コーヒーのおすすめ商品はこれ!豆の産地や焙煎度で風味は千差万別

テレワークの普及によって、自宅でコーヒーを飲む機会が増えたという人もいるでしょう。同じ飲むなら、自宅でもおいしいコーヒーを飲みたいものです。コーヒー豆の産地や焙煎度ごとの味の特徴、おすすめのコーヒーを紹介します。

コーヒーは豊かな時間を演出してくれる

リラックス効果のあるコーヒーは、おいしいだけでなく、豊かな時間を過ごさせてくれるものです。近頃ではテレワークの普及もあり、自宅でコーヒーを楽しむ人も増え、さまざまなタイプの需要が高まっています。

おいしいだけでなくリラックス効果も

コーヒーは、リラックス効果が期待できる飲み物です。その効果を与えてくれるのは、コーヒーに含まれるカフェインと、コーヒーの香りです。

カフェインは、ストレスを受けると脳内で放出される、神経伝達物質を減らす効果があります。その効果は、ラットを使った実験でも証明されており、生理食塩水に比べて4倍以上のストレス低減効果があることが解明されました。

また、コーヒーの香りによっても、脳に深いリラックス効果を与えることが分かっています。コーヒーの香りを嗅ぐと、リラックスした状態のときに現れるα波が、脳内に多く出現するという研究結果もあるのです。

香りによるリラックス効果は、焙煎の仕方によっても異なり、深煎りの方がより強いリラックス効果があります。

コーヒーは、飲んでも飲まなくても、私たちをリラックス状態に導いてくれ、ほっと一息つかせてくれる飲み物なのです。

参考:コーヒー摂取による心理生物学的ストレス反応の軽減効果の検証
参考:香りが脳機能に与える効果(特別講演3)(第17回生命情報科学シンポジウム)

テレワークでコーヒーの需要が増加

コロナ禍によるテレワークの広まりによって、自宅でコーヒーを飲む機会が増えたという人は多いでしょう。このような背景から、近頃はコーヒーの需要が増加しています。

インスタントコーヒーやドリップコーヒーから豆製品など、売れているタイプはさまざまです。仕事のお供に飲むのか、仕事の合間のリラックスに飲むのかといった、シーンに合わせて多様なコーヒーが選ばれています。

複数種類のコーヒーを用意して、気分に合わせて飲んでいる人も少なくないようです。

せっかく自宅でコーヒーを飲む機会が増えているのなら、専門店のようにこだわってみるのもよいかもしれません。

コーヒーには豆と粉がある

(出典) unsplash.com

コーヒーには、コーヒー豆とコーヒー粉があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分が重視するものによって選ぶとよいでしょう。

多少手間がかかっても、おいしさにこだわりたいという人にはコーヒー豆が、多少味を妥協しても、手軽に飲みたいという人にはコーヒー粉がおすすめです。

コーヒー好きの方には豆がおすすめ

コーヒーが好きな人は、鮮度と香りを楽しめる、豆の状態で購入するのがおすすめです。

豆をひいているときから、コーヒーの香りが広がってリラックスできる上、ひきたての豆でいれるコーヒー本来のおいしさを堪能できます。

飲む直前に、その都度ミルを使ってコーヒー豆をひく必要がありますが、面倒に感じる人は電動のミルを使えば、手間が減らせて便利です。

自宅で本格的においしいコーヒーを味わいたい人は、この機会にミルを購入するのもよいかもしれません。

手軽さ重視なら粉の選択も

コーヒー豆をひく手間を省きたい人は、コーヒー粉を選べば手軽にいれられておすすめです。

コーヒー粉は、コーヒー豆から抽出した液を、粉状にしたものです。お湯を注いでドリップするだけでいれられるので、便利でしょう。

一日に何杯も飲む人や、大人数分用意しなければならないときには、特に重宝します。

しかし、豆に比べて、空気と接する面が大幅に増えるため、酸化しやすく劣化が早いことはデメリットといえます。

豆の産地で異なる風味

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コーヒーは豆の産地によって、異なる風味が楽しめます。コーヒー豆の産地は、主に中南米・アフリカ・アジアが挙げられます。それぞれの特徴を知り、お気に入りの種類を見つけましょう。

