手軽に持ち運びできるポータブルカメラとして、1980年代後半から1990年代ごろに人気を博した「使い捨てカメラ」。安価で扱いやすい使い捨てカメラは老若男女問わず幅広い世代に愛用されていました。最近ではあまり見かけなくなり、手に入ったとしても「今も現像できるの?」という疑問をもつ人も多いはず。
そこで今回は、使い捨てカメラの現像できる場所や現像にかかる費用など、現代の使い捨てカメラ事情について解説します。購入場所や安く現像する方法についてもご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
今でも手に入る?使い捨てカメラの種類と現像事情について
1980〜1990年代には、写真店、家電小売店、コンビニなどでよく目にした使い捨てカメラですが、現在では販売されている場所を見かけるのも稀になりました。「久々に使いたいな〜」と思っても、すぐに手に入れることは難しいかもしれません。
そこでまずは、使い捨てカメラの現状と、購入できる場所・方法についてご紹介します。これから使い捨てカメラを使ってみようと考えている人必見です。
デジタルより味がある!使い捨てカメラの魅力とは
現代では高機能なスマートフォンが普及し、誰でも簡単に高画質な写真を撮影できるようになりました。スマホのカメラなら撮影費用が一切かからず、現像不要でいつでも写真をチェックできます。撮影にフィルムを使っていた世代からすれば、まさに革新的な変化と言えるでしょう。
しかし、今だからこそ活きてくる使い捨てカメラの味もあります。
- 解像度が荒く、レトロな雰囲気になる
- 保管しておくと、ヤケなど経年変化を楽しめる
- 現像するまで写真を確認できないドキドキ感がある
- 枚数制限があり、1つ1つの撮影に特別感がある
フィルムを使ったカメラの持つ「低解像度」や「ヤケなどによる劣化」といった欠点は、高解像度やデータ保存があたりまえになった現代では、むしろ特有の味があるという評価に置き換えることができます。実際に、若い世代の間では大きなレトロブームが巻き起こっています。
そのほかにも、「撮った写真をすぐに確認できない」「撮影できる枚数が限られている」など、撮影にゲーム的な要素が付加される点も、フィルム式のカメラならではと言えるでしょう。
使い捨てカメラを探すならオンラインショップが便利
昔は身の回りの生活圏で比較的かんたんに購入できた使い捨てカメラですが、現在ではとんと見かけなくなってしまいました。しかし、製造や販売は今でも継続されています。購入場所の目星さえつけておけば、今でも普通に入手することができます。
もっとも手軽で早いのは、オンラインショップでの購入です。幅広いラインアップがあるため、比較検討がしやすくおすすめです。ただし、購入から手元に届くまでに数日かかることを念頭におきましょう。
【FUJIFILM】写ルンです 27枚撮り
スタンダードタイプの使い捨てカメラです。使い捨てカメラを使ったことのある人なら、1度は手に取った経験があるのではないでしょうか。軽量で持ち運びしやすく、服のポケットや手持ちカバンに入れて持ち歩くことができます。
現在も発売されている機種の中では比較的安価な点もポイント。初めて使う方や、子どもが扱う場合などに特におすすめです。
【FUJIFILM】写ルンです 27枚撮り
【FUJIFILM】QuickSnap Water Proof 27枚撮り
水深約5mまでの撮影に対応した防水型の使い捨てカメラです。もちろん、海やプールでの撮影もOK。
スマホは水に弱いモデルが多く、防水用のアクセサリを使用しても万が一の場合の不安が残りますよね。その点、防水型の使い捨てカメラなら故障の心配がなく、撮影の自由度がグンと上がりますよ。
【FUJIFILM】QuickSnap Water Proof 27枚撮り
「写ルンです」ならコンビニや家電量販店で購入できる
現在では多くのメーカーがオンラインでの販売を中心にしていますが、FUJIFILMの「写ルンです」は店頭で購入できることも。主な販売場所はコンビニと家電量販店です。購入できる可能性のある場所は以下の通りです。
コンビニ
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
家電量販店など
- カメラのキタムラ
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- エディオン
