カフェオレボウルという名前の食器を、聞いたことはあるでしょうか?フランス発祥のカフェオレボウルがあれば、おしゃれな朝食タイムやコーヒータイムを過ごせます。選び方やカフェオレを入れる以外の活用方法、おすすめ商品も紹介します。
目次
カフェオレボウルとは
カフェオレボウルは、日本ではまだなじみが少ない食器です。まずは、カフェオレボウルの特徴を知りましょう。
カフェオレボウルの発祥地はフランス
カフェオレボウルは、フランスが発祥の食器で、フランスでは『ボル』と呼ばれて親しまれています。本来は厳しい冬の寒さをしのぐために、ボウルにスープを入れ、パンを浸して食べていたそうです。
やがて家庭でコーヒーを飲む文化が浸透するようになると、スープボウルにカフェオレを入れて、パンを浸して食べるようになりました。カフェオレボウルの口の直径が8〜13cmほどと大きいのは、パンを浸しやすくするためなのです。
両手で持って飲むのが特徴的
カフェオレボウルの見た目の特徴として、取っ手がないことが挙げられます。カフェオレボウルは、基本的には両手で持って使う食器です。日本のお茶碗よりも少し大きなサイズ感のものが多く、片手だとやや持ち上げにくいかもしれません。
本場のフランスでは、食器を持ち上げて食事をする文化がない中、カフェオレボウルだけは例外的に持ち上げて飲みます。持ち方に決まりはないものの、両手で包み込むようにして持ち上げて飲むのがベターです。
両手で持つのが面倒な人は、取っ手付きのカフェオレボウルを選ぶのもよいでしょう。
カフェオレボウルの選び方
(出典) photo-ac.com
カフェオレボウルには、さまざまなバリエーションがあります。お気に入りのボウルを選ぶために、次のようなポイントを重視しましょう。
好みの「デザイン」「素材」を選ぼう
カフェオレボウルは、デザインや素材が自分の好みに合うものを選びましょう。飽きが来ず日常使いしやすいシンプルなデザインのものから、食卓の差し色になりそうな色柄の入ったものまで多種多様です。
気に入ったデザインのものを選ぶことで、毎日の朝食やコーヒータイムがより豊かになるはずです。また、陶器製・木製・ガラス製・ステンレス製など素材にもバリエーションがあり、それぞれに異なる特徴があります。
保温性に優れた陶器製やステンレス製、食材の色や量が見えるガラス製、持つときに熱くなり過ぎない木製など、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
適度な「重さ」かどうかをチェック
カフェオレボウルは、適度な重さのものを選びましょう。自分に合わない重さのボウルを選んでしまうと、カフェオレを入れて持ち上げる際に、手に負担がかかります。
また、重く感じてしまうとストレスになり、日常的に使いにくくなってしまうでしょう。手が小さい女性や子どもなど、使う人によって適度な重さは異なります。
カフェオレボウルの平均的な重さは、およそ250gです。店頭で購入する際は、実際に手に取って重さを確認しましょう。インターネットで購入する場合には、普段使っている食器の重さを目安にして選ぶのが無難です。
適度な重さで、快適に使えるカフェオレボウルを選びましょう。
使いやすい「機能」が備わっているかも確認
機能性の高いカフェオレボウルなら、日常的に使いやすくなります。カフェオレボウルの機能は、以下のものが代表的です。
- 電子レンジ対応
- オーブン対応
- 食器洗浄機対応
素材や商品によっては、電子レンジなどでの温めができないことがあります。カフェオレボウルは口の直径が広く、中の飲み物がどうしても冷めやすいものです。電子レンジなどに対応できると再加熱しやすく、温かい状態でゆったりと飲めるでしょう。
また、食器洗浄機に対応する素材なら、手洗いする手間が省けます。手洗いするものが増えてしまうと、日常使いする上で負担に感じてしまうものです。毎日使いたいものだからこそ、機能面も重視して選びましょう。
カフェオレボウルの活用方法
(出典) photo-ac.com
カフェオレボウルには、ほかの活用方法もあるのでしょうか?カフェオレだけにとどまらず、さまざまな用途でカフェオレボウルを使ってみましょう。
シリアルボウルやスープボウルとして使う
