ドライヤーブラシは、髪へのダメージを抑えつつヘアセットできる優れものです。ただしドライヤーブラシの種類や形状は豊富で、選び方が分からない人も多いのではないでしょうか。ドライヤーブラシを選ぶポイントと、おすすめの商品を紹介していきます。
目次
ドライヤーブラシとは?
「毎日ヘアセットしたいけど、髪へのダメージは抑えたい」と考えている人は、ドライヤーブラシを使用してみるのはいかがでしょうか。まずは、ドライヤーブラシにはどういった魅力があるのか、ドライヤー・へアアイロンとの違いとともに詳しく解説していきます。
髪を傷めずスタイリングできる優れもの
ドライヤーブラシとは、ドライヤーの先端がブラシ形状になった、ヘアセット用の家電を指します。別名、カールドライヤー・くるくるドライヤーなどとも呼ばれており、ドライヤーとブラシをそれぞれ持って髪をセットするのが面倒だという声から考案されました。
ドライヤーブラシは、温風が出るブラシを髪に巻きつけるだけと操作がとても簡単なので、ブローが苦手な人でも安心して使えます。ドライヤーと同様に温冷切り替えができることで髪に過度な熱が加わらないため、髪へのダメージを抑えつつヘアセットできる優れものです。
ドライヤーとの違い
ドライヤーブラシは、通常のドライヤーとはどういった違いがあるのでしょうか。
ドライヤーは髪を乾かすことに特化したアイテムです。ヘアセット機能はついておらず、ドライヤーだけで髪を整えることはできせん。
一方でドライヤーブラシは、ドライヤーにヘアセット機能が加わったアイテムですが、ドライヤーより風量が劣るため、髪を乾かすには不向きです。そのため、髪を乾かすならドライヤー、スタイリングならドライヤーブラシと使い分けることを意識しましょう。
へアアイロンとの違い
髪をセットする目的でヘアアイロンを使う人も多いのではないでしょうか。ヘアアイロンは高温の金属プレートを髪にあてるため、ドライヤーブラシよりもしっかりセットできるのが特徴です。その代わり熱による髪へのダメージも大きく、火傷しやすいという側面もあります。
そのため、しっかりセットしたいときはヘアアイロンを、自然な仕上がりを目指したいときはドライヤーブラシを使うのがおすすめです。
ドライヤーブラシを選ぶ5つのポイント
(出典) pexels.com
次は、ドライヤーブラシの選び方を見ていきましょう。自分の髪に合ったドライヤーブラシを見つけるために、五つのポイントを紹介します。
ブラシの形状で選ぶ
ドライヤーブラシのブラシ形状は、大きく分けてハーフブラシ・ロールブラシの二つがあります。ブラシの形状によってスタイリング後の仕上がりに違いが出てくるため、自分好みのブラシを選びましょう。
ハーフブラシは、本体の側面にのみブラシがついているタイプです。髪を引っ張るようにブラシをあてればストレートに、髪を巻きつければ巻き髪も作れるため、使い勝手もよい万能タイプと言えます。
ロールブラシは、本体を囲むように筒状のブラシがついているタイプです。ハーフブラシより髪を巻くことに特化した形状なので、髪のボリュームアップや豪華な巻き髪スタイルに仕上げたい人に向いています。
その日の気分に合わせてスタイリングを決めたい人は、ハーフブラシ・ロールブラシがアタッチメントで切り替えられるものを選びましょう。1台で何役も使いこなせるうえに、収納場所もとらずコンパクトに片付けられるのがメリットです。
機能性で選ぶ
ドライヤーブラシはヘアセット機能以外にも、さまざまな機能が搭載された商品が販売されています。髪への負担軽減や、仕上がりなど、自分の好みに合わせて選んでみましょう。
髪をサラサラに仕上げたいと考えているなら、イオン機能が搭載されたものを選ぶのがおすすめです。イオン機能により出されるマイナスイオンをあてることで、髪にとどまっているプラスイオンが中和され、髪の静電気を抑制します。髪が絡まない、サラサラとした仕上がりが期待できるでしょう。
また、髪をセットする時間を少しでも短くしたい場合は、W数が大きいものを選びましょう。1,000W以上のドライヤーブラシなら、しっかりセットできるうえに、速乾性に優れているので短時間でセットが完了します。ただし髪は傷みやすいので、セット後のケアを忘れずに行いましょう。
髪に大きな負担をかけずにセットしたい場合は、500W~700W程度のドライヤーブラシが向いています。髪へのダメージを抑えつつ、自然なヘアスタイルに仕上がるのが特徴です。
ブラシの太さで選ぶ
髪を巻く際は、ブラシの太さにも注目してみましょう。ロングヘアの場合は、ブラシの直径が32mm程度のものがおすすめです。太さがあることで長い髪の毛をしっかり巻き込みやすいため、セットしやすくなります。
