レジン液を使ってオリジナル作品を作りたいと感じても、販売されているレジン液の種類が多くて、どのレジン液を選んだらよいのか迷うこともあるでしょう。レジン液の選び方や、扱う際の注意点を解説します。おすすめのレジン液についてもご紹介します。
目次
レジン液の選び方
レジン液の選び方については、いくつかのポイントがあります。レジン液の選び方について説明します。
コスパ重視で選ぶ
コスパを重視した選び方として、大容量タイプや業務用のレジン液を選んでみましょう。大容量タイプで購入した方が、少量を購入するよりも費用を抑えることができます。
コスパ重視で購入するなら、100gや200gのような容量が多いレジン液がおすすめです。5gや10gといった少量で買うよりも、1gあたりの費用が安く抑えられます。
一方で、作りたい作品のカラーがイメージできているのであれば、カラーレジン液を購入してみましょう。カラーレジン液を購入することで、レジン液と別途着色剤を購入するよりもお得になるケースが多いのです。
粘着度もチェック
レジン液を選ぶ際には、粘度が低いのか高いのかを確認しておきましょう。作りたい作品によって、必要になる粘液性が変わります。レジン液の扱いやすさも変わります。
粘度が低いレジン液の特徴は、以下のとおりです。
- 気泡が入りにくく、初心者におすすめ
- 細かいデザインにもレジン液が行き渡りやすい
- パーツがずれやすく、微調整が必要な場合も
粘度が高い、どろっとしたタイプのレジン液の特徴は、以下のとおりです。
- 立体的な作品向き
- ある程度レジン液を入れても枠からもれにくい
- ぷっくりとした作品が作れる
- 気泡が入りやすく、扱いが少し難しい
- 複雑なデザインには向いていない
作りたい作品のイメージが固まっているなら、それに合った粘液性のレジン液を選びましょう。
仕上がりの美しさで選ぶ
完成後の出来栄えで選ぶなら、LEDレジン液を選びましょう。LEDレジン液はUVレジンと比べて、透明度が高く黄変しにくい性質を持っているからです。
UVレジン液は時間が経つと、黄変といって少しずつ黄ばんでしまいます。しかし、LEDレジン液は黄変しにくいのです。時間が経ってもきれいな透明度を維持しやすいでしょう。
レジン液にはUV-LEDレジン液と呼ばれている、紫外線とLEDライトのどちらでも固まるレジン液があります。LEDのみ対応レジン液と同様に、透明感のあるきれいな仕上がりにできるでしょう。
レジン液を選ぶ際には、LEDに対応しているレジン液を選ぶことで、作品をきれいに残すことができます。
レジン液を使用する際の注意点
(出典) photo-ac.com
レジン液を扱う際には、注意すべきことがあります。レジン液を使った創作を行う際は、必要になる事項なので確認しましょう。
レジン液の使用時には換気を
レジン液を使った作業を行う際には、必ず換気をしましょう。レジン液は独特な臭いがあり、気分が悪くなる可能性があります。
製品によっては刺激臭の強いレジン液があり、中には気分を悪くする人がいるかもしれません。
レジン液の臭いが気になるなら、香料付きのレジン液や、無毒性のレジン液などを選ぶとよいでしょう。環境に優しい原料で製造されているレジン液もあるため、安心して使えます。
レジン液の扱い方には、十分に気を付けて楽しんでみてください。
作業時には手袋をする
レジン液を扱う際には、素手で触らないようにします。作業時には、手袋をして作業を行いましょう。
用意する手袋は、市販のビニール手袋で十分です。ビニール手袋で作業がやりにくいと感じるなら、ゴム手袋にすることで作業がしやすくなります。
ただし、軍手はレジン液が染みこんでしまうためやめましょう。
作業中は、ある程度手袋を使ったらすぐに交換します。レジン液の付いた手袋を使い続けると、レジン液が周囲に広がるからです。
レジン液を使う際には手袋を装着して、レジン液が手に付着しないように作業をしましょう。
コストパフォーマンスに優れているレジン液3選
(出典) photo-ac.com
「コスパ良くレジン液を購入したい」と思われる人が多いのではないでしょうか。コスパが良いレジン液を三つご紹介します。
GreenOcean UV-LEDレジン液 まさるの涙 70g
コスパパフォーマンスに優れたレジン液を探しているなら、『GreenOcean UV-LEDレジン液 まさるの涙 70g』が優れています。
初心者の人でも使いやすいように、説明書が付属されています。加えて、従来品では対応していなかったUVライトとLEDライトの、両対応であることも魅力の一つです。
UVとLEDライトの、どちらか一方しか所持していなくても、楽しむことができます。「試しにレジン液を購入してみたい」と思う人にはおすすめのレジン液です。
GreenOcean UV-LEDレジン液 まさるの涙
MYmama レジン液 UV&LED 100g
