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下駄箱リフォームのおしゃれな事例5選!費用の相場や選び方を紹介

この人に聞きました吉本えり

二級建築士・整理収納アドバイザー1級資格保有。大学院まで建築学を専攻し、ハウスメーカーでの勤務を経てWebライターとして独立。建築、不動産、インテリアなど住まいに関する記事を執筆しています。ストレス解消法は家中の整理整頓と掃除をすること。おうち時間を快適に楽しく過ごすためのコンテンツをお届けします。

下駄箱の収納量や使い勝手を不便に感じ、リフォームを検討している方も多いのではないでしょうか。下駄箱を取り替えるだけで、玄関のイメージや快適さは大きく変わります。

そこで、本記事では参考にしたい下駄箱のおしゃれなリフォーム事例を紹介します。下駄箱を選ぶポイントやリフォーム費用の相場も詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

下駄箱をリフォームしたおしゃれな事例5選

下駄箱をリフォームしたおしゃれな事例5選

下駄箱のおしゃれなリフォーム事例を5つ厳選してご紹介します。下駄箱のタイプやデザインが異なる事例を集めたので、ぜひ好みの下駄箱を見つけてみてください。

【事例1】大容量の下駄箱へリフォーム

【事例1】大容量の下駄箱へリフォーム

出典:住友不動産のリフォーム

一般的な置き型の下駄箱から、壁面収納型の大容量の下駄箱へリフォームした事例です。縦長の大きな姿見がついており、玄関が広く見えます。

玄関ドアや内装に合わせた色の扉を選んでいるため、まとまりのあるおしゃれな玄関になりました。扉つきで靴が見えず、生活感を抑えられている点も見習いたいポイントです。

【事例2】オープンタイプの下駄箱へリフォーム

【事例2】オープンタイプの下駄箱へリフォーム

出典:ナサホーム

オープンタイプの下駄箱を設置したリフォーム事例です。大量の靴を省スペースに効率良く収納できています。

オープンタイプの下駄箱は、急いでいるときや玄関が混雑しているときでもさっと靴を出し入れできる点が便利です。また、天井まで届く高い棚でも圧迫感を感じにくいため、玄関スペースが小さめの家におすすめです。

【事例3】造作の下駄箱で省スペースにリフォーム

【事例3】造作の下駄箱で省スペースにリフォーム

出典:河原工房 ※いずれも施工アフターの様子

造作(既製品ではなく現場に合わせてオリジナルで作ること)の下駄箱を設置したリフォーム事例です。

玄関から室内へ上がる階段横のデッドスペースを活用し、よく使う靴をさっと出し入れできるオープンタイプの下駄箱を設置しています。階段の踏み板と木目をそろえており、デザイン性と便利さを兼ね備えた魅力的な下駄箱です。

【事例4】土間スタイルの玄関収納(下駄箱)へリフォーム

【事例4】土間スタイルの玄関収納(下駄箱)へリフォーム

出典:ナサホーム ※いずれも施工アフターの様子

土間スペースに下駄箱を設置したリフォーム事例です。長い棚板を使い、大量の靴を収納できるスペースを設けています。腰より低い高さのため、土間スペースの端から端まで靴を並べていても圧迫感がありません。

靴そのものがインテリアになり、土間を魅力的な空間に仕上げています。

【事例5】マンションの下駄箱(玄関収納)のリフォーム

【事例5】マンションの下駄箱(玄関収納)のリフォーム

出典:住友不動産のリフォーム ※いずれも施工アフターの様子

マンションの玄関にシューズクロークタイプの下駄箱を設置したリフォーム事例です。玄関からシューズクロークに入り、靴を脱いでそのままLDKに通り抜けられるウォークスルー型になっています。動線に無駄がなく、買い物の重い荷物などを最短距離で必要な場所に持って行けます。

