リフォームで壁を作る費用相場と注意点【壁を作って理想の間取りにしよう】

この人に聞きました菊地重信

一級建築士、一級建築施工管理技士他様々な建築系資格を取得。ゼネコンで様々な業務を経験しながら一級建築士試験で苦労した経験を活かし、一級建築士試験を攻略するブログを運営。建設を学ぶ専門サイトの立ち上げ経験もあり。サッカーとお笑いが好き。フットサルとギターを嗜む。著書「学び直しの一級建築士」

家の使いにくさを感じたとき、壁を増やして空間を分けるリフォームは効果的な方法です。一方で、実際に検討すると「費用はどれくらいかかる?」「電気工事や防音は必要?」といった不安もつきものです。

この記事では、リフォームで壁を作るときの工事内容や費用相場、注意点までわかりやすく解説しています。理想の間取りを実現するための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

リフォームで壁を作る方法

家の中に新しく壁を作ると、間取りを変えてより暮らしやすくできます。壁の作り方には本格的な造作壁と簡易な建具仕切りの2通りがあり、目的や予算に合わせて選ぶことが大切です。

間仕切り壁を作る

壁を作って部屋を2つに分ける方法のひとつが「間仕切り壁」の設置です。これは、木や軽量鉄骨の骨組みに石こうボードを貼り、最後にクロスなどで仕上げる本格的な工事です。

大きな子ども部屋を兄弟で分けたいときや、リビングの一角を仕事部屋にしたいときに向いています。きちんとした壁になるので外からの音が聞こえにくくなったり、エアコンの効きが良くなったりするのが特徴です。

しっかりとした工事が必要なため、時間と費用はある程度かかります。見た目もきれいで、もともと分かれている部屋であったかのように自然に見えるのが魅力です。

建具で仕切る

壁の代わりに引き戸やアコーディオンカーテン、スライディングウォールなどの建具で仕切る方法もあります。この方法は、比較的かんたんに施工でき、費用も抑えられるのがメリットです。

来客のときだけリビングとダイニングを仕切りたいといった、必要に応じて空間を分けたい場合に向いています。将来的に取り外したり開けたりできるので、柔軟に使いたい人にもおすすめです。

ただし、しっかりとした壁のように防音性や断熱性はあまり期待できません。そのため、完全に別の部屋にしたい場合よりも、空間をやわらかく分けたいときに適しています。

壁を作る際の費用相場と工事期間

壁を作る工事にはいくつかのパターンがあり、内容によって費用や期間が変わります。

工事内容 費用の目安 工事期間 特徴・注意点
壁のみ(間仕切り) 8万円〜15万円 1日〜2日 最も基本的な壁設置。遮音材を入れると防音性が向上。
電気工事の追加(コンセント・照明) 壁の費用+ 2万円〜5万円 壁の工期+ 1日〜2日 配線ルートの確認が重要。後付けは仕上げ材の再施工が必要。
電気と配管工事の追加(エアコン増設) 壁の費用+ 10万円〜20万円 壁の工期+ 1日〜2日 配管も必要。室外機の設置場所も要確認。
扉を追加(既存壁を撤去して扉を設置) 壁の費用+ 10万円〜25万円 壁の工期+ 2日〜3日 開口部の補強やデザイン調整が必要。扉の種類で価格差あり。
建具などで仕切る 5万円〜10万円 1日 簡易に設置可能。防音・断熱性は低く、定期点検が必要。

壁のみ(もともと2部屋に分ける予定だった場合)

あらかじめ2部屋に分けられるよう設計されていた空間で、間に壁を追加するだけなら、比較的簡単に工事ができます。工期は1日~2日ほどで済み、費用の目安は8万円から15万円程度です。

石こうボードとクロスで仕上げる標準的な仕様であれば、見た目も既存の内装と違和感なくなじみます。音漏れを防ぎたいときは、遮音材を壁の中に入れることである程度の防音効果も期待できます。構造の変更がなく電気や配管の追加がなければ、最も手軽に壁を増やす方法といえます。

電気工事の追加(コンセントや照明を増設)

新しく作った壁にコンセントやスイッチ、照明の配線を追加する場合は、電気工事が必要になります。この場合、工期は壁のみを作る場合にプラスして1日ほど、費用は追加で2万円から5万円程度かかるのが一般的です。

