明かり取り窓・室内窓を後付けするメリット・デメリット|リフォーム事例も紹介

この人に聞きました菊地重信

一級建築士、一級建築施工管理技士他様々な建築系資格を取得。ゼネコンで様々な業務を経験しながら一級建築士試験で苦労した経験を活かし、一級建築士試験を攻略するブログを運営。建設を学ぶ専門サイトの立ち上げ経験もあり。サッカーとお笑いが好き。フットサルとギターを嗜む。著書「学び直しの一級建築士」

自然光や空気を取り入れ、住まいの快適さと機能性を向上させる「明かり取り窓」や「室内窓」。これらは、お部屋に明るさや開放感をもたらすだけでなく、風通しを良くし、デザイン性を高める効果も期待できます。

一方で、設置にはいくつかの注意点があり、計画や施工に慎重さが求められる場面もあります。

本記事では、明かり取り窓と室内窓の特徴やメリット・デメリット、設置のポイントを詳しく解説し、住空間をより快適にするヒントをお届けします。

明かり取り窓とは

明かり取り窓とは、部屋の中に自然光を取り入れるために設けられる窓の総称です。一般的な窓とは異なり、直接外の景色を眺める目的よりも、光や風を通すことを主な役割としています。このため、天井近くや外壁の上部など、通常の窓は設置されない場所に取り付けられる事が多いです。また、部屋と部屋を仕切る壁の中に設置する「室内窓」も明かり取り窓の一種です。

大きさや種類

明かり取り窓の大きさは、その目的や設置場所によって異なります。

小さな窓であれば約30cm×30cm程度のものが一般的ですが、リビングや階段などの広い空間では、1m以上の大型窓が選ばれる場合もあります。壁全体に渡るパノラマ型や、天井近くに取り付けられる横長のスリット型など、空間に合わせた選択肢が多いのも魅力です。

種類としては、固定されているFIX窓、開閉できる窓、ガラスブロックを用いた窓などがあります。

固定窓は光を取り入れることに特化しており、シンプルでお手入れが簡単です。一方で、開閉式の窓は換気にも対応できるため、湿気が気になる場所に適しています。ガラスブロックは装飾性が高く、プライバシーを守りながらも光を通すという特徴があります。

室内のデザインに合わせて多様な形や素材が選べることも特徴の一つです。透明なガラスや曇りガラス、ステンドグラスなど、デザイン性を重視した選択肢も豊富にあります。

後付けは可能

既存の建物に明かり取り窓の後付けは可能ですが、事前の確認が欠かせません。特に、木造戸建てでは壁の内部に配線や筋交いが通っている部分、マンションなどのコンクリート造ではコンクリート部分には設置が難しいケースがあります。

そのため、施工前には専門家による調査を受けることをお勧めします。

一方、明かり取り窓の中でも部屋と部屋を仕切る壁に設置する室内窓であれば、多くの場合で後付けが可能です。

また、設置には建築基準法の確認が必要なケースもあります。建物の耐震性や防火性に影響を与えないかどうかを確かめることが必要です。

施工費用は窓の種類や大きさ、設置場所によって大きく異なります。一般的には数万円から十数万円程度が相場ですが、特殊なデザインや大型窓の場合はそれ以上になる可能性もあります。予算に応じて最適なプランを立てることが大切です。

後付けすることで部屋の印象が大きく変わり、快適さが向上する場合もありますが、設置の際の手間や費用についても十分に考慮しましょう。

明かり取り窓のメリット

明かり取り窓を設置することで得られる多くの利点があります。単に空間の雰囲気を変えるだけでなく、実用性や快適性の向上にもつながります。

以下に具体的なポイントを紹介しましょう。

部屋が明るくなる

明かり取り窓を設置する最大のメリットの一つは、部屋の明るさが向上する点です。自然光を取り込むことで、日中は照明を使わなくても十分な明るさを確保できる場合があります。これにより、電気代の節約にもつながるでしょう。

