窓の隙間風におすすめの対策【根本的な解決は窓枠交換と内窓リフォームが最強】

この人に聞きました菊地重信

一級建築士、一級建築施工管理技士他様々な建築系資格を取得。ゼネコンで様々な業務を経験しながら一級建築士試験で苦労した経験を活かし、一級建築士試験を攻略するブログを運営。建設を学ぶ専門サイトの立ち上げ経験もあり。サッカーとお笑いが好き。フットサルとギターを嗜む。著書「学び直しの一級建築士」

冬になると、窓から入ってくる冷たい隙間風に悩まされることが多いですよね。部屋が寒く感じたり、暖房の効きが悪くなる原因となり、快適な生活を妨げます。

そこで今回は、手軽にできる隙間風対策から、根本的に解決するためのリフォームまで、効果的な方法をご紹介します。

特に、窓枠交換や内窓リフォームは隙間風を完全にシャットアウトし、快適な住環境を作る強力な手段です。ぜひ、状況に合った対策を取り入れて、寒さを防ぎましょう。

窓の隙間風はどこから入ってくるのか?

冬になると窓から隙間風が入ってきますが、その隙間風はいったいどこから入ってくるのでしょうか?

隙間風は窓枠や窓の隙間から入ってくる

隙間風は、主に窓枠や窓の開閉部分の隙間から入ってくるケースが多いです。

窓のフレームや窓枠部分は、時間が経つと少しずつ劣化し、目に見えない小さな隙間ができてしまいます。この隙間から外の冷たい空気が室内に流れ込み、特に寒い季節に不快な冷風を感じる可能性があります。

窓自体がしっかり閉まっているように見えても、実際にはぴったりと密閉されていないために隙間ができてしまうことが原因です。

また、古い家や長年使われている窓では、窓枠の取り付けや素材自体が時間とともに劣化して変形し、さらに隙間風が入りやすくなります。

木製の窓枠や、アルミなどの金属製のものでも、温度や湿度の影響で膨張や収縮を繰り返す場合があり、それが結果的に隙間を生じさせる原因になります

隙間風は、室内の暖かさを奪い、エアコンや暖房の効率を下げるため、できるだけ早めに対処することが大切です。

窓の隙間風がどこから入ってくるのかわからない場合のチェック方法

窓からどこに隙間風が入ってくるのかわからない場合は、いくつかの簡単なチェック方法を試してみるとよいでしょう。

まず、ティッシュや薄い紙を使って窓の周囲をゆっくりと動かし、風が通っている場所で紙が揺れるかどうかを確認します。この方法は非常にシンプルで手軽にできるため、多くの家庭で試せます。特に窓の隅や、開閉部分の周辺を重点的にチェックするとよいでしょう。

もう一つの方法として、夜間に手を使って冷気が入ってくるかを感じる方法があります。手をかざすと、窓枠や窓のフレームの隙間から冷たい空気が入り込んでいるのがはっきりわかる場合が多いです。

また、より視覚的に確認したい場合は、ロウソクやライターの火を使う方法もあります。火が隙間風で揺れると、そこに風が通っていることが確認できます。この方法を使う際には火事にならないよう、十分に注意してください。

隙間風と間違えやすいコールドドラフトとは

窓からの冷たい空気は、必ずしも隙間風が原因とは限りません。隙間風とよく似た現象に「コールドドラフト」があります。

コールドドラフトは、室内の暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れることで急激に冷やされ、その冷やされた空気が窓の下へと流れ込む現象です。このため、窓から直接風が入っているわけではないのに、まるで風が吹き込んでいるかのように感じる場合があります。

特に、断熱性能が低い窓ではコールドドラフトが起こりやすく、窓ガラスが薄い場合や、二重窓でない場合は室内の空気が冷やされやすくなります。これにより、隙間風がないのに寒さを感じる場合があります。

このような場合は、隙間風の対策だけでなく、窓自体の断熱性を向上させるためのリフォームが必要になるかもしれません。内窓を追加するなどの対策を行うことで、コールドドラフトによる冷気を防げます。

