【ハーブについて教えます!】ハーブの種類や効能、お料理に使えるものなど徹底解説

1万種類以上存在すると言われているハーブ。その活用方法は幅広く、食用や飲用をはじめ、美容や薬用として使われることもあります。本記事では、ハーブにあまり触れたことのない方に向けて、基本的なハーブの活用方法や、ガーデニングにおすすめのハーブ、飲用やお料理に使えるハーブについて紹介していきます。好みのハーブを見つけて、ぜひライフスタイルに取り入れてみてくださいね。

ハーブの基本

ここでは、ハーブ初心者の方に向けて、ハーブの活用方法ドライハーブについて解説していきます。

ハーブとは

ハーブとは一般的に、香りがあって飲食などに有用な植物のことを指します。ハーブは葉や茎、花を利用するものや、根や種を利用するものがあります。種類もとても多く、現在では1万種類以上が存在するといわれています。また、香りや効用も幅広く、飲食以外にも生活のさまざまなシーンで活用できるところもハーブの特徴です。

ハーブの活用方法

初心者の方でも挑戦しやすい、ハーブの活用方法はおもに下記の4つです。

  • ガーデニング
  • ハーブティー
  • 料理
  • 香りを楽しむ

お庭やベランダがあれば、ハーブを育てるのもおすすめです。寄せ植えをして見た目を楽しんだり、食用のハーブを植えて、摘み取って食事や飲み物に取り入れてみるのも楽しいですよ。ハーブにはさまざまな効用があるので、体調に合ったハーブティーを飲んで、リラックスするのもいいですよね。お料理に使えるハーブもたくさんあります。ハーブは味にアクセントをつけたり、お魚やお肉の臭みを消したりするのにも活躍するので、お料理が好きな方はぜひ取り入れてみることをおすすめします。また、お部屋に置いて香りを楽しむのもおすすめです。

ドライハーブとは?

ハーブの状態には、収穫したままの「フレッシュハーブ」と、乾燥させた「ドライハーブ」があります。ドライハーブは、半年〜1年ほどの長期的な保存ができるため、使いたい時に使える点がメリットです。ドライハーブの作り方は簡単で、フレッシュハーブを軽く水で洗い、水分を拭き取ってから少量ずつ逆さにして吊るしておくだけでOKです。ドライハーブに向いているのは、ローズマリーやタイムなどの、お料理に使用することが多いハーブです。

ガーデニングにもおすすめ!お花がきれいなハーブ 4選

ここからは、ガーデニングにおすすめのハーブを紹介します。ここで紹介するハーブは、きれいな花をつけるので、お庭やベランダを華やかにしてくれますよ。ぜひチェックしてみてください。

ラベンダー

ハーブの中でも人気の高いラベンダー。ラベンダーは初夏にたくさんの小花が開花します。定番の紫だけでなく、白やピンクのラベンダーも可愛らしくておすすめです。ベランダやお庭で咲いていると、風でラベンダーの良い香りがお部屋に入ってきて、とても癒されますよ。

ナスタチウム

ナスタチウムは、丸い葉にオレンジや黄色のカラフルな花を咲かせます。また、独特の香りが特徴で、お庭やベランダに置いておくだけで、アブラムシを寄せ付けない効果もあります。ナスタチウムは、葉や花が食用として利用できるので、カラフルなサラダにしたり、メインプレートの付け合わせにしたり、料理のアクセントとして取り入れることもできますよ。

ルー(ヘンルーダ)

ヨーロッパ南部を原産とするルー(ヘンルーダ)は、高さが1mほどまで成長し、黄色く可愛らしい小花をつけます。香りが独特で甘味のある山椒のような香りが特徴です。レースの模様のような見た目から、海外では「優雅なハーブ」とも呼ばれていて、ガーデニングに取り入れる方が多い人気のハーブのひとつです。

ヤグルマギク(コーンフラワー)

春から初夏にかけて開花するキク科のヤグルマギク。花びらの形が矢車のように放射状になっているのが特徴です。花の色も、青、ピンク、白以外にもダークレッドや黒などおしゃれな色がたくさんあります。ガーデニング用としてとても人気のハーブで、ドライフラワーにしたい方にもおすすめのハーブです。

