簡単に窓を掃除する方法。家にあるものとお掃除グッズでピカピカに

家の窓の汚れが目立っているけれど、家事や育児に追われ、なかなか手が回らない人もいるのではないでしょうか?窓は、家にあるものや掃除グッズをうまく活用することで、簡単に掃除できます。窓掃除のコツや、具体的な掃除方法を解説します。

始める前に知っておきたい!窓掃除のコツ

具体的な掃除方法を解説する前に、窓掃除のコツを三つ紹介します。これらのコツを押さえて掃除をすることで、より窓をきれいにできるでしょう。

窓掃除は曇りの日に

窓掃除は曇りの日に行うのがおすすめです。晴れの日は空気が乾燥しているため、窓に付いた汚れが固まり落としにくくなります。一方、曇りの日は、晴れの日よりも湿度が高くなっているので、汚れが落としやすいのです。

また、日差しが強い晴れの日は、光が反射して窓に付いた汚れが見えづらく、汚れの取り残しが起こりやすくなります。曇りの日であれば汚れが見えやすく、隅々まできれいに掃除できます。

どうしても晴れの日に掃除がしたい場合は、日差しが弱い早朝や夕方に行うとよいでしょう。

窓掃除は外側から

窓ガラスの掃除は、必ず外側から行うようにしましょう。窓ガラスの外側は、ゴミ・花粉・砂ぼこりなどが付着するため、内側に比べて汚れやすくなっています。

まずは外側をきれいにすることで、内側の汚れが見えやすくなり、スムーズに掃除できるようになります。掃除をする際、ぬれた雑巾で拭くだけでは、頑固な汚れを落とせない場合があるので、中性洗剤やメラミンスポンジを利用するのがおすすめです。

また、ぬれた窓を布で拭くと、繊維が窓ガラスに付くことがあります。布で拭くのではなく、スクイージーを使って水を切るとよりきれいに仕上がるでしょう。

窓全体を掃除する場合は網戸から

窓ガラスに加えて、サッシ・網戸など窓全体を掃除する場合は、網戸から掃除しましょう。網戸が終わったらサッシ、そして窓ガラスの順に掃除します。

網戸は一番外側にあるため最も汚れやすく、ゴミ・砂ぼこりが多く付着しています。先に窓ガラスを掃除すると、網戸の汚れが移ってまた汚くなってしまうのです。また、サッシも土・砂がたまっていることが多く、同様に窓ガラスを汚してしまいます。

効率よく窓全体をきれいにするには、網戸・サッシ・窓ガラスの順に掃除するのがおすすめです。

窓を簡単にピカピカにする三つの掃除方法

(出典) pixabay.com

窓は、家にあるものや掃除グッズを使って、簡単にピカピカにできます。具体的な掃除の方法を三つ紹介するので、自分に合った方法を選んで実践してみましょう。

新聞紙を使った掃除方法

新聞紙は、窓を掃除するアイテムとして非常に優秀です。新聞紙のザラザラとした粗い繊維が、窓に付いた汚れをしっかり落とします。また、新聞紙の油性インクは、油汚れを分解したり、窓にツヤを出したりする効果があります。

掃除の手順は以下の通りです。

  1. 使いやすい大きさに新聞紙を丸める
  2. 新聞紙を水でぬらし、窓全体を拭く
  3. 乾いた新聞紙を丸めて、窓をから拭きする

ひどい汚れがある場合は、少量の中性洗剤を付けて水拭きするのがおすすめです。余計な費用もかからないため、新聞を取っている人はぜひ試してみましょう。

スクイージーを使った掃除方法

スクイージーを使えば、水切りの作業を手早くきれいに行えるため、少ない労力でよりピカピカの仕上がりになるでしょう。スクイージーに加え、雑巾・乾いたタオル・中性洗剤を用意し、以下の手順で掃除を行います。

  1. 窓全体に洗剤を吹きかける
  2. ひどい汚れがある場合は、ぬらした雑巾でこすって落としておく
  3. 窓の上から下にスクイージーを滑らせ、水を切る
  4. スクイージーで移動させた水や、窓に残っている洗剤を乾いたタオルで拭く

スクイージーは、ゴムの部分を地面と平行に置き、先端を斜めに少し下げてから動かします。ぬれ雑巾や洗剤で窓をしっかりぬらしておくと、スクイージーが動かしやすくなり、よりきれいに掃除できるでしょう。