窓から隙間風が入ってくる原因

窓から隙間風が入ってくる原因はいくつかあります。主なものは、経年劣化による窓の歪み、窓枠の歪み、外壁の劣化、窓枠の断熱性不足によるコールドドラフトの4つです。

経年劣化による窓の歪み

窓は年月とともに劣化し、少しずつ歪んでくるものです。

特に木製の窓は、湿気や温度の変化によって膨張や収縮を繰り返すため、最初はぴったり閉まっていても、経年によって隙間が生じてしまう場合があります。

アルミなどの金属製の窓でも、長い期間使うことでフレームが劣化してくるため、密閉性が悪くなり、隙間風が入りやすくなります。

こうした経年劣化による窓の歪みは、時間とともに避けられないものですが、特に窓がしっかり閉まらなくなったり、開閉が固くなったりする場合は要注意です。

窓の歪みがひどくなると、窓自体の交換や大規模な修理が必要になるかもしれません。また、劣化した窓は隙間風だけでなく、雨水が侵入する原因にもなるため、早めの対処が必要です。

特に冬場に寒さを感じるようであれば、窓の状態をチェックし、必要であれば専門家に相談して対策を行うのが良いでしょう

経年劣化による窓枠の歪み

窓自体だけでなく、窓枠部分も時間が経つと劣化して歪んでくる場合があります。

特に、アルミ製の窓枠は軽量で耐久性がある一方で、長期間の使用によって少しずつ歪みやすくなります。窓枠が歪むと、窓がきちんと閉まらず、隙間ができてしまうため、そこから冷たい空気が入り込んで隙間風が発生します。

窓枠の歪みは見た目では分かりにくいことが多いですが、窓の開閉がスムーズでない場合や、閉めたときに窓がきっちりとフィットしない感じがする場合は、窓枠の歪みが原因かもしれません。

窓枠の歪みは、定期的なメンテナンスや修理で対応できますが、あまりにも歪みがひどい場合は、窓枠ごと交換することを検討する必要があります

シロアリなどによる外壁の被害

シロアリや他の害虫による被害も、窓からの隙間風の原因になる可能性があります。特に木造の家では、シロアリが窓枠や外壁の一部を食い荒らし、窓枠に隙間ができやすくなります

シロアリは目に見えない場所で被害を進行させるため、気づかないうちに窓枠が劣化し、隙間風が入ってくる原因になる場合があります。

シロアリによる被害を防ぐためには、定期的な点検が非常に重要です。シロアリが発生してしまうと、窓枠や外壁だけでなく、家全体の構造にも悪影響を及ぼすかもしれません。

早期に発見し、適切な対策を講じることで、隙間風の発生を防ぎ、家の耐久性を保てます。シロアリの予防や駆除は、専門の業者に依頼するのが最も確実です。

窓枠の断熱性能不足による冷風を隙間風と勘違い

窓から感じる冷たい風が、実際には隙間風ではなく、窓枠や窓ガラスの断熱性能が低いために生じる冷気であるケースがあります。

特に、古いアルミ製の窓枠は熱を通しやすく、外の冷たい空気がそのまま伝わってきます。その結果、隙間風がなくても、冷たい風が入ってきているように感じてしまう可能性があります。

このような場合は、窓枠や窓の断熱性能を向上させることで、冷たい風を防げます。具体的には、二重窓を設置したり、内窓を取り付けることで、断熱性能は大幅に改善が可能です

窓からの隙間風を軽減するおすすめの対策

窓からの隙間風を軽減するには、お手軽な対処法や根本的な解決策があります。ここでは、お手軽にできる対処方法を紹介します。

カーテンをつける

窓からの隙間風を防ぐための簡単な方法の一つは、カーテンを取り付けることです。特に、厚手のカーテンは外からの冷たい風を遮断し、室内の暖かさを逃さない効果があります。すでにカーテンをつけているかもしれませんが、カーテンの見直しは手軽にできる隙間風対策です。

冬場の寒さを和らげるためには、保温性の高いカーテンを選ぶと良いでしょう。例えば、断熱効果のある生地や、裏地がついているタイプのカーテンは特に効果的です。

また、カーテンを二重にすることで防寒効果がさらに高まります。外側には厚手の遮光カーテンを使い、内側にレースカーテンを掛ければ、外からの冷気を遮りつつ、室内の空気を循環させることが可能です。

