住宅の防犯は「窓」と「玄関」が重要
窓を開けたくなる時期は、住宅侵入窃盗に普段以上の警戒が必要です。住宅侵入窃盗の侵入方法の約5割は「鍵の閉め忘れ」による窓や玄関からの侵入、約3割が「ガラス破り」とされています。防犯対策はまず「窓」と「玄関」をおさえましょう。
窓に補助鍵をつける
窓のガラス破り対策に有効なのが、補助鍵です。ホームセンターなどで手に入ります。
窓の下部につけておくことで、「つっかえ」の要領で窓が開くのを物理的に防いでくれます。ガラス破りで1つ目の鍵が開けられてしまったとしても、窓が開けられるのを補助鍵がブロック。侵入までの時間を稼いでくれます。
少し離れた場所につければ、換気中の防犯対策にも。人が通れない幅でしか窓が開かないようにできます。
住宅侵入窃盗は人が留守にしている間を狙う「空き巣」のほか、在宅中の昼寝や入浴などの隙を狙う「居空き」という手法も報告されています。室内に人がいても油断せず、対策しておきましょう。
窓に防犯フィルムをつける
ガラス破り防止に効果的なのが、防犯フィルムです。ホームセンター等で手に入ります。
フィルムの接着面を水で濡らして窓に貼り、空気を抜くだけで設置できます。これでガラスが割れにくくなり、万が一割れても飛散を防ぎます。さらにUVカットなど、嬉しい効果が備わっている製品もあります。
玄関にのぞき見防止金具をつける
マンションの玄関ドアについているドアスコープ。魚眼レンズがついており、中からは外が見えますが、外からは中が見えにくい構造をしています。
しかし、ドアスコープを通して外から室内が見える特殊な器具を犯人が持っている場合があります。室内に人がいるかの確認手段に使われたり、盗撮被害に遭った例もあるため、のぞき見防止器具を使って対策しておくと安心です。
物理的にドアスコープを塞いでしまえば、室内が見えなくなります。ドアスコープを中から覗きたい場合は、金具を横にスライドして使います。
まずは「鍵の閉め忘れ」に御用心
住宅侵入窃盗の侵入方法の5割は「鍵の閉め忘れ」です。まずは窓・玄関の鍵の閉め忘れに注意しましょう。人が不在時を狙う「空き巣」だけでなく、在宅中の昼寝・入浴などの隙を狙う「居空き」も発生しているため、人が室内にいても油断禁物です。
しっかり施錠した上で、補助鍵・防犯フィルム・のぞき見防止金具などで対策し、大切な財産や家族の身の安全を守りましょう。
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