新生児は1日に10~20回程度おしっこをして、5~7回程度のうんちをするといわれています。肌が敏感な新生児のおむつ替えは優しく行いましょう。赤ちゃんに合ったおむつ選びも大切です。新生児のおむつ交換頻度と適切なおむつの選び方を説明します。
目次
新生児のおむつ交換の頻度は?
新生児は特に肌が敏感です。おむつかぶれの原因になるので、汚れたらすぐにおむつ替えをする必要があります。新生児のおむつ交換の目安や頻度について説明します。
新生児は1日に10~12回程度の交換が必要
個人差はありますが、新生児は1日に10~20回程度のおしっこと、5~7回程度のうんちをするといわれています。おむつ替えは1日に10~13回程度、2~3時間に1回の交換を目安にするとよいでしょう。
多くのおむつはおしっこやうんちで汚れると、柄が変わるようになっています。柄が変わっていたらおむつを変えるサインです。新生児は特に肌が敏感なので、長時間汚れたおむつを穿いていると、かぶれてしまいます。できるだけ早く変えてあげましょう。
体調が崩しているときや、肌が赤くなっているときはおしっこやうんちを普段より多くする場合もあります。より気を付けてチェックしておくと安心です。
おむつ交換をするときの注意点
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新生児のおむつは汚れたらできるだけ早く交換しましょう。汚れたおしりを拭くときは擦らずに優しく拭くことが大切です。新生児のおむつを交換する際の注意点を説明します。
できるだけ早く交換する
おむつが長時間汚れていると、赤ちゃんの肌がかぶれてしまいます。おむつが汚れたらできるだけ早く交換しましょう。
一般的な紙おむつは濡れるとマークの色が変わるなどして、汚れを知らせてくれます。おむつ表面の色やマークが変わったら、交換しておむつかぶれを防ぎましょう。
赤ちゃんが泣いて、おむつの汚れを教えてくれることもあります。赤ちゃんがおむつを不快に思っている様子があれば、すぐに交換しましょう。
肌を擦らない
新生児の肌は特に敏感です。少しの刺激で傷ついたり、赤くなったりしてしまいます。汚れたおしりを拭く際は、強く擦らないように注意しましょう。
ポンポンと軽く叩くように汚れを落とすと、擦らずにおしりをキレイにできます。人肌程度のお湯を使って汚れを柔らかくする方法もオススメです。軽い力でおしりの汚れを落とせるので、赤ちゃんの敏感なおしりを傷つけずに済みます。
新生児のおむつの選び方
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おむつを成長の時期によって使い分けることも大切です。特に新生児はおしっこやうんちの頻度が高いので、吸水力が高いおむつを選びましょう。
赤ちゃんの性別や肌質に合っているおむつであるかも大切なポイントです。新生児のおむつを選ぶ際に大切なポイントをチェックしてみましょう。
吸水力の高さ・漏れにくさ
新生児は立て続けにおしっこをする場合が多々あります。おしっこを吸水できるおむつを選びましょう。
メーカーによって、おむつが吸水できる量や吸水するスピードは異なります。吸水量が足りないと、洗濯物が増えることもあるので、できるだけ吸水量が多いおむつを選びましょう。
赤ちゃんの身体にしっかり合うおむつを選ぶことも大切です。新生児は寝返りはしないものの、脚を動かすなどの身体全体の動きが多いです。おむつが身体に合っていないと、隙間からおしっこやうんちが漏れる可能性があります。
脚の付け根や背中にギャザーがあるおむつのは漏れを防止します。お世話のストレスを減らすためにも、おむつの給水力と漏れにくさに注目しましょう。
性別に合ったおむつを使う
性別に合ったおむつを出しているメーカーもあります。性別によって吸水体の場所や厚さが異なります。
前の部分が厚い作りになっているのが男の子用、真ん中の部分が厚めに造られているのが女の子用です。性別に合ったおむつを使うと、しっかり漏れを防げます。パッケージに性別の記載があるので、おむつを買う前に確認しましょう。
かぶれにくいものを選ぶ