- ヤマダ電機
- ドンキホーテ
あくまで販売している可能性があるというだけで、どの店舗にも取り扱いがあるわけではありません。確実に手に入れたい場合は、店舗に問い合わせをしておきましょう。
現像期限に注意!古い使い捨てカメラに気をつけよう
家の中の整理をしていたら、新品もしくは使い終わっていない使い捨てカメラが出てくることもあるかもしれません。フィルムと電池の容量が残っていれば撮影自体は可能ですが、現像にはメーカーの定める期限があります。
期限は、使い捨てカメラの本体またはパッケージに印字されています。期限内であれば、現像をしている店舗への持ち込みやオンラインサービスに現像を依頼することができます。
期限が切れてしまっている場合は、現像可能かどうかを依頼する店舗の担当者に確認しましょう。店舗によっては対応してくれる場合もあるようです。ただし、フィルムが劣化してると、現像した写真がぼやけていたり真っ黒になってしまったりするかもしれません。費用がかかってもいいからダメ元で、くらいの気持ちで依頼しましょう。
現像できる場所は減っているが、データ化やスマホ転送が可能に
昔と比べると、フィルムを現像してくれる店舗やサービスは減ってきています。しかし、その代わり新しい便利なサービスも生まれています。
代表的なのは、使い捨てカメラの撮影記録のデータ化やスマホ転送サービスです。昔は現像した写真そのものを受け取るしかありませんでしたが、今はデータにして半永久的に残すことができます。
データ化してしまえば、家族や友達への共有もかんたんです。写真としての実物が必要なものだけ、後から印刷することもできます。従来の写真そのものをすべて現像するサービスより、今のほうが使い勝手が良くなっていると言えるでしょう。
現像方法が選べる!自分に合った方法で現像を依頼しよう
現在の使い捨てカメラの強みは、現像方法を自分が使いやすいように選べることです。従来の写真としてプリントアウトするサービスはもちろん、データ化してスマホやPCに転送するサービスも展開されています。
依頼方法についても、比較的早く仕上がる実店舗での現像から、郵送を利用したオンラインの現像サービスまで、さまざまな選択肢があります。どのサービスが自分に一番合っているか、よく検討してから現像を依頼しましょう。
手軽で安心!従来通りのプリントサービス
従来と同じ、撮影したフィルムを写真紙にプリントアウトするサービスです。取扱店舗は減ってしまったものの、いまだに根強く利用されています。写真がモノとして残るので、データと比べると特別感がありますよね。
一般的なL判サイズ以外にも、額に入れて飾りやすいA4サイズや超特大のポスターサイズなど、プリントサイズを選べる場合があります。現像した写真をどんなふうに残すかを考えるのも、フィルムを使ったカメラならではの楽しみです。
同じフィルムを複数プリントアウトする「焼き増し」のサービスについては、店舗ごとに対応状況か異なります。複数人で共有したい場合は、焼き増し可能な店舗で依頼するか、データ化サービスを利用するようにしましょう。
スマホ転送だけもできる!データ抽出、転送サービス
ここ十数年ほどで新しく誕生した、データ抽出やスマホへの転送サービスを活用してみましょう。依頼する方法はプリントサービスと同じで、データ化サービスを実施している店舗に使い捨てカメラを持ち込むだけです。
データ化した写真ファイルは、CDなどのディスクで受け取る方法と、PCやスマホに転送する方法のどちらかで持ち帰れるケースが多いです。店舗ごとに対応状況と価格が異なりますので、依頼前にしっかりチェックしておきましょう。
データ化のメリットは、半永久的に残ることと他の人に共有しやすいことです。SNSにもレトロかわいい写真が手軽にアップできますよ。写真加工があたりまえになっている近年では、撮ったそのままのアナログ写真は人々の目を惹くこと間違いなしです。
プリントとデータがセットになったお得なサービスも
「プリントして残しておきたいけど、念の為データでも保存しておきたい…」そんなときも安心してください。データ化サービスを展開している店舗のほとんどが、プリントサービスにも対応しています。店舗によっては、データ化とプリントの両方を注文するとセット割がきくことも。
プリントした写真には、経年劣化や紛失などのリスクが付きまといます。年々色褪せていくのもアナログ写真の味わい深いところですが、撮影時そのままの鮮明なカラーで見返したくなることもあるかもしれません。