飲みやすさなら「中南米産」

酸味と苦味のバランスがよく、飲みやすいのが中南米産のコーヒーです。中南米産のコーヒーには以下のような種類があります。

  • ブラジル:ブレンドコーヒーに使われることも多く、酸味・苦味・コクのバランスがよい。
  • コロンビア:フルーティーな香りと少し強めの酸味が特徴。クセが少ないので、ブレンドコーヒーにも使われる。
  • グァテマラ:フルーツやハーブのような酸味と強いコクが特徴。中でもアンティグア地方のコーヒーは高級品として有名。

すっきりした味わいなら「アフリカ産」

酸味とコクのバランスがよく、すっきりした味わいを楽しめるのがアフリカ産のコーヒーです。アロマと呼ばれる、コーヒーを抽出したときの香りが華やかな印象のものが多いのも、特徴といえるでしょう。

アフリカ産のコーヒーには、次のような種類があります。

  • エチオピア:有名なのがイエメン産の『モカ・マタリ』で、日本では『モカ』として流通していることが多い。日本人にも飲みやすい酸味が特徴。
  • タンザニア:『キリマンジャロ』が有名で、強い酸味と甘い香りが特徴。

深いコクや苦味なら「アジア産」

酸味は控えめで、苦味とコクの深いことが、インドネシアを中心としたアジア産のコーヒーの特徴です。しっかりした味わいをしていますが、少しクセがあるので、ミルクや砂糖を入れて飲むのもよいでしょう。

代表的なアジア産のコーヒーには、次のような種類があります。

  • マンデリン:スマトラ島のアラビカ種のコーヒー。程よい甘みとしっかりしたコクを味わえる。
  • トラジャ:スラウェシ島のアラビカ種のコーヒー。酸味がなく、強い苦みと濃厚なコクが特徴。『カロシ・トラジャ』『カロシ』と呼ばれることもある。
  • ジャワ:ジャワ島のロブスタ種のコーヒー。香り高くて酸味がなく、マイルドな味わいが特徴。カフェインが多く含まれている。

焙煎度によっても好みが分かれる

(出典) unsplash.com

コーヒーは焙煎度によっても、香りや味わいが全く異なるものです。さまざまな度合いのものを試しながら、自分好みの焙煎度を知り、より深くコーヒーを味わいましょう。

「浅煎り」は生豆のフレッシュさを楽しめる

焙煎時間が短く、苦味の少ないことが『浅煎り』のコーヒーです。

酸味は強めで、生豆特有のフレッシュでフルーティーな香りを楽しむことができます。口当たりも軽く、焼き菓子などのスイーツとの相性がよいでしょう。

浅煎りには、以下の2種類があります。

  • ライトロースト:酸味が強く、香りやコクは控えめなのが特徴。
  • シナモンロースト:すっきりした酸味が特徴。

「中煎り」は日本人になじみ深い度合い

見た目が栗色になるくらいまで焙煎され、日本人に最もなじみ深い焙煎度合いが『中煎り』です。

市販のレギュラーコーヒーに使用されることが多く、酸味と苦味のバランスがほどよいことが特徴といえるでしょう。コーヒー本来の風味を楽しむことができるので、ブラックで味わうのがおすすめです。

中煎りには、以下の3種類があります。

  • ミディアムロースト:全体的にさっぱりした味わいで、ほんのり苦味がある。アメリカンコーヒーに向いた焙煎度。
  • ハイロースト:酸味と苦味のバランスがよく、口当たりが柔らかいのが特徴。お店で使われていることが多いタイプ。
  • シティロースト:酸味と苦味のバランスがとてもよく、コクのあるタイプ。北米や日本で特に人気がある。

「深煎り」は強い苦味が特徴

『深煎り』は、焙煎時間が長く、香ばしくてビターな味わいが特徴です。

苦味が強い一方で、酸味はほとんどありません。酸味が強いタイプのコーヒー豆を深煎りにした場合は、すっきりとした味わいに感じられるでしょう。

深煎りには以下の3種類があります。

  • フルシティロースト:酸味が少なく、苦味とコクが強いタイプ。苦めのコーヒーが好きな人におすすめ。
  • フレンチロースト:酸味はほとんどなく、苦味がかなり強いのが特徴。カフェオレやウィンナーコーヒーにして飲むのがおすすめ。
  • イタリアンロースト:スモーキーな香りが特徴で、苦味もコクも強いタイプ。ブラックでは飲みづらいので、ミルクや砂糖を入れて飲むのがおすすめ。

