余ったおかずや作り置きご飯をまとめるのに便利なタッパー。100均やニトリで便利でかわいいタッパーを見つけると、ついつい買い足してしまいますよね。
ただ、増え続けるタッパーの収納場所に困り「キッチン整理がうまくいかない」なんて人は多いのではないでしょうか。
今回は、タッパー収納に悩む人のために、スッキリ片付ける方法を紹介します。タッパーをまとめるのに便利な収納ケースも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
タッパーを収納する前の3つのチェックポイント
どんなに画期的な収納方法を試すにしても、まず始めに手持ちのタッパーを確認・把握することが大切です。新しい収納グッズを購入する前に、今回紹介する3つのチェックポイントを実施してみてくださいね。
- タッパーを一ヶ所に集めてみよう
- 断捨離しよう
- 分類しよう
順に紹介します。
タッパーを一ヶ所に集めてみよう
普段から使っているタッパーや滅多に使わずに棚の奥に収納していたタッパーなどを、全て一ヶ所に集めましょう。
実家に帰省した際などに、土産としてもらった手作り料理が入っていたタッパーも棚の奥に眠っているかもしれません。押し入れや食器棚の奥までチェックしてください。冷蔵庫や冷凍庫で使用しているタッパーは、個数やサイズを確認してメモしておくと良いですよ。
一ヶ所に集めてみると、タッパーをいかに保有していたのか可視化できるので、必要・不必要を判断しやすくなります。
断捨離しよう
タッパーを一ヶ所に集めたら、不要なものは捨てましょう。捨てる基準は、下記を参考にしてくださいね。
- 割れている
- 着色汚れがひどい
- ニオイが染みついている
- 蓋または容器のどちらかがない
- 形が変形している
「まだ使える」と思って手元に置いておくと、どんどん数が増えてかさばっていきます。長年使用して変形したりニオイが染みついたりしたタッパーを処分するのも、タッパーをスッキリと収納するうえで大事なポイントです。人によってタッパーを使用する頻度は異なりますが、10〜20個のタッパーを手元に残しておけば十分です。
分類しよう
断捨離して残ったタッパーは、同じシリーズで揃えるのではなく、素材別にまとめて収納しましょう。大まかにガラス素材とプラスチック素材に分けるのポイントです。
スッキリと片付けられるだけでなく、出し入れもしやすくなりますよ。
ズボラな人向け!タッパーの収納方法
「片付けや掃除が苦手」といったズボラな人向けの収納方法を紹介します。
タッパーを収納するのに、最初からあれこれルールをたくさん作らないことがポイントです。特にキッチンは調理道具や食器、食材などあらゆるものが一ヶ所に集まっている場所。少々まとまりが悪くても使いやすいかどうかを重視してタッパーを収納することが大切です。
- サイズ分けだけして収納しよう
- 容器を重ねず蓋をした状態で収納しよう
片付けが得意な人向けの収納方法は、後ほど紹介します。
サイズ分けだけして収納しよう
収納する前のチェックポイント「分類しよう」で素材分けしたタッパーを、大小または大中小の大きさに分けましょう。
運動会で使うような大きなタッパーや調味料用の小さなタッパーは、サイズが違いすぎるからといって別の場所に収納してしまいがち。どんな大きさのタッパーでも、別の場所に避けて置かず、まずは大きさごとにグループ分けしてくださいね。
サイズを細かく分けすぎると収納場所を把握できなくなるため、2ヶ所または3ヶ所に分けて片付けるのがベストです。
容器を重ねず蓋をした状態で収納しよう
蓋と容器を別々にすると容器を重ねて収納できるため、少ないスペースでスッキリ片付くメリットがあります。しかし、片付けが苦手な人が同じ方法を取り入れると蓋と容器が散らかってしまい「使いたいときに蓋が見当たらない」なんてこともあるでしょう。
組み合わせが分からないと蓋を探すのに時間もかかるため、急いでいるとイライラしてしまいがち。
蓋をしたまま収納することで広い収納スペースを必要とするデメリットはありますが、使いたいときにサッと取り出せるのは大きな利点です。
蓋をすることで、ほこりが溜まらないといったメリットもありますよ。
ただし、水分が残っているとカビなどの原因になります。水分が残らないようしっかり乾かしてから蓋をするようにしてくださいね。
片付けが得意な人向け!タッパーの収納方法
片付けが得意な人や、苦ではない人向けにタッパーの収納方法を紹介します。今回紹介する3つのポイントを活用すれば、多少タッパーが増えても、「収納場所がない」「どこに収納すればいいのか分からない」などの不便を防ぐことができます。
