SNSを中心に、タッパーを使った『タッパー弁当』の人気が高まっています。タッパー弁当には気楽さがあり、家族のお弁当としてはもちろん、自分のためのお弁当にもぴったりです。気軽でおいしい、タッパー弁当の魅力や作り方のコツを紹介します。
目次
タッパー弁当が人気の理由
保存容器として活躍するタッパーは、どの家庭にも一つはあるキッチンアイテムの一つです。そんなタッパーを使ったお弁当が人気になった秘密は、いったいどこにあるのでしょうか?詳しく見てみましょう。
シンプルで使いやすい
タッパー弁当が人気の最大の理由は、そのシンプルさです。もともと保存容器として作られたタッパーは、構造が限りなくシンプルです。仕切りが付いていないため盛り付けの自由度が高く、手入れも簡単にできます。
また、価格も安く、スーパーや100円ショップなどでも気軽に入手することができます。サイズ展開も豊富なので、入れるものや食べる量に合わせて最適なものを選ぶことができるでしょう。
さらに収納の際には、重ねてしまうことができるのでかさばりません。
電子レンジも冷凍も可能
もともと保存容器であるため、タッパーは電子レンジ使用可能なものがほとんどです。小さなことのようですが、電子レンジを使用できれば、冬場でも温かいお弁当を食べることができます。
シチューやカレーなども気軽にお弁当として持っていくことができるので、お弁当のメニューが一気に豊富になるでしょう。
また、冷凍が可能なタイプであれば中身を入れた状態で冷凍し、そのまま持参して食べる直前に電子レンジで温めなおすことも可能です。この方法なら、暑い季節でも安心してお弁当を楽しめます。
気軽にお弁当ライフをスタートできる
わっぱなど、人気の高いおしゃれなお弁当箱に憧れるものの、いざ作るとなると敷居が高いと感じる人は多いでしょう。電子レンジ不可のお弁当箱だと、入れるおかずにも配慮しなければなりません。
その点、タッパー弁当なら入れたいおかずを自由に詰められます。仕切りがないため、ハンバーグやサンドイッチといった大きめのおかずからちょっとしたサラダまで、好きなように入れられる点がメリットです。
前日の夕飯の残りをタッパーに入れておけば、そのまま持っていけるため朝の準備の時短にもつながります。お弁当箱にわざわざ詰め直す手間も省けるため、気楽にお弁当ライフを始められるでしょう。
タッパーの選び方
(出典) pexels.com
ひとくちにタッパーといっても、種類はさまざまです。その中でお弁当に最適なのは、どんなタッパーなのでしょうか?タッパー選びのポイントを解説します。
機密性が高いものを選ぶ
タッパー弁当に使用するタッパーは、カバンの中で中身がこぼれないように、機密性の高いものを選びましょう。お弁当として持ち歩くのであれば、汁もれに気を付ける必要があります。
スープやシチュー、カレーやどんぶりなど、汁気の多いものを持ち歩くときは特に注意し、ふたがしっかり閉まるか確認することが大切です。
ふたを外れにくくするロック付きのものや、ふたを回して開閉するスクリュータイプなら、持ち運ぶときでも安心できます。
機能性にこだわる
気軽なお弁当ライフのためには、タッパーの機能も欠かせません。電子レンジの使用や冷凍に対応しているものが便利です。
「食事は温かいものを食べたい」と考える人には、電子レンジ使用OKのタッパーがおすすめです。
また、夏の暑い季節にもお弁当を持っていきたい人、少しでもお弁当準備の手間を減らしたい人には冷凍できるタッパーが最適です。冷凍できるタッパーなら、作り置きを入れてそのまま冷凍し、必要なときに持っていくだけでお弁当が楽しめます。
サイズや形で選ぶ
保存容器であるタッパーは、さまざまなサイズや形があります。
たくさん食べたい人は大きめのタッパー、サンドイッチなら浅めのタッパー、汁気が多いものは深めのタッパーなど、量や入れるものの形状に合わせて選ぶとよいでしょう。
また、サラダ・メイン・ごはんなど、小さめのタッパーに分けて入れておけば、持ち歩く衝撃で中身が混ざってしまうこともありません。特にサラダやフルーツは、温かいお弁当と別の容器に入れることでさらにおいしく食べられます。
タッパー弁当におすすめのタッパー