壁の位置によっては天井裏や床下を通して配線する必要があり、場合によっては下地工事の前に作業する工程調整も求められます。あらかじめ必要な電気設備を整理しておくと、無駄のない計画が立てられます。後からの追加工事になると、仕上げ材を一部剥がす必要が生じるため注意が必要です。

電気と配管工事の追加(エアコン増設の場合)

新しく壁を作ることで部屋が分かれると、空調設備も個別に必要になります。

エアコンをもう1台取り付ける場合には、電気配線に加えて配管工事も必要です。これらの作業を合わせると、工期は壁のみを作る場合にプラスして1日から2日、費用は追加で10万円から20万円程度かかる可能性があります。

設置場所や既存のエアコン配管の状況によっては、天井裏にスペースがない場合もあるため、現地調査が重要です。室外機の位置が限られるマンションなどでは設置が難しい場合もあるため、管理組合への確認も必要になります。エアコンの増設は快適性に直結する工事なので、性能や位置の検討も含めて専門業者としっかり相談することが大切です。

壁で仕切って扉を廊下側に追加(既存壁を撤去して扉を設置)

もともと一つだった部屋を壁で仕切り、廊下に面した壁を部分的に取り壊して新たに扉をつけることで、二つの独立した部屋として廊下から出入りできるようにするケースもあります。この場合は、壁の新設に加えて壁の一部解体と補強、建具の設置、そして内装の復旧工事が必要です。

工期は壁のみを作る場合にプラスして2日から3日ほどかかり、費用は追加で10万円から25万円かかるのが相場です。扉の種類によっても価格は大きく変わります。

引き戸にすると開閉スペースを取らずにすみますが、壁の内外部に収納する必要があるため、壁の構造を見直す必要があるかもしれません。見た目や使い勝手を考えて、周囲の内装と調和するデザインにすると仕上がりも自然になります。

建具などで仕切る

壁を作る代わりに、引き戸やアコーディオンカーテンなどを使って空間を仕切る方法では、費用や工期が抑えられます。設置費用は5万円から10万円ほどで、1日で完了するケースが多くなります。

手軽に空間を区切ることができる反面、防音性や断熱性は弱いため、用途に合わせた選択が求められます。あとから取り外したい、または開け放した状態で使いたいといった柔軟性を求める場合には適しています。

施工が簡単な反面、長期間使うとレールのずれや破れなどが起こる可能性があるため、定期的な点検も大切です。

JR神戸駅前のHDC神戸にはリフォームで壁を作りたい場合に相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。自分の家で壁を作る場合はどれくらいに費用がかかるんだろうとお悩みの方は、施工事例などの話を聞くとどれくらいの費用がかかるか、どんな工事が必要か想像できるのでおすすめです。

リフォームで壁を作る流れ

壁を作るリフォームでは、相談から完成までの工程を順に進めていく必要があります。

①相談・見積もり・契約

②打ち合わせ・仕様決定

③養生工事

④解体工事(必要に応じて)

⑤配管・配線工事、壁下地工事

⑥壁紙などの内装仕上げ工事

⑦設備工事

⑧クリーニング

①相談・見積もり・契約

リフォーム会社や工務店に相談するところからスタートします。どこにどんな壁を作りたいのか、目的や要望を伝えたうえで現地調査をしてもらいます。

部屋の構造や電気・配管の状況を確認しながら、必要な工事内容を整理し、見積もりを作成してもらいます。内容と金額に納得できれば、契約を結んで正式に工事開始です。見積書には工事内容が細かく記載されるため、不明な点は事前に確認しておくと安心です。相見積もりをとって比較すると、相場を把握しやすくなります。

②打ち合わせ・仕様決定

契約が完了したらどのような壁を作るかを詳細に決めます。壁の位置や寸法だけでなく、使う材料や仕上げのクロス、必要なコンセントの数や位置などもこの段階で確定させます。

ここでの打ち合わせがしっかりしていないと、完成後に「思っていたのと違った」というトラブルが起こりやすいです。施工業者と細かい部分まで共有することが、満足のいく仕上がりにつながります。打ち合わせ内容は図面やメモで残しておくと、後で確認しやすくなります。

③養生工事

工事を始める前に、床や家具、壁などを保護する「養生(ようじょう)」を行います。養生は、工事中に傷や汚れがつかないようにするためにとても大切な準備作業です。

床には専用のシートを敷き、壁やドアの角にはクッション材を貼って、工具や材料が当たっても傷がつかないようにする場合もあります。通路にも養生をすると、作業員が出入りする際に家の中を汚さずにすみます。