カフェオレボウルにシリアルやスープを入れて、朝食用のボウルとして使うことができます。本来、カフェオレボウルは、スープボウルを模して作られているものです。
そのため、深さがあり容量も大きく、朝食のスープやミルクなどもたっぷりと入れられるでしょう。また、マグカップよりも口の直径が大きいので、スプーンなどを入れて食べやすいのもうれしいポイントです。
おしゃれなカフェオレボウルに盛り付けて、まるでカフェのモーニングのような朝食を楽しむこともできるでしょう。
お茶碗や丼として使う
カフェオレボウルは、お茶碗や丼として活用することもできます。カフェオレボウルは、お茶碗よりも少し大きいサイズになっています。
そのため、お茶碗ではサイズが小さく感じる、丼飯やうどんなどを入れるのにぴったりです。大きな丼だと量が多いという、少食の女性にも最適でしょう。
ほかにも、一度にたくさんご飯を食べる人の大きめのお茶碗にしたり、お茶をたてたときの抹茶茶碗にしたりするのもおすすめです。わざわざ何種類も食器をそろえずとも、カフェオレボウル一つで、さまざまな料理の盛り付けに活躍してくれるでしょう。
小物入れとして使う
カフェオレボウルは、小物入れとしても使うことができます。カフェオレボウルの口の広さを生かすと、出し入れの回数が多い小物も収納しやすいでしょう。玄関に置いておけば、複数の鍵を収納しておくのに便利です。
また、素材や形状によっては、花瓶やプランター代わりにすることもできます。観葉植物や花をディスプレイすれば、立派なおしゃれアイテムになります。
ほかにも、部屋の雰囲気に合わせたデザインやカラーでなじませたり、あえて色柄の入ったものを取り入れてちょっとしたアクセントにしたりと、インテリアとしてもおすすめです。
「シンプル」デザインのカフェオレボウル
(出典) photo-ac.com
カフェオレボウルは、シンプルなデザインであれば日常使いしやすく、使い道も広がりやすいでしょう。シンプルなカフェオレボウルを三つ紹介します。
多治見美濃焼 カフェオレボウル
多治見美濃焼 の、シンプルデザインがかわいいカフェオレボウルです。まるで本場フランスのカフェで使われていそうな見た目で、テーブルに置けばおしゃれな食卓を演出できます。
マイルドなカラーなので洋風にはもちろん、和風な食事の食器としても活用しやすい色味です。
多治見美濃焼 カフェオレボウル
籐芸 木製 カフェオレボウル
『籐芸』の木製カフェオレボウルは、木目の美しさが特徴です。素材には天然木を使用しており、1点ごとに節や木目の違いを楽しむことができます。また、木製なので熱くなり過ぎず、熱いものを持つのが不安な人や子どもにも扱いやすいでしょう。
木目がきめ細やかなビーチ材と、衝撃性に強く緻密な木肌のメープル材から、好みに合うものを選択可能です。3個セットなので、家族で使用するのにもぴったりです。
籐芸 木製 カフェオレボウル
LIVING TALK Rimout ノワゼット カフェオレボウル
やわらかなグレーの色味がきれいな、『LIVING TALK Rimout』の磁器製カフェオレボウルです。商品名になっているノワゼットは『ヘーゼルナッツ』を意味します。
カフェオレボウルのフチからのぞく化粧土が、まるでナッツの表皮が見えるようなイメージにデザインされています。また、磁器なので1点ずつ釉薬のかかり具合が異なり、商品ごとの個性を味わえるでしょう。
電子レンジや食器洗浄機の使用が可能なので、飲み物の温め直しができたり、お手入れに手間がかかったりしません。
LIVING TALK Rimout ノワゼット カフェオレボウル
「かわいい」デザインのカフェオレボウル
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かわいいデザインのカフェオレボウルは、食卓をより華やかに彩ってくれます。使うだけで気分が上がりそうな、かわいいデザインの商品を紹介します。
MANGO SHOWER たたら にこ カフェオレボウル
底に描かれた『にこ』マークが目を引く、『MANGO SHOWER』の陶磁器製カフェオレボウルです。
たたらのにこシリーズは、毎日の食事を『笑顔の絶えない楽しい食卓に。』というテーマのもと、にこマークを手描きした食器シリーズを展開しています。
