染み抜きクリーニングの出し方を解説!料金相場や日数、注意点も

お気に入りの洋服に染みを付けてしまい、何とかきれいに落としたいと染み抜きクリーニングの利用を検討している人もいるのではないでしょうか?クリーニングに出す前にしておくべき準備や流れ、料金相場などを知り、納得のいくサービスを受けましょう。

染み抜きクリーニングの出し方と流れ

染み抜きクリーニングに出すときは、多少面倒でもしっかり準備して持ち込むのが望ましいものです。特に、染みや汚れの原因が何であるかを伝えられるようにしておけば、しっかり相談の上対応してもらえるでしょう。

お店に持ち込む前の準備

クリーニングしてもらいたい衣類を、何もせずにそのままお店へ持ち込むのはあまりよくありません。服の状態を確認するなど、事前準備をした上で持っていくのが望ましいでしょう。

確認するべきポイントは、ポケット・ボタン・染みや汚れの3点です。

まず、服のポケットに何も入っていないか、全てのポケットをチェックします。何も入っていないと思っていても、メモ・小銭・アメ・ガムなどが残っていることもあります。必ずチェックの上、ポケットは空にしておきましょう。

ボタンが付いた服の場合は、ほつれがないか、取れたものはないかを確認します。ほつれかけのものは、付け直してから出しましょう。時間がない場合は、店頭でその旨を伝えておくと対応してもらえることもあります。

最後に、染みや汚れが付いていないかもチェックしておきましょう。店頭でも受け付けの際に一通りチェックしてもらえますが、あらかじめ自分で把握しておくことで、お店に相談の上しっかり対応してもらえるはずです。

染み抜きクリーニングの流れ

クリーニング店に染み抜きを依頼すると、専用の機材や洗剤でクリーニングしてくれます。そのため、自分ではなかなか落とし切れない、頑固な染みも落としてもらえるでしょう。

お店では、以下のような流れでクリーニングをします。

  1. 染みの状態を確認の上、クリーニング方法を決める
  2. 洗剤を使って、油性の染みを落とす
  3. スチームを使って、水溶性の染みを落とす
  4. 繊維に頑固に残っている汚れを、漂白して落とす
  5. しっかり乾燥させて完了

段階を経ながら染みにアプローチすることで、より多くの染みに対応することができるのです。

クリーニングを利用するときの注意点

(出典) photo-ac.com

クリーニングに出したからといって、どんな染みでも落ちるわけではありません。落ちにくいものがあることも知っておきましょう。

また、せっかくきれいに仕上がった衣服を台無しにしないための注意点も知り、適切な方法で保管することも大切です。

落ちやすい染みと落ちにくい染みがある

クリーニングを出すにあたって、落ちやすい染みと落ちにくい染みがあることを知っておきましょう。

コーヒー・ジュースなどの『水溶性の染み』、チョコレート・口紅などの『油溶性の染み』などは比較的落ちやすい染みです。すぐに染み抜きクリーニングをすれば、きれいに落とすことができるでしょう。

一方、ペンキ・髪染め剤などの『塗料』や、ボンド・接着剤・泥など水にも油にも溶けない『不溶性の染み』、血液・赤ワインなどでできた染みなどは落としにくいといわれています。繊維の奥まで入り込んでしまうため、簡単には落とせません。

しかし、染みが付いてから時間があまりたっていなければ落とせることもありますので、できるだけ早急にクリーニングに出しましょう。

受け取り後はハンガーを変える

クリーニング後の服は、細い針金のハンガーに掛けた状態にして返してもらえます。そのまま家でつるしておきたくなりますが、面倒でもハンガーは厚みと幅のあるものに変えましょう。

細いハンガーにつるしたままだと、服が型崩れを起こしやすくなってしまいます。肩幅の合ったハンガーに掛け変えることで、きれいな状態に保てるでしょう。

また、クリーニング店のハンガーは、店舗に持っていけば回収してもらえることがほとんどです。割引券と交換してくれるなどお得なこともあるので、一度持っていくとよいでしょう。

