ベッドの柵は転落防止用として、子どものいる家庭で使うことが多いアイテムです。商品を選ぶときのポイントや、おすすめのアイテムを見ていきましょう。メッシュタイプ・コットンタイプ・かわいいデザインの商品をそれぞれ紹介します。
目次
ベッドの柵(ベッドガード)とは?
ベッドに取り付ける柵は、「ベッドガード」と呼ばれています。具体的に何を目的としたアイテムなのか、概要を見ていきましょう。
ベッドからの転落防止に役立つグッズ
ベッドガードは、ベッドからの転落防止を目的に取り付けるグッズです。ベビーベッド向け、大人用ベッド向けがあります。ベビーベッド向けの商品は、赤ちゃんや布団のずり落ち防止に使われることが多いでしょう。
大人用ベッド向けの商品は、幼児から大人まで使えます。転落や布団のずれが気になるときは、ベッドガードを活用しましょう。
日本で使われるSG規格の基準では、大人用ベッド向けの製品は対象年齢が生後18カ月以降に設定されています。商品によって使用可能な月齢・年齢が異なるため、それぞれの取り扱い説明書を確認してから選ぶことが大切です。
ベッドの柵を選ぶポイント
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ベッドガードを選ぶときは、デザイン・サイズ・素材を見て目的に合うものを選択しましょう。ベッドの種類や使い道によって、最適なアイテムは変わります。選ぶ際の基本的なポイントを見ていきましょう。
安心して使えるデザインか
ベッドガードを選ぶときに心掛けたいのは、安全性です。
特に、幼児向けに使うときには配慮が求められます。ベッドガードに挟まったり、柵を乗り越えて高い位置から落下したりする事故を防ぐには、規格に合う商品を選び、対象年齢を守ることが大切です。
日本では、一般財団法人 製品安全協会が定める「SG基準」が安全性の判断に使えます。認証製品にはSGマークが付いており、対象年齢や使用方法の記載が義務付けられていることも特徴です。
なお、国際基準を採用しているアイテムもあります。デザインと取り扱い説明書を見て、自分の子どもに合う商品なのか確認した上で選択しましょう。
ベッドやマットレスに合わせて
ベッドガードの幅や高さは、商品によって異なります。ベッド・マットレスの大きさもそれぞれ違うため、サイズ・対象年齢・使用方法をチェックし、合うものを選びましょう。
予想外の動きをする赤ちゃんや幼児の転落を防ぐには、ベッドを囲むワイドタイプがおすすめです。子ども・大人が寝るときの転落防止なら、ベッドへの出入りも考えて100cm前後の幅があると使いやすいでしょう。
多くのベッドガードはフレームとマットレスの間に差し込んで使うため、マットレスの厚みに合わせて高さを変えられることも重要です。高さが足りないと、十分な効果が得られなくなってしまいます。
素材の特徴を比較する
ベッドガードの素材にも、複数の種類があります。丈夫ですっきりとしたデザインが特徴のスチールタイプは、大人やある程度成長した子ども向けの商品です。寝ているときの落下を防ぎ、身を守ってくれます。
メッシュタイプやスチールタイプにクッションが付属したものは、質感が柔らかく赤ちゃんや幼児がぶつかっても安心でしょう。
インテリアに映える木製タイプは、布団のずれやずり落ちを防いでくれます。ベビーベッド向けなら、通気性と安全性を備えたコットンタイプや、衝撃を吸収してくれるクッションタイプがぴったりです。
メッシュタイプのベッドの柵
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子どもの様子を外から確認したいときや、通気性を意識するならメッシュタイプのベッドガードが向いています。おすすめのアイテムを見ていきましょう。
BabyGoo 小児科医監修 ベッドガード
BabyGooのベッドガードは、小児科医監修の下で作られた、安全性にこだわりのある製品です。
大人用ベッドに取り付けが可能で、調節穴で高さ調節ができるのが特徴です。幅広いマットレスに対応しており、サイズは6パターンから選べます。
ネジ固定式で、カバーには昇降機能もあるためセーフティ機能・使いやすさ・耐久性が伴ったアイテムです。チャイルドロックと隙間防止ストッパー付きなので、子どもの転落を防いでくれるでしょう。
国際規格であるASTM規格に適合し、他にもヨーロッパやアメリカの安全基準の認定も取得しています。企画・開発は国内メーカーが対応し、ISO9001取得の工場で生産されています。
BabyGoo 小児科医監修 ベッドガード
リトルプリンセス 伸縮式ベッドレール
長さ190cm以上、高さ60cm以下のベッドに使える、ワイドサイズのベッドレールです。幅は最大で約151cm、高さは約51cmとなっています。伸縮式のため、取り付けも簡単です。
マットレスの対応サイズは、厚さ12〜36cmです。ストッパーをマットレスとフレームの間に差し込むタイプで、ロックの解除で簡単にカバーを倒せます。
英国規格協会の基準に適合し、生後18カ月〜5歳までの1人でベッドに登り降りできる子どもに対応しています。
リトルプリンセス 伸縮式ベッドレール
Kadahis ベッドフェンス
Kadahisのベッドフェンスは、高さを8段階に調節できるのが特徴です。71〜93cmに調節できるため、多くのマットレスに対応しています。また、ベッドの大きさに合わせて、6種類の幅から選ぶことが可能です。