また、傘や非常用の水などの靴以外の荷物も収納できる点が便利です。

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下駄箱(玄関収納)をリフォームする際の選び方

下駄箱(玄関収納)をリフォームする際の選び方

下駄箱(玄関収納)は種類が多いため、選び方に悩む方が多いです。そこで、下駄箱をリフォームする際の選び方のポイントを解説します。

  • 下駄箱のタイプを選ぶ
  • 下駄箱の扉の有無を選ぶ
  • 下駄箱の色を選ぶ
  • 下駄箱のオプションを選ぶ

順番に詳しく見ていきましょう。

下駄箱のタイプを選ぶ

まずは、下駄箱のタイプを選んでいきましょう。下駄箱には以下の5つのタイプがあります。

  • カウンタータイプ
  • セパレートタイプ
  • フロートタイプ
  • 壁面収納タイプ
  • 土間収納(シューズクローク)タイプ

それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。

カウンタータイプの下駄箱

カウンタータイプの下駄箱

カウンタータイプの下駄箱は、腰くらいの高さ(100cm程度)におさまる床に設置するタイプの下駄箱です。

メリット デメリット
  • 既製品の種類が多い
  • 価格が安い
  • 圧迫感がない
  • 収納量が少ない
  • 長い物(傘など)を収納できない

価格が安くデザインバリエーションも豊富で、最も広く使われています。目線より低く圧迫感がないため、コンパクトな玄関におすすめです。なお、傘などの長い物は収納できないため、周辺に置いたり別の保管場所を用意したりする必要があります。

セパレートタイプの下駄箱

セパレートタイプの下駄箱

セパレートタイプの下駄箱は、カウンタータイプの下駄箱に吊り戸棚を組み合わせた下駄箱です。

メリット デメリット
  • 比較的設置費用が安い
  • 圧迫感を抑えつつ収納量を確保できる
  • パーツの組み合わせ次第でいろいろな物を収納できる
  • 背が低い人は使いにくい
  • 物を高い場所から落とす危険がある

吊り戸棚の分だけカウンタータイプよりも多くの靴や物を収納できます。一方、吊り戸棚は背が低い方には使いにくいため、使用頻度の低い物を収納するなど使い方に工夫が必要です。

なお、セパレートタイプのなかには、縦長の収納と組み合わせたコの字型やロの字型タイプもあります。

下駄箱セパレートコの字

ブーツなど高さのある靴や折りたたんだベビーカーなども収納できるため、いろいろな物を玄関に置いておきたい方におすすめです。

フロートタイプの下駄箱

駄箱フロート

フロートタイプの下駄箱は、名前のとおり床から浮いて(float)見えるのが特徴です。カウンタータイプのように床に置くのではなく、壁に固定して設置します。

メリット デメリット
  • 床が広く見える
  • 床を掃除しやすい
  • デザイン性が高い
  • 設置するには壁の強度が必要
  • 角が多くぶつかる恐れがある

デザイン性が高く、下駄箱の下に間接照明をつけると高級ホテルのようなおしゃれな雰囲気を演出できます

なお、リフォームの際は下駄箱の重さを支えるだけの壁の強度が必要です。フロートタイプを希望する場合は早めに施工会社に伝え、設置できるか現場を確認してもらいましょう。

壁面収納タイプの下駄箱

壁面収納タイプの下駄箱

出典:ナサホーム

壁面収納タイプの下駄箱は、床から天井まで壁一面を収納として使えるのが特徴です。壁の表面にそって棚を取り付ける場合と、壁に埋め込むように棚を設置する場合の2種類があります。

メリット デメリット
  • 収納量が多い
  • 背の高い物も収納できる
  • 高級感がある
  • 高さがあるため圧迫感がある
  • 設置費用が高い

居室のクローゼットほどの収納量を確保できる場合が多く、靴が多い方や大家族の家におすすめです。また、下駄箱が壁面と一体化するため見た目がスッキリし、高級感のある玄関にできます。

ただし、高さがあるため圧迫感が出やすく、設置するにはある程度の面積も必要です。玄関スペースに余裕がない場合は、設置しても後悔しないか慎重に検討して決めましょう。

土間収納(シューズクローク)タイプの下駄箱

土間収納(シューズクローク)タイプの下駄箱

土間収納(シューズクローク)タイプの下駄箱とは、玄関の隣に土間でつながる小部屋を設け、靴などを収納できるようにしたものを指します。

メリット デメリット
  • 収納量を多く確保できる
  • 靴以外の大きな物も収納できる
  • 作業場所としても使える
  • 広いスペースが必要
  • 設置費用が高い
  • 動線の設計が難しい