おいしいコーヒーをいれる三つのポイント

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コーヒーをおいしくいれるためのポイントには、どのようなものがあるのでしょうか?鮮度の高い豆を使用することをはじめ、三つのポイントを紹介します。

「鮮度」のいいコーヒー豆を使う

鮮度のよいコーヒー豆でいれると、おいしさが違います。鮮度を判断するには、二つの方法があります。

一つ目は、焙煎日と賞味期限を確認する方法です。焙煎日からの経過日数が、4~5日から2週間以内のものが最もおいしく感じる期間です。

専門店で購入するのではなく、市販の袋パッケージのものを買う場合は、焙煎日を確認の上購入しましょう。

二つ目は、コーヒーをいれたときの様子を見て、確認する方法です。お湯を注いだときに、ふんわり膨らめば、鮮度が高いということです。

専門店で購入する際は、試飲させてもらうことができる店を選ぶとよいでしょう。コーヒーをいれる様子を見せてもらい、豆の様子を確認するのがおすすめです。

好みに合わせた「ひき目」にする

コーヒーはひき目によっても、味が大きく異なるものです。

コーヒーのひき目には、以下の3種類があります。好みや気分に合わせて選ぶとよいでしょう。

  • 粗びき:味が出にくいため、あっさりとした味わいになる。えぐみも出にくく、飲みやすいタイプ。
  • 中びき:ドリップ用としてよく用いられるタイプ。バランスのよい味わいを楽しめる。
  • 細びき:味がしっかり出るので、濃いコーヒーが好きな人におすすめのタイプ。ミルクを入れて飲むのにもぴったり。

お湯の「温度」に気を付ける

コーヒーをいれるお湯の温度に気を付けることも大切です。お湯の温度によって抽出される成分が変わり、コーヒーの味が大きく変わるためです。

高めの温度でいれると苦味や渋みが抽出されやすく、しっかりした味わいになります。しかし、苦味や渋みが強すぎて、飲みにくくなることもあるでしょう。

一方、お湯の温度が低いと、酸味や甘味の強いコーヒーをいれることができます。

初心者の場合、お湯の温度は88℃を目安にするのがおすすめです。

温度計を使って温度を計るのがベストですが、温度計がない場合は沸騰させたお湯を、温めていないポットに1回移し替えてからいれるとよいでしょう。

本格的な豆タイプのおすすめコーヒー

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家でも本格的なコーヒーを楽しみたいなら、やはり豆タイプが一番です。こだわりの豆を使用した、高品質のおすすめのコーヒーを紹介します。