この工程を丁寧に行えば、工事後に余計な掃除や修理をしなくて済むようになります。リフォームでは見えにくい部分ですが、仕上がりの美しさや満足度に大きく関わる工程です。

④解体工事(必要に応じて)

新しい壁を設置する場所に、すでに使われていない造作や収納、建具がある場合は、それらの解体・撤去が必要です。不要な棚や古い壁を取り除くと、新しい壁をまっすぐに、しっかりと作ることができます。

解体作業には音や粉じんが出るため、周囲への配慮も欠かせません。作業中は騒音が発生するため、近隣への事前説明を業者が行う場合もあります。解体した部分の廃材を適切に分別・処分することも重要です。構造的に支えになっている柱や梁を誤って壊さないよう、経験豊富な職人による判断と施工が求められます。

⑤配管・配線工事、壁下地工事

新しく作る壁にコンセントや照明、エアコンなどを設置する場合には、電気の配線工事や配管工事が必要です。これらの作業は、壁の中に通すため、仕上げ材を貼る前の段階で行われます。位置を決めるときは、日常生活で使いやすい場所に設置できるよう、動線を意識することが大切です。

配線や配管が終わったら、壁の骨組みとなる木材や軽量鉄骨を組み立てて、石こうボードなどで面を作る「下地工事」を行います。この下地がしっかりしていないと、壁紙を貼ったときに凸凹が目立ったり、仕上げにひび割れが起きたりする場合もあるため、精度の高い施工が求められます。完成後は見えなくなる部分ですが、建物の強さと見た目に関わる重要な工程です。

⑥壁紙などの内装仕上げ工事

下地ができたら、壁紙や塗装などの仕上げ作業に入ります。この工程は見た目に直結するため、仕上がりの印象を大きく左右します。

壁紙の場合、部屋の雰囲気に合ったデザインや色を選ぶことで、空間全体の印象が大きく変わります。白やベージュなどの明るい色を選べば、空間が広く感じられますし、アクセントクロスを使えば個性的な部屋に仕上がります。

貼る作業では、継ぎ目が目立たないように丁寧な施工が必要で、職人の技術によって見え方に差が出る可能性もあります。塗装を選んだ場合でも、下地の処理や塗り方によって、仕上がりの滑らかさや色むらの有無が変わります。

どちらの方法を選ぶにしても、長く使う空間だからこそ、見た目と耐久性のバランスを考えて仕上げを行うことが大切です。

⑦設備工事

壁が完成して内装の仕上げが終わったら最後に必要な設備(コンセントやスイッチ、照明器具、エアコンの本体など)を取り付けます。これらの設備はすでに配線・配管が済んでいるため、壁を傷つけることなく設置できます。

ただし、位置や高さにずれがあると使いにくくなるため、取付前にしっかりと確認することが大切です。エアコンや照明のリモコンなど、動作確認もあわせて行います。

設備の設置が完了すれば、生活空間として機能する状態になります。普段は意識しないような小さな部品も、生活の中では欠かせない存在です。例えば、設備や扉を取り付けるビスが空回りして効いていない場合、その時点では問題なく見えても長期的に傾いたり歪んだりする原因となりえます。仕上げ段階で不具合に気づいた場合は、すぐに業者へ伝えることでトラブルを未然に防げます。

⑧クリーニング

工事がすべて終わったあとは、室内をきれいに整えるクリーニングを行います。リフォーム中には、細かな木くずや粉じん、接着剤の跡などが残ることがあるため、専門の清掃スタッフが丁寧に仕上げます。床の掃除やガラスの拭き上げ、建具まわりのチェックなど、すみずみまで清掃することで、新しい空間がより快適に感じられるようになります。

掃除を行うと、施工ミスやキズなどにも気づきやすくなるので、最終チェックの意味も含まれています。業者によっては簡易的なクリーニングのみの場合もあるため、引き渡し時の清掃内容については契約前に確認しておくと安心です。クリーニングが完了すれば、いよいよ新しい部屋として使い始めることができます。

リフォームで壁を作る場合の注意点

壁を作る際には、音や防火、法律上の制限など注意すべき点が多くあります。

防音はどれくらい必要か

新しく壁を設置する場合、生活スタイルに合わせて防音対策の有無を考えることが重要です。

子ども部屋やリモートワーク用の書斎を作る場合、隣の音が気になるかもしれません。このようなケースでは、壁の中にグラスウールやロックウールといった吸音材を入れると効果的です。音の出入りを抑えると、プライバシーや集中しやすい環境を守ることができます。