まとまったスペースを確保できるため、靴だけではなくベビーカーや自転車、アウトドア用品などの大きな物まで収納できます。また、アウトドア用品の手入れや観葉植物の植え替えなどの汚れやすい作業をするのにもピッタリです。

設置費用は高いですが、人によってさまざまな活用の仕方ができるため、近年人気が高まっています

下駄箱の扉の有無を選ぶ

下駄箱のタイプを決めたら、扉をつけるかどうかを選びましょう。扉がある場合とない場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。

<br/ > 扉がある場合 扉がない場合
メリット
  • 見た目がスッキリする
  • 靴の匂いが玄関に充満しにくい
  • ほこりがたまりにくい
  • 靴を出し入れしやすい
  • 扉の開閉スペースが不要
  • 通気性が良い
デメリット
  • 通気性が悪くカビやすい
  • 扉の開閉スペースが必要
  • 奥に収納した物の存在を忘れやすい
  • 雑然とした印象を与えやすい
  • 靴の匂いが玄関に充満しやすい
  • ほこりがたまりやすい

下駄箱は生活感が出やすく靴の匂いも気になりやすいですが、扉をつけておくと玄関を手軽にきれいな印象にできます。一方、雨などで湿った靴をそのまま収納するとカビが発生することもあり、定期的な掃除や換気が欠かせません。

扉をつけない場合は日頃から整理整頓を心がける必要がありますが、通気性が良く靴の出し入れをしやすいため管理しやすいでしょう。

なお、扉つきの部分と扉のない部分を組み合わせた下駄箱も人気です。両方のメリットを活かしておしゃれかつ実用的な玄関にできるため、ぜひ検討してみてください。

下駄箱の色を選ぶ

下駄箱のタイプと扉が決まれば、色を選びましょう。リフォームの場合は玄関のインテリアに合わせてコーディネートするとおしゃれにまとまります。

例えば、床や扉、巾木(はばき:壁と床の接合部のすきまを隠す部材)の色に近い色を選ぶ場合が多いです。また、背の高い下駄箱は圧迫感が出るため、壁紙に似た色や白などの明るい色を選ぶのもおすすめです。

カタログだけで選ぶのではなく、色見本を取り寄せたりショールームで実物を見たりして、完成形を具体的にイメージしながら選ぶと失敗しにくいでしょう。

下駄箱のオプションを選ぶ

最後に、下駄箱につけるオプションを選んでいきましょう。例えば、以下のようなオプションが人気です。

  • 姿見
  • 傘立て
  • スリッパかけ
  • ハンガーラック
  • 小物ボックス
  • 追加の仕切り板
  • 脱臭・換気ユニット

玄関スペースが限られている場合は、オプションの収納パーツをつけて下駄箱のなかに物をまとめて収納するとスッキリします。ただし、物の位置を決めすぎると物を買い替えたりライフスタイルが変わったりした場合に困ることがあるため、オプションは必要な分だけにとどめるのがおすすめです。

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下駄箱のリフォーム費用の相場

下駄箱のリフォーム費用の相場

ここからは、下駄箱のリフォーム費用の相場を以下の3つのパターンに分けて紹介します。

  • 下駄箱を新しく取り替えてリフォームする場合の費用
  • 既存の下駄箱を流用してリフォームする場合の費用
  • 土間収納タイプの下駄箱へリフォームする場合の費用

それぞれ詳しく見ていきましょう。

下駄箱を新しく取り替えてリフォームする場合の費用

古い下駄箱を撤去してから新しい下駄箱を取りつけるリフォーム方法です。下駄箱のタイプやサイズを変えられるため、下駄箱の使い勝手や玄関の印象が大きく変わります。費用の相場は以下を参考にしてください。

