家電女優の奈津子と申します。私は「家電製品アドバイザー」という資格を保有していて、日々250台以上の家電に囲まれながら3歳の息子を育てています。
Onnelaさんの熱心な読者だったところ、家電やライフスタイルにまつわる情報を発信させて頂くこととなりました。以後、どうぞお見知り置きを。
目次
“備えが大事”と感じることが多かった今年の夏
さて、この夏は南海トラフ地震の臨時情報が発表されたり、ゲリラ豪雨があったりで“備えること”の重要性を感じられた方も多いのではないでしょうか。
私も親になってからは防災情報には常に目を光らせています。 そこで今回は自腹購入したものも含めて「おすすめの防災家電・グッズ」を家電製品アドバイザー目線で5つご紹介。是非、備えてゆきましょう。
スマホスタンドにもなる、Ankerのケーブルレス充電器が便利
いざという時に、スマホの充電がない!なんてことが起きてしまうと不安も増してしまいますよね。私自身、東日本大震災が発生したあとでTwitter(現:X)のDMで家族と連絡を取り合って無事に落ち合うことができ、スマホも大事なライフラインであるということを大きく感じさせられました。
そんな経験を経て、購入したのは「Anker 622 Magnetic Battery (MagGo)」(実勢価格:6,490円)です。こちらはマグネット式のワイヤレス充電器でスマホに貼り付けて充電ができます。これなら接続するためのケーブルが見つからないことでパニックになることを防げるんです。
薄さはわずか12.8mmで重さは約140gとコンパクトな点も推し。
充電中もスマホの操作や通話ができるので日常使いにも最適。充電していない時にはスマホのスタンドにもなるので、
停電時に役立つポータブル電源
日常的に携帯するのではなく、停電時にしっかりと電源の確保をしたい方にはポータブル電源がおすすめ。私が購入したのはBLUETTI(ブルーティ)の「EB3A」(メーカー希望小売価格39,
アウトドアはもちろん、パソコン用などリモートワーク時にも活用できる汎用性が◎。
本体の充電にかかる時間が短い点が大きな特徴で、1時間ほどでフル充電できるため使いたい時にすぐに使えます。天面はワイヤレス充電に対応していて、接続部もたくさん。重量は4.6kgと軽めなのも嬉しい。スマホは約13回分(IPhone14の場合)、ノートパソコンは約4.3回、ポータブル冷蔵庫は約3.6時間分の充電ができるハイパワー電源で、コンパクトながら中々のパワフルさです。
停電時に心強い、パナソニックのランタン。
電源の備えをしたら、「灯りの確保」もお忘れなく。パナソニックの「多機能強力ランタン BF-BL45M」(実勢価格:5,118円)はランタンと懐中電灯の2WAYで使える優れもの。光量がとにかく凄く、急な停電時にも部屋全体をしっかりと明るく照らせます。
丸い電球部分に触れて操作するタッチセンサー式で環境に合わせて調光ができ、白色・電球色・全灯色の3色から調色もできます。単1形乾電池3本を使用しますが、USBコードで給電もでき、なんとスマホへの充電も可能。停電時に自動点灯する機能もありがたい。防滴対応なのでアウトドアにはもちろん、私は旅先で灯りが強すぎると疲れるタイプなのでホテルに持参してナイトランプとしても使っています。
多機能リュック&電気不要の炊飯器機も狙い目
避難をしなければならない時に、重要なのはやはり荷物を入れるリュックではないでしょうか。「COGIT(コジット)防災 座れる玄関防災バッグ」(実勢価格:13,200円)は、普段は玄関用のチェアとして、災害時にはリュックになる2way仕様。コレ、発想が実用的すぎると思いませんか?
耐荷重は約100kg、バッグ底から約10cmは防水使用。はっ水生地で雨天にも強い素材です。容量は24Lで2Lのペットボトルなら6本を収納できます。これに防災グッズや非常食を詰めて玄関に置いておけば、いざという時にサッと背負って避難できて頼もしいと思います。
万が一、長距離の避難が必要になった際、子供が座れる場所を確保できるのは親としては心強いです。我が家の三歳の息子はまだ「ママ、抱っこ」と「座って休む」が口癖なので…。それが可愛いのですが。
美味しいお米は心の安らぎにつながる
美味しいごはんが炊ける炊飯器でおなじみのタイガー魔法瓶からは「魔法のかまどごはん」(タイガー魔法瓶オンラインストア限定販売 ¥ 19,800(税込))が登場しています。
新聞紙を燃料として、ライターで火をつけて炊きあげていく仕様です。ネーミングの良さも光ることながら、収納時の高さは18cmとコンパクトですし、老舗のタイガー魔法瓶で炊飯する美味しいごはんの存在は非常時にも「心の安らぎ」に繋がると思うんです。
家電以外の備えも忘れずに!
私は過去、東北の被災地へボランティア活動やチャリティーライブに伺ったことがあり、現地の方から備えの重要性をたくさんアドバイスいただきました。その際に、「寝室の枕元に運動靴を常備しておくこと」、また普段から家族間で「緊急時には171(災害時伝言ダイヤル)ね」と伝え合い、大事な人の電話番号を暗記しておくことが必要だと教えていただきました。これらは今日からでも実践しやすいことですよね。
備えるべきことに備えたのなら、日常の有り難さを噛み締めつつ、全力で生きてゆくのみだと思います。
連載第一回目となるため、最後にわたし、奈津子の人となりを少しだけシェアさせて頂けますか。
私は十代のときにTVドラマ『野ブタ。をプロデュース』でデビューし、現在に至るまで俳優・タレントとして活動しています。
あの頃は別作品の『ギャルサー』のスミレ役も然り、派手な ギャルの役が続きました。ちょっと変わった声の、そう、あのギャルが私です。
途中で「SDN48」のメンバーとしてアイドル業にも挑んでいたのですが、 当時パフォーマンスしていたAKB劇場が秋葉原にあって電気街が近所だったので家電の魅力にドはまりし、「家電製品アドバイザー」を取得。現在は「家電女優」として活動しながら、私生活では絶賛息子のイヤイヤ期の対応中です…! 引き続き、暮らしを豊かにする内容を発信してゆきますので読者の皆さま、どうぞ宜しくお願いいたします!
奈津子