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冬の乾燥に注意! 無垢材家具の割れ防止に効果的な3つのポイント

提供:ヤクモ家具製作所

無垢材を使用した家具は、気温や湿度の変化により、テーブル天板の割れや、木痩せによる部材の緩みなどが発生することあります。折角買った大切なテーブルが割れてしまったり、緩みやガタツキが起きてくると、とても心配になりますよね。自然素材のため、これらを完全に防ぐことは難しいですが、設置環境や使用方法に気を付けることで、割れを発生しにくくすることができます。

無垢材はなぜ割れる?

人の肌と同じように、木材も空気が乾燥するとヒビが入ったり、割れてしまうことをご存知ですか?

木材は水分を含んでおり、空気が乾燥すると、外気に水分を放出します。家具に使用する木材は適正な含水率になるよう乾燥処理されていますが、過度な乾燥状態の環境では、木材の乾燥も進み、割れが起こりやすくなります。

特に冬場は乾燥しやすいため、対策がとても重要になります。

日常生活でどんなことに気をつければいいのか、具体的な対策方法をご紹介します。

対策1 : 直射日光が当たらないようにする

日光が長時間当たると、木材の温度が上がり、木材内部の水分が放出され、乾燥が進みやすくなります。

また、オイル仕上げのテーブルで塗装後間もない場合は木材内部に染み込んだオイルが、再び表面に滲み出てくることもあります。

屋内用の家具を屋外で使用しないことはもちろん、直射日光が当たらない位置にテーブルを設置することがポイントです。

どうしても直射日光が当たる場合は、カーテンやブラインドを閉めたり、使用しないときはテーブルに布を被せておくなどの工夫をしましょう。

対策2 : 冷暖房が直接、長時間当たらないようにする

エアコンの乾燥した空気が長時間、直接テーブルに当たると木材の乾燥が進み、割れが発生しやすくなります。風向きを変える、風量を弱くするなどの調整をすると良いでしょう。

対策3 : 加湿器を利用して湿度を調節する

加湿器で湿度を保つことは、割れの対策にも効果的です。

特に空気が乾燥しやすく、暖房器具をつけっぱなしにしがちな冬場は、一年を通じて最も割れが起きやすい季節です。高気密で過乾燥状態なお部屋では、加湿器を利用し、適度な湿度を保つことが推奨されます。

※蒸気を直接テーブルに当てると木材が膨張や反りの原因になるためご注意ください。

割れが起きたときの補修方法

小さな割れは、梅雨の湿度が高い時期などに閉じることもありますが、大きい割れが気になるといった場合は、木工用パテで補修することも可能です。

(※オイル仕上げの製品の場合)

手順は

1)割れが起きた箇所に、ヘラなどを使ってパテを混入させて隙間を埋める。

2)パテが乾いたら、サンドペーパー(#220~#240)で木目に沿って研磨をして、表面を平らにする。

3)オイルを塗って、ウエスで拭き取り、乾燥させる。

表面は滑らかになり、外観上も目立たなくなりました。

定期的にチェックしておきたいポイント

割れの対策以外にも、無垢の家具をお使いいただく際にチェックしておきたいポイントがあります。

☑ 金物(ネジ)の緩みがないか確認!

接合部に金物が用いてある箇所(テーブル天板と脚/椅子の座面等)は経年により緩みが生じますので、定期的に締め直しましょう。

その際、過度に締めすぎると、逆に緩みやすくなりますので、適切なトルクで扱うようにしましょう。

※緩んだままご使用いただくと破損の原因となりますのでご注意ください。

☑ 部材(木材接合部)の緩みがないか確認!

木材は経年による木痩せが発生する場合があります。

また外観上、金物(ネジ)が使われていない接合部にも、木痩せによる緩みやガタツキが生じる場合があります。

とりわけ体を預ける椅子やベンチなどに緩みや破損が見られた場合は、大変危険ですのでただちに使用を中止し、販売店に相談してください。

☑ オイル、ワックスメンテナンスで表面を保護!

オイル塗装の製品は定期的なメンテナンスを行うことにより、天然木の風合いや撥水効果を保つことができます。メンテナンス方法には、汚れや細かなキズを落とすことができるオイルメンテナンスと、気軽に行えるワックスメンテナンスがあります。

こちらの記事で手順を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

使用環境に気配りをして、家具を大切に使おう

冬は人にとっても家具にとっても乾燥への気配りが必要な季節です。

無垢材家具の購入を検討中の方は今回ご紹介したポイントを参考に、すでにお使いの方も、家具の設置環境を見直してみてはいかがでしょうか。

ただ、これらの対策は100%割れを防止できるということではありません。

無垢材はその美しい風合いや質感をもつ反面、割れや反りが起きるなどデリケートな一面もあります。割れが発生してしまっても慌てずに。まずは家具の設置環境に工夫をしたり、補修やケアをしながら、愛着を持って永く使っていきましょう。

ヤクモ家具製作所公式サイト

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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