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コーヒーのブラックと無糖の違いは?上手な入れ方やコーヒー粉も紹介

コーヒーにはさまざまな飲み方があります。中でも、コーヒー愛好家を中心に人気を集めるのがブラックです。ブラックコーヒーは、豆本来のうま味を余すところなく届けてくれます。ブラックコーヒーの定義や上手な入れ方、おすすめのコーヒー製品を紹介します。

ブラックコーヒーの基本知識

まずは、ブラックコーヒーの定義や無糖・微糖との違いを確認していきましょう。また、1杯分のカロリーはどれくらいになるのかも紹介します。

ブラックコーヒーの定義

ブラックコーヒーとは、コーヒー粉から抽出したコーヒー液に砂糖やミルクを入れない飲み方を指します。缶コーヒーやボトルコーヒーなど製品化されたコーヒーの場合、糖類や乳製品、乳化された油脂を使っていない商品がブラックコーヒーです。

ブラックコーヒーを好んで飲むのは、日本人が多いといわれています。イタリアでは、エスプレッソに砂糖を大量に入れて飲みます。アメリカでも、ブラックよりもカフェラテやカプチーノなどのアレンジコーヒーを楽しむ人が多いようです。

そのため、海外ではブラックコーヒーを『ジャパニーズコーヒー』と呼ぶこともあります。

缶コーヒーの無糖や微糖との違い

市販されているブラックの缶コーヒーは、『ブラック無糖』と名付けられるのが一般的です。

しかし、コーヒー粉から入れるブラックコーヒーと、缶コーヒーのブラック無糖は『糖類を含んでいるかどうか』という点で異なります。

缶コーヒーは、100mlあたりに含まれる糖類が0.5g未満の場合に『無糖』と表示が可能です。そのため、無糖と書いてある商品でも、糖類を含んでいる可能性があるのです。

なお、100mlあたりに含まれる糖類が2.5g未満の缶コーヒーは『微糖』もしくは『低糖』と表示できます。

1杯分のカロリーはどれくらい?

ブラックコーヒーは、100gあたり約4kcalあります。200~250mlの飲み物が入るマグカップでブラックコーヒーを飲むと、1杯あたり約8kcalとなる計算です。

ブラックコーヒーに砂糖やミルクを加えると、カロリーは増加します。マグカップ一杯分の砂糖・ミルク入りコーヒーのカロリーは、以下の通りです。

  • 小型のカップに入ったコーヒーミルク(約5ml)を入れたコーヒー:約19kcal
  • 牛乳1/4カップ(50ml)を入れたコーヒー:約42kcal
  • 砂糖小さじ1杯(3g)を入れたコーヒー:約20kcal
  • 牛乳と砂糖を入れたカフェラテ:約54kcal

ブラックコーヒーのおいしい入れ方

(出典) pexels.com

ブラックコーヒーが苦くて飲めない人は、コーヒーの入れ方が間違っているのかもしれません。コーヒーの正しい入れ方をマスターすれば、飲みやすくて豆本来の味わいを楽しめる、おいしいコーヒーを作れるようになります。

ペーパードリッパー式の入れ方

ペーパードリッパーを使う入れ方では、以下のアイテムを準備しましょう。

< 準備するもの>

  • コーヒー粉
  • ドリッパー
  • ペーパーフィルター
  • コーヒー用メジャースプーン
  • サーバー
  • コーヒーケトル

<入れ方>

  1. お湯を沸かしながら、ドリッパーやサーバーを温めておく
  2. ドリッパーにフィルターをセットし、杯数分のコーヒー粉を入れる
  3. 85~90℃のお湯を、中央から外側に向かって円を描くように注ぐ
  4. 20秒ほど蒸らす
  5. 中央を中心に、10〜500円玉くらいの円を描くように注ぐ
  6. コーヒー粉が盛り上がって、表面が平らになったら注ぐのをやめる
  7. 中央がくぼんできたら、泡がなくならないうちに手順5と同様に注ぐ
  8. 出来上がり量に達したらドリッパーを外し、カップに注いで完成

コーヒー粉の適量は、1杯なら10~12g、2杯なら20g前後、3杯なら25~30gです。抽出は3~4回に分けて行い、後半になるにつれて湯量を減らしていくのがポイントです。

