ベランダ菜園を始めよう。初心者向けの野菜や必要な道具を紹介 – Onnela[オンネラ]|おうちのなかを、もっとしあわせに。  

ベランダ菜園を始めよう。初心者向けの野菜や必要な道具を紹介

限られたスペースでも野菜を育てられるベランダ菜園は、食育の文脈でも人気です。しかし、初心者でも手軽に始められる一方で、見落としがちな注意点もあります。ベランダ菜園を始める前に基本的なことを確認しておきましょう。

ベランダ菜園の魅力とは?

なぜ、ベランダ菜園は人気があるのでしょうか?ベランダ菜園の魅力を具体的に紹介します。

自分の作った野菜を食べられる

安心かつ新鮮な野菜を食べられるのが、家庭菜園の魅力です。自分で作るので、農薬を使わずに育てることもできます。また、その新鮮さは言うまでもないでしょう。

ちょっとサラダを作りたいというときや、お味噌汁の具を足したいというときにも、ベランダに収穫に行けば、その場で収穫したての野菜を食卓に並べることができます。

また、スーパーで売られている野菜は、葉を取り除いた状態で販売されている野菜もあります。例えば、葉の部分が萎れやすい大根などです。

しかし、自分で育てれば、野菜本来の形を余すことなくいただくことができます。

育てる楽しみがある

家庭菜園では、自分で種をまき、葉を出し、成長し、実を付けて収穫するところまでの全てを体験できます。子どもがいる家庭であれば、親子で家庭菜園を楽しむのもよいでしょう。

また、食卓に登場する野菜が、どのようなプロセスを経てお料理という形になるのかを、自らの体験をもって実感することができます。まさに『食育』の役割をも果たしてくれるといえます。

どの野菜を育てようかと迷った場合は、子どもと一緒に始められそうな簡単な野菜から始めましょう。

家計が助かる

家庭菜園の魅力の一つとして、『家計が助かる』ことが挙げられます。

もちろん、育てる手間がかかるので、家庭菜園の野菜を育てる時間や、育てるためのプランター・土・苗などを準備する費用はかかります。

しかし、継続して育て続けるのであれば、家計の助けになるでしょう。栽培が順調に進んで一定の収穫量を確保できるようになれば、食費を1割程度カットできうる、というデータもあります。

また、例えばラディッシュのような『サラダのアクセントとして食べる程度で、わざわざ買ってまで食べることはほどんどない』という野菜の場合、買っても出費がかさむので手を出しにくいという人もいるでしょう。

このような野菜の場合は、買わずに栽培することで、日々の食卓に彩りが加わるばかりでなく、家計の助けにもなります。

このように、家庭菜園で野菜を育てれば、ある程度の固定費用の中で栄養も彩りもアップしつつ、コストを抑えることが可能になります。

初心者向けの野菜は?