現像したデータを保管しておけば、万が一プリント写真が劣化したりダメになってしまったりしたときにも、データを使って写真を復元することができます。費用面などに制限がなければ、プリントサービスを利用するときにデータ化サービスも一緒に利用するのがおすすめです。
店舗に行かなくてもOK!ネット完結型の現像サービスが展開中
使い捨てカメラの全盛期と比べると、現像を請け負ってくれる店舗が激減しています。いざ現像しようと対応店舗を調べても、自分の生活圏内に1軒もないといったケースもあるでしょう。
近くに現像できる場所がないときは、オンラインの現像サービスを利用しましょう。店舗型の実施しているサービスとほぼ同じサービスを受けることができます。郵送手配さえすれば、あとはすべてが自宅に届くので受け取りの手間もほとんどかかりません。
ただし、郵送を利用したサービスなので、実店舗への持ち込みに比べると日数がかかる点に注意してください。急ぎで現像が必要なときは、即日現像に対応してくれる実店舗を探しましょう。
どこで現像できる?使い捨てカメラの現像場所について
ここまでは、今でも使い捨てカメラが購入できることや、現代ならではのさまざまな現像サービスがあることを解説しました。では実際、現像するときにはどこへカメラを持ち込めば良いのでしょうか。
この章では、使い捨てカメラを現像できる場所やサービスについてより詳しくご紹介していきます。生活圏に現像できる場所があるか確認しておきましょう。
カメラのキタムラ
カメラや写真に関わる製品やサービスを幅広く取り扱っている老舗写真店です。使い捨てカメラを含むネガフィルムの現像に対応している店舗は、なんと全国390店舗。各都道府県の主要都市なら必ず見つけられるといっても過言ではない店舗数です。
豊富なプリントサイズ、データ化&転送サービス、フィルム全体を確認できるインデックスプリントなど、必要なサービスがすべて揃っています。初めてカメラを持ち込む人でも安心して依頼できます。
FUJIFILMの「写ルンです」に特化したサービスでは、写真の色味を調整する色調補正オプションや、スマホケースに挟めるハーフプリントサービスなど、写真をより自分好みに近づけるオプションが利用できます。サービスを使いこなして、自分だけの1枚を手に入れましょう。
・カメラのキタムラ×写ルンです特設ページはこちら(カメラのキタムラの公式サイトに移動します)
・ネガフィルム現像・プリントサービスの詳細はこちら(カメラのキタムラの公式サイトに移動します)
FUJIFILM
現在でも使い捨てカメラの製造・販売をしているFUJIFILMですが、FUJIFILM製の使い捨てカメラなら提携している家電量販店や街の写真店などで現像サービスが手軽に利用できます。
対応しているサービスは店舗によって異なりますが、都内だけでも136店舗と、とにかく現像場所が多い点が強みでしょう。
また、FUJIFILMの使い捨てカメラを現像するならデータ化サービスを利用するのがおすすめです。現像したデータを使えば、一般的なプリントアウトはもちろん、アルバムを作ったりオシャレなポスターに加工したりなど、さまざまな用途に利用できるからです。結婚式や子どもの誕生祝いなど、ハレの日の記録を残すのにもぴったりです。
主な加工サービス
- フォトブック
- プレミアムプリント(上質紙へのポスター印刷)
- WALL DECOR(壁掛けプリント)
- フォトカレンダー
- フォトグッズ(マグカップ、Tシャツ、布バッグなどへの印刷)
写真以外のモノで思い出を残したいときは、FUJIFILMのサービスを検討してみてくださいね。
・プリントサービス、店舗検索の詳細はこちら(FUJIFILMの公式サイトへ移動します)
コイデカメラ
首都圏を中心に展開する、写真の現像やプリントを請け負う写真店です。東京、神奈川、千葉、埼玉の4都道府県に36店舗を構えています。関東にお住まいの人は街ナカで見かけたことのある人も多いはず。
36店舗中21店舗は、持ち込み依頼を受けたらその場ですぐ現像してくれる、即日現像サービスに対応しています。商業施設の中に店舗があることが多く、カメラを預けて買い物をしているうちに現像が完了する、といった便利な使い方ができます。
関東圏以外にお住まいの人は、郵送現像サービスを利用しましょう。郵送の都合で1週間ほど日数はかかるものの、実店舗への持ち込みと変わらないサービスを受けることができますよ。