また、太陽の光には気分をリフレッシュさせる効果もあります。暗い部屋に明かり取り窓を取り付けることで空間全体が明るくなり、快適さの向上が可能です。特に窓の少ない部屋や、日当たりが悪い場所には大きな効果を発揮します。

内壁に設置する室内窓も同様のメリットを持っています。隣接する部屋から光を取り込めば、窓のない部屋でも明るさを確保可能です。

室内窓は通常の明かり取り窓より設置が簡単であり、間仕切りやデザインの一部としても利用されることが多いです。また、ガラスの種類やデザインによって、明るさとプライバシーを両立できます。

開放感が出る

明かり取り窓を設置することで、部屋に開放感が生まれます。光が広がると空間が広く感じられるようになり、圧迫感を軽減する効果があります。自然光が入ることで、壁や床の色合いがより鮮やかに映え、空間全体の雰囲気を明るくすることが可能です。

天井近くに設置された明かり取り窓は、視線を上に引き上げる効果もあり、天井が高く、部屋が広く見えるようになります。

リビングやキッチンなど、人が多く集まるスペースでは特に開放感が重要です。こうした場所では、明かり取り窓を設置することで自然と人々の視線が外へ向き、リラックスできる空間を作り出す効果も期待できます

また、狭い廊下や階段に明かり取り窓を取り付けることで、閉塞感を和らげるだけでなく、動線を明るくし、移動中のストレスを軽減します。

間仕切りに設置される室内窓も、開放感を高める上で大いに役立ちます。暗くなりがちな空間でも室内窓を設置して光が抜けるようにすると、明るく開放感のある空間に変えることが可能です。

また、室内窓を設ければ視線が抜けて部屋全体に広がりが生まれます。ガラスのデザインや設置場所次第では、開放感を保ちながらプライバシーの確保も可能です。特にオフィスや子ども部屋など、明るさと独立性を両立させたい場面で効果的です。

プライバシーを守れる

明かり取り窓は、外からの視線を遮りながら光を取り入れることができるため、プライバシーを守りたい場所に適しています。

例をあげると、曇りガラスやガラスブロックを使えば、外部からは中の様子が見えにくく、安心して利用可能です。これにより、浴室やトイレといったプライバシーが重要な空間でも、自然光を取り入れる快適さを得られます。

さらに、曇りガラスの種類には多様なデザインがあり、インテリアに合った選択が可能です。光を柔らかく通す特性を持つガラスは、部屋全体にやさしい雰囲気を演出しながら、外部からの視線をしっかり遮ります。このような素材を活用することで、プライバシーとデザイン性の両方を兼ね備えた空間を実現できます。

内壁に設置する室内窓も同様に部屋同士のプライバシーを確保しつつ、光を共有する便利な選択肢です。室内窓は外からの視線を気にする必要がないため、より多様なデザインや素材を楽しむことができます。

たとえば、曇りガラスや装飾ガラスを使用すれば、空間に独特のアクセントを加えつつ、適度な明るさと視線の遮断を実現できます。特に、リビングと廊下、キッチンとダイニングなどの間に設置すると、開放感を保ちながらもプライバシーを守ることが可能です。

換気ができて風通しが良い

開閉可能な明かり取り窓を選べば、自然な換気を行えます。湿気がこもりやすい部屋や、通気が悪い空間では特に効果的です。

窓を少し開けるだけで新鮮な空気を取り入れることができ、部屋全体の空気が入れ替わります。これにより、湿気によるカビや嫌な臭いの発生を防ぎ、清潔で快適な室内環境を保つことが可能です。

開閉式の窓は操作が簡単でありながら、高い実用性を備えています。特にキッチンやバスルームのように換気が頻繁に必要な空間では、明かり取り窓がその役割をしっかり果たします。

季節によっては窓を開けて風通しを良くすることで、エアコンや換気扇の使用を減らすことも可能です。結果、電気代を節約できるだけでなく、環境への負担も軽減されます。

また、風通しの良さは快適な居住空間作りの重要な要素です。自然な風が部屋全体に流れると、涼しさを感じられるだけでなく、空気が新鮮に保たれます。特に夏場などの暑い季節には、エアコンを使わずに過ごせる時間を増やすことも可能です。