ただし、防音性能を高めるほど費用は上がるため、必要なレベルを事前に考えることがポイントです。話し声や生活音が多少聞こえても問題ない場合は、標準的な構造でも十分なケースもあります。

防火性能はどうか

マンションや一部の戸建て住宅では、防火に関する基準を守る必要があります

防火地域や準防火地域に指定されているエリアでは、一定の耐火性能を持った材料を使うことが求められます。不燃や準不燃などの大臣認定を受けた壁材であれば火に強いため、適切に施工すれば安全性を確保できます。

一方で、キッチンの近くや火を使う場所の近くでは、さらに高い耐火性能が求められる場合もあります。設計の段階で地域の建築基準や防火制限を確認し、必要に応じて自治体や施工業者と相談しておくと安心です。誤った材料を使うと、完成後に指摘を受けてやり直しが必要になる可能性もあるため注意が必要です。

電気工事が必要か

壁を新しく作る場合、その中にコンセントやスイッチを設けるかどうかをあらかじめ決めておくことが大切です。もしコンセントや照明のスイッチが必要であれば、電気工事が伴います。新しく分けた部屋に照明を追加したい場合や、ベッドの近くに充電用の差込口がほしい場合など、用途に合わせた設備を設けると暮らしやすくなります。

工事は下地を作る前に行う必要があるため、完成後の変更は難しくなります。照明の位置や電源の数は、日常の動作を思い浮かべながら決めることが失敗を防ぐポイントです。必要な箇所に電気設備がないと、延長コードなどで対応することになり、不便なだけでなく、安全面にも影響が出るかもしれません。

配管工事が必要か

新しく仕切った空間を洗面所やトイレ、キッチンなどの水まわりとして使いたい場合には、給排水の配管工事が必要です。この工事は建物の構造や既存の配管ルートによって難易度が変わります。床下に十分なスペースがある戸建て住宅では比較的スムーズに配管を延ばせますが、マンションではルートが限られており難しい場合もあります。

配管の距離が長くなると水圧の低下や排水の流れに問題が出る可能性があり、音やにおいへの対策も必要です。そのため、事前に専門業者による現地調査と計画が欠かせません。給排水だけでなく、湯沸かし器や換気扇の設置が必要になるケースもあるため、全体の設備設計を含めた検討が大切です。

エアコンを増設する場合も同様に配管工事が必要となります。エアコンには冷媒管やドレン管、電源配線が必要であり、室外機との距離や設置位置も重要なポイントです。特にマンションでは、ベランダの使用制限や騒音対策など、管理規約に関わる確認も必要です。空調設備の工事は快適さに直結するため、早めに検討しておくと安心です。

ドアなどの建具は必要か

壁を新しく作る場合、その壁にドアや引き戸といった建具を設置するかどうかも重要な検討ポイントです。

部屋と部屋の行き来をスムーズにしたいときや、完全に空間を仕切りたい場合には建具が必要になります。開き戸を設けるには、開閉のために壁の周囲に十分なスペースが必要です。引き戸であればスペースを有効に使えますが、壁の中に収納するタイプの場合は、壁の厚みや構造に工夫が必要になります。

建具の種類や素材によっても使い勝手や印象が大きく変わるため、デザイン性と機能性を両立させることが理想です。音漏れや光の漏れが気になる場合には、気密性の高い扉や隙間の少ない枠材を選ぶと良いでしょう。建具の有無によって見積もり額や工期も変わるため、最初の打ち合わせ段階で明確にしておくことが大切です。

マンションでは管理規約を確認する

マンションでリフォームを行う際には、必ず管理組合の管理規約や細則を確認しなければなりません。

壁の新設に関しては、室内の専有部分であっても工事によって建物全体に影響を与える可能性があるため、事前に申請が必要なケースがあります。特に注意が必要なのは、エアコンの増設や室外機の設置、配管ルートの変更、床や天井への干渉などで、共用部分をまたぐ工事は原則として制限されることが一般的です。

工事の時間帯や騒音に関するルールも定められている場合があるため、近隣への配慮を含めて計画を立てる必要があります。申請書類や工事図面を提出し、承認を得たうえで着工する流れが一般的です。許可を得ずに進めると、工事の中断や原状回復を求められる可能性もあるため、慎重な対応が求められます。

DIYで壁を作ることはできる?