- 蓋と容器を分けて収納しよう
- 使用用途や頻度で分けよう
- 立てて収納しよう
ぜひ上から順に取り組んでみてください。
蓋と容器を分けて収納しよう
蓋と容器を分けて収納すると、収納スペースが確保でき、狭いスペースでスッキリ収納できるといった効果があります。多くのメーカーは容器を重ねることを想定して作られているため、特に同じブランドで揃えている人ほど活用してほしい収納ワザです。
また、衛生上の観点からも蓋と容器を分けて収納するのはおすすめです。容器や蓋に水分が残ったまま密閉すると、カビが発生する可能性があります。乾いているようで目に見えない水分が残っていることもあります。
新しくタッパーを買い足す際も、なるべく蓋と容器を取り外せるタイプを選ぶと良いですよ。
使用用途や頻度で分けよう
使用用途や頻度に分けてタッパーを収納すると、作業の効率化につながります。最初にサイズや素材で分類しているので、そこからおおまかに
- 頻繁に使用するもの
- 滅多に使わないもの
に分けるといいですよ。
お弁当用・夕飯の残り入れ用・作り置きご飯用など、使用頻度が高いタッパーを取り出しやすい場所に収納すれば、作業の効率化にもつながります。これらのタッパーはキッチン下やキッチン付近の棚に収納するのがおすすめです。
立てて収納しよう
容器も蓋も立てて収納すれば、出し入れしやすくなります。高さのある収納場所なら、デッドスペースを上手く活用することができ、狭いスペースでもたくさんのタッパーを収納することができます。
また、手持ちのタッパーのサイズや数を把握しやすくなるので、無駄に買い足してしまうことも減るでしょう。
タッパーを出し入れしやすい収納場所3選!
タッパーの収納方法では、収納の仕方の他に収納場所も大切です。出し入れのしやすさや・タッパーの量や大きさ・使用頻度などを加味しながら、収納場所を決めていきましょう。
- 【シンクの下】調理しながら取り出せるから便利
- 【吊り戸棚】スペースが広いからたくさん収納できる
- 【引き出しや棚】作り置き用タッパーならお弁当箱と一緒に収納しよう
ズボラな人も片付けが得意な人も、参考にしてくださいね。
【シンクの下】調理しながら取り出せるから便利
タッパーにはさまざまな使い道があります。作り置きや余ったおかずを入れるためにタッパーを使うことが多いなら、シンク下に収納することをおすすめします。
キッチンで料理を作りながらタッパーを出し入れできるので、一つ一つの動作を中断することなく作業がスムーズになります。
ただ、キッチン下のスペースが限られているようであれば、頻繁に使うフライパン・鍋・ボウル・ザルなどを優先して収納したほうが使い勝手がいいでしょう。使用頻度の高いタッパーだけをシンク下に収納し、残りは違う場所にまとめるなどの工夫をしてくださいね。
【吊り戸棚】スペースが広いからたくさん収納できる
吊り戸棚に収納しているものを取り出す際、背伸びしたり脚立を使ったりするのを面倒だと感じる人もいるでしょう。このように、使いにくい印象がある吊り戸棚ですが、実は収納スペースが広いため、たくさんのタッパーを収納することができます。
下段によく使用するもの、上段は使用頻度が低いものなどを置いて、使い分けると良いでしょう。大きめのタッパーや大量のタッパーを所有している人におすすめです。
背伸びして無理にタッパーを取ろうとすると落下するおそれがあるので、取っ手が付いた収納ケースにタッパーを入れておくと取り出しやすくなります。
後ほどおすすめの収納ケースを紹介するので、ぜひ記事の後半も参考にしてくださいね。
【引き出しや棚】作り置き用タッパーならお弁当箱と一緒に収納しよう
キッチン周りの引き出しや棚も、タッパーを収納するのに最適な場所です。特に、タッパーを作り置き用に使用することが多い人は、お弁当箱や箸入れと一緒に収納すると良いですよ。
お弁当で使うものを一緒にまとめておけば、箸を入れ忘れたり、収納場所が分からなくなって忙しい朝にバタバタしたりせずに済みます。
使用頻度や用途によって細かく分ける収納方法なので、片付けが得意な人におすすめです。
おしゃれで実用的なおすすめタッパー3選
新しいタッパーを購入した際「使い勝手が悪い」と後悔したことはありませんか。同じようにみえて、実はメーカーによって形や素材が異なるため、あなたがどんな用途でタッパーを使用したいのかを基準に選ぶことが大切です。
今回は、100均・ニトリ・iwakiで販売されているおしゃれで実用的なタッパーを紹介します。