・現像、プリントサービスの詳細はこちら(コイデカメラの公式サイトへ移動します)
カメラのみなみや(楽天市場)
カメラのみなみやは、現代ならではのオンラインだけで完結する現像サービスを提供しています。依頼の流れはとてもシンプルで、楽天市場でフィルムの数だけサービスを注文し、指定された住所に使い捨てカメラを送るだけ。数日〜1週間ほどで現像された写真プリントやCDが手元に届きます。
ほとんどの都道府県で、受け取るときの送料がかからないのもポイント。楽天市場を日常的に活用している人なら、楽天ポイントも貯めることができてお得です。スマホ転送サービスがLINE経由なのも現代風で使いやすいですよね。
「お店を探して持ち込むのは面倒くさい!」という人はネット完結型のサービスをぜひお試しください。
・フィルム現像サービスの詳細はこちら(楽天市場へ移動します)
【カメラのみなみや】カラーフィルム現像 + 写真プリント Lサイズプロ仕上げ 各1枚 + CDデータ化 27枚撮りまで対応
【カメラのみなみや】カラーフィルム現像+データ化 スマホ転送 27枚撮りまで対応 データダウンロードサービス
ファミリーマートなどコンビニでの現像サービスは終了している
以前に使い捨てカメラを使ったことのある人は「今ってコンビニで現像できないの?」と疑問に思うことでしょう。確かに、2010年代前半ごろまでは、コンビニで使い捨てカメラを現像することができました。特に、ファミリーマートは積極的にサービスを展開していたので、記憶にある人も多いのではないでしょうか。
しかし、現在ではコンビニでの現像サービスはすべて終了しています。上で紹介した写真店やオンラインサービスを利用しましょう。
コンビニでの現像サービスが終了した理由
コンビニでの現像サービスは、使い捨てカメラの販売台数の減少とともになくなりました。ここには2つの理由があります。
- あまり使われない現像機が場所をとる
- 現像用のインクが劣化してしまう
ほとんど使われなくなった現像機は、たくさんの機器や物資を設置・保管する必要のあるコンビニ内では邪魔になります。また、現像に使うインクは使われないと劣化していき、1枚も写真を刷らないまま交換時期が来てしまうことも。これらの理由から現像サービスの利益が薄くなり、コンビニでの現像サービスがなくなったと言われています。
現像はできないが、データプリントはできる
使い捨てカメラを含むフィルム現像のサービスは終了していますが、コンビニの複合機を使ってスマホなどのデータをL判プリントして写真化することができます。機種によってサービスは異なりますが、マット印刷やポスター印刷ができる場合もあります。
写真店を通じて使い捨てカメラのデータ化をしておけば、コンビニの複合機でいつでもプリントアウトすることができますよ。
現像にかかる費用はいくらくらい?なるべく安く現像する方法について
実際に現像にかかる費用はどのくらいになるのでしょうか。ここからは費用の具体例と、安く現像する方法について解説していきます。
プリント印刷よりデータ化やスマホ転送のほうがお得なことも
一般的に、プリント印刷よりデータ化サービスの価格を安く設定している写真店が多いです。プリント印刷は、元になる写真紙、インクなどの消耗品や、印刷機などの設備が必要です。データ化はプリントアウトが不要になるため、これらのコストをカットすることができます。
プリントアウトされた写真がほしいときも、場合によってはデータ化のほうがお得になる可能性があります。使い捨てカメラは現像するまで写真を確認できないため、写りが微妙なものや、撮影に失敗している写真もまとめてプリントされてしまいます。データ化した後に、きれいに撮影できているデータだけをプリントアウトしたほうが安く済むことがあります。
プリント印刷とデータ化サービスの価格比較(27枚撮り使い捨てカメラ)
実施店 | 現像料金 | CD化 | スマホ転送 | L判プリント |
---|---|---|---|---|
カメラのキタムラ | 950円 | 880円 | 880円 | 1,350円 (50円/1枚) |
FUJIFILM | 依頼店舗による | |||
コイデカメラ | 880円 | 550円 | 1,100円 | 1,053円 (39円/1枚) |
カメラのみなみや | – | 400円 (現像含む) |
