SNSでよく見かけるジップロック弁当ですが、普通のお弁当箱を使う場合と比べて、どのような違いやメリットがあるのでしょうか。ジップロック弁当作りのコツを押さえて、おしゃれで映えるジップロック弁当に挑戦しましょう。
目次
ジップロック弁当とは?
『ジップロック』と聞くと、ファスナー付きのプラスチック袋が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。ジップロックには、袋タイプだけでなくプラスチック容器もラインナップされており、お弁当箱としても人気です。
タッパー容器に弁当を詰めたもの
プラスチック容器のジップロックはふた付きで密閉でき、いわゆるタッパー容器として家庭で食材を保存するのによく使われてきました。お弁当箱として使う人も多く、SNSではおしゃれなジップロック弁当が人気となっています。
ジップロックには、スクエアタイプの『ジップロックコンテナー」』やスクリュー式のふたが付いた『ジップロックスクリューロック』があります。
保存容器としてだけでなく、お弁当箱として持ち運んでもメリットが大きいとして、話題となっているのです。
ジップロックをお弁当箱にするメリット
(出典) photo-ac.com
ジップロックをお弁当箱にすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。工夫次第で、普通のお弁当箱よりも使い勝手がよくなる点に注目です。
ぴったり密閉できる
ジップロックシリーズの特徴といえば、なんといってもその強力な密閉力でしょう。ジップロックコンテナーは、ふたの真ん中を軽く押すだけで簡単に密閉できます。
また、ジップロックスクリューロックはふたを回すだけで閉めることができ、味噌汁やスープといった汁物も持ち運べます。
通勤や通学のとき、かばんの中で横になっても汁漏れしないので、気を遣う必要がありません。開け方も簡単で、こぼさず開けやすいのもうれしいポイントです。
「汁気のあるおかずが入っているから、こぼれないか心配」と気にせずに持ち運べる点は、まさにお弁当箱にぴったりだといえるでしょう。
軽量で持ち運びが楽
ジップロックシリーズは、パッキンがなくてもしっかりと密閉される構造になっており、一般のパッキン付きのお弁当箱よりも軽量です。
1900lが入る大容量のジップロックコンテナーでも、重さは1個117gしかありません。ゆで卵やりんご・おにぎり・根菜といった重さのあるおかずを持ち歩くとき、少しでも軽くできるのは助かります。
食べ終わった後も軽いので、毎日持ち運ぶのが負担にならないのも重宝されるポイントでしょう。
お弁当箱ごとレンジで温められる
ジップロックコンテナーとスクリューロックは、容器・ふたともに電子レンジにかけられます。耐熱温度は140℃で、ふたを開けて少しずらせば、ふたごと電子レンジで温め可能です。
前日の残りのカレーやおでん・中華丼といったおかずも、あつあつ状態でお昼に食べられます。
脂の多いおかずや汁物は冷めると本来のおいしさが味わえません。温め直して食べることができることで、お弁当のおかずのバリエーションが広がり、お昼の楽しみも増えるでしょう。
コンパクトに収納できる
省スペースにして持ち運べるのも、ジップロックシリーズの魅力です。ふたが平らで重ねやすいため、中身を入れてかばんの底に入れても邪魔になりません。
使わないときはきれいに重ねられるので、食器棚でもかさばらずに収納できます。食べ終わった後は、複数のジップロックを重ねてコンパクトに持ち帰れるのも便利です。
ジップロック弁当をおしゃれに詰めるコツ
(出典) photo-ac.com
SNSでは、見た目が美しい『映える』ジップロック弁当をよく見かけます。半透明の青いふたと透明な容器が特徴のジップロックシリーズですが、おしゃれに詰めるためには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。
彩りを増やす
ジップロック弁当をおしゃれに見せるには、いろいろな色のおかずを詰めてカラフルにすることがポイントです。
ジップロックの容器は透明で無機質な印象なので、彩りのあるおかずを使うことで、華やかな印象にできるでしょう。