水出しコーヒーの入れ方

もっと手軽にコーヒーを楽しみたい人には、水出しコーヒーがおすすめです。すっきりとクセの少ない、マイルドな味わいのコーヒーが楽しめます。

水出しコーヒーを作るときは、以下のアイテムを準備しましょう。

<準備するもの>

  • コーヒー粉
  • サーバー
  • ドリッパー
  • ペーパーフィルター

<入れ方>

  1. コーヒーサーバーに50gのコーヒー粉を入れ、常温の水400~500mlを注ぐ
  2. よくかき混ぜた後、冷蔵庫で7~8時間置いておく
  3. ペーパーフィルターを付けたドリッパーを使い、コーヒー粉をこし取れば完成

コーヒーを飲むときの注意点

(出典) pexels.com

ブラックコーヒーを楽しむ際は、飲む量や飲み方に注意が必要です。水感覚で大量に飲むと、思いもよらない影響が現れる可能性があります。

1日の適用量を守る

ブラックコーヒーは、飲み過ぎに注意しましょう。コーヒーに含まれるカフェインの影響で、不調をきたしてしまう可能性があるためです。

カフェインを過剰摂取すると、以下のような症状が現れることがあります。

  • めまい
  • 心拍数の増加
  • 不眠
  • 下痢
  • 吐き気や嘔吐

加えて、高血圧のリスクを高めたり、妊娠中の女性であれば胎児の発育を阻害したりする可能性もあります。

成人の場合、1日に摂取してよいカフェインの量は400mgまでです。この量は、コーヒーに直すと3~5杯分に相当します。いくらおいしいコーヒーでも、6杯以上飲むのは控えたほうがよいでしょう。

参考:カフェインの摂り過ぎに注意!:農林水産省

寝る前に飲む場合はホットで

コーヒーも飲み方を工夫すれば、そのリラックス効果で安眠につながるといわれています。寝る前にコーヒーを飲むなら、アイスコーヒーよりもホットコーヒーがよいでしょう。

アイスコーヒーは体を冷やしてしまうため、カフェインの利尿作用と相まって、トイレに行く回数を増やしてしまいます。就寝中のトイレの回数は、睡眠の質と直結する重要な要素です。

また、コーヒーに牛乳を入れるのも、安眠に効果があります。牛乳には交感神経の働きを抑え、興奮を鎮めてくれるカルシウムが豊富に含まれています。そのため、牛乳の入ったホットコーヒーは、健やかな眠りへと導いてくれるでしょう。

ブラック初心者におすすめのコーヒー粉

(出典) pexels.com

これからブラックコーヒーを飲み始めたいと考えている人には、ブラックコーヒー初心者でも飲みやすい、マイルドな味わいのコーヒー粉がおすすめです。ブラックコーヒーの魅力が分かり、いろいろなコーヒー粉に挑戦したくなるでしょう。

AGF ちょっと贅沢な珈琲店 レギュラー・コーヒー スペシャル・ブレンド320g

レギュラーコーヒーやインスタントコーヒーを数多く販売する『AGF』のコーヒー粉です。AGFの看板ともいえる定番商品で、中でもスペシャルブレンドは、コーヒーらしいしっかりとした味わいと苦味を持っています。

使用しているのは、まるでナッツのような香りと味わいを持つブラジル産最上級グレード豆#2です。口に含めば、奥深い味わいとコクが口一杯に広がり、深くて濃い香りが鼻を抜けます。

スペシャルブレンドは酸味が控えめなので、酸っぱいコーヒーが苦手な人におすすめです。

AGF ちょっと贅沢な珈琲店 レギュラー・コーヒー スペシャル・ブレンド320g

税込390円

※2021年12月20日時点

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ヒルス マイルドブレンド 350g

1878年にヒルス兄弟がサンフランシスコで創業したコーヒーメーカー『ヒルスコーヒー』のコーヒー粉です。ヒルスコーヒーの製品は創業以来、多くのコーヒー愛好家から支持されています。

インドネシアとブラジルの豆を中心にブレンドされたマイルドブレンドは、優しい口当たりで、苦味と酸味ともに控えめです。そのため、ブラックコーヒー初心者でもチャレンジしやすいコーヒー粉といえるでしょう。