部屋同士を仕切る壁に設置されるケースの多い室内窓も、換気と光の調和を実現する重要な役割を果たします。室内窓は隣接する空間との空気の流れを確保するために活用される場合が多いです。

たとえば、リビングとキッチンの間に室内窓を設置すると、調理中の蒸気や匂いがスムーズに流れる一方、視覚的な広がりが生まれます。

明かり取り窓のデメリット

明かり取り窓には多くの利点がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットを理解して適切な対策を講じると、明かり取り窓の使用をより快適なものにすることが可能です。

以下にその具体的な点を説明します。

暗い空間を作りにくい

明かり取り窓があると、部屋に常に光が差し込むため、意図的に暗い空間を作るのが難しくなる場合があります。

例をあげると、映画鑑賞や昼間の仮眠、さらには集中力を必要とする作業を行う際など、暗さを必要とするシーンでは不便に感じるかもしれません。この問題を軽減するには、窓に遮光カーテンやブラインドを取り付けるなどの工夫が必要です。

一級遮光カーテンは多くの光を遮ることができ、映画鑑賞などでプロジェクターを使用する際にも適しています。また、調光ブラインドは、光の量を調節しつつ、適度な暗さを維持することが可能です。窓の位置や角度を工夫することで、自然光の入り方を調整する方法もあります。

さらに、就寝時など特定の時間帯に暗さを確保したい場合には、自動で開閉する電動カーテンを導入するのも便利です。このような選択肢を検討することで、明かり取り窓の持つデメリットを上手に解消し、快適な空間の実現が可能です。

間仕切り壁に設置する室内窓も、暗さをコントロールするために活用できます。室内窓にスイッチをいれると不透明にできる調光ガラスを使用すれば、必要に応じて光を遮断できるため、プライバシーと快適さの両立が可能です。

たとえば、寝室やホームオフィスで利用する際に、柔軟な明るさの調節ができる室内窓は非常に便利です。

掃除しにくい

天井近くに設置された明かり取り窓は、掃除の際に手が届きにくく、ほこりや汚れが溜まりやすいというデメリットがあります。特に固定式の窓では、窓の外側や内側を簡単に掃除できない場合があります。このため、定期的に専門会社に依頼するか、長い柄の掃除道具を活用する必要があるでしょう。

さらに、掃除を怠ると窓ガラスに汚れが蓄積し、光の透過性が低下してしまう可能性があります。このような状態では、せっかくの明かり取り窓の効果が損なわれてしまいます。特に高い位置に設置された窓の場合、掃除の頻度が減ることで窓枠やガラスの劣化が早まるかもしれません

効率的な掃除を行うためには、専用のクリーニングツールや伸縮可能なモップの使用が推奨されます。また、掃除の手間を軽減するために、防汚加工が施されたガラスを採用するのも良い選択です。

一方、室内窓の場合は、掃除が比較的容易です。室内窓は屋内に設置されるため、外部の汚れや雨による影響を受けにくく、通常の窓よりも掃除の頻度を減らせます。さらに、設置場所が手の届きやすい位置にあることが多いため、簡単な拭き掃除で十分な場合が多いです。

閉め忘れがち

開閉可能な明かり取り窓は、使用後に閉め忘れることがある点がデメリットです。特に高い位置に設置された場合、開けたまま放置すると雨風が吹き込んだり、虫が侵入したりするかもしれません。

この問題を解決するために、窓を開閉する際にはスマートフォンなどにリマインダーを設定するか、タイマー機能で閉鎖ができる自動閉鎖機能付きの窓を導入することがおすすめです。

また、窓が開いたままになっていると、防犯面でのリスクも増加します。

窓が開放された状態で留守にすると、外部からの侵入が容易になる場合があります。このため、特に高い位置に設置されている窓でも、開閉の状況を簡単に確認できる仕組みを取り入れると良いでしょう。