ビニールをかぶせたまま保管しない

クリーニング後の衣服は、ビニールに包まれて返ってきますが、ビニールをかぶせたまま、保管するのはよくありません。

ビニールをかぶせたままの状態だと通気性が悪いため、湿気がたまりやすくカビが発生する原因になります。

また、空気の循環が悪くなることで、空気中に含まれるガス成分が衣服の特定箇所に長時間触れ続けることになり、変色してしまうこともあるでしょう。

さらに、ビニールの成分が洋服に吸着してしまうことで、衣服が黄ばむこともあります。

クリーニングをして、せっかくきれいにした衣服が台無しになっては大変です。返却された衣服のビニールは必ず取るようにしましょう。

染み抜きクリーニングの料金と日数

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染み抜きクリーニングにかかる料金や日数は、お店と染みの状態によって変わります。服をお店に持ち込んで、お店の人と相談・確認の上依頼するのが安心でしょう。

染み抜きクリーニングの料金相場

染み抜きの料金はお店によって異なります。付着してから時間がたっておらず、簡単に落とせる染みなら、通常のクリーニング料金に含まれているお店もあります。

一方、染み抜きクリーニングとして、通常のクリーニングとは別に料金が必要な場合もあり、その場合は500~1000円程度であることが多いでしょう。

料金は染みの大きさや種類などによっても変わります。正確な料金が知りたい場合は、一度お店に持ち込んで相談してみるとよいでしょう。

クリーニングにかかる日数の目安

クリーニング店で染み抜きをしてもらうのにかかる日数は、染みの度合いと衣類の種類によって変わります。簡単に落とせる染みなら通常納期か、通常納期よりも数日長くかかる程度で返ってくることが多いでしょう。

しかし、落としにくい染みの場合は、2~4週間以上かかることもあります。

また、スーツ・シャツ・コートなど衣類の種類によっても、クリーニングにかかる日数が変わります。スーツ・シャツで1~3日、コートは4~5日くらいです。急ぎで染み抜きしたい場合は、お店の人に相談・確認した上で依頼した方がよいでしょう。

手軽にクリーニングするなら宅配も一つの手

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クリーニングに出したいけれど、忙しくてお店に持っていく暇がない場合などは、宅配クリーニングを利用するのも一つの手です。ここでは、宅配クリーニングのメリットやデメリット、注意点について紹介します。

宅配クリーニングのメリットは?

宅配クリーニングを利用するメリットは、何といっても便利なことです。

自宅で衣類の受け渡しを行うので、クリーニング店に衣類を持ち運んだり、クリーニング後の衣類を受け取りに行ったりする手間がかかりません。どんなにたくさんの衣類をクリーニングに出しても、自分で重たいものを持って運ばないで済みます。

さらに、宅配クリーニングは、インターネットから24時間申し込みを受け付けているので、隙間時間や夜遅い時間でも依頼できます。自分の都合のよい時間を指定して、集荷に来てもらえるのでとても効率的です。

宅配クリーニングのデメリットは?

宅配クリーニングでは、直接お店の人にクリーニングを依頼したい衣類を渡せるわけではありません。そのため、染みのある箇所を伝えたり、クリーニング方法について相談したりといったことがしにくい点が、デメリットとして挙げられます。

特に伝えておきたいことや注意点がある場合は、指示書を同封したり、メールで伝えたりといった方法を取るしかなく、不安に感じることもあるでしょう。

また、配送の日数がかかる分、即日受け取りができませんし、直接店舗に持ち込むよりも仕上がりまで時間がかかります。

また、業者によっては送料がかかることもあるので、注意が必要です。

宅配クリーニングに出すときの注意点

便利でメリットも大きい宅配クリーニングですが、実際に利用するにあたって、注意すべき点もあります。

まず、店舗で出す場合と同様に、必ず事前に衣類の状態をよく確認しておくことです。自分の衣類の汚れ具合をしっかり把握しておくことは、見積もり時に業者からオプションを提案されたときに、適切な判断をするためにも大切です。

オプションは、満足のいく仕上がりにしてもらうためにも、必要に応じて付けましょう。

また、店舗よりも時間がかかる分、納期までにかかる日数を確認の上、余裕を持って利用することも大切です。

なお、あまりにも料金が安すぎる業者は、サービスの質が低いことも少なくないので注意しましょう。

クリーニングを利用して染み抜きしよう

(出典) photo-ac.com

衣服に染みを付けてしまった場合は、できるだけ早急に対処することが何より大切です。自分でやってみてもきれいに落ちない場合は、クリーニングを利用するのがよいでしょう。プロの技術と機材で、頑固な染みもきれいに落としてもらえます。

お店に持ち込む時間が取れないなら、近年人気の宅配クリーニングを利用してみるのもおすすめです。

上手にクリーニングを活用して、衣服をきれいに保ちましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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