部屋を防音室にしたい人必見!楽器やゲームに最適な防音の方法と注意点

この人に聞きました菊地重信

一級建築士、一級建築施工管理技士他様々な建築系資格を取得。ゼネコンで様々な業務を経験しながら一級建築士試験で苦労した経験を活かし、一級建築士試験を攻略するブログを運営。建設を学ぶ専門サイトの立ち上げ経験もあり。サッカーとお笑いが好き。フットサルとギターを嗜む。著書「学び直しの一級建築士」

楽器を演奏したい、ゲームや配信を思いきり楽しみたい、そんなときに気になるのが音の問題です。周りへの音漏れや外からの騒音を防ぐためには、防音の知識が欠かせません。

この記事では、防音の基本的な仕組みから、部屋を防音室にする具体的な工事方法、注意点、そして初心者でもできる対策までやさしく解説します。目的や予算に合わせて、自分にぴったりの防音環境を作るヒントが詰まっています。

部屋を防音室にしたい方が知るべきワード5選と防音室の仕組み

音は空気や物を伝って広がるため、どのように遮るか、どうすれば響かないかを知ることが防音設計の第一歩です。

ここでは、部屋を防音室にしたいと考えている方が知っておくべき、防音に関する5つのキーワードと防音室の仕組みについて説明します。

防音

防音とは、音が外に漏れたり外からの音が入ってきたりするのを防ぐことです。音を抑えるためには、部屋全体に対して複数の対策をとる必要があります。

壁を厚くしたり、天井と床にも専用の素材を使ったりすると、音の通り道をふさぐことができます。ただし、防音といっても完璧に音をゼロにできるわけではなく、音の種類や大きさによって効果は異なります。

防音対策をしても室内で音が響いてしまう可能性があるため、他の技術と組み合わせることが重要です。

遮音

遮音は、音を通さないように壁や天井などでさえぎることです。

遮音材には、音を跳ね返す特性を持つ重い素材が使われる場合が多く、具体的にはコンクリート、鉛シート、石こうボードなどがあります。遮音対策をすると、隣の部屋や外にいる人に音が聞こえにくくなります。

ただし、遮音材だけでは、音が壁の隙間や床を通って漏れてしまうケースもあるため、気密性の確保も大切です。

防音室ではこの遮音をベースに、さらに音の反射や振動の伝わりにも対処する必要があります。

吸音

吸音とは、音の反射を抑えて聞きやすい環境を作ることです。

反射音が多いと、室内で声が響きすぎて聞き取りにくくなったり、耳が疲れたりする原因になります。壁や天井に吸音材を貼りつけることで音の跳ね返りを防ぎ、クリアな音環境を整えることができます。

吸音材には、グラスウールやウレタンなど、音を内部に取り込んで熱に変える性質のある素材が使われます。

特に音楽や録音を目的とする場合、吸音のバランスが音質に大きく影響するため、プロのアドバイスを取り入れるとよいでしょう。

防振

防振は、音の元となる振動を床や壁に伝えないようにすることです。

振動は建物の構造を通じて伝わるため、思った以上に遠くまで音が届いてしまう場合があります。ドラムのように強く床を振動させる楽器では、防振材を使って階下への音を抑えることが必要です。

防振ゴムや浮き床構造といった対策を取り入れると、演奏や活動による振動音を最小限に抑えることができます。防振対策は床だけでなく、壁や天井にも行うとさらに効果的です。

制振

制振は、すでに起きてしまった振動を抑える技術です。これは、防振材のように振動をさえぎるのではなく、振動そのものの動きを減らして、共鳴や反響を抑える方法です。

制振材には粘着性のある素材が多く使われており、振動を吸収しながら動きを鈍らせる働きをします。

制振は特に、建物の構造体から音が響いてくるような場合に有効で、室内の静けさを保つために重要な役割を果たします。振動と音は密接に関係しているため、制振と防振の両方が、質の高い防音環境をつくるために必要です。

防音室の仕組み

防音室は、上記で説明した「防音」・「遮音」・「吸音」・「防振」・「制震」の要素をバランスよく組み合わせた空間です。音を外に漏らさず、中の音環境を整えるために、壁や床、天井すべてに工夫がされています。

