを取らない上、インテリアの邪魔にもなりません。便利な部屋干しグッズを選ぶ際には、折り畳み式のものも候補に入れてみましょう。
悩みに合った部屋干しグッズを選ぶ
部屋干しグッズを選ぶときは、「自分にはどんなものがあったら便利か」という視点で選ぶのもおすすめです。
例えば、シャツ類のほかに、靴下やハンカチといった小物類も多いのであれば、ピンチがたくさん付いた『物干しスタンド』などの部屋干しグッズを選ぶのがよいでしょう。
また、気分によって室内と外で干す場所を変えたい場合は、移動させやすいキャスター付きのものが最適です。早く乾燥させたいのであれば、サーキュレーターを併用するとよいかもしれません。
自分の悩みに合った部屋干しグッズを選ぶことで、部屋干しも快適に行うことができるでしょう。
普段の場所を部屋干しスペースにするグッズ
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リビングや寝室など、普段使っている場所を部屋干し用スペースにする部屋干しグッズがあります。その中でも、おすすめの商品を三つ紹介します。
川口技研 物干金物 ホスクリーン
『物干金物 ホスクリーン』は、天井取り付けタイプの部屋干しグッズです。天井から2本の棒をつり下げ、そこに物干し竿を通すことで部屋干しスペースを作れます。長さは2段階に調節でき、使用しやすい高さに合わせることができて便利です。
また、棒の根元にはスプリングが付いており、重い洗濯物を干しても天井に負担がかからないよう、クッションの役割を果たしてくれます。『荷重目安ガイド』により、洗濯物の干しすぎが一目で分かるようになっているので、安心して使用できるでしょう。
川口技研 物干金物 ホスクリーン
コモライフ 室内物干し掛け ロング
『室内物干し掛け ロング』は、ネジ・くぎ・工具を一切使わずに使用できる部屋干しグッズです。一つ取り付ければパラソルハンガーやピンチハンガーを掛けられ、二つ取り付ければ物干し竿を使用した部屋干しスペースを作れます。
溝に掛ければハンガー同士が重なりにくいので、洗濯物をしっかりと乾かすことができるでしょう。また、テコの原理で固定することにより安定し、一つあたり約3kgまでの重さに耐えられます。
奥行1cmの鴨居・窓枠・ドア枠があれば使用できるので、いろいろな場所を部屋干しスペースにすることができて便利でしょう。
コモライフ 室内物干し掛け ロング
セキスイ 室内物干しホスメイト
『室内物干しホスメイト』は、窓枠に取り付けるタイプの部屋干しグッズです。衣類だけでなく、布団を干すのにも使えます。
使用しないときは物干し竿部分を自由に取り外しておけるため、掃き出し窓のような出入りが頻繁に行われる窓に取り付けても、邪魔になりません。
上段12kg・下段18kgと高い耐荷重が魅力ですが、取り付けを行う際は、窓枠にネジ用の穴を開けなければならない点には注意しましょう。
セキスイ 室内物干しホスメイト
折り畳み式のおすすめ部屋干しグッズ
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折り畳み式の部屋干しグッズであれば、使用しないときに省スペースで収納できるので、ワンルームにも最適です。折り畳み式の部屋干しグッズで、おすすめの商品を二つ紹介します。
積水樹脂商事 ランドリースタンド
『ランドリースタンド』は、地面に置いて使用するスタンドタイプの部屋干しグッズです。本体は1.8kgと非常に軽く、収納・使用時の持ち運びも楽に行えます。
また、折り畳みもワンタッチ操作で簡単に行えるため、出し入れに手間を感じることはないでしょう。干し部分は伸縮が可能で、ピンチハンガーやパラソルハンガーのほか、布団を干すスペースとしても活用できます。
積水樹脂商事 ランドリースタンド
天馬 室内物干し ポーリッシュ
『室内物干し ポーリッシュ』は、省スペースで使える部屋干しグッズです。ステンレス製で、スタイリッシュな見た目と約9kgの洗濯物を干せる耐荷重を兼ね備えています。
