「キッチンのお手伝い、子どもには何歳からさせればいいんだろう…?」と悩んでいる方は多いと思います。
今回、オンネラ編集部ではユーザーのみなさんに「子どものキッチンのお手伝い」についてアンケートを実施しました。アンケート結果の発表と同時に、子どもが料理に挑戦しやすくなるコツもご紹介します♪
目次
キッチンのお手伝い、子どもに何歳からやらせる?
「独り立ちしたときに困らないように…」と、お手伝いを通じてキッチン仕事を学ばせようと考える方は多いはず。そんなみなさんに、子どもにお手伝いをさせ始めた年齢を聞いてみました!
第3位:9〜10歳(小学校中学年)
第3位は『9〜10歳(小学校中学年)』でした。9〜10歳くらいになれば、危険なモノや、壊れやすいモノの見分け方や扱い方に段々と慣れてきます。両親の指示を理解することはもちろん、分からないことを聞き返す力もあるでしょう。
安全なスペースさえ確保しておけば、仕事を安心して任せることができます。大人と同じ技術や注意力があるわけではないので目を離すことはできませんが、慣れてくれば、両親の指示を待たずに自分でやり切ることができるでしょう。
第2位:5〜6歳
第2位は『5〜6歳』でした。小学校に上がる前とはいえ、会話で双方向のコミュニケーションが取れる年齢です。自分で判断することは難しくても、両親と会話をしながら、問題なく物事を進められるでしょう。
大人のしていることを真似したくなる年頃なので、本人が進んでやりたがる点もポイントです。幼い頃から仕事を任せれば、家族の一員としての自覚も自然と芽生えますね。
第1位:7〜8歳(小学校低学年)
第1位は、『7〜8歳(小学校低学年)』でした!キッチンのお手伝いをしている子どもの4人に1人はこのくらいの歳からお手伝いを始めるようです。
小学校中学年以上のような安定感はありませんが、両親の言いつけを守り、言われた通りにやることができる年齢です。危険ではない仕事であれば、近くで見守りながら、十分任せることができます。
「両親からの説明を理解でき、指示に従って動ける年齢」が、お手伝いを始めるのにちょうどいいタイミングのようです。
<オンネラユーザーに聞いた>年齢別!キッチンでのお手伝い内容
実際に子どもにどんなお手伝いをさせているのでしょうか?
- 食器洗い、片付け
- 簡単な調理
- キッチンの掃除
年代別に、上記の3項目の割合をまとめてみました!
小学校低学年のキッチンお手伝い内容(7〜8歳)
小学校低学年の場合、6割程度が『食器洗い、片付け』でした!次に『簡単な調理』と『キッチンの掃除』がほぼ同数で並びます。
この後に紹介する中学年や高学年と比べると、どの項目もまんべんなく選ばれている点が特徴です。「お手伝いを通じて経験を積んでほしい」という方が多いように見受けられました。
『食器洗い、片付け』は危険が少なく、失敗してもやり直せるため、小学校低学年に限らずどの年齢でも人気でした。回答を詳しく見ていくと、「食器を洗ってもらう」「食器を拭いてもらう」が半々ずつの結果に。子どもと食器洗いや食器拭きを分担できると、後片付けがグンと楽になりますね。
『簡単な調理』では「野菜を切ってもらう」「自分用の朝食を作ってもらう」といったコメントがありました。『キッチンの掃除』では「床を拭いてもらう(雑巾掛け)」が最も多い結果になりました。
小学校中学年のキッチンお手伝い内容(9〜10歳)
小学校中学年の場合、8割近くが『食器洗い、片付け』でした!『キッチンの掃除』と合わせると、ほぼすべての人数です。低学年では多かった『簡単な調理』はわずか1人でした。
回答を詳しく見ていくと、「自分の使ったモノの後片付けは自分でやってもらう。」というコメントが多くなりました。『食器洗い、片付け』『キッチンの掃除』といった後片付けを自分でさせることによって、子どもの自立を促す狙いがあるのかもしれません。
『食器洗い、片付け』では、「食器の整頓もしてもらっている」といったコメントがありました。洗うだけ・拭くだけで完結せず、初めから終わりまで一人でやらせることを重視している方が多いようです。
『キッチンの掃除』では、「シンクの掃除」や「水回りの掃除」といった回答がほとんどでした。これらも、『食器洗い、片付け』の延長線上にあるお手伝いといえるでしょう。
小学生高学年のキッチンお手伝い内容(11歳〜12歳)
小学校高学年以上の場合も、『食器洗い、片付け』が7割近くを占めました。中学年と比べると『簡単な調理』の割合が再び増加しています。
高学年になれば、身の回りのことはほとんど一人でできるようになります。経験や自立のためのお手伝いから、家族の一員としてのしっかりお手伝いすることが求められているようです。
『食器洗い、片付け』、『キッチンの掃除』については、ほとんどのコメントが中学年と同じ内容でした。高学年の理解力なら、全体の手順を覚えることも難しくありません。
『簡単な調理』では、「お料理」とだけ書かれているコメントが多く、料理内容を詳しく説明するコメントはありませんでした。「子どもに任せられることが増え、料理全般のお手伝いをしてもらうようになった」と読み取れます。
安全に料理に挑戦♪子どもでもお手伝いしやすいキッチンとは?