- 【100均】豊富なサイズ展開
- 【ニトリ】ニオイ移りしにくい
- 【iwaki】種類が豊富なガラス製容器
気に入ったタッパーが見つかれば、同じメーカーで揃えることをおすすめします。
【100均】豊富なサイズ展開
セリアやダイソーで販売されているタッパーは、薄型や深型、ミニサイズや大容量サイズなど、とにかく種類が豊富なのが特徴です。また、パスタやごはん、小ネギといった特定の食材に合わせて作られているタッパーもあります。
最近では、200円300円シリーズでガラス製の容器も販売されています。ただ「密封性は期待できない」といった口コミもあるため、耐熱性だけを重視する場合に限りおすすめします。
セリアでうわさの小分けタッパー買ってきたー😍
固めたあとジップロックに入れるより洗うの簡単でいいかも😉❣️ pic.twitter.com/MNq6Ay7oCV— かや☺︎🦕 (@a12isiy27) March 4, 2022
【ニトリ】ニオイ移りしにくい
プラスチック製のタッパーは、ニオイがしみつきやすいのが欠点。しかし、ニトリの「レンジで使える 抗菌保存容器 400mL 3個入」は、プラスチック製でありながらニオイ移りしにくい特徴があります。
蓋にパッキンは付いていないため液漏れしやすい形状ですが、軽量で使いやすく、手頃な価格帯なのも嬉しいポイントです。
収納する際は、容器だけを重ねればコンパクトに収まります。同じタッパーを積み重ねて冷蔵庫に保存することも可能で、使用しているときもしていないときもスッキリ収納できるメリットがあります。
【iwaki】種類が豊富なガラス製容器
iwakiの「耐熱ガラス容器」は、大小さまざまなサイズがあり、用途に合わせて使い分けることができます。同じ製品でサイズや形状が異なる商品がたくさんありますが、以下のように、異なる形でもスッキリまとめられる特徴があります。
iwaki 耐熱ガラス容器セットを2000円で買えたのはアドでしたね(*’ω’*) pic.twitter.com/8erx69s98v
— ろっちゃん。 (@lost_pinkie) January 5, 2020
容器は耐熱ガラス製なので、オーブンでの使用が可能です。機能もバツグンなので、長期的に使用したい人におすすめです。
落下させると怪我する危険性があるため、キッチン下か棚に収納することをおすすめします。
100均やニトリが大人気!タッパー収納におすすめのボックスやケース!
タッパー収納に便利なケースやボックスを紹介します。収納場所によって使いやすいボックスは変わるため、まずはどこにどのくらいのタッパーを収納するのか決めてくださいね。
- 【セリアやダイソー】取っ手付きボックス
- 【セリアやダイソー】収納バスケット
- 【無印良品】ポリエチレンケース
- 【ニトリ】ファイルスタンド
- 【ニトリ】布製収納ボックス
上記の内容を順に紹介します。
【セリアやダイソー】取っ手付きボックス
セリアやダイソーなどの100均で販売されている「取っ手付きボックス」は、タッパーを吊り戸棚に収納する場合におすすめの収納ボックスです。
高い場所に収納すると、タッパーを取り出す際に手が滑り、落として割れることがあります。取っ手が付いていることによって出し入れしやすくなり、タッパーが落下するのを防ぐことができます。
以下を真似して、タッパー収納であれば「容器大」「容器小」「蓋」などのラベルを張って分類すると、一目で収納場所を把握できます。
取っ手付きの収納容器
キッチンの収納を、高い位置はこちらに統一しました。
対象物に手首をむけて引っ張るより、握って引っ張る方がストレスフリーでした😌
意外と幅広でものが入ってくれるのがありがたい。
こちらもダイソーで買ったものです💡 pic.twitter.com/AYpotOVPdt— 石坂ゆうこ (@227yuuko) March 26, 2022
観音開きタイプのシンク下にも使えますよ。
【セリアやダイソー】収納バスケット
取って付きボックスと同じく100均で購入できる「収納バスケット」は、メッシュタイプなので汚れてもすぐに拭き取ったり洗えたりする使いやすさがポイントです。
サイズ展開も幅広いため、蓋と容器を分けて収納したい人は中サイズを2つ、容器をまとめて収納したいズボラな人は大サイズを1つ買うなど、使い方に合わせてサイズを選びましょう。
昨日ダイソーで仕入れた。
積み重ねできる収納バスケット。
メッシュケース。
ノートパソコンケース(¥300)。 pic.twitter.com/NfnaaN1Jr9— カツ@密教ズ (@katsutheru) February 6, 2022
