生活と共にある住まいは、その人の考え方や人柄が表れるもの。様々なジャンルで活躍中のゲストをHDCにお迎えし、理想の住まいを見つけてもらいました。憧れのあの人が考える「理想の住まい」を覗いてみましょう。
「あの人が見つけるHDCの愉しみ方」、今回は整理収納アドバイザーのMisaさんに理想の住まいについてお話を伺いました。
整理収納アドバイザー Misaさん
インスタグラムで家事の効率化を考えて作り上げていく収納や、すっきりと片付いたインテリアを投稿し、多くのフォロワーを獲得。家事や育児をこなしながらのおしゃれで快適な暮らしに憧れる人も多い。簡単でおしゃれな防災アイデアの発信でも注目される。
目次
家族全員がムリなく自分らしくいられる家。
—今のお仕事のきっかけや、暮らしの考え方について教えてください。
結婚して初めに住んだのは手狭な1 LDKでした。
ところが、その1 LDKの暮らしが思いのほか快適だったんです。家は広い方がいいという思い込みが消えました。物を少なくする、片付けやすくする、家事動線を考える。大事なのは暮らしを回す仕組みなのでは、と。それで整理収納を学んでみようと思ったんです。
快適な暮らしのための整理収納が家族のストレスになっては本末転倒ですよね。家族みんなが無理なく家事や片付けに参加できる暮らし、快適で心地いい暮らしを提案したいと思っています。
—「家族の成長とともに変化を楽しめる住まい」とは?
子どもが小学生になったら個室や学習机が必要と思っている人は多いです。
でも、お母さんがいるリビングで勉強したい子には個室も勉強机も要りません。子どもの成長や家族の状況に応じて、住まいや暮らし方を考えればいいと思います。
よそと違っていていいし、やってみてからどんどん変えていってもいい。家族みんなが自分らしくいられること、無理をしないでいいことを大事に、住まいや暮らしを自由に柔軟に考えていきたいと思っています。
家族といっしょに年を重ねていく家具。
ライティングデスク(HDC大阪 スキャンティーク)
—スキャンティークで気になったのは?
チーク材のライティングデスクですね。
奥行き50㎝ぐらいで背面も抜けているので圧迫感がありません。 引き出しにトレーがついていてデスクを広く使えるんですね。高さを変えれば、子どもの学習机にもよさそう。
リビングやダイニングに置くのもいいですね。ダイニングチェアを使い回せば、専用の椅子はいりません。子どもは宿題に、大人はリモートワークや読書などにと家族みんなで使えます。
チーク材は長年かけてより美しくなる素材です。変化する色やツヤに家族の思い出が刻まれていくのも楽しみですね。
おしゃれなのに省スペース、得した気分になる。
ネスティングテーブル(HDC大阪 スキャンティーク)
—Misaさんおすすめのアイテムがあったら教えてください。
あると重宝なのはネストテーブルですね。
大きさ違いのテーブルが入れ子式になっていて一つに収まります。場所をとらず、必要に応じて使えて機能的。うちでもネストテーブルを使っていますが、観葉植物を置いたり、クリスマスツリーなど季節の飾りを置いたりして活躍しています。
スキャンティークの四角いネストテーブルは、とってもシンプル。お絵描き机に、コーヒーテーブルに、花瓶台にと使い勝手がよさそうです。階段状に並べてディスプレイに使ってもおしゃれですね。
毎日の暮らしに、ちょっといいものを選ぶ。
ナハトマン ガラス食器(HDC大阪 SOHBI)
—Misaさん流の食器の選び方、使い方を教えてください。
一番は家族が日常的に使いやすいこと。デザインも素敵だと毎日が楽しくなりますね。
うちでは取り皿などはお揃いの柄ではなく、あえてバラバラ。1枚1枚違う方が選ぶのも楽しいです。
SOHBIで見ていたのは、ドイツのクリスタルガラスの老舗ブランド「ナハトマン」の食器。友人がこのお皿でもてなしてくれたことがあるんです。キラキラ輝いてお料理が本当に美味しそうに見えるんですよね。
お皿以外のアイテムも素敵ですね。ガラス製ですが扱いやすいデザインなので普段使いにも適しています。いつものお料理をぐっと格上げしてくれますよ。
贅沢なイメージの銀食器が、少し身近になったかも。
クリストフル 銀食器(HDC大阪 SOHBI)
—銀食器に興味をもたれていましたね。
今まで銀食器を買おうと思ったことがなくて。ホテルやレストランで使うもの、家庭では扱いが難しそう、と思っていました。
SOHBIの方によると、毎日使えば特別な手入れは不要とのこと。手にとってみると、本物の銀の輝きはやっぱり素敵だなと思いました。美しい装飾が施されたナイフやフォーク、エレガントなティーポットは、見ているだけで豊かな気持ちになりますね。
気になったのは、脚つきの小さな器。何を入れたら素敵かしら?と考えるだけでわくわくします。今まで遠い存在だった銀食器に、少し近づけた気がしました。
ライフスタイルで選ぶ故人を偲ぶカタチ。
(HDC大阪 ギャラリーメモリア)
—実家の仏壇のこと、思い悩む人も多いとか。
わたし自身、姉妹の長女なので自分ごとでもあるんです。ギャラリーメモリアではいろいろなタイプの仏壇を見せてもらいました。
リビングに置いて違和感のない家具のようなデザイン、壁面に付けるコンパクトな形状など、今の暮らしに合わせた新しい仏壇のカタチにびっくり。どれもインテリアの一つとしてデザインされているので、わたしたち世代の暮らしにも取り入れやすいのでは、と思いました。
ありがとうの気持ちをモニュメントに込めて。
コッコリーノ 骨つぼモニュメント他(HDC大阪 ギャラリーメモリア)
—ギャラリーメモリアには、ペットを偲ぶグッズもありました。
ペットのワンちゃん、ネコちゃんをかたどった陶器のモニュメントですね。モニュメントには遺骨を納めることがでるそう。線香立ては、ワンちゃん用が骨の形、ネコちゃん用が魚の形になっていてかわいいですね。
ペットは大切な家族の一員です。亡くなってもその存在を身近に感じていたいもの。モニュメントのような供養のカタチがあると飼い主さんも癒されますね。
—HDCに来てみていかがでしたか?
今回は、初めて行くお店ばかりで新鮮でした。
チーク家具も、輸入食器も、仏壇も、それぞれ専門性が高く豊富な品揃えで、新たな発見や知らなかった情報を得ることができました。
いつもよく行くお店は決まっていますが、時には新しい体験をするのもいいなと思いました。HDCを見て回ることで新たな世界が広がって自分の中の選択肢が増えますね。