最近はホームセンターやネット通販でも建材が手に入りやすくなっており、「壁を自分で作りたい」と考える人も増えています。簡易的な仕切り壁やパーテーションであれば、DIYで作ることは可能です。2×4材(ツーバイフォー工法でよく使用される断面が2インチ×4インチの木材)と専用金具を使ったアイテムを使えば、床や天井を傷つけずに柱を立てて板材を張ることができます。

ただし、しっかりとした強度や防音性を求める壁を作る場合には注意が必要です。

壁の垂直や水平を正確に保つためには、測定や下地の調整が必要で、技術的な難易度が上がります。完成後に歪みやぐらつきが出ると、かえってやり直しにコストがかかるかもしれません。

また電気配線や配管の工事は法律上、資格が必要になるためDIYではできません。事故や火災の原因となるため絶対にやめましょう。

見た目を整えるためのクロス貼りや塗装なども、慣れていないと仕上がりが不自然になる可能性があるため、重要な部分だけでもプロに任せるのが安心です。DIYを楽しみたい場合は、施工の一部を自分でやりつつ構造部分は専門業者に任せるなど、役割を分けて進めると失敗が少なくなります。

JR神戸駅前のHDC神戸には、壁の新設について相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。現在の部屋の状況や理想の暮らし方に応じた提案を受けながら、それぞれの会社が提案する壁の作り方、空間の仕切り方を検討できます

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。最新の住宅設備を見て、壁のリフォーム時に浴室や洗面所といった水回り設備の一新を検討してみるのも、暮らしやすい家がイメージできるのでおすすめです。

リフォームで壁を作った事例

実際に行われたリフォームで壁を作った事例を紹介します。家族構成や暮らし方に合わせた工夫があり、壁を作ることによって生活がどう変わったのかがわかります。

LDKに壁を作りキッチン周りの視線と収納を改善

ビフォー

アフター

施工会社 アートリフォーム
費用 550万円

もともとは開放的で丸見えのキッチンだったため、リビングで誰かがくつろいでいる際に視線が気になる作りでした。

今回のリフォームではキッチン部分に間仕切り壁を新設して収納力をアップさせています。キッチン周りが見えすぎず、圧迫感が出ないように配慮されています。キッチンへの視線を気にせずに済むようになり、心理的な負担が減りました。

LDKに壁を作りスタディースペースに

ビフォー

アフター

施工会社 ナサホーム
築年数 44年

ご家族が増えることをきっかけに中古物件をご購入し、フルリノベーションした事例です。フルリノベーションの一環として、LDKの一角に間仕切り壁を作り、スタディスペースを新設しました。

間仕切りの造作壁により、勉強している子どもはリビングからの視線は気にならず、キッチンで作業している親からは目線が届くような配置に。料理中も子どもの様子が確認できて安心できます。

間仕切りの壁は天井までは作らずゆるく仕切り、エアコンの風が届くように配慮しています。

広い洋室に壁を新設し、家族構成に合わせて2部屋に

ビフォー

アフター

施工会社 アートリフォーム
費用 470万円(全面リフォーム)

もともとは広い洋室だった部屋に壁を新設して2部屋に分けました。家族構成の変化に合わせた間取り変更です。

将来の間取り変更を想定して扉は2つ取り付けられていたので、壁の新設と内装の新調で費用も抑えられました。

壁で部屋を仕切り、理想の間取りへ

リフォームで壁を作ることで、今の暮らしに合った間取りへ柔軟に変更できます。壁の種類や工事内容によって費用や工期は大きく変わるため、目的に合った方法を見極めることが重要です。

間仕切り壁を本格的に設置すれば、防音性や断熱性も高まり、空間をしっかりと分けられます。引き戸などの建具による仕切りは、費用を抑えながら簡単に対応できる方法です。

電気や配管の追加工事、建具の設置、マンションでの管理規約の確認など、見落としやすいポイントも数多くあります。DIYで対応できる部分もありますが、安全性や仕上がりを重視するなら専門業者に依頼するのが確実です。

JR神戸駅前のHDC神戸には、リフォームで壁を作ることついて相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。最新のユニットバスの他にシステムキッチンなどを見て、水回りの設備を含めてリノベーションを検討してみるのも良いでしょう。「どんな暮らし方をしたいのか」を使い勝手と予算のバランスを取りながら考えることができ、理想の空間が想像できるのでおすすめです。

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