メラミンスポンジを使った掃除方法

メラミンスポンジも、窓を簡単にきれいにできるアイテムです。水を含ませるだけで使うことができ、洗剤が不要なのも便利です。メラミンスポンジ・水を入れる洗面器やバケツ・雑巾を用意して、以下の手順で行います。

  1. メラミンスポンジに水を含ませ、汚れをこする
  2. 汚れが落ちたら、水が乾く前に雑巾で拭き取る
  3. 床にメラミンスポンジのカスが落ちているので、掃除機で吸い取る

水をたっぷり含ませると、きれいに汚れを落とすことができます。メラミンスポンジが汚くなったら、洗面器の水でもみ洗いをしましょう。なお、コーティングされた窓ガラスには使用できない点に注意が必要です。

網戸も簡単にきれいに掃除しよう!

(C) Shutterstock.com

網戸は、窓全体で見ると一番外側にあるため、多くの汚れが付着している場合があります。網戸を簡単に掃除する方法を紹介するので、窓ガラスと一緒にきれいに掃除しましょう。

ストッキングと靴下で掃除

ストッキングと靴下を使えば、網戸をきれいに掃除できます。ストッキングから発生する静電気の力で、網戸に付いたほこりを落とすことができるのです。具体的な手順は以下の通りです。

  1. ストッキングの中に靴下を入れ、団子のように丸める
  2. 作った団子で網戸の外側、内側の順に拭いていく
  3. 下に落ちたゴミ・ほこりを掃除機で吸い取る

静電気の力でほこりを取っていくため、ストッキングや靴下をぬらさないように注意しましょう。

メラミンスポンジで掃除

メラミンスポンジは、網戸の掃除にも有効です。網戸に付いた汚れをしっかり取り除いてくれます。メラミンスポンジと水が入った洗面器やバケツを用意して、以下の手順で行いましょう。

  1. メラミンスポンジに水を含ませる
  2. 網戸の内側・外側をメラミンスポンジでこする
  3. 下に落ちたメラミンスポンジのカスを掃除機で吸い取る

網戸は伸びやすいため、軽い力でこするのがポイントです。掃除の途中で、メラミンスポンジが手で持てないぐらい小さくなったら、新しいものに交換しましょう。

掃除しにくい2階以上の窓はどうする?

(C) Shutterstock.com

ベランダのない2階以上の窓は掃除がしにくく、困っている人もいるのではないでしょうか?掃除グッズを使えば、手が届きにくい窓も簡単にきれいにできます。2階以上の窓を掃除するための方法を二つ紹介します。

フローリング用ワイパーを使う

ベランダがない2階以上の窓も、フローリング用ワイパーを使えば室内から掃除ができます。方法はシンプルで、以下のように行います。

  1. フローリング用ワイパーに、専用のウェットシートを付ける
  2. 窓を開けて室内から拭き、遠い場所も柄を伸ばして拭く
  3. ウェットシートを外し、乾いた雑巾もしくはマイクロファイバークロスを使って、から拭きする

市販のフローリング用ワイパーは軽いものが多く、手軽に掃除ができます。手を滑らせないように注意しましょう。

両面ガラスワイパーも便利

両面ガラスワイパーは、内側・外側の二つのクリーナーが磁石の力で窓を挟み、内側のクリーナーを動かすと、外側のクリーナーも一緒に動くアイテムです。2階以上の窓も安全に掃除できるのはもちろん、2面同時に掃除できるため時短にもなります

使用方法は以下の通りです。購入した製品の取扱説明書も読むようにしましょう。

  1. バケツにぬるま湯をため、洗剤を入れてクリーナー用の洗浄液を作る
  2. 外側クリーナーの落下防止のためのストラップを、手首に付ける
  3. 内側・外側クリーナーを洗浄液に浸し、軽く水を切る
  4. 二つのクリーナーで窓を挟み、窓の上部から全体を掃除する

基本的に、一般的な住宅の窓であれば使用できますが、分厚い窓では使用できないため注意しましょう。

道具を活用して窓を簡単にきれいにしよう

(出典) pixabay.com

新聞紙やスクイージー、メラミンスポンジを使えば、簡単に窓をピカピカにできます。『曇りの日に行う』『外側から掃除する』などのコツも押さえて、より短時間できれいにしましょう。

また、網戸や2階の窓も、それぞれに適した道具を使うことで簡単に掃除できます。家の窓をピカピカにして、気持ちよく毎日を過ごしましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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