【無印良品】ポリエチレンケース
無印良品の「ポリエチレンケースは」は、プラスチック製よりもやわらかい素材でできているため、収納しているタッパーが割れたり傷ついたりしにくいのが特徴です。
さまざまなサイズがありますが、タッパーを収納するなら高さ8.6〜21㎝のケースがおすすめです。高さがある場所に収納するなら、デッドスペースを埋めるために高さ169㎝や210㎝あるケースを活用しましょう。
【無印良品 やわらかポリエチレンケース 大】
【ニトリ】ファイルスタンド
ニトリの「ファイルスタンド」は本来書類を収納するケースとして使われますが、タッパーの収納ケースとしても活用できます。限られたスペースでタッパーを重ねてまとめられるメリットがあり、立てて収納したい人にぴったりです。
本体が斜めにカットされていないファイルスタンドのほうがたくさんのタッパーを収納できるのでおすすめです。以下の商品は、幅9.7×奥行32×高さ24cmあるため、高さのあるシンク下の収納用に使えば、スッキリ収まるでしょう。
ニトリ A4ファイルケース
幅14.5㎝ある商品もあるため、タッパーの数や大きさ、さらにシンク下のスペースの空き状況などを加味して選ぶと良いですよ。
【ニトリ】布製収納ボックス
ニトリの「布製収納ボックス」は、タッパーを棚や吊り戸棚に収納するのにおすすめのボックスです。
布製なのでタッパーが壊れたり割れたりする心配がなく、ポンポン入れられるメリットがあります。片付けが苦手なズボラな人にぴったりです。
ただ、ボックスの中にほこりやゴミが溜まってタッパーに付着する可能性があるため、タッパーの蓋を閉めた状態で収納しましょう。
ニトリ 収納ボックス プレッソ
シンク下などの湿気が高い場所には不向きなので、タッパーをシンク下に収納したい人は布製以外のボックスを選んでしてください。
スッキリ収納を維持しよう!タッパーを買い足す際に注意すべきポイントとは
タッパーをキレイに収納したら、次に注意しておきたいのがタッパーの選び方です。サイズだけでなく、形状やメーカーといった点にも注意してタッパーを選びましょう。
- 丸形より四角い形が収納スペースに収まりやすい
- タッパーの種類を統一しよう
- 重ねられるタイプを選ぼう
頻繁にタッパーを買い足す人は、ぜひこの3つのポイントを覚えてくださいね。
丸形より四角い形が収納スペースに収まりやすい
タッパーをいくつか揃えた際、1つでも丸形があるとスッキリと収まりにくくなります。そのため、できるだけコンパクトに収納できるタッパーが欲しいなら、丸形ではなく四角い形のタッパーがおすすめです。並べて収納した際に、デッドスペースが生まれにくいため、狭いスペースでタッパーを収めることができます。
丸形だとオクラやインゲン、アスパラガスといった細長いおかずが入らないこともあります。「全てのおかずが入るかどうか」という面から考えても、四角い形のタッパーのほうが使いやすいですよ。
タッパーのシリーズを統一しよう
タッパーはなるべくシリーズを統一して集めましょう。同じシリーズのものであれば、重ねられるというメリットに加え、サイズが違っても幅や蓋の厚さが一緒なので収納しやすい利点があります。
蓋の色が同じだと統一感が生まれるので、見た目を重視した収納方法を取り入れたい人にぴったりです。
「選んだメーカーのサイズ展開が少なかった」といったミスを防ぐためにも、気になるメーカーの商品数やサイズなどを事前に調べてから買い足してくださいね。
重ねられるタイプを選ぼう
容器を重ねることを見越して、最初から重ねられるタイプのタッパーを購入しましょう。容器を重ねれば狭いスペースでタッパーを収納できるので、キッチン周りがスッキリと収まります。
タッパーを少ないスペースでまとめることができれば、空いた場所を他のものの収納スペースに充てることができますよ。
まとめ|タッパーの使用頻度によって収納方法を変えよう
タッパーをきれいに収納したい場合、まずは所有しているタッパーを見直すことから始めましょう。傷が付いているものやここ数ヶ月使っていないものであれば、思い切って処分してください。
タッパーは、使用頻度やサイズによって収納方法と場所を変えましょう。よく利用するタッパーであれば、シンク下に収納しておくと出し入れしやすくなります。どんな形状のケースやボックスにタッパーを収納するかによっても使い勝手が変わってくるので、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。