新生児の肌はとても敏感で、成人の約半分の厚さしかないともいわれています。少しの摩擦でも傷ついてしまったり、おしっこやうんちで赤くなったりして、肌がかぶれてしまうとなかなか治りにくいという特徴もあります。
かぶれやすさには個人差がありますが、オーガニックコットンなどの肌に優しい素材を使用しているおむつを選ぶのもよいアイデアです。蒸れによって肌が荒れることもあるため、湿気が溜まりにくい製品もオススメです。
新生児にオススメのおむつ
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おむつは様々なメーカーから多くの種類が出ているので、どれを買うか迷ってしまいますよね。新生児のニーズに合わせたオススメのおむつを紹介します。
P&G パンパース さらさらケア
とても薄く、持ち運びにも嬉しいおむつです。独自開発の吸水体が分散されているので、おしっこが一部に集中せず、通気性が高い設計です。吸水スピードが速く、肌の蒸れやかぶれを防いでくれます。
最長12時間程度、肌を湿気から守れるように作られているので、赤ちゃんが一晩中ぐっすり眠れます。赤ちゃんにとっても、お世話をする人にとっても嬉しいおむつです。
P&G パンパース さらさらケア
ユニ・チャーム ムーニー エアフィット
赤ちゃんの身体に合わせた形状で、背中からの漏れを防ぎます。新生児のゆるいうんちもしっかりホールドしてくれるので、お世話をする人にとっても安心です。
肌触りが柔らかい独自の繊維を使用しています。ギャザーも柔らかいので、動きや呼吸を制限せず、赤ちゃんのストレスを減らします。しっかりとした作りのおむつですが、優しい履き心地です。
「おへそカット」によって、おむつがおへそに当たらないようになっているので、生まれたてのおへそにも安心して使えます。
ユニ・チャーム ムーニー エアフィット
花王 メリーズ さらさらエアスルー
おむつ内の通気性をよくする工夫が施された生地が特徴です。凸凹に加工されており、おむつ内の湿気がどんどん外に出ていきます。さらさらとした触り心地の生地は、赤ちゃんの快適さを期待できます。
吸水層にも空気の通り道があり、湿気がこもることはありません。かぶれの原因である蒸れから、赤ちゃんの肌を徹底的に守ってくれるおむつです。
何度も貼って剥がせるテープを採用しているため、赤ちゃんのお世話が初めての場合でも安心です。テープは丸くカットされており、肌に優しい素材なので、赤ちゃんの不快感も軽減されます。
花王 メリーズ さらさらエアスルー
おむつ替えのときは赤ちゃんの健康もチェック!
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おむつ替えは赤ちゃんの健康を確認するよいタイミングでもあります。赤ちゃんの肌の様子やおしっこやうんちの様子から、体調の変化を確認しましょう。
おむつかぶれがないか確認する
新生児の肌はかぶれやすいので、おむつを交換するたびにかぶれていないか確認しましょう。
かぶれていたり、赤くなっていたりする場合、医療機関を受診し、何らかの治療をした方がよいケースもあるでしょう。
おむつ替えのタイミングで不安なことが出てきたら、自己判断せず医師の判断を仰ぐことをオススメします。
おしっことうんちは普段と変わりないか確認する
赤ちゃんの健康状態はおしっこやうんちに現れます。おむつ交換の際におしっこやうんちの見た目や臭いが、普段と変わりないか確認しましょう。
普段のおしっこやうんちと様子が違う場合は、赤ちゃんの体調が悪化している可能性もあります。気になる変化を見つけたら、できるだけ早く病院へ行きましょう。
おむつ交換は赤ちゃんとのコミュニケーション
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新生児のおむつは2~3時間に1回を目安に交換しましょう。おむつを交換する際は、赤ちゃんの敏感な肌を擦らないように優しく行うことが大切です。
おむつ替えと一緒に赤ちゃんの健康チェックも行いましょう。おむつかぶれの有無や、おしっこやうんちの様子がいつもと変わりないかを確認することは、赤ちゃんの健康を守るために非常に重要です。
赤ちゃんの肌質やお世話習慣に合ったおむつを選んで、赤ちゃんと健康で楽しい毎日を過ごしましょう。