反対に、ショートヘアの場合は直径18mm程度のブラシを選びましょう。短い髪でもしっかり拾えるうえに、ブラシが太すぎないことで髪の毛が浮いてしまうのを防げます。男性も使いやすい太さなので、兼用したい場合にもおすすめです。
ボブやミディアムヘアの場合は、中間の直径26mm程度のものを選ぶと扱いやすくなります。アタッチメントによってブラシの太さを変えられるものもあるため、家族や恋人と併用したい場合は、選択肢に入れてみるのもおすすめです。
扱いやすさ・持ち運びやすさで選ぶ
ドライヤーブラシを持ち運ぶことが多いなら、持ち運びやすさに注目してみましょう。ドライヤーブラシのなかには、コンパクトサイズのものや、軽量タイプのものなどがあります。
コンパクトに持ち運べるドライヤーブラシなら、旅行や出張の荷物のなかでもかさばりにくく、荷物になりません。自宅で使うメインのドライヤーブラシとは別に、いざというときのサブ用としてコンパクトなドライヤーブラシを持っておくのもおすすめです。
海外でも使えるかチェック
海外旅行にドライヤーブラシを持って行くことを想定しているなら、海外対応モデルを選びましょう。ドライヤーブラシは、ドライヤーのようにホテルに設置されていることが少ないうえに、海外の電圧に対応した変圧器が必要です。
また、海外はプラグの形状も異なる場合があるため、電圧に対応していても使えない場合があります。海外対応モデルで変換プラグが付属されているものを選ぶとより安心です。
ハーフブラシタイプのおすすめ商品3選
(出典) pexels.com
ストレートからカールまで、さまざまなヘアスタイルに挑戦したい人は、ハーフブラシタイプのドライヤーブラシを選んでみましょう。おすすめの商品3選を紹介します。
パナソニック「くるくるドライヤー イオニティ EH-KE1J」
イオン機能が搭載されたドライヤーブラシです。ブラシ部分から出るマイナスイオンが髪をコーティングし、サラサラの髪に導きます。ドライヤーから出る風は3段階で温度調整できるため、温風でセットしたあとに冷風でキープして、セットを崩れにくくすることが可能です。
アタッチメントのないベーシックなドライヤーブラシなので、お試しで購入したい人や、基本的な機能だけ求めている人はチェックしてみましょう。
パナソニック「くるくるドライヤー イオニティ EH-KE1J」
Parsmardo「ヘアドライヤーブラシ」
2種類のブラシが搭載されており、AB面それぞれ好みに合わせて切り替えられるドライヤーブラシです。A面はやわらかい温風により、頭皮のマッサージやリラックス効果が期待できます。反対に、B面は速乾性のある速い温風が出るため、手早いセットが可能です。
また、イオン機能も搭載しているため、髪へのダメージを抑えつつセットできます。ネイビーのマットな質感をした本体に、ゴールドのアクセントカラーが効いた高級感のあるデザインも魅力の一つです。
Parsmardo「ヘアドライヤーブラシ」
テスコム「naturam マイナスイオン カールドライヤー TIC296」
目を引くピンクカラーがかわいらしいドライヤーブラシです。本体は最小幅38mmとスリムボディなうえ、くびれがあり手にしっかりフィットします。手の小さな女性でも持ちやすいでしょう。
ブラシのサイドについたキャッチクッションブラシによって、髪がしっかりブラシに絡まり、毛先までしっかり整えます。イオン機能も搭載されているため、セット中に髪が広がってしまうのを抑制し、まとまりのある髪に導きます。
テスコム「naturam マイナスイオン カールドライヤー TIC296」
ロールブラシタイプのおすすめ商品3選
(出典) pexels.com
髪にボリュームを持たせて、大胆なカールを楽しみたいなら、ロールブラシタイプがおすすめです。高いデザイン性と扱いやすさを合わせ持ったドライヤーブラシを三つ紹介します。
レブロン「ボリューマイザーヘアドライヤーブラシ」
楕円形状をしたドライヤーブラシが、髪を根元からしっかり巻き上げ、ボリュームのあるヘアスタイルへと導きます。ブラシはナイロンと黒豚毛が合わさった混合ブラシとなっており、ナイロンブラシで髪のほつれを優しく解き、黒豚毛で髪をしっかりホールドするのが特徴です
また、ブラシの熱源部分はセラミックコートを採用しているため、髪が絡まるのを防ぎ、過剰なダメージを軽減します。コードは回転式なので、使用中もねじれにくく、ストレスになりません。
レブロン「ボリューマイザーヘアドライヤーブラシ」
CkeyiN「ホットエアーブラシ」
ホットエアーブラシは、ブラシの毛先が球状になっていることで、頭皮に当たっても痛みを感じにくいのが特徴です。ナイロン特有の弾力によって、髪の絡まりも優しくほどきます。楕円形状のブラシなので、髪を根元からしっかり巻き取れるのもうれしいポイントです。
