提供:株式会社ウッドワン
無垢材と黒い鉄のフレームでできたウッドワンの「フレームキッチン」。いわゆるシステムキッチンとはことなり、希望に合わせてカスタマイズできる柔軟性や、扉のないダイナミックな収納がポイントです。
今回は、広島県廿日市市にあるウッドワンショールームで、商品企画課の山本佑一さんにフレームキッチンの魅力をたっぷり聞いてきました!カタログやホームページだけでは分かりにくいフレームキッチンの「隠れたポイント」についても、山本さんが詳しく教えてくださいました。
「キッチンの収納はたくさん欲しい」「何がどこにあるのか分からなくなりがち」という人は、フレームキッチンがぴったりです。リフォームや新築のお家のキッチンに迷っていた人は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ウッドワンのフレームキッチンは使い勝手が「段違い」
フレームキッチンは、扉のない大きな収納が特徴のキッチンで、収納力が「段違い」なのがポイント。その収納力はどれくらいなのか、筆者の自宅のキッチン道具を特別に持ち込ませていただきました!
扉がなく大きな収納で大きな調理器具もすっきり収まる
こちらは、自宅キッチンのシンク下収納です。市販の収納ラックを駆使して、サラダスピナーやフードプロセッサー、電動泡だて器や大型の鍋などを収納しています。
ある程度は使いやすく収納できているように見えますが、取り出す際に家電のコードが隣のモノに引っかかって落ちてきたり、サラダスピナー上部にあるハンドルは、本体を傾けてからでないと、奥の空間に収めることができません。「まあ及第点かな」とは思いつつ、不便さはぬぐえません…
同じものをウッドワンのフレームキッチンに収納すると、このようにとてもすっきりと収まりました。
※撮影のため見えやすいように仮置きしています
大型の鍋やサラダスピナーやボウルがラクラク収納できるだけでなく、ストック品までたくさん収納することができました。さらに、上の写真ではこちらのストック品もすべて収納されています。
自宅ではキッチン内に収納するスペースがないため、しぶしぶ別の場所に入れていたストック品。フレームキッチンには、これだけの量を収納しても、大きな余白が残っています!噂に聞くフレームキッチンの収納力は、本当だったんですね。
収納力の秘密を山本さんに伺うと、「このキッチンは、奥行が65cmあります。これはちょうど奥行30cmの収納ボックスが二つ、奥と手前に余裕で収まるサイズなんです。」「備蓄品は奥にしまい、頻繁に使うものは手前にしまうことで、取り出しやすさと大容量収納を両立させています。」とのこと。
奥と手前で使い分けることができるので、奥行の大きさを持て余すことなく使えます。ただ奥行があればいいということではなく、一般的なボックスを使うことまで考えられた収納だったんですね。
扉がないから、キッチン用品が探しやすく取り出しやすい
フレームキッチンに扉がないのは、モノを探しやすくし、取り出しやすくするためなのだそうです。山本さんにその理由を伺うと、
「普段キッチンで作業する人だけが把握できる収納だと、『収納場所がわからないストレス』や『家事を手伝ってくれないストレス』などが発生してしまいます。」「フレームキッチンは扉がないので、誰が見てもどこに何があるのかが一目瞭然。家族の家事参加がしやすくなるメリットがあります。」
「○○ってどこにある?」と家族に聞かれることの多い筆者ですが、このキッチンなら家族も自分で探せそうです。また、棚板と棚板の間隔が広いので、収納ボックスを使っても、上から中身がほどよく見えます。
収納ボックスにモノを入れると、どこになにがあるのかが分かりにくくなってしまいがちですが、フレームキッチンは
- ボックスがしっかりと入るサイズ感
- 上から見たときに、ほどよく中身が見渡せる
の2点を両立している点が素晴らしいですね。
収納に困りがちなこまごましたカトラリーをカゴに収納してみると、このようになりました。
少しカゴを引き出せば何が入っているのかすぐに理解できます。棚板と棚板が離れているので、「お箸が入っているのか、調理器具が入っているのか」くらいであれば、カゴを引き出さなくても見て分かります。
ライフスタイルに合わせてカスタマイズ
ウッドワンのフレームキッチンは、お家の間取りやライフスタイルに合わせていくつかの型から選ぶことができます。
ライフスタイルに合わせて3つの型(I型・Ⅱ型・P型)から選べる