壁と天井には遮音材と吸音材を重ねて使い、床には防振構造や制振材を取り入れることで、音の通り道を徹底的に遮断します。さらに、窓やドアといった開口部に防音仕様の製品を使い、隙間からの音漏れを防いでいるのです。

そのため、ただ音を小さくするだけでなく、音の質そのものも良くなり、快適な空間を実現できます

部屋を防音室にする方法

防音室をつくる方法は、部屋全体をリフォームする方法と、部分的な対策をとる方法の2つです。どちらの方法を選ぶかは、目的や予算、スペースなどによって異なります。

ここでは代表的な部屋全体のリフォームと2つの部分的な対策方法について、それぞれの特徴と注意点を紹介します。

部屋ごと防音リフォームをする

部屋全体を防音仕様にリフォームする方法は、最も本格的かつ効果的な防音対策といえます。

この工事では、まず壁に遮音シートや遮音ボードを貼り、その上に吸音材や吸音パネルを重ねて仕上げます。床には防振ゴムを用いた浮き床構造を導入し、その上に遮音・吸音機能を備えた床材を敷き込みます。天井には防振吊り天井を取り入れることで、上下階間の音の伝達を軽減させます。

ドアは気密性の高い防音タイプへと取り替え、加えて隙間からの音漏れ対策として隙間埋め用のゴムなどを設置します。窓には内窓を追加して二重構造とし、ガラス部分には厚手の防音ガラスを使用するのが一般的です。

このような手法は、ピアノやドラムといった大音量の楽器演奏や、ボーカル録音など高音質が必要な用途に適しており、自宅でプロ仕様の環境を実現できます。遮音対策と同時に室内の音の反響を抑制すると、聞こえ方がより自然になり、音のこもりも減少します。

一方で、工事の規模は大きくなるため、着工前には防音性能の目標値を設定し、必要な建材の種類や構造を明確に定めておくことが必要です。加えて、照明器具の位置や種類、コンセントの配置、換気設備の音漏れ対策など、細部まで設計を見直す必要も出てきます。

JR神戸駅前のHDC神戸には部屋を防音室にしたい場合に相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。防音室が欲しいとお考えの方は、施工事例などの話を聞くとどんな調査や工事が必要か想像できるのでおすすめです。

防音ブースを設置する

市販の防音ブースを設置する方法は、工事が不要で、短期間で防音環境を整えたい方にとって理想的な選択肢です。多くの製品は組み立て式で、設置後も移動や解体が容易なため、引っ越しが多い方や賃貸物件に住んでいる方にも適しています。

防音ブースは、部屋の中に箱型のもうひとつの小部屋を作る構造になっており、壁・天井・床すべてが防音仕様となっているため、音の漏れや侵入を大幅に減らすことが可能です。

具体的には、厚さ20mm~40mmの吸音材や遮音パネルで構成され、製品によっては40dB程度の音を低減できます。個人差はありますが、40db程度の低減は普通の会話やテレビの音が遮音できる程度の低減効果です。用途に応じて、ボーカル用・配信用・楽器練習用など複数のタイプが用意されており、それぞれ内部の音響特性や遮音性能に違いがあります。

防音ブースの中には、床下に防振ゴムを使って振動を抑える構造を採用しているものもあり、階下への振動音対策にも有効です。

密閉性が高いぶん熱がこもりやすいため、消音機能付きの換気ファンや冷却用のファン、空調ダクト付きのモデルを選ぶと、長時間の使用でも快適性を保つことができます。

内部にはLED照明や棚、コンセント口などが備え付けられている製品もあり、パソコンや機材の使用にも対応できます。サイズや価格も幅広く、予算や設置スペースに応じて選べるのが魅力です。

防音の弱点に防音リフォームをする

部屋全体をリフォームせずに、音が漏れやすい、伝わりやすい部分だけに防音対策をする方法もあります。

防音上の弱点となりやすい開口部の一つである窓には二重窓を取り付けたり、壁の一部に遮音パネルを貼ったり、床に防音マットを敷くなどの方法です。

この方法は、比較的手軽に取り組めるうえ、コストも抑えやすいメリットがあります。ただし、部屋全体の防音性能はそれほど高くならないため、音量を小さくできる楽器やゲームなど、用途に合わせた使い方が求められます。

