ミルクピッチャーがあると、自宅でもカフェのようなおしゃれな雰囲気を演出できます。ミルクピッチャーの役割・選び方を踏まえて、素材別におすすめ商品を紹介します。お気に入りのミルクピッチャーを探し、カフェタイムを充実させましょう。
目次
ミルクピッチャーはどのようなアイテム?
ミルクピッチャーは主にコーヒーを飲む際に使用するアイテムで、ミルクジャグとも呼ばれます。ミルクピッチャーの使い方は、大きさによって二つに分かれます。まずは、大小それぞれの使い方を確認しましょう。
フレッシュを入れる容器
カフェでコーヒーやミルクティーを注文した際、小さな容器に入ったミルクを提供された経験はありませんか?飲み物と一緒に出されるミルクの入った小さな容器がミルクピッチャーです。
その名の通りミルクを入れるための容器で、縦5cmほどのものが一般的です。フレッシュをそのまま出すよりおしゃれな雰囲気を演出でき、自宅で本格的なティータイムを楽しみたいときに役立ちます。
カフェラテなどに注ぐスチームミルクをつくる
ミルクピッチャーは、コーヒーのラテアートをつくる際にも使えるアイテムです。ふわふわの泡が印象的なカフェラテは、コーヒーの上にスチームミルクを注ぐことで完成します。
大きいサイズのミルクピッチャーは、スチームミルクをつくるときに活躍します。尖った注ぎ口が付いているため細い線を描きやすく、凝ったラテアートを楽しみたいときにも便利です。
カフェに行かなくてもおしゃれなラテをつくれるので、ホームパーティーで出しても喜ばれるでしょう。なお、ラテアートに使えるミルクピッチャーは、取っ手のあるタイプが主流です。
ミルクピッチャーを選ぶポイント
(出典) pixabay.com
デパートや通販サイトでは、大小さまざまなミルクピッチャーが販売されています。お気に入りのミルクピッチャーを選ぶ際に役立つ、二つのポイントを紹介します。
目的に合わせて容量・タイプを選ぶ
ミルクピッチャーを選ぶ前に、使う目的を確認しておきましょう。ミルクを入れる程度であれば50mL以下の小さなサイズ、ラテをつくる目的なら12オンス(約340mL)・20オンス(約567mL)などのサイズが一般的だといわれています。
ミルクのほか、調味料の容器としても使いたい場合には、100mLほどのミルクピッチャーを選んでおくとよいでしょう。
また、ラテに使えるミルクピッチャーは、注ぎ口のタイプでシアトルタイプ・イタリアタイプに分けられます。注ぎ口が広くて先が尖っているシアトルタイプは、凝ったラテアートをつくる際に便利です。
一方、イタリアタイプは注ぎ口が長くて丸みがあり、アートのない普通のカフェラテを味わいたい人に向いています。
手入れのしやすさをチェック
日常的に使うミルクピッチャーだからこそ、手入れのしやすさをチェックしておくことも大切です。食器洗い乾燥機や電子レンジに対応している商品を選んでおくと、温め直したり、洗ったりする手間を省けます。
素材ごとの特徴も、購入前に確認しておきたいポイントです。ステンレス製は丈夫な反面、熱が伝わりやすいのが難点です。ただし、サイズが大きいミルクピッチャーの場は、大半に取っ手が付いているためさほど影響はないでしょう。
見た目がおしゃれなガラス・陶器タイプは割れやすいため、扱いに注意が必要です。ガラス・陶器タイプでも耐熱性に優れており、電子レンジの使用はもちろん、コンロで温められる商品もあります。
ステンレス製のミルクピッチャー
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ステンレス素材のミルクピッチャーは、シンプルな見た目で使うシーンを選びません。おすすめのステンレス製ミルクピッチャーを三つ紹介します。
メリタ「ステンレスミルクピッチャー」
メリタのステンレスミルクピッチャーは、細い注ぎ口で美しいラテアートを描きやすいのが特徴です。注ぎ口のふちに泡がたまりにくく、初心者でもスムーズにラテアートを描けるでしょう。