ヒルスコーヒーのコーヒー粉は、コーヒーを酸化から守るアロマパックを採用しています。そのため、いりたての香りとおいしさがキープされています。

ヒルス マイルドブレンド 350g

税込593円

※2021年12月20日時点

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ライオンコーヒー バニラマカダミア 7oz 198g

ライオンの顔がトレードマークのコーヒーメーカー『ライオンコーヒー』が販売するフレーバーコーヒーです。

バニラの香りがブラックコーヒーをマイルドに感じさせてくれるので、ブラックコーヒーになじみのない人でも飲みやすい仕上がりになっています。その甘い香りは、ブレイクタイムにハワイの風を運んでくれるでしょう。

また、内容量が198gと少なめに設定されています。そのため、ブラックコーヒーにチャレンジしたいけれど飲み切れるか不安な人や、いつものコーヒーと違う商品を楽しみたい人におすすめです。

ライオンコーヒー バニラマカダミア 7oz 198g

税込1235円

※2021年12月20日時点

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UCC上島珈琲 ゴールドスペシャル リッチブレンド

家庭で親しまれるコーヒー製品を豊富に取りそろえている『UCC』のコーヒー粉です。自宅で楽しむコーヒーとして、何度飲んでも飽きない味を追求しています。

ブレンドのベースになっているのは、コロンビア産とブラジル産の豆です。世界各地から集めたコーヒー豆の中から選び抜いた豆を使い、手塩にかけて焙煎した後、熟練された技術でブレンドを施しています。

また、UCCのゴールドスペシャルは、深みのある豊かな味わいと、鼻から抜けるコーヒーらしい優雅な香りを特徴としています。苦味と酸味のバランスがよいので、ブラックコーヒー初心者でも挑戦しやすい味わいでしょう。

UCC上島珈琲 ゴールドスペシャル リッチブレンド

税込685円

※2021年12月20日時点

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ブラック缶コーヒーなら手軽に楽しめる

(出典) photo-ac.com

自分でおいしいブラックコーヒーを入れる自信がない人には、缶コーヒーがおすすめです。缶コーヒーは、コンビニや自動販売機で手軽に購入できるので、ブラックコーヒー初心者の入門に適しています。

アサヒ飲料 ワンダ ブラック 缶185g 30本セット

『ワンダフルな缶コーヒー』という意味を込めて名付けられた、ワンダのブラック缶コーヒーです。数あるコーヒー豆の中から厳選した豆を使い、飽きの来ないおいしさを目指して作られました。

抽出に使う水にもこだわっており、5段階もろ過を繰り返した澄み切った水を使用しています。コーヒーらしいしっかりとした味わいと、後味の残らないすっきりとした飲み口が特徴です。

ワンダのブラックは、缶コーヒーに加えられがちな香料を使用していないため、自然なコーヒーの香りが楽しめます。

アサヒ飲料 ワンダ ブラック 缶185g 30本セット

税込2537円

※2021年12月20日時点

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サントリー プレミアムボス ブラック 285gボトル缶 24本セット

多くの缶コーヒーを世に送り出し続けている、ボスシリーズのブラック缶コーヒーです。

プレミアムボスブラックは、ブラジル最高等級豆を使った微粉砕コーヒーをブレンドしています。これによりコーヒー豆を抽出しただけでは出せない、複雑な味わいを実現しました。

また、深いりコーヒー豆から抽出したコーヒーオイルも加えられているため、豊かなコクとすっきりとした苦味を持っています。

プレミアムボスブラックは、コーヒーらしいしっかりとした苦味が特徴なので、ブラックコーヒー然とした飲み口の缶コーヒーを探している人におすすめです。

サントリー プレミアムボス ブラック 285gボトル缶 24本セット

税込2525円

※2021年12月20日時点

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ブラックコーヒーでくつろぎの時間を

(出典) pexels.com

砂糖やミルクの入っていないブラックコーヒーは、コーヒー豆の持つうま味をダイレクトに感じられる飲み方です。カフェラテやカプチーノよりも低カロリーなので、ダイエット中の飲み物としても活躍します。

ブラックコーヒーが苦くて飲めない人は、正しい入れ方をマスターするとよいでしょう。コーヒーの過度な苦味を抑えた、味わい深くも飲みやすいコーヒーが入れられるようになります。

また、ブラックコーヒーになじみのない人でも飲みやすい、マイルドな味わいを持つコーヒー粉や缶コーヒーも数多く販売されています。お気に入りのブラックコーヒーを見つけて、くつろぎの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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