見た目のかわいらしさから、カフェや雑貨屋でも人気の商品です。完食するとにこマークが見えるので、子どもの食育に使うのにもぴったりです。黄色がかったホワイトの優しい色味で、どんな料理とも相性がよいでしょう。
MANGO SHOWER たたら にこ カフェオレボウル
セラミカ・アルティスティッチナ カフェオレボウル
『セラミカ・アルティスティッチナ』のカフェオレボウルです。ポーランドの名窯であるセラミカ・アルティスティッチナは、ポーランドの伝統を継承しながら、新しい個性的なデザインを生み出し続けています。
絵柄は、濃紺のデザイン、伝統的なピーコックアイデザインの変形バージョンの『ブロニ』シリーズ。独特のカラーがどんな料理にも映えます。
底が深く脚が付いているので、カフェオレにはもちろん、スープ・シリアル・丼飯にも使いやすいでしょう。
セラミカ・アルティスティッチナ カフェオレボウル
和テイストなカフェオレボウル
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和の雰囲気があるカフェオレボウルは、抹茶やご飯のお茶碗としても活用しやすいでしょう。和テイストなカフェオレボウルを紹介します。
ギギliving 美濃 マルチボウル
両側に耳が付いた、『ギギliving』の陶器製カフェオレボウルです。耳が付いていることで、滑らずに持ち上げやすいよう工夫されています。口の直径12×深さ6.5cmと、女性でも両手で包み込みやすいサイズ感です。
また、手作業で作る美濃焼なので、土や釉薬の具合で1点ごとに違った作品に仕上がっています。焼き物ならではの、味のある質感を楽しめるでしょう。カラーは、ツヤのあるサンドと、ツヤのないブルー・ウッドの3色から選べます。
ギギliving 美濃 マルチボウル
用途が広がる取っ手付きのカフェオレボウル
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取っ手付きのカフェオレボウルは、片手でも持ち上げやすく、用途が広がります。取っ手付きの、便利なカフェオレボウルを見ていきましょう。
KOYO オービットラテカップ&ラテソーサー カフェオレボウル
鮮やかな色が目を引く、『KOYO』の大きめのカフェオレボウルとソーサーのセットです。全て岐阜県で生産された、純国産のカフェオレボウルです。
カフェオレボウルは、口が広く浅めに作られています。熱々の飲み物も適温まで早く下がるので、猫舌の人でも快適に飲みやすいでしょう。
カラーは、レッド・グリーン・アンバー・オレンジ・ホワイト・ブルーの6色展開です。お気に入りの色を選んで、食卓に彩りを与えましょう。
KOYO オービットラテカップ&ラテソーサー カフェオレボウル
なか工房 信楽焼 カフェオレボウル
和テイストで重厚な質感が特徴的な、信楽焼のカフェオレボウルです。信楽焼は、滋賀県甲賀市の信楽町を中心に作られています。土地で良質の陶土が採れることから、日本六古窯の一つとして古くから知られています。
『信楽焼 カフェオレボウル』の容量は約280mlあるので、一般的なマグカップよりも大きく、たっぷりのコーヒーやカフェオレはもちろん、スープなどを入れて飲むにも十分な大きさです。
なか工房 信楽焼 カフェオレボウル
波佐見焼 スープカップ
波佐見焼の取っ手付きカフェオレボウルです。焼き物ならではの質感で、和風にも洋風にもなじむデザインに仕上がっています。コーヒータイムだけでなく、朝食や夕食にも活躍するでしょう。
日本製の商品で品質がよく、軽いため子どもが使うのにもぴったりです。全50色展開なので、好きなカラーを選ぶことができます。家族みんなで1人ずつ好きな色を選んで、おそろいで使うのもよいでしょう。
波佐見焼 スープカップ
カフェオレボウルでおしゃれな朝食を
(出典) photo-ac.com
カフェオレボウルは、マグカップとはまた違った質感や使い方を楽しめる食器です。カフェオレやコーヒーを入れてコーヒータイムに使うのにはもちろん、朝食から夕食まで活用できます。
また、カフェオレボウルは、カフェオレを入れる以外の用途でも使用できます。小さめの丼としたり、小物入れとしたりするのもおすすめです。
手軽におしゃれを演出できるカフェオレボウルで、いつもの食卓をより豊かな時間にしましょう。