また、1,000Wの電力で温風を出すため、速乾性にも優れています。加えて、ブラシからはマイナスイオンが放出されるイオン機能が搭載されているため、髪へのダメージを軽減できるのも魅力の一つです。
CkeyiN「ホットエアーブラシ」
TOSAGE「チタニウムバレル くるくるドライヤー」
熱伝導性に優れたチタニウムバレルをブラシ面に採用することにより、熱をしっかりキープし、思いのままにセットできるのが特徴です。ブラシ内の送風口からはマイナスイオンが放出されるため、静電気を抑えてパサつきを防ぎます。
加えて、1,000Wのパワフルな温風は、速乾性に優れており、セットにかかる時間を短縮できるでしょう。ただし通常のドライヤーブラシより風量が多く、やや音が大きくなるため購入の際は注意が必要です。
TOSAGE「チタニウムバレルくるくるドライヤー」
機能性に優れたドライヤーブラシ2選
(出典) pexels.com
髪の状態は日々変化するものなので、そのときの髪質に合わせたブローがしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。風の温度や風量を細かく調整できる、機能性の高いドライヤーブラシを二つ紹介します。
WeChip「RunSnail ホットエアーブラシ」
3段階の温度調節と、3段階の風量調節が可能なドライヤーブラシです。髪質や髪の状態に合わせて温度と風量を調整できるため、より自分の髪に合ったセットができるでしょう。
カールが作れるアタッチメントと、ドライヤーとして使えるアタッチメントもそれぞれ付属されているため、セットしたいヘアスタイルや用途に合わせて付け替えられるのもうれしいポイントです。
WeChip「RunSnail ホットエアーブラシ」
コイズミ「マイナスイオンカーリングドライヤー KHC-5050/W」
温冷自動切り替えモードが搭載されており、一定間隔ごとに風の温度が切り替わるドライヤーブラシです。温度が自動で切り替わることにより、髪が過度に乾燥してしまうのを防ぎます。
前髪を巻くのに適したロールキャッチブラシ、サイドの髪に丸みを持たせるハーフブラシ、クセ毛を伸ばすブローアイロンブラシなど3種類のアタッチメントがセットになっているため、髪全体をまんべんなくセットできるでしょう。
コイズミ「マイナスイオンカーリングドライヤー KHC-5050/W」
アタッチメント豊富なドライヤーブラシ3選
(出典) unsplash.com
ストレートからカールまで、気分に合わせてセットしたい人は、アタッチメントの数にこだわってみましょう。さまざまなアタッチメントが付属されたドライヤーブラシを三つ紹介します。
Kld「 ヘアドライヤーブラシ」
ストレート・カール・ドライヤーなど、五つのアタッチメントがセットになっているドライヤーブラシです。温度設定は3段階、風量設定は2段階から選べるため、髪質に合わせたセットが可能です。
セラミックコーティングされたブラシ面とイオン機能により、髪が絡まるのを防ぎます。また、1,000Wのハイパワーを活かしたドライヤーとしても使用でき、1台でマルチに使いこなせるでしょう。
Kld「 ヘアドライヤーブラシ」
パナソニック「くるくるドライヤー ナノケア EH-KN8G」
4種類のアタッチメントがセットになったドライヤーブラシです。ストレート・カール用のブラシに加えて、美容室のような本格的なブローが叶うサロンブローブラシ、髪の根元をしっかり立たせてボリュームを出すボリュームアップブラシがセットになっています。
セット後に冷風をあててキープできるよう、ワンタッチで瞬時に冷風に切り替えられるクールショット機能も搭載されており、より仕上がりを重視したい人におすすめです。
パナソニック「くるくるドライヤー ナノケア EH-KN8G」
パナソニック「くるくるドライヤー ナノケア EH-KN0G」
ストレート・カール用のブラシに加え、サロンブローブラシやボリュームアップブラシ、髪を乾かせるドライヤーノズルといった5種類のアタッチメントがセットになったドライヤーブラシです。セット後の髪に冷風をあてて形をキープする、クールショット機能も搭載されています。
水から生成されるイオンを吹き出すナノイーによって、髪のうねりを整え、なめらかで手触りのよい髪へと導くのも特徴です。髪にうるおいを与えつつ、しっかりセットしたいと考えている人はチェックしてみましょう。
パナソニック「くるくるドライヤー ナノケア EH-KN0G」
海外でも使えるドライヤーブラシ3選
(出典) pexels.com
海外を訪れる際は、海外の電圧に対応した家電を使用する必要があります。海外で使えるドライヤーブラシ三つを紹介するので、チェックしてみましょう。
テスコム「マイナスイオン カールドライヤー BIC40」