国太楼 アバンス キリマンジャロブレンド

苦味は弱く、キレのある酸味とコクの強いことが特徴の、キリマンジャロコーヒーです。

豆の状態で入っているので、飲む直前にミルで豆をひいてから、ドリッパーを使っていれましょう。

お湯140ccに対して、薄めにいれたい場合は5~7g、濃いめにいれたい場合は8~10gの豆を使います。

500g入ったお徳用サイズで、とてもコスパのよい商品です。

国太楼 アバンス キリマンジャロブレンド

税込702円

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honu加藤珈琲店 ゴールデンブレンド

高品質のコーヒーに与えられる『Qグレード』の称号を得た豆をベースにブレンドした、品質の高さに定評のあるコーヒーです。

焙煎の仕方にもこだわり、少量ずつじっくり時間をかけて煎ることで、それぞれのコーヒーの持つおいしさを引き出しています。

鮮度にもこだわり、在庫を大量に持たないように管理されているので、いつでも新鮮なものを届けてくれます。

焙煎度合いはシティローストで、豊かな香りとコク、甘みの強いことが特徴のコーヒーです。

honu加藤珈琲店 ゴールデンブレンド

税込798円

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キーコーヒー プレミアムステージ スペシャルブレンド

青色に鍵マークの看板でおなじみの『キーコーヒー』を代表する、ブレンドコーヒーです。

アラビカコーヒー豆を100%使用し、バランスの取れた酸味と苦味を味わうことができます。

やや深煎りで、口に含むと豊かなコクが広がりつつも、口当たりはすっきりしており、飲みやすいでしょう。

ひき目は、ドリップやサイフォンでいれる場合は中びき、コーヒーメーカーの場合は粗びきでいれるのがおすすめです。

キーコーヒー プレミアムステージ スペシャルブレンド

税込549円

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サザコーヒー レギュラーコーヒー サザ贅沢ブレンド

漢字で『且座珈琲』と書くサザコーヒーは、『どうぞ座ってお茶をお楽しみください』という意味のコーヒー店です。

品評会で優勝したことのある農園のコーヒー豆だけを使用したブレンドコーヒーは、爽やかでフローラルな香りと、すっきりした酸味とコクの味わいを楽しませてくれるでしょう。

また、コーヒー豆を入れる保存袋は、薄いアルミニウムを使用することで、光すら通さず、鮮度をより保つことができるように工夫されています。

店名の通り、いつでもゆっくりしたコーヒータイムを楽しませてくれるコーヒーです。

サザコーヒー レギュラーコーヒー サザ贅沢ブレンド

税込1258円

※2021年05月30日時点

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手軽な粉タイプのおすすめコーヒー

(出典) unsplash.com

粉タイプは、コーヒー豆をひく手間がない分、手軽に楽しむことができます。手軽なだけでなく、おいしさにもこだわった、おすすめのコーヒーを紹介します。

STARBUCKS カフェベロナ

1975年に、シアトルのレストラン『Jake O’Shaughnessy’s(ジェイク・オショーネシー)』が、食後に出すコーヒーとして作ったブレンドを再現したコーヒーです。

口当たりはダークココアのようで、しっかりとしたコクがあり、ローストの甘い風味と深みの感じられる味わいが特徴です。

チョコレートやシナモン、メープルなど濃厚な甘さのあるスイーツと味わうのもよいでしょう。

STARBUCKS カフェベロナ

税込998円

※2021年05月30日時点

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UCC ゴールドスペシャル スペシャルブレンド

コーヒー鑑定士が、厳しい基準で世界中から厳選したコーヒー豆を使った、こだわりのブレンドコーヒーです。

それぞれの産地のコーヒー豆が持つ個性に応じて、異なる方法で焙煎し、おいしさを最大限に引き出しています。

また、ブレンドは匠による熟練の技術によって、深い味わいを実現しています。コクが強く、苦味や酸味は程よいバランスなので、毎日飲んでも飽きないでしょう。

UCC ゴールドスペシャル スペシャルブレンド

税込1245円

※2021年05月30日時点

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イリー ブレンド エスプレッソ 粉 モカ ミディアムロースト (クラシコ)

1933年にイタリアで創業以来、世界中のレストランやバールで提供されている、『イリカフェ社』のコーヒーです。

イリカフェ社は、アラビカ種の豆を100%使用した『イリーエスプレッソ』が有名で、こちらは極細びき、粉タイプの商品です。

マキネッタ(モカポット)で抽出するのが、最もおすすめのいれ方ですが、ドリップで抽出してもおいしくいれられます。

イリーの代表的な焙煎度であるミディアムローストに焙煎されていて、酸味と苦味のバランスがよく、口当たりはなめらかです。キャラメルやチョコレートを思わせるような甘い香りも魅力でしょう。

イリー ブレンド エスプレッソ 粉 モカ ミディアムロースト(クラシコ)

税込1296円

※2021年05月30日時点

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好みの味を見つけて幸せなコーヒータイムを

コーヒーは豆の産地や焙煎度、いれ方によって味が全く異なる、奥が深い飲み物です。さまざまな種類の豆や焙煎度などを試しながら、お気に入りのものを探すのも、コーヒーの醍醐味の一つといえるでしょう。

また、コーヒーはリラックス効果が高く、仕事の合間に気分転換をしたり、仕事終わりにほっと一息ついたりするのに欠かせない飲み物です。

ぜひ、自分好みのコーヒーを見つけ、豊かさを感じる幸せなコーヒータイムを過ごしましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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