980円 (現像含む) |
640円 (現像含む) |
学生必見!スマホ転送サービスの学割を利用しよう
使い捨てカメラを含むフィルム現像のスマホ転送料金に、学生割引がきくことがあります。コイデカメラでの現像はスマホ転送料金が500円割引になります。
他の写真店でも、店舗ごとに期間限定キャンペーンを実施していることも。現像前に一通り調べておくと良いでしょう。
学生割引を利用するときは、学生証の提示が必要な場合がほとんどです。カメラを持ち込むときは、学生証を忘れないようにしましょう。
自分で現像はNG!必ずお店のサービスを利用しよう
フィルム撮影を趣味にしている人なら、「使い捨てカメラも自分で現像できるかも?」と考える人もいるかもしれません。しかし、使い捨てカメラの現像は必ずプロのサービスを利用してください。
フィルムを入れ替えて使うカメラは、フィルムの取り出しを前提に設計されています。安全に取り出せるよう十分に配慮された造りになっています。
しかし、使い捨てカメラは撮影者がフィルムを抜くことを想定していません。素人が無理に分解しようとすると、感電などの事故につながる危険があります。知人や友人にカメラが趣味の人がいても、使い捨てカメラの現像を依頼するのはやめておきましょう。
いつまで待てばいい?使い捨てカメラの現像にかかる時間とは
最後に、使い捨てカメラの現像にかかる時間について解説します。遅くとも1週間程度で仕上がることがほとんどですが、急ぎで現像したい人は参考にしてみてください。
店舗持ち込みなら最短で30分〜1時間程度のことも
店舗に持ち込む場合、即日対応のサービスを利用できることがあります。即日対応はカメラのキタムラやコイデカメラで実施されているので、気になる人は各店舗の対応状況を調べておきましょう。
即日受け取りをするときは、ショッピングモールに併設されている店舗を選ぶのがおすすめです。モールについたらまずカメラを預け、買い物や食事をしながら時間をつぶし、帰りに写真やデータを持ち帰ると待ち時間が気になりませんよ。
オンラインの現像サービスを使うときは郵送にかかる日数に注意
店舗に持ち込む場合も、オンラインの現像サービスを使う場合も、現像時間そのものには大した違いはありません。ただし、オンラインを介した現像は、フィルムの受け渡しと仕上がった写真の受け取りという実物を送り合う日数を考慮しなければなりません。
送り場所と受け取り元の距離にもよりますが、郵送を使うと最短でも片道1〜2日はかかります。土日は現像所が稼働していない場合もあるので、カメラの郵送からデータまたはプリント写真の到着まで1週間ほどをみておく必要があります。多少時間がかかっても価格が安くなったほうが良いのであればオンライン、割高でも良いから早く現像したいときは実店舗を利用しましょう。
撮影後すぐに現像したいなら、使い捨てカメラよりチェキがおすすめ
パーティーなどで大勢の記念写真を撮影したとき、できればその場で他の人に写真を渡したいというケースもありますよね。特に、結婚式など遠方からさまざまな人が集まるイベントでは、後日現像した後に写真を配るのは大変な作業です。
その場で撮って、その場で現像したいなら、使い捨てカメラよりチェキがおすすめです。使い捨てカメラに比べると、仕上がりサイズが小さく画像も粗いですが、書き込みができたり持ち帰りやすいなどのメリットがあります。アナログの味が出る、という面では使い捨てカメラと同様なので、シーンによって使い分けるのがおすすめです。
【FUJIFILM】instax mini 12
まとめ|レトロでかわいい使い捨てカメラを楽しもう
デジタルカメラにはない、アナログならではの味を楽しめる使い捨てカメラ。全体の取扱台数は減ってしまったものの、今でも問題なく購入や現像ができます。
購入はオンラインショップがおすすめです。人気のモデルから少しマニアックなものまで、比較検討して選ぶことができます。
現像には、写真店に持ち込む方法と、オンラインで依頼する方法があります。実店舗に持ち込むと、早いところなら即日現像してくれるサービスも。オンライン注文は郵送時間がかかってしまうものの、実店舗に比べると安く現像してくれる場合があります。学割サービスを利用したいときは実店舗へ行き、カメラと一緒に学生証を必ず持っていきましょう。
撮影直後に現像したいときは、使い捨てカメラだけでなくチェキもおすすめです。シーンによってレトロかわいいカメラを使い分けてみましょう♪