最新のスマートホーム技術を活用すれば、窓の開閉状態をスマートフォンで遠隔確認したり、必要に応じてリモートで閉めたりすることも可能です。このようなテクノロジーを導入すると、日常生活の利便性と安全性を大幅に向上できます。

一方、内壁に設置する室内窓については、閉め忘れのリスクが比較的少ないという特徴があります。室内窓は外部に接することがないため、開け放していても雨風や虫の侵入の心配がありません。

さらに、室内窓の開閉状態は目につきやすい位置に設置される場合が多く、うっかり開けたまま放置してしまうケースが少ないです。この点で、明かり取り窓と比較してメンテナンスや管理が簡単であると言えるでしょう。

また、室内窓に窓が開くのを制御してくれるストッパーや自動閉鎖機能を追加することで、さらなる安心感を得ることも可能です。

明かり取り窓の設置の際の注意点

明かり取り窓の設置は、見た目や機能性を大きく向上させる反面、慎重な計画と施工が求められるリフォームです。

設置の際には、建物の構造や設置場所、予算など、さまざまな要素の考慮が必要です。また、室内窓の設置も選択肢に加えることで、住空間をより快適にする可能性があります。

以下では、具体的な注意点を解説します。

壁の中に筋交いが無いか

明かり取り窓・室内窓を設置する際には、壁の中に筋交いが通っていないかの事前確認が非常に重要です。

筋交いは建物の強度を支える重要な構造要素であり、これを切断してしまうと耐震性が著しく低下する可能性があります。そのため、施工前には専門家による壁の内部調査を行い、筋交いの有無や配置を正確に把握する必要があります。

筋交いが壁内に存在する場合でも、設置が不可能というわけではありません。リフォーム会社に依頼して適切な補強工事を行うことで、安全性を確保しながら明かり取り窓や室内窓を設置する方法もあります。こうした工事には追加の費用がかかる場合があるため、事前に予算を考慮しましょう。

また、明かり取り窓を外壁に設置する場合、配線や配管が壁内に通っている場合もあるため、これらを考慮した設計が求められます

たとえば、配線の移設や配管の調整が必要になる可能性もあります。

一方、室内窓を設置する場合は、外壁に接していないため、配線や配管の影響を最小限に抑えられるという利点があります。このため、室内窓は建物構造への影響が少なく、設置が比較的容易だと言えるでしょう。

施工会社は信頼できるか

リフォーム会社の選定は、明かり取り窓・室内窓の設置における成功の鍵を握る重要なポイントです。信頼できる会社を選ぶためには、過去の施工事例や口コミを入念に確認することが欠かせません

施工写真を見て品質を評価したり、実際に利用した人々のレビューを読んだりすることで、リフォーム会社の技術力や対応の良し悪しを具体的に把握できます。

また、見積もりを複数のリフォーム会社から取り寄せることも重要です。価格だけでなく、見積もり内容に記載されている項目を比較することで、どの程度細かく施工内容が反映されているかを判断できます

たとえば、使用する素材や施工手順が明確であるかどうかを確認し、曖昧な記載がある場合には質問をして不明点を明確にすることが推奨されます。

対応の丁寧さやアフターケアの内容も選定の重要な基準となります。施工後に不具合が発生した際、迅速に対応してくれるかどうかは、長期的な満足度に直結します。このため、契約前に保証内容やメンテナンスサービスについて詳しく確認しておきましょう。

建築士やリフォームの専門家と相談しながら進めると、技術面での適切なアドバイスが得られるため、安心して工事を依頼できる環境を整えることができます。また、室内窓の設置については、外壁を扱うリスクが少ないため、比較的柔軟な施工が可能であり、リフォーム会社を選ぶ際の選択肢も広がります。

JR神戸駅前のHDC神戸には、明かり取り窓や室内窓を後付けしたい場合に相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。明かり取り窓や室内窓を設置したいとお考えの方は、施工事例などの話を聞くと完成後が想像できるのでおすすめです。