加えて、カーテンは夏場にも役立つアイテムです。厚手のカーテンを使うと、直射日光を遮り、室内が暑くなりすぎるのを防げます。つまり、カーテンは季節を問わず、快適な室内環境を作り出すのに役立ちます。

冷気ブロックパネルをつける

冷気ブロックパネルは、窓からの隙間風を防ぐための便利なアイテムです。このパネルは、窓に直接貼り付けるタイプで、窓ガラスの断熱効果を高められます。特に冬の寒い時期に、窓から入り込む冷たい風を効果的に遮断できます。

取り付けも簡単で、工具を使わずに貼り付けられるため、手軽にDIYできる対策としておすすめです。透明なパネルを選べば、窓の見た目を損なわずに断熱効果を高めることができ、室内が明るく保たれます。

冷気ブロックパネルのメリットは、窓を交換するよりもコストを抑えつつ、断熱効果を得られる点です。特に賃貸住宅に住んでいる場合、窓そのものを変えることが難しいため、こうした簡易的な対策が有効です。

また、冷気ブロックパネルは繰り返し使えるタイプもあり、取り外して洗浄することも可能です。毎年冬に同じものを使用することができ、経済的です。

窓下ヒーターをつける

窓下ヒーターは、窓からの冷気を暖めることで、室内の寒さを軽減する優れた方法です。

窓から入ってくる冷たい風が足元に溜まる場合が多いため、ヒーターを窓下に設置することで、その冷たい空気を直接暖めます。これにより、部屋全体が効率よく暖まるため、エアコンや暖房器具の効果も高まります。

また、窓下ヒーターはコンパクトなサイズのものが多く、部屋のデザインに合わせやすいです。

ヒーターの温風が窓際を循環すると、窓ガラスに結露ができにくくなる効果もあります。結露は、室内の暖かい空気が冷たい窓に触れることで発生しますが、窓下ヒーターを使えば窓ガラスの温度を一定に保ち、結露を防げます。

さらに、窓下ヒーターは省エネタイプのものもあり、電気代を抑えながらも快適な室温を維持できるため、環境にも優しい選択肢です。

隙間ふさぎシートを貼る

隙間ふさぎシートは、窓の隙間を埋めるために非常に効果的なアイテムです。このシートは、窓枠の周りに貼り付けて、風の侵入を防ぐ役割を果たします。取り付けが簡単で、特別な工具や技術が必要ないため、誰でもすぐに対策できます。

シートは粘着性があり、窓のサイズに合わせて自由にカットできるため、どんな窓にも対応可能です。

隙間ふさぎシートを貼ることで、窓の密閉性が高まり、室内の暖かい空気を逃がしにくくなります。また、このシートはある程度の防音効果もあるため、外からの騒音も軽減できます

特に、交通量の多い場所や騒がしい環境に住んでいる場合には、隙間風対策だけでなく、防音効果も期待できるため、一石二鳥の効果があるでしょう。また、シートの素材によっては断熱効果も高く、室内の温度を快適に保てます。

カーテンボックスをつける

カーテンボックスを取り付けることで、カーテンと窓の間にできる隙間をふさぎ、隙間風を効果的に防ぐことが可能です。

カーテンボックスは、カーテンレールの上部に取り付けるカバーのようなもので、カーテンと壁の間に冷たい空気が流れ込むのを防ぐ働きをします。これにより、カーテンの内側にこもる冷気が室内に広がるのを防ぎ、暖房の効率も向上するでしょう。

さらに、カーテンボックスを使うことで、カーテンのデザインがより引き立つ効果もあります。カーテンボックス自体もインテリアの一部としてデザイン性のあるものが多く、部屋全体をスタイリッシュに演出できるでしょう。

取り付けは専門業者に依頼することもできますが、簡単なDIYで取り付けられるタイプも販売されています。カーテンボックスは手軽に導入できる防寒対策として、非常に効果的です。

雨戸をつける

雨戸は、窓からの冷たい風や隙間風を大幅に減らす効果があります。雨戸を閉めることで、外部からの風や冷気を直接シャットアウトするため、室内の温度が安定しやすくなるのです。

特に、風が強い日や寒さが厳しい冬の季節には、雨戸が冷風を遮断してくれるので、窓からの隙間風がほとんど感じられなくなるでしょう。また、防犯面でも雨戸は非常に効果的で、外部からの侵入を防ぐ役割を果たす点も見逃せません