隙間から音が漏れる場合もあるため、気密性の確保が効果に直結します。簡易的な防音として、カーテンに防音機能のある厚手のものを使用する、ドアの隙間を埋めるといった対策も効果があります。

完全な防音は難しい場合でも、弱点をカバーすると快適な音環境に近づけることが可能です。

防音室にする前に考える注意点

防音室を作る前には、目的に合わせた計画を立てることがとても大切です。

何のために防音室を作るのか、どれくらいの音を防ぎたいのか、どこまでの性能が必要なのかによって、工事の内容も費用も大きく変わってきます。

このセクションでは、後悔のない防音室づくりのために、事前に考えておくべき6つのポイントを紹介します。

楽器を弾く、ゲームをするなど用途は何か

防音室を何のために使うのかをはっきりさせましょう

バイオリンやサックスなどの中高音が中心の楽器を使うのか、ベースやドラムなどの低音が響く楽器を使うのかで、対策すべき周波数帯が異なります。

また、ゲーム配信やボイスチャットが目的であれば、外部への音漏れよりも室内の音響バランスが重要になる場合もあります。

用途が明確になると、遮音・吸音・防振のどれを重視すべきかが見えてきます。

防音のレベルをどこまで求めるか

次に考えるべきは「どこまで音を抑えたいか」という目標設定です。日中に音が少し漏れてもいいのか、夜間でも完全に静かな状態を保ちたいのかによって、求められる性能が変わります。

普通の会話やテレビの音を抑えたいなら、30dB〜40dB程度の遮音が目安ですが、ドラムのような大音量の楽器は70dB〜80dBの遮音が必要です。

防音性能が上がるほど壁の厚みも増し、使える空間が減るだけでなく、費用や工期も増加します。使用する時間帯や周囲の環境もふまえて考える必要があります。

スペースは確保できるか

防音構造は、空気層や吸音材・遮音材などを重ねてつくるため、どうしても元の部屋より部屋の内側のサイズが小さくなります。4畳半の部屋を全面防音にした場合、実際に使えるスペースは3畳ほどにまで狭まる可能性もあるのです。

ドアの厚みや開閉スペース、吸気・排気の換気口など、建材や設備が物理的な制約になるケースもあります。天井の高さも防音天井を設置すると10cm〜20cm低くなるため、座っての作業中心か立って演奏するかでも必要寸法は変わってきます。

作業スペースや収納スペースの取り方なども含め、図面上で実際の寸法をよく確認しておくことが大切です。

照明や空調はどの程度必要か

気密性の高い防音室は、熱がこもりやすくなります。

特に夏場はエアコンなしでは長時間いられない環境になるため、静かな空調や換気設備の導入を検討する必要があります。換気扇や送風口を設ける際には、配管内で防音や消音できる建材を設置して、外部への音漏れやノイズの侵入を抑えることも重要です。

照明もLEDで熱を出さないタイプにする、作業や演奏に合わせて色温度を調整できるものを選ぶなど、快適性を保つ工夫が必要です。楽器によっては湿度に影響を強く受けるため、湿気対策として除湿機や換気回数の設計も欠かせません。

これらの要素もあらかじめ計画に含めておくと、使い勝手の良い空間になります。

費用目安を把握する

防音室の施工費は、目的・性能・広さによって大きく異なります。

簡易的な吸音パネルや防音マットだけであれば数万円程度で済みますが、本格的なリフォームになると100万円以上かかることも珍しくありません。6畳の部屋を完全な防音仕様にする場合、目安として150万円〜250万円程度がかかります。

防音ブースを導入する場合でも、性能が高いものは50万円以上するケースがあります。防音性能が高いほど、1平米あたりの単価も高くなりやすいため、コストパフォーマンスを重視して性能を段階的に選ぶ方法もあります。