『MYmama レジン液 UV&LED 100g 』は、少し変わっているレジン液です。硬化した後は、少し黄色味がかかっているように感じます。
しかし、1日・2日と日が経つにつれて黄味が抜けていき、透明度が増します。一定の透明度になると、そのまま安定するのです。
透明になっていく過程を見るのも楽しいでしょう。透明度は長く持続するので、美しさを重視する人にもおすすめのレジン液です。
MYmama レジン液 UV&LED
ヒマラヤ UVレジン液 100g
硬化が早いレジン液を購入したいなら、『ヒマラヤ UVレジン液 100g 』がおすすめです。硬化が早く、べたつき感も少ないため作業がスムーズに進みます。
硬化後の縮みが少ないのもポイントです。液体の粘液性が程良いため、複雑な型でも液体を全体的に流し込むことができます。
付属品として、着色用のパレットやスティックが入っている点もうれしいポイントです。
ヒマラヤ UVレジン液
大容量タイプのおすすめレジン液3選
(出典) photo-ac.com
大容量タイプのレジン液を購入することで、1gあたりの値段を抑えられます。大容量タイプのレジン液を三つご紹介します。
UNOKKI レジン液 200g
黄変しにくく、透明度が抜群のあるレジン液です。クリア着色剤との相性が良く、発色が豊かな仕上がりになります。
『UNOKKI レジン液 200g 』は高品質で無害な素材で作られているため、安全に使用可能です。
24カ月の長い品質保証期間があるので、安心して購入できます。不具合があれば交換できるので、一度購入してみると良いかもしれません。
UNOKKI レジン液
GreenOcean 2液性レジン液 300g
『GreenOcean 2液性レジン液 300g 』はたっぷりの大容量で300gもあります。大量のレジン液を使うような、大きい作品に適しています。
加えて、主剤と硬化剤を大量に混ぜても発熱しにくいため、安全に使用できるのです。メーカーが確認したところによると、一度に10kg混ぜたとしても安全を確保しています。
初心者のうちは、どのくらいのレジン液を使うのか目安を立てるのが難しいでしょう。失敗してもいいように、多めにレジン液を購入しておくと安心です。
GreenOcean 2液性レジン液
手芸工房 水玉の結晶 200g
低刺激で臭いが軽減されているため、作業に集中できるレジン液です。臭いに敏感な人には、良いレジン液かもしれません。
粘液性が低いため、細かなデザインの型に流し込みやすいです。気泡が入りにくく不純物が少ないため、着色剤ときれいに混ざります。
国内で生産されており、厳しい品質管理に合格しなければ出荷されないため、質が保障されているレジン液です。
手芸工房 水玉の結晶
初心者が扱いやすいレジン液3選
(出典) photo-ac.com
「レジン液を使ったことがないので使いこなせるか心配」と思う人もいらっしゃるでしょう。初心者の人が扱いやすい、ハードタイプのレジンを三つ解説します。
Hellery レジン液 ハードタイプ 60g
『Hellery レジン液 ハードタイプ 60g』は、初心者の人でも扱いやすいレジン液です。数分経てば硬化するハードタイプで、アクセサリーを作るのに適しています。待ち時間を減らすことで、作業時間を短縮できるでしょう。
内容量が60gと手頃で使いきりやすく、1,000円前後のため比較的安価に購入できます。
安全に使用できるように、非毒性で製造されています。お子さんと一緒に、レジン液を使った作品作りをしてみましょう。
Hellery レジン液 ハードタイプ 60g
REJICO UV-LED対応 レジン液 25g
ハードタイプのUV-LED対応レジン液です。高い透明感が持ち味で、着色剤を使ってもきれいに混ざるため、鮮やかな仕上がりになるでしょう。
硬化が早くべたつき感が少ないため、作業をスピーディーに行えます。
創業30年以上といったノウハウのあるメーカーが、国内で実績のあるメーカーと共同開発をしたレジン液です。
REJICO UV-LED対応 レジン液
ケラッタ 恋がはじまるUV-LED 100g
扱いやすいレジン液を探しているなら、『ケラッタ 恋がはじまるUV-LED 100g』がおすすめです。
UV-LEDライトを使うことにより、約45秒で硬化するためストレスフリーに作業できます。仕上がりはハードで、鮮やかな仕上がりを維持できます。
今回ご紹介しているのは100gですが、他にも200gや500gと用途に合わせて選択できるのです。
100gを購入して気に入った場合は、量の多いボトルを購入して100gのボトルに詰め替えることも可能です。
ケラッタ 恋がはじまるUV-LED
着色不要なカラーレジン液3選
(出典) photo-ac.com
レジン液に着色剤を加えることで、さまざまな色のレジン液を使えます。しかし、どの着色剤を使ったら良いのか分からないかもしれません。
最初から色が付いているレジン液、もしくは着色剤がセットになったレジン液を三つご紹介します。