さらに、雨戸は台風や強風から家を守る役割も果たします。窓ガラスが割れたり、家の外壁が損傷するのを防ぐため、雨戸は非常に有用です。

現代では、電動式の雨戸もあり、ボタン一つで簡単に開閉ができるため、手間をかけずに使える便利な防寒・防風対策となっています。雨戸は一度設置すれば、長期間にわたって家全体を守るための重要な役割を果たしてくれる優秀な建具です。

リフォームする

手軽な対策で窓からの隙間風が改善されない場合、リフォームを検討するのが効果的です。リフォームでは、窓自体や窓枠を交換でき、根本的な解決が可能です。

特に、古い窓や窓枠は経年劣化によって隙間ができやすくなり、どんな対策をしても風を完全に防ぐことが難しい場合があります。リフォームで最新の窓に交換することで、断熱性能も向上し、冬場の隙間風だけでなく、夏場の暑さ対策にも効果を発揮します。

また、窓のリフォームでは、内窓を取り付けたり、二重窓にすることもおすすめです。これにより、窓からの隙間風が大幅に減り、さらに冷暖房のエネルギー効率も向上します。

リフォームは一時的な費用がかかるものの、長期的には快適な生活環境を作り出し、電気代の節約にもつながります。特に寒冷地や古い家に住んでいる場合は、リフォームによる隙間風対策が最も効果的な解決策となるでしょう。

JR神戸駅前のHDC神戸には窓の隙間風対策のリフォームについて相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。窓・窓枠の交換をお考えの方は施工事例などの話を聞くと、窓・窓枠のリフォーム後が現実的に想像できるのでおすすめです。

根本的に解決するならリフォームをしよう

隙間風を根本的に解決するには、やはり原因となる隙間を埋めなければなりません。窓枠の交換や内窓を設置するリフォームが必要になるでしょう。

歪んだ窓・窓枠の交換

窓や窓枠が歪んでいると、隙間風を完全に防ぐことが難しくなります。このような場合、窓や窓枠を交換することが最も効果的な解決策です。

古い窓や窓枠は、長年の使用によって少しずつ歪みが生じ、密閉性が低下します。窓をしっかり閉めても隙間ができてしまう場合があり、隙間風が室内に入り込んでしまうでしょう。こうした問題は、窓や窓枠の交換で根本的に解決できます。

新しい窓や窓枠は、断熱性能が高く設計されており、隙間風を効果的に防ぐことが可能です。特に、最新の窓技術では、気密性が非常に高いため、窓を閉めるだけで外からの風や音がほとんど入らなくなるでしょう。

交換には費用がかかりますが、一度交換することで長期間にわたり快適な生活環境を保てます。また、エネルギー効率も向上するため、暖房や冷房の効果が高まり、光熱費の節約にもつながります。

二重窓・内窓をつける

内窓の設置も、窓からの隙間風対策に効果的です。

内窓は、既存の窓の内側にもう一つ窓を設置する方法で、二重窓のように機能します。これにより、窓と窓の間に空気の層ができるため、外の冷たい空気が室内に直接伝わるのを防ぎます。内窓を設置することで、断熱効果が大幅に向上し、暖房効率も良くなるでしょう。

内窓の設置は比較的簡単で、既存の窓に取り付けるだけで済むため、リフォーム費用も抑えられます。また、内窓は防音効果もあり、外からの騒音を大幅に減らすことができるため、静かな室内環境を作り出せます。

特に寒冷地や都会の騒音が気になる地域では、内窓を取り付けることで、快適さと静けさの両方を手に入れられるでしょう。

複層ガラス・ペアガラスにする

複層ガラス・ペアガラスは、窓からの隙間風や冷気を根本的に防ぐための非常に効果的な方法です。

ペアガラスは、二枚の窓ガラスを重ねて設置し、窓の間に空気の層を作り出します。複層ガラスは複数の窓ガラスを重ねて設置することで、ペアガラスと同様にガラスとガラスの間に空気の層を作ります。

この空気の層が断熱効果を発揮し、外の冷たい空気が室内に伝わるのを防ぎます。また、夏場には外からの熱を遮断する効果もあるため、季節を問わず快適な室内環境を保てるでしょう。