フレームキッチンのベースとなる型は、I型・Ⅱ型・P型の3つあります。伺ったショールームにあったのは、I型です。
I型の良さを山本さんに伺うと、「I型は収納ユニットを連結していくことで横幅を伸ばすことができます。お家の広さに合わせてカスタマイズできるので、おすすめです。」「壁に接するようにキッチンを配置するI型は、リビングスペースを広くできるメリットもありますよ。リビングダイニングが狭めのご家庭には、I型が合います。」とのこと。
この説明からは、筆者の家もI型が合いそうです。I型は壁につけて設置するタイプですが、奥行きが65cmとたっぷりあるため、圧迫感を全く感じませんでした。
他にも、フレームキッチンにはⅡ型・P型があります。
Ⅱ型:シンクのカウンターと、コンロのカウンターが2つに分かれているタイプ。油が飛び散りやすいコンロは壁面に付けるので、壁面と対面のメリットをどちらも感じられる。
P型:壁面に付けて置く食器棚と、コンロ・シンクを含むカウンターの2列タイプ。ダイニングを向いてコンロとシンクを使えるので、家族とコミュニケーションを取りやすい。
家族やライフスタイルの変化に合わせられる適応力
フレームキッチンの大きなメリットの一つとして、「どこに何を入れるのかが決まっていない」ことが挙げられます。「どこに何をしまいたいか」は、ライフスタイルの変化で変わりますよね。
例えば、
- 子どもがお手伝いするようになったから、子ども用のお皿を手の届く下の段に
- サラダを習慣にしたいから、サラダスピナーは一番手の届きやすい段に
- シンク回りはこまめに除菌したいから、除菌スプレーはシンクのすぐ下に
など、どのような生活にしたいのかによって、キッチンが柔軟に合わせてくれるんです。
山本さんからは、「もしも『扉がないのが気になる』『すべてがオープンなのは気が引ける』という場合は、別の「スイージー」というキッチンの扉付きの収納ユニットを連結することも可能です。取り出しやすくしたいものはフレームキッチンの収納に入れ、見せたくないものは、スイージーの収納ユニットに入れるという使い方もおすすめです。」とのアドバイスもいただきました!
▼ウッドワンの「スイージー」についてはこちらの記事で紹介しています。
連結ユニットで収納を増やせる!
フレームキッチンは、連結ユニットをつなげることで収納を増やすことができます。あまりにも自然に連結されているので、「これはどこが連結ユニットなんでしょうか」と質問したところ、山本さんから興味深い回答が…
「シンクの隣が連結ユニットですよ。連結ユニットの天板がシンクの上部と全く同じ厚みになっているので、違和感なく拡張が可能なんです。」
この写真を見ても、連結されているようには見えないほど、自然につながっていますよね。
「フレームキッチンの天板の厚さは25mmで、一般的なキッチンの天板が35~40mmなのに比べて薄く作られています。天板が薄い分、連結してもすっきりとした印象になります」
「シンク側と連結ユニット側のどちらにも脚があると、連結したときに2本の脚が接してしまい野暮ったい印象になってしまいます。フレームキッチンの接合部分のフレームは脚が1本だけになるように作られているので、連結していないかのようなスッキリとした見た目になっているんです。」
たしかに、別々の棚を組み合わせた場合、接合部分は2本の脚が連なるのが普通ですよね。カスタマイズすることを重視して細部までこだわって作られていることが分かり、感動しました。
モノが多くてもOK!収納力をさらにアップさせる「無垢の木の収納」
さきほど説明したようにフレームキッチンの収納はとても充実していますが、さらに収納力をアップしたい場合は無垢の木の収納「ユカオキ」「テンツリ」「カベツケ」を付けることもできます。
カベツケ:壁に固定して設置する収納。I型キッチンと同じ壁面に付けることで、作業中でもモノを取り出しやすい収納棚が完成。
無垢の木の収納「カベツケ」
上の写真は「カベツケ」で、上のセットで90kgまで収納可能とのこと。スタイリッシュな見た目なのに、耐荷重がしっかりあるのが嬉しいですよね。ホットプレートなどの重たい家電や、自家製の果実酒瓶などの重量のあるものを収納することもできます。
ユカオキ:床に置くタイプのシンプルな棚板収納。キッチンと同じ素材で作られていて、大きな鍋や調理器具をしまうのにピッタリ。
無垢の木の収納「ユカオキ」
