自分の力で動けるようになった赤ちゃんは、見えるものになんでも興味を持ち、いたずらを始めます。収納のドアや引き出しにロックを付けておけば、目を離した隙に開けられることがなく、安心です。収納を開けられないようにする、便利なグッズを紹介します。
目次
赤ちゃんが収納で遊ぶのはなぜ?
赤ちゃんが収納で遊んでしまうのには、理由があります。なぜ遊んでしまうのかを知り、適切に対策をしましょう。
赤ちゃんがいたずらをし始める時期や理由
赤ちゃんのいたずらとは、大人が触ってほしくないものを触ったり、壊したりすることを指します。
いたずらをし始めるのは、赤ちゃんがハイハイなどで自由に動き回れるようになる時期からです。ハイハイやつかまり立ちをして、見えたものはなんでも手に取ったり、口に入れたりします。
いたずらをする理由は、赤ちゃんが『予測』と『検証』を繰り返して、知恵を付けるためといわれています。3歳ごろになれば、遊びに夢中で危ないことをしてしまったり、大人の気を引くためにわざといたずらをしたりすることもあるでしょう。
しかし、赤ちゃんの間にするいたずらは、大人を困らせることが目的ではありません。赤ちゃんは、まだ分からないことに対して、『こうなるかもしれない』と予測をし、実際にやってみて検証をすることを繰り返します。
赤ちゃんは、いわゆる『いたずら』を通して予測と検証を何度も行い、知恵を付けていくのです。
赤ちゃんの安全のためにできる対策をしよう
赤ちゃんがいたずらをしても安全を確保できるよう、事前にできる対策があります。
<赤ちゃんのいたずらを防ぐ収納の方法>
- 中身が見えないように隠す収納をする
- 収納の扉にロックやストッパーをかける
- ベビーサークルやゲートを設ける
- 壊されたくないものは手の届かない場所にしまう
赤ちゃんは、大人が想像もしないような場所でいたずらするものです。
特に、扉のない本棚やCD・DVDラック、食器棚、テレビやパソコンなどには注意が必要です。これらの場所は、いたずらされると大事なものを壊されたり、危険な目に遭わせてしまったりすることがあります。
収納の中身が見えないような目隠しや、扉が開かないようにストッパーなどをしておくことで、目を離した隙に開けられてしまうことが少なくなるでしょう。
また、危ない場所へ赤ちゃんを近づけないために、ベビーサークルなどを設置しておくのもおすすめです。
スペースが限られていて、サークルなどを置くのが難しい場合は、ワイヤーネットを結束バンドなどでつないで、入ってほしくない場所にゲートを作るのもよいでしょう。
開けられないロックを付ける際の選び方
(出典) photo-ac.com
赤ちゃんに大事な収納などを開けられないよう、ロックを付けておくと安心です。開けられないロックの選び方を確認しましょう。
外すときのことも考えた商品選びを
ドアや収納扉用のロックは、付け外ししやすいものを選びましょう。
ロックの中には、ネジで固定するものや、両面テープで貼り付けるものなどがあります。しっかりと固定できるのが長所である反面、ネジ跡が残ってしまったり、取り外す際にテープと一緒に塗装や壁紙が剥がれてしまったりします。
特に、賃貸に住んでいる場合には、退去時に原状回復が求められるものです。ネジで固定するタイプのロックは、壁やドアにネジ跡が残ってしまうため、使用できません。
また、テープで貼り付けるタイプも、強力な接着テープで塗装が剥がれてしまうなど損傷箇所があると、退去時に補修費用が請求されることもあります。
ロック選びの際は、外すときに壁などを損傷しないどうかも確認しましょう。
付ける場所に合った「形状」「色」を選ぼう
ロックを付ける場所に、形状や色が合う商品を選びましょう。
引き出しや開き戸には、バンド式のロックがおすすめです。長さを調整できるベルトで2カ所をつなぐことで、赤ちゃんが収納を開けられなくなります。ロックはワンタッチで開くので、大人が開閉する際にも手間が掛かりません。
また、2重になっているロックなら、赤ちゃんが成長してきても長く使用できます。例えば、握りながら引っ張るものや、ボタンを押しながら外すものなどがあります。二つの動きが同時に必要になると、赤ちゃんにとっては難易度が上がるものです。
簡単すぎるロックだと、赤ちゃんの間はガードできても、2歳前後になって手先が器用になってくると開けられてしまうことがあります。少し成長しても子どもには開けにくく、大人が簡単に開けられるようなロックが最適です。
色は、収納やドアの色に近いものだと、インテリアの邪魔にならず設置できます。なじむ色合いが見つからなければ、透明なものを購入すると、場所を選ばずに使用できるでしょう。
購入前のサイズ確認を忘れずに
ロックを購入する際には、事前にサイズを確認しましょう。