ボタンでカバーの昇降ができ、ベッドへの出入りも簡単でしょう。カバーのフレームがスポンジと布で覆われ、柔らかい素材であることも魅力です。メッシュ生地のため通気性もよく、収納ポケットもついています。
しっかりとしたフレームで、赤ちゃんがつかまり立ちしても倒れる心配はありません。一方で、ママが1人で取り付け・組み立てできる手軽さもメリットでしょう。
Kadahis ベッドフェンス
デンビー プレミアムベッドガード
幅140×高さ50cmと、ワイドサイズのベッドガードです。対象年齢は生後18カ月〜5歳となっています。寝相の悪い子どもの転落防止に使いやすい商品でしょう。
マットレスとフレームの間に挟み込むタイプで、工具を使わず設置ができるので取り付けが簡単です。製品安全協会の安全基準であるSGマークを取得しており、安全性が配慮されています。
長さ190cm以上、幅90〜155cm、厚み10〜30cmのマットレスに対応し、多くのベッドで使えるのも特徴です。メッシュ生地部分は取り外しができ、手洗いできます。
デンビー プレミアムベッドガード
優しいコットン素材のベッドの柵
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コットン素材のベッドガードは、ベビーベッド向けのものが多くなっています。乳児期にも使いやすい、柔らかな素材のアイテムです。
hashkuDe ベビーガード
オーガニックコットン生地のベビーガードは、赤ちゃんがベビーベッドの柵にぶつかってしまうのを防ぎます。内寸70×120cmのベッド対応のアイテムです。
ガードの1辺だけが別パーツになっているので、世話をするときにはそのパーツを取り外すことで簡単にできます。全てを外す必要がなく、さっと取り外しできるでしょう。
16カ所に紐がついており、ベビーベッドの柵に結びつけて使うタイプです。シンプルでかわいらしく、日本製にこだわる人にも向いています。
hashkuDe ベビーガード
ウィーゴアミーゴ エアーラップ
エアーラップは、空気の循環にこだわったベビーベッドバンパーです。低めの作りで、赤ちゃんが快適に過ごせるように考えられています。
赤ちゃんが動き始める頃に最適です。寝返りや意図しない動きでぶつかっても、柔らかいガードが顔や手足を守ります。柵の部分にマジックテープで折り返すだけなので、ベッドの大きさを問わず、取り付け・取り外しも簡単です。
0カ月から使用できるタイプで、使い始めの時期を問わないのも魅力でしょう。通気性のよいコットンを使った3層構造で、洗濯機で水洗いもできます。
ウィーゴアミーゴ エアーラップ
かわいいデザインのベッドの柵
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かわいいデザインのベッドガードは、子どもの目を楽しませてくれます。転落防止だけでなく、デザインにもこだわる人におすすめです。大人から見ても愛らしいモチーフの商品を紹介します。
GUUSII HOME ベッドフェンス
くまと王冠をあしらったかわいらしいベッドフェンスです。丈夫な鉄骨フレームで、ベッドの四方を囲みます。L型の部品で連結ができ、もたれかかっても大丈夫なくらいしっかりガードできるのが特徴です。
カバーは72~102cmの24段階で調節ができ、3~30cmのマットレスに使えます。メッシュ素材で通気性がよく、耐久性も十分です。
分解式のフェンスは、ベッドに腰掛けるときに邪魔になりやすい柱を取り外せるため、子どもの世話をしたいときにも役立ちます。
GUUSII HOME ベッドフェンス
プッパプーポ ベビーベッドガード
雲型カットのベビーガードは、かわいらしい形のアイテムを探している人にぴったりです。ヘッド部分と足部分には星形刺繍が施され、シンプルなだけではない愛らしさがあります。
綿100%のパイル素材カバーがベッドの柵を優しく覆い、赤ちゃんが雲に包まれて眠っているようなイメージです。カバーの中芯としてウレタンが詰まっており、赤ちゃんがぶつかったときの衝撃を吸収してくれるでしょう。
面ファスナーで連結し、ベビーベッドに紐でくくりつけるだけなので、取り付けが簡単です。赤ちゃんの世話をするときは、ファスナーを外して倒すだけで、4辺どこでも取り外しができます。
内寸60×90cmのベビーベッドに対応しており、乳児のときから使いやすい商品です。
プッパプーポ ベビーベッドガード
LLJK ベッドフェンス
アニマルモチーフのクッションを並べて置くことで、ベッドフェンスとして使える画期的なアイテムです。幅は50cmと60cmの2種類があり、ベッドのサイズに合わせて組み合わせられます。
クッションの下部にはフレームが付属し、マットレスに挟み込むだけで簡単に設置が可能です。5~26cmのマットレスに対応しており、クッション部分の高さは38cmで、やや低めになっています。
子どもがつかまり立ちを始める前までの使用に適していて、ベッドの端を蹴ったりぶつかったりしたときの衝撃を吸収する目的で使えます。布製カバーは、取り外して手洗いも可能です。
LLJK ベッドフェンス
ベッドの柵で子どもを転落から守ろう
(出典) pexels.com
ベッドに取り付ける柵は、子どもから大人まで使えるアイテムです。四方を囲むタイプは赤ちゃんと幼児の転落防止や、ベビーベッドの柵にぶつかったときの衝撃吸収材として使えます。
デザイン・サイズ・素材によって対象年齢や使い道が異なるため、取り扱い説明書と安全基準をしっかり確認した上で利用しましょう。うまく活用すれば、子どもが安全にベッドの上で過ごせます。