費用を抑えるには複数の施工業者に見積もりを依頼し、仕様内容を詳細に比較するようにしましょう

JR神戸駅前のHDC神戸には、部屋の防音について相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。現在の住まいの状況や、今後の暮らし方に応じた提案を受けながら、それぞれの会社の防音プランを検討できます。

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。最新の住宅設備を見て、防音リフォームと同時にキッチンや洗面所といった設備を含めたリフォームを検討してみるのも、リフォーム後が想像できるのでおすすめです。

マンションの場合は管理規約を確認する

マンションでは、専有部分の工事であっても音や振動が構造体に影響する場合があるため、管理組合や管理会社の許可が必要になるケースがあります。

とくにコンクリートへの穴あけ工事、壁・床の厚みを変える施工、排気設備の新設などは事前の承認が不可欠です。

また、近隣住民とのトラブルを避けるためにも、施工前にチラシや掲示物で説明する、工事期間中は作業音が出る時間帯を制限するなど、配慮を忘れないことが大切です。

このような確認と段取りがあることで、防音室の完成後も安心して使い続けられる環境ができます。

部屋を防音室にするときのポイント

防音室をつくる際には、どこから音が漏れやすいかを理解し、それぞれに適した対策をとることが効果を高めるカギとなります。

音は壁や床だけでなく、窓やドア、空調のすき間からも伝わっていくため、全面的な配慮が必要です。

この章では、防音室を設計・施工する際に押さえておきたい主要な施工ポイントを解説します。

床は防音材と遮音材を敷く

床から音が下の階に伝わるのを防ぐには、「浮き床構造」という方法が効果的です。浮き床構造は、床と建物の構造のあいだにすき間をつくって、振動が伝わらないようにする工夫です。

まず、床の下にやわらかいゴム(防振ゴム)を敷きます。その上に音を通しにくいシートや、ベニヤ板などの板材を重ねて床を仕上げていきます。さらに一番上には、音をはね返しにくい床材や、厚手のカーペットを敷くと、足音や物を置いたときの振動をやわらげることが可能です。

特にマンションや2階以上の部屋では、下の階に響く音が問題になりやすいため、この対策はとても大切です。また、床に使う材料の種類によって音の響き方も変わるので、ギターやピアノなど自分が使いたい楽器に合った素材を選ぶと、より良い音の環境になります。

壁に遮音シートを入れて吸音材をつける

壁は防音の中でも特に重要な部分です。外への音漏れだけでなく隣室からの音の侵入も防ぐ役割があります。基本的には石こうボードを二重にし、その間に遮音シートや吸音材を挟んで構成する「遮音壁」が用いられます。

壁には電気配線を通す穴やコンセントがあり、そのまわりも音が漏れやすいです。そのため、専用のコンセントを用いたり、遮音パテでしっかりと封じたりする必要があります。

音の反射を抑えたい場合には、吸音パネルやウレタン素材を表面に貼ってください。室内の音環境が整いクリアな聞き心地を得られます。

窓は防音ガラスや二重窓にする

窓から音がもれるのは、防音対策の中でも見落とされやすいポイントです。

しっかり防ぐためには、今ある窓の内側にもう一つ窓をつける二重窓が効果的です。この二重窓をつけると、ガラスとガラスのあいだに空気のすき間ができて、音が通りにくくなります

ガラスも音を通しにくい特別な種類(合わせガラスや真空ガラス)にすると、もっと音を抑えることが可能です。また、窓と壁のつなぎ目には小さなすき間ができやすいため、そこにはすき間を埋めるゴムやパテのような材料を使って、ぴったりふさぐことが大切です。

ドアに防音ドアを採用する

ドアは音が出入りしやすい場所のひとつなので、防音対策としてとても大切です。

防音用のドアは、ドアの中に音を吸収する鉛やスポンジのような素材が入っていて、普通のドアよりも重たくてしっかりしています。その重さと、すき間ができないぴったりとしたつくりによって、音が外に漏れにくくなります