今回実施したアンケートでは、「キッチンは危険なので子どもに触れさせたくない…」「子どもが作業するスペースがない…」「子どもがやりたがらない…」など、子どものお手伝いについてのお悩みも挙がっていました。
そんなみなさんのお悩みを解決!
アンケート結果をふまえて、子どもがお手伝いしやすいキッチンについて考えてみました♪
刃物など、危ないものは手の届かないところに収納できる
キッチンのお手伝いで何より怖いのは、誰かが怪我をしてしまうこと。普段使い慣れている大人でも「包丁を使っていたら指に切り傷が!」といったことも珍しくありません。危険なものに子どもが触ってしまったり落としたりしてしまったらと思うと、とても心配ですよね。
子どもにお手伝いをしてもらうときは、まずは子どもの手の届く範囲から危険物を取り除くことが大切です。手の届きやすいシンク下に包丁や割れものをしまうのは危険です。もし子どもの手の届く場所にしか収納がないのであれば、新しく収納を設置しましょう。
壁の高い位置に簡易棚を設置したり、包丁がマグネットでくっ付くタイプの収納などを導入したりするのがおすすめ。大人だけが手の届く位置にこれらを設置することで、子どもが手の届かない位置に危険なものをしまっておくことができます。
作業スペースを広くとれる
せっかくお手伝いをしてもらうなら、子どもに仕事を任せつつ、自分自身も並行して作業ができるとベストです。とはいえ「一人で使っていても手狭に感じるキッチンなのに、もう一人いたら邪魔になってしまう…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
使いやすいキッチンには十分な作業スペースが必要不可欠。そして、十分な作業スペースを確保するためには、十分な収納が必要です。モノをうまく収納できれば、他の家族とキッチンを同時に使うこともできるはず。
キッチン収納のコツについては、以下の記事でご紹介しています!ぜひ併せて読んでみてくださいね♪
子どもでも「どこになにがあるか」分かりやすいキッチン
子どもは大人に比べて、まだまだ理解力が及ばない点が多いです。どこに何があるのか分かるキッチンなら、子どもも家事に参加しやすくなります。
例えば「そこの棚からサラダのお皿出して」と子どもにお願いしても、上手くいきません。なぜなら、大人は「サラダに使うのはガラス皿。ガラス皿はキッチン奥の食器棚の中段にある」と、自分のすべきことと収納場所を把握していますが、そこまで考えるのは子どもにはとても難しいことだからです。
子どもに気持ちよくお手伝いをしてもらうためにも、すべてのモノの位置が一目瞭然になっているキッチンが理想です。「サラダ用のお皿」など具体的なラベリングをしたり、扉のない収納を使って普段から収納の中身が見えるようにするなどの工夫が大切です。
子どもに用意してほしいものは、子どもの手に取りやすい場所に置くことも重要でしょう。
理想のキッチンで、親子のキッチンライフを楽しもう!
全アンケートの結果は以下の通りです!
アンケートの「理想のキッチンとはどんなキッチンだと思いますか?」内で挙がったコメントを抜粋します。
- 広いキッチン
- 安全なキッチン
- 掃除が簡単なキッチン
- 作業台が子どもにも使いやすい高さのキッチン
- 使い勝手の良いキッチン
- 収納スペースの多いキッチン
ご家庭のキッチンで子どもと一緒に料理したり、お手伝いしてもらったりする場合には、上記のポイントを意識しておくと良いでしょう。アンケートを通して、みなさんが「子どものキッチンのお手伝い」と真剣に向き合っていることが伝わってきました。ぜひ、できることから工夫してみてくださいね!
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【リサーチ概要】
オンネラ公式Instagramのフォロワーを対象に「キッチンに関するお悩みアンケート」を実施しました。
・調査エリア 全国
・調査期間 2023年2月3日(金)~2月4日(土)
・サンプル数 305