ベランダの中の限られたスペースで、初心者でも育てることができるものを紹介します。どの野菜を育てようかと迷っているときは、こちらを参考にしてみましょう。

バジルやローズマリーなど『ハーブ類』

初心者が育てやすい代表的な野菜のひとつが『ハーブ類』です。

バジルやローズマリーなどのハーブ類は、『育てやすい』『病害虫の被害が少ない』『普段使いしやすい』という、家庭菜園の初心者にとって嬉しい条件が揃っています。

また、イタリアンパセリは、一度育て始めると長い間収穫し続けられるので、年間を通して頻繁に使うことが可能です。

さらに、ラディッシュは、育て始めてから収穫するまでの期間が短いので、家庭菜園での収穫の楽しさを実感しやすいでしょう。

手軽で豊富に収穫できる『シシトウ』

シシトウは、夏から秋にかけて収穫できる野菜です。

スーパーで買ってきたシシトウに含まれている種を使って育てることもできますし、よりスムーズに育てるのであれば、苗を買ってくるとよいでしょう。

シシトウは乾燥にも強く、水やりや肥料など育てる上で重要なポイントさえ押さえておけば、初心者でも育てやすいのが嬉しいところです。

また、実を頻繁に付けてくれるので毎週のように収穫できる場合もあります。

シシトウは、お料理で使えるバリエーションも広く使いやすいので、ここから始めてみるのもよいかもしれません。

プランターでも育てやすい『ミニトマト』

大きいトマトは栽培中の管理に少し手間がかかるのですが、ミニトマトは栽培期間が短く、プランターでも育てやすいため、初めての家庭菜園にぴったりの野菜です。

乾燥気味の環境でも、水が少々多めの環境でも、どちらでも適応できる植物なので、水やりにそれほど気を使わなくても育ちやすい傾向にあります。

ただし、少し水分控えめに育てた方が、甘めのトマトに育ちます。

育てやすさの観点からは、ぺぺ・ミニキャロル、チェリーゴールドなどの品種が人気です。

ベランダ菜園に必要なもの

ベランダ菜園には、育てたい野菜の種や苗だけではなく、いくつかの道具が必要です。

ここでは、基本的にどの野菜を育てる上でも必要となる最低限用意するべき道具を紹介します。育てたい野菜によっては、さらに他の道具も必要になることもありますが、まずはこちらの道具をしっかりと押さえていきましょう

重要なのは土

野菜の栽培を成功させる鍵となるのは『土』です。

『培養土』という、さまざまな土がブレンドされた状態で販売されているものを買ってきてもよいです。

また、育てたい野菜に、より適した土の配合を調べて自分でブレンドするという方法もあります。

家庭菜園の初心者の場合は、培養土を買ってくる方が手軽で失敗もないのでおすすめです。

野菜を育てるプランター

ベランダ菜園は限られたスペースで行うため、プランターが必須です。プランターで育てると持ち運びも容易になるので、その日の気候に合わせて移動もしやすいでしょう。

プランターは、大小・深浅のさまざまなサイズが展開されていますが、育てる野菜によって、適切なサイズが決まっています。ただしプランターを選ぶ際、持ち運びの観点からも、自力で運べないほどに大きかったり重かったりするプランターは避けましょう。

また、プランターには、サイズごとに必要な土の量も記載されているので、初心者でも安心です。

虫除け・肥料

野菜を育てるには、生育を促すための肥料も必要になってきます。

肥料には、効果が緩やかなものと即効性があるものがあります。即効性があるものは効き目は早いのですが、投与量やタイミングを間違えた際に、リカバリーすることが難しいです。

そのため、初心者には栄養素の配合のバランスが取れた『緩行性の有機肥料』が使いやすくておすすめです。

また、形状としては『粒状に加工されたもの』をおすすめします。加工されていない状態の有機肥料は、害虫のコントロールが難しく、失敗につながるリスクもあるためです。

ベランダ菜園の手順

必要な道具もわかったところで、具体的な手順の紹介です。先ほど紹介した必要な道具がどのプロセスで使われるのか、イメージしながら読み進めてみましょう。

プランターに培養土を入れる

育てたい野菜に適切なサイズのプランターを準備したら、その中に培養土を入れていきましょう。『家庭用菜園』と書かれている商品があれば、それを選べばOKです。この段階で肥料が必要な場合は、培養土の中に混ぜ込んでいきます。

次に、プランターの底に、水はけをよくするための『鉢底石』、鉢の底から泥水があふれるのを防いでくれる『鉢底布』などを置き、その上から培養土を入れていきましょう。

このとき土を入れる上限は、プランターの上から3〜5cmくらいまでの深さが最適だと言われています。この3〜5cmくらいの空間は『ウォータースペース』です。このスペースを設けておくと、水やりをしたときに、プランターから泥水がこぼれるのを防げます。

種をまく

プランターの中に土を入れたら、種をまいていきましょう。

まず、土を手で押さえて、表面を平らにならしていきます。ならしたら、少し水をかけて土の表面を湿らせておきましょう。

次に、土の上に種をまいていきます。種によって具体的なまき方は変わってきますので、育てたい野菜に合わせましょう。

まき終わったら、種が隠れるくらいの目安で、上に土をかぶせます。仕上げに、種が流れないように気をつけながら、たっぷりと水やりをしましょう。

失敗しないコツ

手軽に始めることができるベランダ菜園ですが、せっかく始めるのであれば、可能な限り失敗は避けたいものです。育て始める前に確認すべきこと、育て方のチェックポイントを紹介します。