複層ガラス・ペアガラスのもう一つの利点は、防音効果が非常に高いことです。ガラスが二重になっているため、外からの音が遮断され、室内は非常に静かになります。

特に、交通量の多い場所や、騒音の多い環境に住んでいる場合には、複層ガラス・ペアガラスは快適な生活環境を作り出すために非常に効果的です。

樹脂製の窓枠に変える

樹脂製の窓枠に変更することで、窓からの隙間風や冷気の侵入を大幅に防げます。

アルミ製の窓枠は軽量で耐久性がありますが、熱を通しやすく、冬場には外の冷たい空気が伝わってしまいます。一方で、樹脂製の窓枠は断熱性能が非常に高く、外の温度が室内に伝わりにくいのが特徴です。これにより室内の暖かさが保たれ、隙間風を感じにくくなるでしょう。

樹脂製の窓枠は気密性が高いため、隙間ができにくく、窓を閉めるだけでしっかりと密閉されます。さらに樹脂製の窓枠は耐久性が高く、長期間使用しても劣化しにくいため、一度交換すれば長く使用可能です。

JR神戸駅前のHDC神戸や大阪駅前グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備ショールームやリフォーム会社が複数入っており、住まいのプロからアドバイスを聞くことができます。お近くの方は行ってみるのもよいでしょう。

窓の隙間風対策でリフォームした事例

ここでは、窓の隙間風や寒さが気になりリフォームした事例をご紹介します。

隙間風対策に内窓を取り付けた事例

ビフォー

アフター

施工会社 ナサホーム
築年数 20年

大きな掃き出し窓であったため、空調が効きづらく結露することが問題でした。そこで、内窓を設置した事例です。

工事が終わり、快適に使用していただいています。

トイレの寒さ防止に内窓をつけた事例

アフター

施工会社 みずらぼ
費用 70万円(トイレリフォーム含む)
築年数 43年

トイレのリフォームに合わせて、寒さをなんとかするために窓枠も変更した事例です。内窓を設置したため、結露を防ぐことができ、寒さもやわらぎました。

防寒効果を実感した施主は、後日にキッチンにも内窓を新設したようです。

防音性能を期待して内窓を取り付けた事例

アフター

施工会社 r-cove*home by N-Basic
築年数 約50年

内窓は隙間風の対策も兼ねてくれますが、今回の事例は防音性に注目したリフォーム事例です。施主は、窓が大きいことから、外からの騒音にお悩みでしたので、内窓を設置しました。

まとめ

窓からの隙間風は、寒い季節にとても不快で、暖房の効果も下がってしまいます。しかし、対策を取ることでこの問題を解消できます。

まず、手軽にできる方法として、厚手のカーテンをつけたり、冷気ブロックパネルや隙間ふさぎシートを窓に取り付けることが挙げられます。これらのアイテムは、道具を使わずに簡単に設置でき、費用も比較的安価なので、すぐに実践できる点が魅力です。

また、窓下にヒーターを設置したり、カーテンボックスをつけることも有効な手段です。ヒーターは窓から入る冷気を温め、カーテンボックスはカーテンと窓の隙間から冷たい空気が入るのを防ぎます。

これらの対策でも十分な効果を感じられない場合は、根本的な解決方法としてリフォームを考えることが重要です。特に、窓や窓枠が古くなっている場合、隙間風を完全に防ぐのは難しくなります。

そこで、窓枠の交換や内窓の設置、ペアガラスにするリフォームが効果的です。これらのリフォームは、隙間風を防ぐだけでなく、家全体の断熱性能を向上させるため、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるようになります。

樹脂製の窓枠に交換することで、さらに高い断熱効果を期待でき、快適な生活環境を作り出せます。

手軽な方法から試し、必要に応じてリフォームを検討することで、隙間風の問題を解決できます。どの方法も、快適な住まいづくりのために重要な対策となるため、状況に応じて最適な手段を選びましょう。

JR神戸駅前のHDC神戸には、隙間風の対策について相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店していますので、最新の窓などの住宅設備を見て、ご自宅の隙間風対策に合う窓を検討してみるのも、完成図が想像できるのでおすすめです。

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