施工費用は適切か

明かり取り窓の設置には、窓そのものの価格だけでなく、施工費用も含めた総額を考慮する必要があります。一般的には数万円から十数万円が相場ですが、特殊なデザインやサイズが大きい窓を選ぶと費用がさらに高くなる可能性もあります。

たとえば、ステンドグラスや曇りガラスを用いた装飾窓の場合、そのデザイン性によって追加のコストが発生する可能性があります。

また、窓を設置する場所によっても費用が変動します。

天井近くの設置や高所への施工は足場が必要となるケースが多く、その分の費用が加算される可能性があります。一方で、壁の低い位置に設置する場合は、作業が容易であるため、比較的費用が抑えられることが一般的です。

そのため、事前に予算を設定し、見積もりの内訳を確認して不明点を解消することが大切です。

具体的には、使用する材料費や人件費、施工にかかる時間など、すべての項目について明確な説明を受けるよう心掛けましょう。さらに、施工中に発生する可能性のある追加費用についても事前に確認しておくことで、予想外の出費を防ぐことができます。

また、室内窓の設置の場合は壁の強度や外壁への影響を考慮しなくて済むため、比較的費用が抑えられるケースが多いです。

一般的な室内窓の設置費用は5万円から15万円程度が相場であり、選ぶ素材やデザインによって異なります。たとえば、木枠やアルミフレームを使用したシンプルなデザインの室内窓は低コストで済む一方、装飾ガラスや高級素材を用いた場合は費用が上がる傾向があります。

部屋と部屋を仕切る壁に設置する場合、窓枠の材料費と取り付け作業のみで済む場合が多いため、短期間で予算内に収めることが可能です。さらに、設置作業が外壁に影響を与えないため、専門的な補強工事を必要としない点もコスト削減に寄与します。

DIYで設置するのは難しい

明かり取り窓の設置は、DIYで行うには高度な技術と道具が必要です。壁を切り取る作業や窓枠の取り付け、耐水性や気密性の確保など、プロフェッショナルな技術が求められる工程が多く含まれます。

誤った施工を行うと、建物の構造に悪影響を与えたり、雨漏りや隙間風の原因になったりする可能性があります。そのため、DIYに挑戦する場合は十分な準備と知識が必要ですが、可能であれば専門のリフォーム会社に依頼する方が安心です。

一方で、室内窓の設置もDIYで行うには意外と難易度が高い場合があります。

室内窓は外壁に接していないため、明かり取り窓に比べて施工のハードルが低いと思われがちです。しかし、実際には壁の切り取りや窓枠の固定作業が必要です。この作業には、正確な寸法測定や、適切な工具の使用が求められます。

特に、窓枠をしっかりと固定しないと、長期間使用した際に歪みや隙間が発生する可能性があります。また、ガラスの取り扱いは慎重に行わなければならず、不注意による破損のリスクも考えられます。さらに、設置後の仕上がりを美しくするためには、専門的な知識や技術が必要となる場合が多いです。

そのため、初めてのDIYで室内窓を設置する場合は、十分な準備と計画が欠かせません。可能であれば、リフォーム会社に相談してアドバイスをもらうか、部分的な施工を依頼して仕上がりの品質を確保することをおすすめします。

JR神戸駅前のHDC神戸には、明かり取り窓や室内窓の設置について相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。最新の住宅設備を見て、明かり取り窓の後付けリフォームと同時にキッチンや浴室といった設備を含めたリフォームを検討してみるのも、リフォーム後が想像できるのでおすすめです。

リフォームの流れを確認する

明かり取り窓の設置をリフォーム会社に依頼する場合、依頼主もリフォームの流れを事前に理解しておくことは、計画的な施工の実現に役立ちます。

リフォーム会社では依頼があった場合、まずは設置場所の確認と設計を行い、必要に応じて建築基準法の確認や許可申請を進めます。その後、壁の解体や窓枠の取り付け、仕上げ作業に移ります。

