ハンドメイドや手芸で重宝する布テープにはどのような特徴があるのでしょうか?貼るだけで華やかさが増す布テープは、ハンドメイド初心者にも向いています。余った端切れで作れる自家製布テープの作り方や、布テープの活用例も併せて紹介します。
目次
手芸にも使える「布テープ」とは
カラーバリエーションやデザインが豊富な布テープは、デコレーションや手芸の材料として利用できます。布テープとは、その名の通り『布を材料にした粘着テープ』のことです。重ね貼りができ、油性ペンで文字を書くこともできます。
布を材料とした包装用の粘着テープ
布テープは『スフモス』と呼ばれる素材に粘着材を塗布した、包装用のテープです。布テープの種類によっては、ペットボトルを再生資源として使用した商品もあります。
手でまっすぐに切れるため、ハサミを使わなくても簡単に切ることができます。包装用として使うことはもちろん、デザイン性の高い布テープで手芸作品を作ることも可能です。
また、100円ショップで購入できるようなガラス瓶や、金属製の容器にも貼り付けできます。アイデア次第でさまざまな使い方ができることから、手芸の材料として注目されています。
布テープは粘着力が強く丈夫
梱包・包装用のテープとして『クラフトテープ』がありますが、手芸やハンドメイドにはデザインが豊富な布テープが最適です。
また、布テープは粘着力が強いため、デコボコした面に貼り付けても問題ありません。文字を書くこともでき、手帳やアルバムなどのデコレーションに使用することもできます。そのほか、テープ独特の匂いが少ないメリットもあります。
ハンドメイド向けのかわいい布テープを紹介
(C) Shutterstock.com
ハンドメイド向けの布テープは、ネットショップでも購入可能です。インターネットで『布テープ』『おしゃれ』と検索すると、かわいい布テープが検索結果に表示されます。
メーカーによってバラエティに富んだ布テープが販売されており、どの柄にしようか迷ってしまうこともあるでしょう。かわいい布テープの一例として、楽天で購入できる商品を2点紹介します。
やっちゃば「着物 紋柄 テープ」
『やっちゃば』では、ハンドメイドに最適なかわいいテープが販売されています。布テープ以外にも、デザイン性の高い養生テープやマスキングテープも取り揃えています。
今回紹介するのは、『やっちゃば』で販売されている『紋柄の布テープ』です。千鳥や蝶柄をあしらった、上品でかわいいデザインが特徴です。
一味違った紋柄はオリジナリティがあるため、ハンドメイド作品の材料に向いています。さらに、和菓子や和雑貨を贈る際の梱包用テープとしても使用できます。
幅が50mmあるため、比較的大きなものに貼り付け可能です。アイデアの一例として、蓋つきのガラス瓶をデコレーションしてはいかがでしょうか。瓶の蓋に貼り付けるだけで、オリジナルの小物入れが完成します。
やっちゃば「着物 紋柄 テープ」
KAWAGUCHI「布デコテープ リッチドット」
『布デコテープ』シリーズは、ハンドメイド雑貨で有名な『KAWAGUCHI』が開発した商品です。布デコテープは布製品に直接貼り付けられるほか、紙やガラスに貼り付けてデコレーションすることができます。
今回紹介する『布デコテープ リッチドッド』は、金箔のドットがアクセントの布テープです。『かわいい』と『ちょっとリッチ』がコンセプトの布テープは、どこか懐かしく、かわいいイメージを彷彿とさせます。
『布デコシリーズ』には、布に直接貼れるフレークシールや、デコレーション用のペンも登場しています。布テープと組み合わせれば、さらなるアレンジも可能です。
KAWAGUCHI「布デコテープ リッチドット」
余った布で「手作り布テープ」が作れる
(C) Shutterstock.com
ハンドメイド作品を作り続けていると、使い切れなかった布が余ることがあります。なんとなく捨てるには惜しい端切れを、まとめて保管している人もいるのではないでしょうか?