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タッパー弁当を始めるなら、家にあるものをそのまま使ってもかまいません。しかし、機能性やサイズにこだわりたい場合は、新しいものを購入してもよいでしょう。タッパー弁当に使いやすい、おすすめのタッパーを紹介します。
ジップロック「スクリューロック」
キッチンアイテムとして有名なジップロックのプラスチック製タッパーです。
円形の深型で入れるものを選ばず、しっかり閉まるスクリュー式のふたがポイントです。密封性が高いので汁物を入れたいときにも役立ちます。
また、冷凍や電子レンジでの加熱もOKです。冷凍庫から持ち出したものでも、ふたをずらしてレンジに入れればあっという間に温かいお弁当が出来上がります。
きれいに重ねられるので、収納や持ち運びもしやすく、保存容器としてはもちろん、お弁当箱としても有能です。
ジップロック スクリューロック
ベストコ「ロック&ロック クラシック 1L」
シンプルかつ密閉力に優れた構造で、お弁当に使いやすいタッパーです。1Lの大容量なので、食べ盛りの子どもや働き盛りのパパにも十分な量のお弁当を作ることができます。
4面ロックとシリコンパッキンがしっかりと密閉するので、においや汁もれを防ぎます。ふたを外せば電子レンジの使用もできるので、たっぷりのカレー弁当にも最適です。
シンプルな作りなので食べ終わった後も洗いやすく、におい移りも少ないのできれいな状態で長く使えるのもうれしいポイントです。
ベストコ ロック&ロック クラシック 1L
イノマタ化学「タッパー 4個セット 角型 400ml」
カラフルなふたがかわいいタッパーは、お弁当の時間を明るくしてくれます。400mLとほどよいサイズ感で、おかずとごはんを分けて入れたい人にもおすすめです。重ねて包めば持ち運ぶ際にスペースを取りません。
冷凍OKなので作り置きに最適で、冷凍庫から持ち出して食べる直前にレンジで温めることも可能です。ふたをしたまま温められるので、ちょっとした手間も省けます。
フラットな形状なのでお手入れしやすく、サッと洗うだけで汚れを落とせます。疲れた夜のお手入れも楽ちんです。
イノマタ化学 タッパー 4個セット 角型 400ml
タッパー弁当を楽しむコツは?
(出典) pexels.com
タッパー弁当をより楽しむためには、いくつかのコツがあります。お弁当ライフをもっと楽しむ方法を紹介します。
おいしく見えるコツ
タッパーはシンプルなものが多く、仕切りもないため、お弁当の詰め方も自由です。お弁当の常識にとらわれることなく、ピックやカップ、おしゃれなワックスペーパーなどを活用してチャレンジしてみましょう。
透明のタッパーなら、タッパーに色がない分カラフルな食材をアクセントにして詰めてみると食欲をそそります。レタスやシソのグリーン、トマトやにんじんの赤、卵やコーンの黄色など、明るい色はお弁当に彩りを添えてくれるでしょう。
作り置きを活用する
おしゃれに作るのもよいですが、タッパー弁当は気軽さもポイントです。
タッパーはせっかく冷凍や電子レンジの使用が可能なので、作り置きを活用するとよいでしょう。時間がある週末に作っておけば、平日の朝が格段にラクになります。
生野菜などは冷凍に向いていませんが、一般的に作り置きとして作られるような肉料理やどんぶり、シチューやカレーは、冷凍してもおいしさが落ちません。冷凍庫では約2週間ほど保存ができ、自然解凍で食べることができます。
暑い季節なら保冷剤代わりにもなるので、別途フルーツなどを持っていくときも一緒に入れておけば安心です。
タッパーで、もっと気軽にお弁当を楽しもう
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キッチンアイテムとしてどの家庭にも一つはあるタッパーは、保存だけでなくお弁当箱としても活用できます。
お弁当用のタッパーを選ぶ際は、機密性や機能性、サイズに注目しましょう。電子レンジや冷凍に対応していれば、おかずの幅も広がります。
おしゃれなお弁当を毎日作るのは、なかなか大変なものです。しかしタッパー弁当なら、それほど気取らず普段のお弁当を楽しむことができます。お弁当だからと頑張りすぎず、タッパーで気軽にお弁当を楽しみましょう。