ミルクピッチャーのサイズは、300mL・600mL・1,000mLの3種類から選べます。1,000mLサイズでも高さは13.2cmと、場所をとらないため普段使いにぴったりです。
ステンレス製としては珍しく食器洗い乾燥機に対応しているため、洗う手間を減らしたい人に適しています。
メリタ ステンレスミルクピッチャー
稲植屋「ステンレス製 ミルクピッチャー 400mL」
横幅が8cm、高さが10cmほどのミルクピッチャーです。一般的なマグカップよりも大きな400mLの容量は、たっぷりとコーヒーを飲みたい人におすすめです。
高級感のあるステンレス製の本体には、ワンポイントとしてコーヒーカップのイラストが刻まれています。シンプルながら高級感のあるデザインは使う場所を選ばず、インテリアにもなるでしょう。
先の尖ったシアトルタイプの注ぎ口になっているほか、目盛りや取っ手が付いているのも特徴です。スチームミルクをつくるのに向いており、細かなラテアートを楽しめます。
稲植屋 ステンレス製 ミルクピッチャー 400mL
SOULHAND「ミルクピッチャー ステンレス製 シアトルタイプ 600mL」
鏡面仕上げが施されたスタイリッシュなデザインのミルクピッチャーには、汚れ・サビがつきにくい『18-8ステンレス』が使われています。
細かいラテアートを描きやすいシアトルタイプの注ぎ口は、練習用にもぴったりです。さらに、180~580mLには60mL単位で目盛りが入っているため、計量カップの役割も果たします。
主張しすぎないシンプルなデザインのミルクピッチャーは、キッチンに置いておくだけでもおしゃれな雰囲気を演出します。
SOULHAND ミルクピッチャー ステンレス製 シアトルタイプ 600mL
ガラスタイプのミルクピッチャー
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インテリアに映えるミルクピッチャーを探している人には、ガラスタイプがおすすめです。使いやすさに工夫が施されたガラス製のミルクピッチャーは、時短にも役立ちます。
KINTO「UNITEA ミルクピッチャー 180mL」
高さ7.5cmほどのミルクピッチャーで、120度の熱さまで耐えられます。食器洗い乾燥機・電子レンジの両方に対応しているため、温め直したり、洗ったりする手間を短縮してカフェタイムを満喫することが可能です。
透明で丸みを帯びたデザインは場所を選ばず、おしゃれな雰囲気を出したいおもてなしのシーンにも便利です。
シリーズ商品なので、ティーポット・カップなどをそろえてコーディネートすると、さらにおしゃれなティータイムを楽しめるでしょう。
KINTO UNITEA ミルクピッチャー 180mL
Woll Toll「ミルクピッチャー ガラスミルクジャグ 350ml」
電子レンジのほか、直火に対応した容量350mLのミルクピッチャーです。シアトルタイプの先端はミルクを注ぎやすく、ラテアートに初めて挑戦する人に向いています。
表面に目盛りが付いており、ミルクを注ぎながら分量を確認することが可能です。100mL・200mL・300mLを表すドットはデザイン性が高く、おしゃれなワンポイントになっています。
大きな取っ手は、人間工学に基づいてつくられているのが魅力です。指が入りやすく、握りやすさに配慮されています。
Woll Toll ミルクピッチャー ガラスミルクジャグ 350ml
ボルミオリ・ロッコ「ビストロ ジャグ 250mL」
1826年に創業されたイタリアのボルミオリ・ロッコは、ガラス製の商品を幅広く扱っています。高さ12cmほどのミルクピッチャーは、シンプルながら高級感のあるデザインが特長です。
取っ手が付いているため持ちやすく、くびれのあるデザインがおしゃれな雰囲気を演出します。ミルクピッチャーと一緒にガラス製のカップをそろえて、特別な日のティータイムに役立ててみてはいかがでしょうか?