カラーレジン液 UVクラフトレジン液 25g×6個セット
着色不要なレジン液なら、『カラーレジン液 UVクラフトレジン液 25g×6個セット』を購入してみてはいかがでしょうか。
従来品から改良を加えることで、硬化スピードが上がっています。
作品の大きさによって差がありますが、天気の良い日の太陽光に当てることで30分~1時間程度で固まります。UVライトを所持していなくても、試しに使ってみることが可能です。
レジン液が入った容器は、枠に流し込みやすい形状となっており、作業がしやすいでしょう。
カラーレジン液 UVクラフトレジン液 25g×6個セット
紗や工房 濃縮レジン液 カラーレジン 12色セット
『紗や工房 濃縮レジン液 カラーレジン 12色セット』は、他の無色のレジン液と混ぜて使えるように、着色剤としても使えます。
他のレジン液と混ぜた場合は、混ざりやすいでしょう。逆に、あえて混ぜなければ、しっかりと混ざりません。にじみにくいため、さまざまなアクセサリーに挑戦できます。
オンリーワンのオリジナルな作品に挑戦してみたい人は、購入してみてはいかがでしょうか。
紗や工房 濃縮レジン液 カラーレジン 12色セット
MILD レジン液3本と着色剤のセット ひよこレジン 65g
ひよこのデザインパッケージがかわいくて特徴的なレジン液です。着色剤とレジン液がセットになっているため、別途着色剤を購入しなくてもカラーリングを楽しめます。
硬化後の仕上がりはよく、ツルツルの見た目になります。内容量は65gと少な過ぎず多過ぎない量で、さまざまなカラーを試したい場合にもちょうど良い量です。
セットになっている着色剤を使い、自分だけのオリジナルのカラーを作ることもできます。
MILD レジン液3本と着色剤のセット ひよこレジン
仕上がりきれいなLED対応レジン液4選
(出典) photo-ac.com
LEDレジン液は、仕上がりがきれいで、宝石のように透明度が高い美しい作品を作るのに向いています。LEDに対応した四つのレジン液をご紹介します。
ひよこレジン LEDレジン液 クラフトレジン 65g
『ひよこレジン LEDレジン液 クラフトレジン 65g』は、LED対応のレジン液で、ガラスのような仕上がりになります。
ツヤツヤとした質感で透明度が高いです。他のレジン液とは、一味違った高級感のある作品が作れるでしょう
硬化させる際には、6W以上のLEDライトが必要になりますので用意してみてください。
ひよこレジン LEDレジン液 クラフトレジン
パジコ UV-LED レジン 星の雫 10g
LEDライトとUVライトの両対応かつ、太陽光でも硬化するハードタイプのレジン液です。
硬化スピードが30~90秒と早く、スピーディーな作業が可能です。他のレジン液よりも待ち時間が少なくできるため、たくさんの作品が作れるでしょう。
硬化後は耐水性があり、丈夫な仕上がりになります。気になる硬化後のべたつきも少なく、時間経過による黄ばみも少ないです。
ある程度の期間において、作成した作品をきれいに残し続けることが可能です。内容量が10gであるため、試しに購入してみるにはちょうどよいレジン液です。
パジコ UV-LED レジン 星の雫
リュミエラ UV-LED対応 レジン液 65g
LEDレジン液なら、『リュミエラ UV-LED対応 レジン液 65g』を使ってみましょう。従来品と比べて硬化時間が短縮されており、臭いが軽減されています。
さらに、好みや用途によって『高粘度タイプ』『中粘度タイプ』『低粘度タイプ』の三つから選べます。
こだわりがなければ、中粘度タイプを購入してみても良いかもしれません。
リュミエラ UV-LED対応 レジン液
HARA Craft Gallery UVレジン 綺麗 55g
仕上がりを重視したいなら、『KIYOHARA Craft Gallery UVレジン 綺麗 55g』を購入してみてはいかがでしょうか。透明感がありつつ、仕上がりの美しさと両立しています。
さらっとしたタイプで、扱いやすいレジン液です。さらっとしているため気泡が入りにくく、泡抜けが良いでしょう。初心者の人でも扱いやすいレジン液です。
国内で製造しているため、品質面もばっちりです。お子さんと共同で作品を作ってみても楽しいでしょう。
HARA Craft Gallery UVレジン 綺麗
レジン液でオリジナル作品を作ろう
(出典) photo-ac.com
レンジ液の選び方や扱う際の注意点、選び方を加味したおすすめのレジン液について解説しました。
レジン液にかかるコストを抑えたい場合は、大容量タイプを購入しましょう。1gあたりで換算するとお得になります。
また、レジン液の粘度も重要です。立体的な作品を作りたい場合は、高粘度タイプを購入してみてください。
一方で、初心者でも扱いやすいのが、低粘度タイプです。さらっとしており、気泡が入っても処理しやすいです。
ご紹介したレジン液を購入して、レジン液を使ったオリジナル作品を作ってみましょう。