環境に合った野菜を選ぶ

ベランダ菜園を成功させるためには、日照条件や風通しなどの栽培環境を把握しておくことが重要なポイントです。

例えば、大半のベランダには、フェンスや軒などがあるので、庭などで育てる場合よりも日当たりは悪くなるでしょう。

また、ベランダが南向きなのか北向きなのかということも、日照条件を左右します。日照時間や風通しなどを事前に確認し、育成環境に適した野菜を選ぶとスムーズに育てられるでしょう。

さらに、ベランダ菜園を失敗させないためには、プランターの置き場所として『室外機』の風が当たる範囲を避けることが重要です。

ベランダ菜園では、植物をプランターの中で育てることになるため、土に直接植える場合よりも乾燥しやすい状態になってしまっています。また植物には、人工的な強い風や熱風に弱いという特徴もあります。

そのため、室外機の風を当てて、さらに乾燥した状態に野菜をさらすのは避けましょう。

水やりは涼しい時間に

水やりには、朝や夕方などの涼しい時間帯を選びます。暑い時間帯に水やりをして、植物の熱を取りたいとつい思ってしまいそうですが、これは逆効果なのです。

例えば、気温が高い日中、カンカン照りの中で水やりをしてしまうと、植物が植えられている土の中で水の気温がどんどん上がってしまいます。そのため、結果的に熱湯を注いだような状態と同じようになってしまうのです。

温度の高い水を植物に与えると、根を傷める原因となってしまいます。また、生育している植物の葉に水分がついている状態で日光に当たってしまうと、水滴がまるでレンズのようになってしまい、葉が焼けてしまうこともあるのです。

苗からはじめるのがおすすめ

野菜は、種からでも育てらますが、ある程度まで育っている『苗』を購入して育てる方が失敗が少ないでしょう。野菜によっては、種まきから芽が出て苗になるまでに時間がかかるものもあります。

苗から育てる場合には、『元気な苗を選ぶこと』が、栽培を成功させるポイントです。

まず、苗を選ぶ際には、葉の色に着目しましょう。黄色くなっているものは避け、できるだけ緑色のものを選びます。

また、葉に斑点があったり、少し萎れているような場合は、病気の可能性があるので避けましょう。茎は、できるだけ太くてしっかりしているとよいです。

集合住宅はここもチェック

マンションなどの集合住宅でベランダ菜園を始めたい場合には、事前に必ずチェックしておいた方がよいポイントがあります。安全面に関わる項目ですので、ベランダ菜園のコツなど以前に前提として遵守すべき内容です。

ベランダは共有部!管理規則を確認

集合住宅に住んでいてベランダ菜園を始めたいと思っている場合、栽培を始める前に、物件ごとに定められている管理規則を事前に確認しましょう。

集合住宅のベランダは、共有部分です。あらかじめ管理規則が定められており、小さなプランターであったとしても、置くことそのものが禁止されているケースもあります。

また、栽培が可能とされていても、育てている野菜から虫が発生すると、近所にも迷惑をかける可能性があるので、細心の注意が必要です。

避難経路をふさがない

集合住宅のベランダは、避難経路になっています。万が一のときには人命に関わることになるので、隣の家との境目を植物のプランターなどで塞ぐのは、絶対にやめましょう。

また、上下階を結ぶ避難梯子などがある場合、その上をプランターなどで塞ぐのも禁止行為に当たります。

確かに、ベランダという限られたスペースの中で野菜を育てようとすると、日当たりのよい場所など、どうしても栽培に適切な場所も限られてきてしまいます。

しかし、優先すべきはルールです。ルールを守りながら、プランターの置き場所を上手に工夫してみましょう。

ベランダ菜園を楽しもう

ベランダ菜園を始めると、新鮮で安全な野菜を収穫することができる上に、家計の助けにもなるなど、メリットがたくさんあります。

育てやすい野菜を選んでコツを押さえておけば失敗も少なく、収穫量も確保でき、ベランダ菜園ならではの醍醐味を味わうことができるでしょう。

ただし、集合住宅でベランダ菜園を始める場合には、始める前の規約確認が必須です。ルールを守りながら、ベランダ菜園を楽しみましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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