また、『3次元伸縮』により、ワンタッチで折り畳むことができ、幅14×奥行12×高さ106cmの隙間があれば収納できて便利です。キャスター付きなので楽に移動させることができ、いろいろな場所で洗濯物を干せるでしょう。
組み立ても不要なので、届いてからすぐに使用できるのもうれしいポイントです。
天馬 室内物干し ポーリッシュ
デッドスペースを活用できる部屋干しグッズ
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デッドスペースを活用して部屋干しスペースを作れば、部屋の空間を余すことなく有効利用できるでしょう。デッドスペースを活用できる部屋干しグッズを、二つ紹介します。
アイワ レールde部屋干し
『レールde部屋干し』は、窓サッシや引き戸のレール部分に差し込んで使用する部屋干しグッズです。デッドスペースになりがちな引き戸前や窓付近で、洗濯物を干せて便利でしょう。
また、2個組で使うことによって物干し竿での部屋干しも行えるため、一度に多くの洗濯物を干したい人にとっても魅力的な商品です。
さらに、保護シートが付属しており、傷つきやすい木製の窓サッシや引き戸に傷を付けたくない場合でも、安心して使用できるでしょう。
アイワ レールde部屋干し
平安伸銅工業 突っ張り棒
平安伸銅工業が販売する『突っ張り棒』は、2段階伸縮が可能なバネを内蔵し、長さを微調整しやすい部屋干しグッズです。しっかりと突っ張れるため固定したときの安定性が高く、最大15kgの高い耐荷重が魅力です。
また、最大取り付け幅は110cmもあるため、デッドスペースになりがちな洗濯機上部や窓枠にも取り付けられます。
さらに、取り付け・取り外しが自由自在であり、一時的な取り付けにも対応可能な点も、突っ張り棒ならではのメリットといえるでしょう。
平安伸銅工業 突っ張り棒
洗濯物を早く乾かすおすすめ部屋干しグッズ
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洗濯物を早く乾かすことができれば、生乾き臭の発生を抑えることができるでしょう。洗濯物を早く乾かしたいときに、おすすめの部屋干しグッズを三つ紹介します。
アイリスオーヤマ 衣類乾燥機 カラリエ IK-C500
『衣類乾燥機 カラリエ IK-C500』は、温風を発生させることで部屋干ししている衣類・布団を、短時間でしっかりと乾かせる部屋干しグッズです。早く乾かせるので、不快な生乾き臭対策にもなります。
また、『送風モード』を使用すれば部屋干しだけでなく、冷暖房の効果をアップさせるサーキュレーターとしても使用でき、季節を問わずさまざまに活用できるでしょう。
2・4・8時間で設定すれば、自動で電源オフになる『自動タイマー機能』を搭載しているので、切り忘れることもなく安心です。
アイリスオーヤマ 衣類乾燥機 カラリエ IK-C500
スリーアップ HEAT&COOL 3Dサーキュレーター HC-T2206
『HEAT&COOL 3Dサーキュレーター HC-T2206』は、1200Wのヒーターを搭載した部屋干しグッズです。『衣類乾燥モード』を搭載し、上下左右の『自動首振り機能』により衣類を効率よく乾燥できます。
また、風量は3段階で設定でき、1・2・4時間で設定できる『オフタイマー』も付いています。万が一電源を切り忘れても、8時間で自動的に電源オフになる仕様なので、電気代も無駄にせずに済むでしょう。
スタイリッシュな見た目で部屋にもなじみやすく、操作ボタンもシンプルで簡単に使えます。リモコン付きなので、遠隔操作も可能です。
スリーアップ HEAT&COOL 3Dサーキュレーター HC-T2206
部屋干しグッズを活用して快適に暮らそう!
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部屋干しをすることで、天候に左右されず洗濯ができるだけでなく、防犯対策になったり衣類のダメージを防いだりすることができます。
また、近年ではさまざまな部屋干しグッズが登場しています。部屋干しグッズを選ぶ際には、まずは選び方のポイントを押さえておくことが重要です。
おすすめ商品も参考にして自分に合った部屋干しグッズを見つけ、快適な生活を送りましょう。