ハーブティーにおすすめのハーブ3選

ここからは、ハーブティーにおすすめの代表的な3つのハーブを紹介します。これらのハーブは香りが良いこと以外にも、魅力的な効能がたくさんあるので、体調や気分に合わせて取り入れてみることをおすすめします。

カモミール

カモミールは古くから薬草として使用されているハーブのひとつです。現在では、不眠や不安、胃のむかつきなどの胃腸の障害にも有用とされていいます。そのため心身をリラックスさせたいとき、夜眠る前に一息つきたいときなどにもおすすめです。香りが苦手な方は、ハチミツを入れると美味しく飲めますよ。

レモングラス

レモングラスはさわやかなレモン風味の香りが特徴のハーブです。ハーブティーとして飲用する以外に、タイ料理にもよく使われています。レモングラスには食後の消化を促進したり、食欲不振や胃腸の調子を整えたりする働きがあります。レモングラスのすっきりとした風味は、食後のお口直しに最適です。また、夏の暑い日にはアイスティーにしていただくのもおすすめです。
生レモングラスティー#なゆのお茶旅 pic.twitter.com/bY4wHQG5HZ

ローズマリー

地中海沿岸が原産のローズマリー。清々しく力強い香りが特徴で、ハーブティーや料理をはじめ、化粧品やアロマセラピーに使われることも。ローズマリーには抗酸化成分が含まれているため、アンチエイジングの効果も期待できます。また、ロスマリン酸というアレルギー症状を抑制する作用も持っているため、花粉症の症状で辛いときに取り入れてみるのもおすすめですよ。

ハーブティーの美味しい入れ方

ここでは、ハーブティーを美味しく入れる方法を解説します。

  1. ポットをお湯で温める
  2. ティーカップ1杯に対して、ティースプーン1杯程度のハーブをポットに入れる
  3. お湯をポットに注いで蒸らす
  4. ティーポットのお茶を揺らして濃度を均一にしたら、カップに注ぐ

コツは、ポットをお湯で温めておくことです。そうすることで、ハーブから香りや成分が出やすくなり、質の高いハーブティーを楽しめます。また、ポットを持っていない場合には、100均などで売っている緑茶用のパックを使うのも、簡単でおすすめですよ。

ハーブの活用ーお料理編ー

ハーブはたくさんのお料理に活用できます。スパイスとしてだけではなく、サラダに入れたり、お菓子作りに使えるハーブもあります。ここでは、ハーブの特性に合わせた、お料理での活用方法を解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

お料理に使えるハーブの種類

お料理に使える代表的なハーブは、下記です。

  • バジル
  • ローズマリー
  • オレガノ
  • ローリエ
  • タイム

イタリア料理に使われることが多いバジル。オリーブオイルや塩との相性がいいので、パスタやピザによく合います。すっきりと強い香りが特徴のローズマリー。お肉やお魚を焼くときに一緒に入れると、臭み消しにも使えます。また、葉をオリーブオイルなどに漬け込んで香り付けすると、パスタやお肉料理にかけて香りを楽しむこともできます。オレガノは乾燥させてハーブソルトにしたり、ソテーやスープにかけるだけで、本格的なイタリア料理の味わいになりますよ。

ローリエは、カレーやシチュー、ポトフなどの煮込み料理のときに香りづけに入れるのがおすすめ。一緒に入れて煮込むだけで風味豊かに仕上がります。タイムはお肉やお魚の臭み消しや、防腐効果があります。ブーケガルニとして煮込み料理に使われることも多いハーブです。それぞれのハーブの特性に合わせて、色々なお料理に活用したいですね。