費用の内訳 費用の相場
古い下駄箱の撤去費用 2万円〜3万円
新しい下駄箱の設置費用 6万円〜40万円
内装(壁紙や床など)の補修費用 3万円〜5万円
合計 11万円〜48万円

新しい下駄箱の設置費用は下駄箱のタイプによって幅があります。タイプ別の費用の相場は以下のとおりです。

下駄箱のタイプ 費用の相場(施工費用を含む)
カウンタータイプ 6万円〜13万円
セパレートタイプ 15万円〜30万円
フロートタイプ 15万円〜40万円
壁面収納タイプ 20万円〜40万円

コストを抑えてリフォームできるのは、カウンタータイプの下駄箱です。安い商品であれば10万円以内で設置できます。

フロートタイプや壁面収納タイプの下駄箱は本体の幅や高さが大きいほど施工費が高い傾向があります。腰高程度の大きさであれば15万円〜20万円ほどで設置できますが、天井まで届く大きさの下駄箱を取り付ける場合は20万円〜40万円ほどを見込んでおきましょう。

また、壁面収納タイプの下駄箱は設置場所の状況により費用が異なり、壁に穴を開けたり撤去したりする必要があれば40万円以上の金額になることもあります。

既存の下駄箱を流用してリフォームする場合の費用

既存の下駄箱をリメイクし、デザインや使い勝手を改善するリフォーム方法です。古い下駄箱の処分費用や新しい下駄箱の本体費用が不要なため、新しく取り替えるよりも安価に仕上げられます

また、大きな工事音が出ず、半日〜1日程度で作業が完了する手軽さもメリットです。主な作業にかかる費用は以下を目安にしてください。

費用の内訳 費用の相場
下駄箱の扉の交換 3万円〜5万円
姿見の取り付け 1万円〜3万円
下駄箱の塗装やシートなどによる表面加工 数千円〜2万円

古い下駄箱でも、塗装して色やデザインを変えるだけで大きく印象が変わります。また、下駄箱の使い勝手が悪い場合は、扉などの部品のみ交換すると費用を抑えてリフォームできます。

なお、下駄箱のなかの匂いやカビの問題は、部品交換や清掃では根本的に解決できない場合が多いです。靴を傷めたり下駄箱周辺の壁へカビが広がったりする可能性もあるため、下駄箱ごと取り替えることをおすすめします。

土間収納タイプの下駄箱へリフォームする場合の費用

土間収納(シューズクローク)タイプの下駄箱へリフォームするには、壁や建具を設置するなどの大がかりな作業が必要なため、工事金額は30万円〜60万円ほどが相場です。リフォーム費用の主な内訳は以下のとおりです。

費用の内訳 費用の相場
古い下駄箱の撤去費用 2万円〜3万円
玄関の床を広げたり壁を作り変えたりする費用 10万円〜25万円
収納棚や建具の製作・設置費用 10万円〜15万円
内装(壁紙や床面)の施工費用 8万円〜18万円
合計 30万円〜61万円

土間収納の範囲が広いほどリフォーム費用も高く、既存の部屋などを取り壊して土間収納に変える場合は100万円を超えるケースも少なくありません。玄関周りなど複数の場所をまとめてリフォームした方が効率的なので、気になる場所が他にもある方はぜひ検討してみてください。

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下駄箱のリフォームに失敗しないための5つのポイント

下駄箱のリフォームに失敗しないための5つのポイント

下駄箱のリフォームに失敗しないためには、以下の5つのポイントをおさえることが大切です。

  1. 下駄箱に収納する物を明確にしておく
  2. 下駄箱を使う動作をシミュレーションしておく
  3. 下駄箱の外に物を置く可能性を想定しておく
  4. 玄関スペースに合ったサイズの下駄箱を選ぶ
  5. 吊り戸棚つきの下駄箱の場合は取り付け位置に注意する

順番に詳しく解説します。

【ポイント1】下駄箱に収納する物を明確にしておく

下駄箱のサイズやタイプなどを細かく決める前に、下駄箱に収納したいものを明確にしておきましょう。例えば、以下のような物を収納したい場合は注意が必要です。

  • ブーツやハイヒールなどの高さのある靴
  • 傘やゴルフバッグなどの長細い物
  • 子どものスポーツ用品などの汚れやすいもの
  • 非常用持ち出し品の入ったバッグなど