国内・海外どちらでも使用できるドライヤーブラシです。海外で使用する際は、電圧切り替えスイッチを操作することで簡単に使用できるようになるため、電圧の変化で壊れる心配がありません。プラグの形状が違う地域でも使用できるよう、変換プラグも付属されています。
ブラシにはツバキオイルを配合したマイクロカプセルが含まれているため、温風をあてるだけで、まとまりのある髪へと変化するのが特徴です。海外でも髪のうるおいをしっかりキープしたいと考えている人に向いています。
テスコム「マイナスイオン カールドライヤー BIC40」
コイズミ「マイナスイオンカーリングドライヤー KDD-0052/P」
電圧の異なる場所で使用すると、自動で電圧が切り替わるドライヤーブラシです。手動で電圧を切り替える必要がないため、切り替え忘れがなく安心して使用できます。ただしプラグの形状を合わせる変換プラグは付属されていないため、注意しましょう。
イオン発生器を二つ搭載したツインマイナスイオン機能により、豊富なマイナスイオンを髪に行きわたらせることが可能です。本体は目を引くビビッドなピンクなので、紛失の心配も減るでしょう。
コイズミ「マイナスイオンカーリングドライヤー KDD-0052/P」
パナソニック「くるくるドライヤー EH-KA5B」
旅行の際にかさばりにくい、スリムタイプのドライヤーブラシです。海外で使用する際は、つまみを動かすことで簡単に対応する電圧を切り替えられ、手間がかかりません。
風量は2段階で調節でき、基本的なヘアセット機能のみを搭載しています。旅行時の持ち運びやすさを重視している人や、海外用にベーシックなドライヤーブラシを一つ持っておきたい人はチェックしてみましょう。
パナソニック「くるくるドライヤー EH-KA5B」
コンパクト・軽量なドライヤーブラシ2選
(出典) unsplash.com
旅行やお泊まりなどで、ドライヤーブラシを持ち運びたい人も多いのではないでしょうか。コンパクト・軽量で持ち運びやすいドライヤーブラシを二つ紹介します。
クレイツイオン「エレメアブロードライS SBD-G01G」
本体とコードを合わせても310gしかない、軽量モデルのドライヤーブラシです。緩やかなカーブを描いたスリムボディは、手の小さい女性でもしっかり握りやすく、手にフィットします。
低温で髪をセットする「ELEMEAモード」を搭載しており、過度の乾燥による髪へのダメージや、タンパク質の変化による髪のゴワつきを防ぐのが特徴です。ブローすることでツヤとまとまりが生まれ、手触りのよい髪に仕上がるでしょう。
クレイツイオン「エレメアブロードライS SBD-G01G」
コイズミ「マイナスイオン カールドライヤー KHC-5703/P」
重さ275gの軽量ボディと、シンプルな操作性が魅力のドライヤーブラシです。温風と冷風を切り替えるスイッチのみと直感的に操作しやすく、ベーシックな見た目なのでインテリアの邪魔にもなりません。
イオン機能が搭載されているため、使用時に髪がブラシに絡まるのを防ぎ、髪が静電気で広がるのを軽減します。毎日使いやすい、ベーシックなドライヤーブラシを探している人におすすめです。
コイズミ「マイナスイオン カールドライヤー KHC-5703/P」
コスパに優れたドライヤーブラシ1選
(出典) unsplash.com
ドライヤーブラシを安く購入したい人や、お試しで購入したい人は、ベーシックな機能で価格を抑えたものを選びましょう。コスパに優れたドライヤーブラシを紹介します。
テスコム「naturam カールドライヤー TS30」
ほかのドライヤーブラシと比較して手を出しやすい価格ながら、基本的な機能をしっかり搭載したドライヤーブラシです。重さ290gの軽量ボディで持ち運びやすいため、外出用やサブ用のドライヤーブラシとしても活躍します。
ブラシの先端はスリム形状になっているため髪に入りやすく、根元からしっかり巻き上げセットします。毛先を最後までしっかりキャッチする、キャッチクッションブラシがついているため、思い通りのスタイルへしっかりセットできるでしょう。
テスコム「naturam カールドライヤー TS30」
ドライヤーブラシで簡単スタイリング!
(出典) pexels.com
ドライヤーブラシは種類が豊富で、機能や製品ごとのこだわりもさまざまです。自分に合ったドライヤーブラシの選び方が分からず迷ってしまう人も多いかもしれません。
まずは、ドライヤーブラシの機能や形状をチェックし、自分の目指すヘアスタイルに合ったものを選びましょう。重さやサイズなど、ストレスなく扱えるかもチェックしておきたいポイントです。
毎日のスタイリングを簡単にして髪へのダメージを軽減できるよう、ベストなドライヤーブラシを見つけましょう。