ボルミオリ・ロッコ ビストロ ジャグ 250mL
陶器タイプのミルクピッチャー
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自然な色合いがおしゃれな陶器タイプのミルクピッチャーは、カフェのようにおしゃれな空間をつくる際に便利です。形・色・製法にこだわった、陶器タイプのミルクピッチャーを三つ紹介します。
キントー「TOPO ミルクピッチャー 130mL」
食器洗い乾燥機・電子レンジに対応した、日本製のミルクピッチャーです。白・茶色・グレーの3色が展開されています。丸みのあるデザインは、土の中から顔を出す動物をイメージしてつくられました。
TOPOにはミルクピッチャーのほか、コーヒーカップ・ティーポットなどのラインアップがあります。シリーズでそろえて統一感を出し、さらにおしゃれなカフェタイムを楽しむのも一つの方法です。
キントー TOPO ミルクピッチャー 130mL
ZERO JAPAN「丸型クリーマー」
コロンとかわいいフォルムが印象的な丸型クリーマーは、白・赤・黒の3色から選べます。190mLと小さな容量ながら、食器洗い乾燥機・電子レンジに対応した使いやすいアイテムです。
同じ形のシュガーポットもあるので、セットでそろえて使うのもよいでしょう。ミルクはもちろん、ドレッシングやお手製のソースを入れるのにも向いています。
ティータイムから食事まで使えるミルクピッチャーは、置いておくだけで食卓が華やかになるアイテムです。
ZERO JAPAN 丸型クリーマー
光洋陶器「フレスコ ミルクピッチャー」
三角フラスコのような末広がりの形が特徴の、美濃焼のミルクピッチャーです。高さは8cmほどと小ぶりなものの、扱いやすいように取っ手がつけられています。
容量は約135mLなので、コーヒー・紅茶に添えるミルクはもちろん、ドレッシング・ソースなどの入れ物としても使えます。シンプルのなかに高級感がある白い陶器は、部屋のインテリアとして見える場所に置いておくのがおすすめです。
光洋陶器 フレスコ ミルクピッチャー
おしゃれなデザインのミルクピッチャー
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無地が多い印象のミルクピッチャーにも、イラストや模様の描かれた商品があります。置くだけで部屋の印象が明るくなる、おしゃれなミルクピッチャーを三つ紹介します。
Hannah Turner「Cat Milk Jug」
イギリスのデザイナーが手掛けたCat Milk Jugは、デザインだけではなく機能性にも力を入れた商品です。
惜しみなく描かれた猫のイラストが、ティータイムをおしゃれに演出します。猫が好きな人はもちろん、かわいいミルクピッチャーを探している人にもぴったりです。
末広がりな設計で安定性があり、400mLの大容量でたっぷりとコーヒーを堪能できます。また、飲み口が広くつくられているため、内側までしっかりと洗えます。食器洗い乾燥機・電子レンジ対応で、温め直したり、洗ったりする手間がかかりません。
Hannah Turner Cat Milk Jug
CtoC JAPAN「有田焼 ミルクピッチャー 約350mL」
適度にちりばめられたドット柄が白磁に映える、有田焼のミルクピッチャーです。マグカップ型が多いミルクピッチャーには珍しく、くぼみのあるデザインでインテリアとしても活躍します。
約350mLとほどよい容量は、大きいサイズのミルクピッチャーを探している人にもおすすめです。大きめの取っ手でしっかりと握れるのはもちろん、くぼみによって本体そのものも持ちやすくなっています。
また、電子レンジに対応しているため、簡単に温め直したり、ホットミルクをつくったりする際にも役立ちます。
CtoC JAPAN 有田焼 ミルクピッチャー 約350mL
ダルトン「メジャーリング ジャグ 500mL」
表面に印字された『500ML』の文字が印象的なミルクピッチャーです。内側には50mL単位で目盛りが描かれているため、少量のスチームミルクをつくるのはもちろん、計量カップとしても使えて便利です。