テンツリ:天井から吊るして設置する収納。Ⅱ型やP型との相性が良く、ダイニングとキッチンスペースの間に設置すると、空間のやわらかな仕切りとしても使える。
無垢の木の収納「テンツリ」
無垢材なのに手に届く価格
ウッドワンのフレームキッチンは、無垢材が贅沢に使用されています。棚板や天板もすべて無垢材で、木目シートを貼っただけの板はどこにも使われていません。
ウッドワンの無垢材はこんなにスゴい
無垢材からは、集積材やベニヤ板とは違う特別なぬくもりを感じますよね。フレームキッチンは無垢材でできているので、キッチンに立ったとき、「ずっとそこに居たい」と思えるようなリラックス感があります。
無垢材なのでお手入れが難しいのかと思いきや、特殊ウレタン塗装で守られているので、汚れたら軽く拭くだけでOK。しかもこの特殊ウレタン塗装は、木の呼吸を邪魔しないんだそうです。無垢材は、湿気を吸ったり吐いたり、人の体に有害な紫外線を吸収してくれたりしますが、それを活かす塗装になっている点は嬉しいですね。
ウッドワンが木を育てているから手の届く価格に
こんなに贅沢に無垢材を使うと手の届かない価格になってしまいそうですが、フレームキッチンはそうではありません。
山本さんによれば、「ウッドワンのフレームキッチンが手の届く価格に抑えられている理由は、ウッドワンが自社で木を育てているからなんです。ニュージーランドには『ウッドワンの森』があり、木を育てる→伐採して加工する→木を植えるを繰り返しています。」とのこと。
木を他社から輸入するとコストが膨らみますが、自社で育てた木を使っているから安定して高品質の木材を使うことができるんですね。
無垢材の心地よい安心感の中にある、高い機能性
フレームキッチンは、設備の高い機能性もポイントです。無垢材のキッチンだからといって「自然志向」に偏るのではなく、現代の生活にフィットする設備が充実しています。
シンク・水栓
四角形のシンクは、見た目がすっきりとしているだけでなく、凹凸が少なくお手入れがしやすくなっています。水栓は7種類から選ぶことができ、写真は黒いマットな質感がおしゃれなシングルレバー混合栓。パーツが少ないので水栓周りの掃除もしやすそうです。
シンクにある出っ張りには、上の写真のようにアンダートレーとよばれるステンレス板を設置し、段差をつけることも可能です。野菜を洗ったり、ちょっとした水切りに便利そうですね。
レンジフード
レンジフードは、キッチンの型により変わりますが6種類から選ぶことができます。どれもすっきりとしたデザインで、お手入れのしやすさも追求された製品ばかりです。
写真は「マウント型」とよばれる、丸みを帯びたイタリアンデザインのレンジフードです。インテリアになじむおしゃれさと、油が水で落とせる親水性のフィルターが採用されているのがポイント。
食器洗い機
展示には食器洗い機が付いていなかったので、「無垢材のキッチンなので食器洗い機は設置できないんだろう」と思っていましたが、フレームキッチンは食器洗い機の設置もできるとのこと!
「ドイツの食器洗い機『ミーレ』の設置ができます。大容量で機能性抜群なので、忙しい方や家族の人数が多い方には食器洗い機の設置がおすすめです。」と山本さん。「ミーレ」といえば、ドイツ発の有名なブランド食器洗い機です。無垢材のキッチンなのに、人気の食器洗い機まで導入できるのは嬉しいですね。
まとめ|フレームキッチンは収納だけじゃなかった!多様なライフスタイルに合う柔軟さと機能性
今回、ショールームに伺ってフレームキッチンの魅力をたくさん伺ってきました。事前に「収納力がすごい」ということは聞いていたものの、思った以上の収納力に驚いてしまいました。
また、フレームキッチンのすごさは収納力だけではなく、機能性も抜群。多様なライフスタイルに合わせてくれる柔軟性も大きなポイントでした。
お話を伺った山本さんはキッチンスペシャリストの資格をお持ちで、ウッドワンのキッチンのことなら何でもご存知です!今回の記事を読んで、ウッドワンのフレームキッチンが気になった方は、ぜひショールームに足を運んでみてください。
今回訪れたのは広島県廿日市市にあるショールームですが、他にも全国20か所以上にあります。ぜひ、お近くのショールームをチェックしてみてくださいね。
\ 無垢の木のキッチンを体感してください!/
\ もっと詳しく知りたい方へ /
▼ウッドワンの「スイージー」についてはこちらの記事で紹介しています。
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