これらは一般的な靴のサイズとは異なるため、下駄箱に可動式の棚板を設けたり専用の収納スペースを確保したりする必要があります。

また、下駄箱に収納する物の全体量を把握できないと、リフォームが終わってから収納できないことがわかり後悔する可能性があります。リフォーム前に手持ちの靴などを整理するとともに、将来ライフスタイルが変わることを想定して少し余裕のある大きさの下駄箱を選ぶと良いでしょう。

【ポイント2】下駄箱を使う動作をシミュレーションしておく

下駄箱の仕様や置き場所を決める際に失敗しないためにも、下駄箱を使う動作をシミュレーションしておきましょう。

例えば、下駄箱の扉は利き手に合わせて開く方向を決めるのがおすすめです。イメージしにくい方は、毎日どちらの手でどのように靴を出し入れしているかを意識して観察してみてください。吊り戸棚を設置する場合は、手が届く範囲を測っておくとリフォーム工事の際に設置高さを調整できます。

また、現在の下駄箱のなかに散らかっている部分や使っていない部分がないかを探してみましょう。現状の生活スタイルや持ち物に合っていない可能性があります。棚板を設置する間隔や下駄箱の置き場所を工夫して解決できないか検討し、下駄箱のリフォームを計画する際に活かしてみてください。

【ポイント3】下駄箱の外に物を置く可能性を想定しておく

下駄箱のなかだけではなく、下駄箱の周辺に物を置く可能性も想定しておきましょう。

例えば、ベビーカーや車いすなどを玄関にそのまま置くケースです。下駄箱が開き扉であれば、大きな物を置いていると開けられない恐れがあります。下駄箱のなかに防災バッグなどを収納していれば、いざというときにすぐ取り出せず危険です。

玄関のスペースに余裕がない場合は、オープンタイプの下駄箱にするか、開閉スペースが小さくて済む引き戸の扉にするのがおすすめです。

また、アウトドア用品などもまとめて収納したい場合は、思い切って玄関周りをまとめてリフォームし、シューズクロークを新設することも検討してみてください。

【ポイント4】玄関スペースに合ったサイズの下駄箱を選ぶ

下駄箱をリフォームする際は、玄関スペースに合った適切なサイズの下駄箱を選びましょう。

例えば、収納量が少ないカウンタータイプの下駄箱を使用している方のなかには、天井まで届く大容量の下駄箱に取り替えたいと考える方も多いです。しかし、下駄箱を大きくすると圧迫感が増してしまいます。毎日靴を履き替える際に息苦しさを感じたり、来客の際に居心地の悪さを感じるかもしれません。

また、収納スペースが増えると、物の量も増える傾向があります。下駄箱を大きくしても収納不足を解決できず、後悔する方も多いです。収納量と玄関スペースのバランスを考えて下駄箱のサイズを決め、下駄箱におさまる量の靴しか持たないと決めると後悔しにくいでしょう。

【ポイント5】吊り戸棚つきの下駄箱の場合は取り付け位置に注意する

吊り戸棚つき(セパレートタイプ)の下駄箱へリフォームする場合は、設置する位置に注意しましょう。

吊り戸棚を設置するには、重さに耐えられるような壁の強度が必要です。壁の状態によっては下地を補強する必要があり、あとから下駄箱の位置を変更するのが難しいケースが多いです。納得いくまで検討してからリフォームを進めましょう。

また、吊り戸棚の扉の開閉スペースも考えておく必要があります。玄関のペンダントライトなどは見落としやすく、リフォームの完成が近づいた段階で吊り戸棚の扉を開いた際にぶつかることに気づくことも少なくありません。

リフォームの際は図面上で計画するだけではなく、現場でサイズを測りながら見落としがないかを確認しておきましょう

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下駄箱のリフォームに関するよくある質問

下駄箱のリフォームに関するよくある質問
最後に、下駄箱のリフォームに関するよくある質問を紹介します。

  1. 下駄箱のリフォームはどこへ依頼すると安い?
  2. 下駄箱はDIYでリフォームできる?
  3. マンションの下駄箱はリフォームできる?