思い入れがあって捨てられない布は、『手作り布テープ』にして再活用する方法がおすすめです。両面テープを使うだけで、簡単に作ることができます。再利用が難しい小さな端切れは『布シール』にアレンジすることも可能です。
自家製布テープの作り方
布テープを作るには、以下の材料が必要です。
- 端切れ
- 両面テープ
- カッター(ハサミでも代用可能)
- 定規
余った布に両面テープを貼り、テープからはみ出た不要な部分をカッターでカットすれば完成です。なお、カットするときに定規を使うと、まっすぐな布テープに仕上がります。
カッターの刃で定規が欠けることがあるため、100円ショップでも購入できる金属製の定規を用意するとよいでしょう。
自家製布テープを作る際は『3M スコッチ 両面テープ 布がしっかりつく デコレーション用両面テープ』がおすすめです。作った布テープをさまざまな素材に貼り付けられるため、アレンジの幅が広がります。
スコッチ 両面テープ 布がしっかりつく デコレーション用両面テープ
おすすめの布テープ活用例
(C) Shutterstock.com
好きな柄の布テープを用意するだけで、シンプルなハンガーなどをデコレーションできます。また、布テープを使えば使用済みのガラス製品や牛乳パックも小物入れとして再利用可能です。
おすすめの布テープの活用アイデアを紹介します。
スクラップブックのデコレーションパーツとして
お気に入りの布テープでデコレーションをするだけで、世界に一つだけのスクラップブックが完成します。
スクラップブックに大切な写真を貼り付ければ、手作りのアルバムにもなります。布テープは透けない素材のため文字も書きやすく、デコレーションパーツとしておすすめです。
紙との相性もよいため、手帳のデコレーションにも使えます。前述の『自家製布テープ』をアレンジした、布シールで装飾してもよいでしょう。
ランチョンマットのデコレーションとして
素朴なランチョンマットにもアクセントを加えることができ、名前を書いた布シールを貼ればタグとしても使用できます。
幼稚園や保育園に通う子ども用のランチョンマットにも重宝するのではないでしょうか。ランチョンマットのほか、おそろいのコースターを用意すれば、統一感がアップします。
空き瓶や牛乳パックをデコレーションしてペン立てに
空き瓶や牛乳パックは簡単に手に入るため、布テープを貼るだけで、手軽にペン立てにリメイクして楽しむことができます。
オフィスはもちろん、子どもの勉強机にもぴったりです。長期休み中の工作や、プレゼントとしてもおすすめです。
ハンガーに巻きつけてオリジナルハンガーに
オリジナルハンガーとして壁に掛けておくだけで、室内が華やかになります。お気に入りの服をオリジナルハンガーに掛ければ、着る楽しみも増すことでしょう。
なお、針金ハンガーは100円ショップで手に入ります。布テープが足りない場合は、両面テープを貼った布を巻きつければ代用ができます。このように、簡単な材料で作れるところもうれしいポイントです。
シンプルなLEDキャンドルライトをデコレーション
華やかな色・柄の布テープで貼り付ければ、パーティや結婚式の二次会用のキャンドルライトとして利用できます。
同じ布テープを使えば統一感を持たせることができ、布テープの種類を増やせばバリエーションが豊富になります。布テープをキャンドルライトに貼り付けただけとは思えない仕上がりです。
布テープを使えば手軽に手芸・ハンドメイドが楽しめる
(出典) pexels.com
余った端切れの処分に困っている人は、両面テープを使って布テープを自作することができます。
今回紹介した活用例は裁縫が苦手な人でも手軽に挑戦できるため、ハンドメイド初心者にもぴったりです。制作に必要な空き瓶・牛乳パック・針金ハンガーは家にあるものを利用でき、布テープは100円ショップでも購入可能です。
好みの布テープが手に入らない場合は、ネットショップでお気に入りの布テープを探してもよいでしょう。