依頼主もこのプロセスを明確に把握しておくことで、施工スケジュールや費用に関するトラブルを未然に防げるでしょう

室内窓の場合は外壁に影響を与えないため、設置のプロセスが比較的簡単です。

まず、リフォームの流れとしては、リフォーム会社とともに設置場所を選定して設計するのが最初のステップです。室内窓のサイズやデザインを決めた後、作業員が既存の壁を調整し窓枠を取り付ける作業に移ります。

その後、仕上げとして窓枠の周囲をきれいに加工し、全体のデザインに調和させる工程が必要です。室内窓には、設置後のリフォームや模様替えにも対応しやすいという利点があります。

たとえば、別のデザインのガラスを後から追加することや、窓枠を塗り替えて部屋の印象を変えることも可能です。

加えて、室内窓は必要に応じて簡単に取り外しが可能であり、将来的な間取り変更や用途の変更にも柔軟に対応できます。

明かり取り窓・室内窓の設置事例

明かり取り窓は戸建住宅で使用されますが、室内窓はマンションでも使用されます。ここでは、明かり取り窓・室内窓の設置事例をご紹介します。

明かりの入らない部屋に室内窓を設置した事例

ビフォー

アフター

施工会社 ナサホーム
費用 560万円以上(全面リフォーム)
築年数 30年

もともと和室だった部屋が明かりが入らなかったため、洋室にリフォームして部屋と部屋との仕切り壁面に室内窓を設置しました。LDKに面した部屋なので、料理中の匂いがする場合も窓を閉めればにおいを気にせず光を取り込めます。

今までは閉鎖的な空間でしたが、室内窓の設置によって明かりを取り込める空間へと変貌しました。

通風と採光かねた明かり取り窓・室内窓を設置した事例

ビフォー

アフター

施工会社 アートリフォーム
費用 800万円以上(フルリフォーム)

もともと和室で外壁に面していない部屋だったため、通風や採光に難がありました。今回和室を洋室にリフォームして内壁に室内窓を設置したことで、換気や自然な通風を確保できています。

また、間仕切りの上部に室内窓を配置したことで適度な採光を確保しつつ部屋内のプライバシーを確保しました。

猫とともに快適に暮らすために室内窓を設置した事例

アフター

施工会社 N-Basic by 安江工務店
築年数 7年

猫3匹と快適に暮らすために、まず考えたのは安全性です。猫がキッチンに出入りすると火を扱うので危険が伴います。そのため、キッチンとリビングを間仕切りで仕切る必要がありました。

ただ、間仕切り壁で仕切ってしまうとキッチンが閉塞的な空間になってしまい、快適性が損なわれてしまいます。そのため、間仕切り壁に室内窓を積極的に取り入れることで、採光を確保して開放感を得ることができました。

まとめ

明かり取り窓や室内窓は、自然光や風を効果的に取り入れることで、住まいの快適性と機能性を向上させる便利な設備です。

明かり取り窓は特に外光を取り入れるのに優れ、室内を明るく広く見せる効果があります。一方、室内窓は隣接する部屋同士の光や空気を共有し、閉塞感を軽減しつつプライバシーを守る役割を果たします。

ただし、これらの窓の設置にはデメリットや注意点もあるため、計画的に進めることが重要です。

たとえば、明かり取り窓では日差しやプライバシーの管理が課題となる可能性があります。一方、室内窓でも防音や必要に応じて視線を遮るなど配慮が必要です。

適切な設計と信頼できるリフォーム会社を選ぶことで、明かり取り窓や室内窓の魅力を最大限に引き出すことができます。設置の目的や場所に合わせて計画を立てることで、理想的な住空間を実現し、暮らしにさらなる快適さをもたらしましょう。

JR神戸駅前のHDC神戸には、明かり取り窓や室内窓の後付けリフォームについて相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。最新の住宅設備を見て、明かり取り窓や室内窓の後付けリフォームと同時にキッチンや浴室といった設備を含めたリフォームを検討してみるのも、リフォーム後が想像できるのでおすすめです。

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