また、ドアのふちや床と接しているところにすき間があると、そこから音がもれてしまうので、ゴムのパッキンやすき間をふさぐモールを取りつけて対策します。

ドアの取っ手や、ドアを静かに閉めるための金具も音が出にくい静かなものを選ぶと、ドアを開けたり閉めたりする音も小さくできます。

空調の隙間にも適切に防音対策をする

換気扇やエアコンの配管を通すためにできた穴やすき間は、気づかないうちに音が出入りする通り道になってしまいます。

この音の通り道をふさぐには、音を通しにくい防音ダクトや、空気だけを通して音を止めるサイレンサー(消音器)つきの通気口を使うと効果的です。換気のフードやダクトの中に、音を吸収してくれる素材を入れて使う方法もあります。エアコンも、風の音が静かなタイプを選べばより快適に過ごせます。

音を防ぐことに加えて、空気がこもらないように換気を確実にできるようにしたり、湿気がたまらないように工夫したりすることも大切です。そうすることで、防音しながらも気持ちよく長時間使える部屋になります。

部屋を防音室にした事例

この章では部屋を実際に防音対策した事例をご紹介します。

ドラム、ピアノ、ギターなどの楽器演奏のために防音した事例

アフター

施工会社 安江工務店
費用 1250万円(フルリフォーム)

お子様はエレキドラム、施主はギターの演奏を楽しむ音楽好きの一家です。家族で演奏できるようピアノも同じ場所に置きたいと考え、防音室とともにフルリフォームをした事例です。

一般的に使用される楽器メーカーの防音室や吸音材ではなく、木質繊維系のボードを天井や壁に施工して構造体に振動が伝わらないように工夫されています。

防音ユニットを分離発注して防音室を実現した事例

アフター

施工会社 アートリフォーム
費用 166万円(防音ユニット別途)

マンションでピアノ教室をするために部屋を防音室にした事例です。防音部分はメーカーに分離発注して、リフォーム会社では間取り変更と防音ユニット周りの内装を施工しました。

グランドピアノが演奏できる防音室を選択し、防音室内の空気は換気で入れ替えます。エアコンも設置しているので、快適に演奏できます。

奥様の部屋を防音室にしてスペースを有効活用した事例

ビフォー

アフター

施工会社 ナサホーム
築年数 24年

奥様の趣味が音楽で、既存の防音室ではレイアウトが限られており、収納の確保が難しいことに悩んでいました。

防音室と奥様の部屋を分けていたところを大きな部屋にリフォーム。大きな防音室に入れ替えました。奥様の部屋では機能性や収納力が向上し、ワークスペースも設けることができたため施主は大満足です。

あなたに合った防音対策を見つけよう

部屋を防音室にするには、さまざまな工夫や選択肢があります。まずは「防音」「遮音」「吸音」「防振」「制振」といった基本的な仕組みを理解し、自分がどんな目的で防音室を作りたいのかを明確にすることが大切です。

防音室にする方法としては、部屋全体を工事して防音仕様にする本格的なものから、簡単に設置できる防音ブース、さらには部分的に弱点だけを補う方法まで、予算やスペースに応じて選べます。

ただし、どの方法でも「どこまでの防音性能が必要か」「どういう使い方をするのか」を事前にしっかりと考えておかないと、思ったような効果が出ない可能性もあります。

実際に施工する場合には、床・壁・窓・ドア・空調といったあらゆる場所から音が出入りするため、ひとつひとつ丁寧に対策することが重要です。

特に音のすき間となりやすい窓のまわりやドアのふちなどはしっかりふさぎ、空調設備にも静かなタイプを選ぶなど、快適さと防音性能の両方を考えた設計を心がけましょう。

防音室は決して特別なものではなく、ポイントを押さえて丁寧に対策すれば、自宅でも十分に実現できます。楽器の演奏やゲーム、配信、集中して作業したいときなど、自分の生活に合った防音空間をつくると、音に悩まされない快適な暮らしがきっと手に入ります。

JR神戸駅前のHDC神戸には、防音室について相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。最新のユニットバスの他にシステムキッチンなどを見て、防音室の施工と同時にキッチンや洗面所といった設備を含めたリフォームを検討してみるのも、リフォーム後が想像できるのでおすすめです。

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