赤・黄・緑・を意識してトマトや卵焼き・葉野菜などを入れると、色鮮やかでな見た目になります。
容器に色がなくシンプルな分、おかずの色味のバランスにはこだわってみましょう。
食材を仕切りとして活用
ジップロックには仕切りが付属しておらず、食材を使って自由に仕切れるのも魅力の一つです。組み合わせ次第でバリエーションを広げて、おしゃれな見た目にできます。
食材を仕切りにするには、例えばレタスや大葉などの葉野菜を仕切り代わりに立てて配置したり、ウィンナーなどの汁気が少ないおかずを区切りたい部分に置くとよいでしょう。また、ご飯とおかずの並びによって、次のようないろいろな仕切り方ができます。
- ご飯とおかずを縦半分に区切る
- ご飯を囲うようにおかずをL字に並べる
- ジップロックの対角線でご飯とおかずを区切るように並べる
アイデア次第でインパクトのある見た目にできるところが、ジップロック弁当の人気の理由かもしれません。
食材の断面を見せる
お弁当に入れる食材の切り口を見せたり、食材を重ねて層状にしたりすれば、おしゃれなジップロック弁当が手軽に作れます。
フルーツや野菜は彩りもきれいなので、断面を見せるだけでも美しい見た目になります。また横からから見て層になるようにすることで、華やかさやボリューム感が演出できるでしょう。
深さのあるスクリューロックなら、サラダ入れとして使いトマトなどの野菜の断面を外側に向けるだけでもおしゃれにできます。ご飯とご飯の層の間に肉そぼろなどをはさんでも、カラフルになり食欲がそそられます。
横から見ても楽しめるのは、容器が透明なジップロックシリーズならではのメリットだといえるでしょう。
ジップロックの種類とサイズ別活用方法
(出典) photo-ac.com
ジップロックシリーズには複数の種類やサイズがあり、それぞれに適した用途があります。通常のお弁当箱の代わりになるだけでなく、種類によってはおわんやサラダボウルとしても活用可能です。
スクリューロックは汁物に
密閉性が高く楽に開閉できるスクリューロックは、汁物を持ち運ぶのに活躍します。中でも473mlタイプは直径118cm・高さ80cmとおわんほどのサイズのため、1人分の汁物を入れるのにぴったりです。
スープなどの他、汁気の多い煮物やシチューなどを入れてもよいでしょう。複数のジップロックでおかずと副菜・汁物などと持ち運べるのも便利です。
大容量サイズは行楽のお供に
ジップロックシリーズには、行楽にも使える大容量のものもあります。深さのあるジップロックであれば、サンドイッチを立てて詰めたり、三角おにぎりを立てて入れることも可能です。
例えば『ジップロックコンテナー長方形 1900ml』は、縦15.6cm×横23.5cm×高さ8.3cmの大きさです。
かさばるロールパンやクロワッサンもそのまま入れられますし、大きめの唐揚げなどのおかずをたくさん詰めることもできます。
複数のジップロックコンテナーに人数分のおかずを入れても、帰るときは重ねてすっきりコンパクトに持ち帰れるため便利です。
デザートやサラダはミニサイズが便利
ジップロックシリーズにはお弁当箱サイズよりも小さいミニサイズの容器もあり、デザート類を入れるのに重宝します。
フルーツなどのデザートやサラダは容器を別にしておくと、おかずのみをレンジにかけやすくて便利です。
例えば『ジップロックスクリュー 300ml』は、直径11.8cm×高さ5.8cmあり、副菜としてレタスやミニトマトなどのサラダを持って行くのにちょうどいい大きさです。カットフルーツやサラダの水気を気にせず済む点もメリットでしょう。
ジップロックを使って映えるお弁当を作ろう
(出典) photo-ac.com
ジップロックの容器は高い密閉性や耐熱性があり、食材を詰めるだけで手軽に持ち歩けます。ジップロック弁当をおしゃれに見せたいなら、彩りを考えたり、食材の断面を見せたりするなどの工夫をするとよいでしょう。
ジップロックは仕切りや飾り気のないシンプルな作りのため、無計画に食材を詰めると『ただ食材を詰めただけ』のSNS映えしないお弁当となってしまいます。
色合いや配置に注意して食材を詰めれば、思わず写真に撮りたくなるおしゃれなジップロック弁当ができるでしょう。