食器洗い乾燥機・電子レンジ・オーブンに対応しており、調理や手入れに時間がかかりにくいこともポイントです。
生活感のないデザインで、無機質な部屋のインテリアとして使うのもよいでしょう。花・観葉植物などを挿したり、かさばりやすい調理用具を立てて収納したりと、ミルクピッチャー以外の用途にも使えます。
ダルトン メジャーリング ジャグ 500mL
VKCHEF「ミルク ピッチャー ステンレス製 400mL」
シルバーが主流のステンレス製には珍しく、乳白色の上品なデザインがおしゃれなミルクピッチャーです。内側には目盛りが付いており、必要な量のスチームミルクをつくれます。
取っ手がU字型ではないため、手の大きさや指の太さに関係なく握りやすいのが特長です。注ぎ口が広いのでスチームミルクをつくるのはもちろん、細かなラテアートを描きたいときにも活躍します。
ミルクピッチャーのほか、ティーポットとして使用したり、お酒を入れたりと、幅広い使い方ができます。
VKCHEF ミルク ピッチャー ステンレス製 400mL
100mL以下の小さなミルクピッチャー
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コーヒー・紅茶などに使うミルクを入れる容器には、100mL以下のミルクピッチャーが適しています。素材や使いやすさにこだわった小さいミルクピッチャーは、おもてなしのアイテムにもおすすめです。
白山陶器「S-line クリーマー」
2020年にグッドデザイン賞を受賞した商品は、自宅のティータイムをおしゃれに盛り上げます。注ぎ口が広く、底面には『白山陶器』という文字とロゴが印刷されています。
約100mLのほどよい容量で、ミルクのほか、パンケーキにかけるシロップを入れて使うのもよいでしょう。約80gの軽量設計で、つやのある白磁はシンプルながら高級感のある雰囲気を出せます。
同じS-lineのシュガーポット・カップなどをそろえて、統一感のあるティータイムを楽しむのもおすすめです。
白山陶器 S-line クリーマー
江部製作所「メロディー ステンレス ミルクピッチャー 蓋付 3人用」
ステンレスでつくられたシンプルなミルクピッチャーは、テーブルに置くだけで喫茶店のようなレトロな雰囲気を演出できます。昔ながらのデザインですが、使いやすさと衛生面にこだわりが詰まっているのが特長です。
例えば、取っ手は指を入れやすいように広めにつくられています。さらに、取っ手を持ちながら指で開けられるフタが付いており、ホコリ・ちりなどが入りにくいのもポイントです。
容量は40mLとそれほど大きくないものの、2~3人分のフレッシュ・ミルクを入れられます。
江部製作所 メロディー ステンレス ミルクピッチャー 蓋付 3人用
西海陶器「essence of life es creamer〈S〉」
長崎県の波佐見地方で製造された、容量20mLの小さなミルクピッチャーです。白だけではなく青・黄・緑など、色の種類が豊富です。下半分に青や茶色のストライプ柄が入った商品もあり、部屋の雰囲気と好みに合わせて選べます。
一つずつ職人が手作業でつくっており、商品によって色と模様に違いがあるのもポイントです。食器洗い乾燥機・電子レンジに対応しているため、使いやすさにも配慮された商品といえます。
西海陶器 essence of life es creamer〈S〉
ミルクピッチャーで優雅なカフェ時間を
(出典) pexels.com
ミルクピッチャーはサイズに応じてミルクを入れたり、スチームミルクをつくったりと、2種類の使い方ができます。使う目的を考えてサイズを決め、好みに合わせて素材を選びましょう。
ミルクを入れる容器として使う場合は、100mL以上のものが適しています。ミルクだけではなく、ドレッシングやソースを入れることも可能です。
ラテアートをする用のミルクピッチャーなら、12オンス・14オンスが一般的です。注ぎ口がとがっているシアトルタイプの商品は、ラテアートの練習用に適しています。お気に入りのミルクピッチャーを選んで、自宅で本格的なカフェタイムを満喫しましょう。