リフォームしてから後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。

Q1|下駄箱のリフォームはどこへ依頼すると安い?

下駄箱のリフォームの依頼先は、工務店やリフォーム会社が考えられます。リフォーム費用が比較的安いのは、地域密着型の工務店です。

しかし、工務店によっては取り扱う下駄箱の種類が少なかったり、土間収納などの規模の大きな工事は対応できなかったりする場合があります。信頼できる工務店を見分けることも難しいため、複数の工務店やリフォーム会社に見積もりを依頼し、費用や提案内容を比較してから決めると良いでしょう

HDCのような様々なリフォーム会社の入る施設に行けば、効率良く情報収集できます。リフォームのプロに相談でき、過去の施工事例なども紹介してもらえるので、ぜひ足を運んでみてください。

Q2|下駄箱はDIYでリフォームできる?

既存の下駄箱の種類や設置状況により難易度は異なりますが、下駄箱はDIYでもリフォームできます。主な作業の流れは以下のとおりです。

  1. 既存の下駄箱を固定しているネジを外す
  2. 古い下駄箱を撤去する
  3. 余分な巾木や石膏ボードを撤去し、下駄箱の設置場所の表面を整える
  4. 新しい壁紙や巾木を取り付けて内装を先に仕上げる
  5. 新しい下駄箱を設置し、ネジで固定する

下駄箱の裏は内装の仕上げがされていない(壁紙がなく壁の下地がむき出しなど)ことが多いため、下駄箱の大きさを変えたり位置を移動させたりする場合は内装を補修する準備もしておきましょう

例えば、ホームセンターやネット通販で購入できる壁紙シートなどを利用すると簡単に見た目を整えられます。DIYが得意な方は、壁紙と土間の立ち上がり部分の境目を巾木や見切り材で隠すと美しく仕上げられるでしょう。

なお、玄関の土間は水はけを良くするために意図的に傾斜が設けられています。下駄箱を玄関土間にそのまま置くと斜めになり見栄えが悪く、扉を開く際に引っかかる恐れもあるため、傾斜に合わせた土台を取り付けて細かく調整する必要があります。また、下駄箱を外してみないとわかりませんが、下駄箱の下の土間部分やタイルも補修が必要なことも少なくありません。

下駄箱を美しく取り付けるには手間がかかり職人レベルの技術も必要なため、失敗したくない方はDIYよりプロの力を借りることをおすすめします。

Q3|マンションの下駄箱はリフォームできる?

マンションの下駄箱をリフォームできるかどうかは、管理組合の規約により異なります。壁や土間に穴を開けるような大がかりな作業をする場合は、事前に管理組合への申請が必要なケースが多いです。

工事の際に大きな音が発生して近隣トラブルになる可能性もあるため、管理組合の許可がおりたら隣の部屋や上下階の部屋などへあいさつしておくと良いでしょう。

また、築年数の古いマンションでは、玄関周辺の壁の下地から施工し直さなければいけないこともあります。事前に施工会社に現場を見せ、下駄箱周辺の状況を把握してもらうとスムーズに工事を進められるでしょう。

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下駄箱のリフォームでおしゃれかつ便利な玄関にしよう

下駄箱のリフォームでおしゃれかつ便利な玄関にしよう

本記事では、おしゃれな下駄箱のリフォーム事例を紹介しました。下駄箱のタイプによってそれぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の持ち物の量や生活スタイルに合った下駄箱を選ぶことが大切です。

また、リフォームの際は新しい下駄箱が現状の玄関スペースにおさまるか、また色をうまく合わせられるかなどの完成形をイメージするのが難しいです。後悔しないためにも、ショールームなどで実物を確認してから選ぶことをおすすめします。

本記事を参考にして理想の下駄箱へリフォームし、毎日帰るのが楽しくなる玄関にしてくださいね。

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※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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