せっかく購入しても、収納の厚みや取り付け面の広さ、段差の有無などが合わないと、うまく取り付けられないことがあります。
また、確実にロックできていないと、気づかないうちに外れてしまうこともあります。結果として赤ちゃんに開けられてしまえば、ロックの意味がありません。
ロックを選ぶときには、事前に設置する場所を決め、サイズを確認してから購入しましょう。
回転式や引戸収納が開けられないドアロック
(出典) unsplash.com
回転式や引戸タイプの収納に、ぴったりのドアロックがあります。自宅の収納に合う商品を見つけましょう。
MEDIA NOCHE チャイルドロック ベビーガード ドアロック 5本
MEDIA NOCHEの収納用ロックは、穴に指を引っ掛けて右側に引っ張り、上に持ち上げるだけで解除できます。大人が外すときにはワンタッチで手間が掛かりません。
赤ちゃんのいたずら対策にはもちろん、地震が起きた際にも外れにくい仕組みで安全です。
カラーは、グリーンの本体にホワイトのつまみ、ホワイトの本体にグレーのつまみの2パターンから選べます。明るくやさしい色味で、収納にもなじみやすいデザインです。
MEDIA NOCHE チャイルドロック ベビーガード ドアロック 5本
オッポ (OPPO)スライドロック アクア
挟むだけで扉を固定できる、オッポのロックです。
スライドタイプの引戸・ドアタイプの開き戸の両方に使えます。引戸なら隙間に差し込み、開き戸は少し開いた状態でドア下に挟みます。
カラーは、アクア・オレンジ・ピンクの3色です。ポップなカラーと丸みのある見た目で、一見ドアロックに見えないかわいらしいデザインです。
オッポ (OPPO)スライドロック アクア
赤ちゃんが開けられない収納「バンドタイプ」
(出典) unsplash.com
赤ちゃんが収納を開けられないようにする、バンドタイプのロックです。大人には使いやすく、赤ちゃんに操作が難しいロックを紹介します。
モアバリュー ベビーガード チャイルドロック 6本セット
2段階で赤ちゃんが外しにくい、モアバリューのロックです。
ダイヤルを回してスイッチを押す仕組みなので、月齢が上がった子どもにも操作しにくい構造になっています。
カラーは、ブラック・ブラウン・ホワイトの3色展開です。家具や家電にフィットしやすく、取り付けても浮きにくいデザインです。30日間の保証付きで、購入後も安心でしょう。
モアバリュー ベビーガード チャイルドロック 6本セット
リッチェル ベビーガード はがせる多目的ストッパーR
リッチェルから、剥がしやすさに特化したバンドタイプのロックです。
取り付け・取り外しがしやすいよう工夫されており、剥がした際にも跡が残りにくい設計です。賃貸の自宅や傷つけたくない家具にも、安心して使用できます。
左右どちらのストッパーからも操作できるので取り付ける場所を選ばず、大人の使い勝手がよいロックです。
リッチェル ベビーガード はがせる多目的ストッパーR
ロック部分が見えない引き出しロック
(出典) pexels.com
ロックした部分が見えづらく、収納の見た目が不自然にならないロックです。赤ちゃんからも構造が分かりにくく、安心なロックを見つけましょう。
Acksonse ベビーガード 引き出しロック
磁石の力を使ってロックする、Acksonseの商品です。
専用のキーホルダーを使って解除しないと開かない仕組みで、安全です。キーは2個付属しているので、パパとママで1個ずつ持てます。
引き出しの中に取り付けるロックなので、外からは見えません。見た目が不自然にならない上、子どもが興味を持ちにくいデザインです。
Acksonse ベビーガード 引き出しロック
MAVEEK ベビーガード ストッパー 10個入り
MAVEEKの引き出し用ストッパーは、外から見えない隠れ式デザインで、赤ちゃんには構造が分からないようになっています。
ネジなどの工具不要で、3Mの強力なテープで貼り付けできます。取り外すときには、ドライヤーなどで熱を加えれば跡が残りません。
中に刃物や大切なものが入った引き出しに取り付けておけば、地震などの衝撃で中身が飛び出すことも防げるので、安全です。
MAVEEK ベビーガード ストッパー 10個入り
赤ちゃんが開けられない工夫をしよう
(出典) pexels.com
ハイハイやつかまり立ちができるようになった赤ちゃんは、危険な刃物や大切なものが入った収納でも問答無用で開けてしまいます。
収納のドアや引き出しに、赤ちゃんが外せないようなロックを付けておけば、目を離した隙に開けられる心配がありません。
大人が使いやすく、赤ちゃんには外しにくいアイテムを使って、安全のための工夫をしましょう。