サラダに使うと美味しいハーブ

ここからは、サラダとして食べると美味しいハーブを3つ紹介していきます。

  • ルッコラ
  • イタリアンパセリ
  • クレソン

ゴマのような香ばしい風味と少しの辛味が特徴的なルッコラは、葉も柔らかく食べやすいので、サラダにするのがおすすめです。生ハムなどと合わせてイタリアンサラダにしたり、山芋やしらすと合わせた和風のサラダにしたり、幅広いアレンジができるハーブです。イタリアンパセリは、細い茎と深い切り込みの葉を持つハーブで、柔らかい食感も特徴。生で食べられて苦味が少なく、マイルドな味わいがサラダにぴったりです。イタリアンパセリと聞くと、サンドイッチなどに添えられる縮れたパセリと混同されがちですが、そもそも品種が違います。縮れたパセリは苦味やえぐみが強いため、生食にはあまり向きません。美味しく食べるには、フライや天ぷらにして火を通すのがおすすめですよ。

ピリッとした辛味と爽やかな風味が特徴のクレソン。栄養価も高く生で食べるのが推奨されていることもあり、サラダで食べるのがおすすめです。生ハムやベーコンとの相性もよく、さっぱりとしたドレッシングとも良く合います。

お菓子作りに使えるハーブ

お料理やハーブティーだけでなく、お菓子作りに活用できるハーブもあります。特に以下の3つはクッキーやマフィンなどに入れると、風味豊かになるので、おすすめですよ。

  • ミント
  • ローズマリー
  • ゼラニウム

すーっとした爽やかな風味で清涼感が得られるミントは、チョコレートとの相性が抜群です。チョコミントを使ったアイスクリームやタルトは特に人気が高いスイーツですよね。ローズマリーはクッキーやパウンドケーキに入れると、香り高く大人の味に仕上がるのが特徴です。そのため、甘すぎるスイーツが苦手な方にもおすすめのハーブです。バラのような香りとフレッシュグリーンのような香りを持つゼラニウム。香りが良いため、パイやマドレーヌなどの焼き菓子にぴったりのハーブです。焼き上がりと同時にゼラニウムの香りがふんわり漂い、ほっと一息つけるティータイムを演出してくれますよ。

ハーブの活用ー虫除け編ー

ハーブは、虫除けにもなるってご存知でしたか?虫が増える夏は特にハーブを使った虫除けがおすすめです。ここでは虫除けとして活用できるハーブの種類や、使い方について解説していきます。おうちでの虫除けだけでなく、お出掛けするときの対策としてもぜひ活用してみてください。

虫除けとしても使えるって本当?

小さいお子さんやペットがいる場合、強い薬剤が配合された虫除けスプレーを使うのに抵抗がある方も多いですよね。そのような方におすすめしたいのが、ハーブを使った虫除けです。ハーブには、虫が嫌がる成分や香りが含まれているものがいくつかあります。それらをドライハーブにして布に入れて持ち歩いたり、精油や精製水と混ぜて虫除けスプレーを作って一拭きすれば、お肌の弱い方でも安心して使える虫除けになります。

虫除け効果があるハーブ

実際に虫除け効果があるハーブはおもに下記の3つです。

  • ペパーミント
  • レモングラス
  • ゼラニウム

ペパーミントの爽快な強い香りの中には、虫が苦手な「メントール」の成分が含まれています。ペパーミントはおもに蚊やアリなどに効果があります。爽やかな香りが特徴のレモングラスも、蚊やダニなどへの防虫効果の高い「シトラール」や「シトロネラール」といった成分が含まれています。原産国のインドでは、蚊除けとして昔から使われているハーブとして有名です。ゼラニウムには、「テルピネオール」という防虫作用のある成分が含まれています。ゼラニウムは香りがよく花も綺麗なので、お庭だけでなく室内に飾るのもおすすめです。お部屋の中で育てているだけで、虫除け効果が期待できますよ。

まとめ|ハーブは食用や観賞用など種類豊富!活用方法を知って好みのハーブを選ぼう

ハーブは、種類も多いだけではなく、効能や特性もさまざまです。綺麗なお花を咲かせるものは、観賞用としてガーデニングを楽しんだり、香りのいいものはお料理やハーブティーとして飲食を楽しんだり、たくさんの活用方法があります。ライフスタイルや好みに合わせた活用方法を知って、ハーブのある生活を楽しんでくださいね。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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