家にあるものを使って水垢を落とそう!シンク・ガラスの水垢や石化した水垢の落とし方も紹介


この人に聞きました佐々木なるみ

海外の雑貨や絵画を中心としたインテリアが大好きな、ライフスタイル系Webライター。定期的に模様替えするのが趣味で、落ち着きを求めるリビングや寝室、使いやすさを重視するキッチンや洗面台など、用途に合わせてインテリアを変えることを意識しています。主婦の立場から、快適な空間を演出できるインテリアを紹介します。

シンクの蛇口周りや、お風呂の鏡などに蓄積している水垢。スポンジや洗剤を使っても落ちないからといってそのまま放置してしまうと、汚れはさらにひどくなります

今回は、頑固な水垢の落とし方を紹介します。水垢の性質や場所によって洗剤をどのように使い分けたら良いのかについても解説するので、「クエン酸と重曹の使い方が分からない」という人は必見です。

また、水垢がどうしても落ちないときの対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

シンクやお風呂に水垢ができる原因!水垢落としに便利な洗剤とは

水垢は、とにかく頑固で落としにくいのが特徴です。そのため、ただ闇雲に家にある洗剤や道具を使っただけではキレイになりません。

水垢を落とすためには、まずは下記の知識を知っておくことが大切です。

  • 水垢の正体は水道水に含まれる成分が固まったもの
  • 水垢の性質を知れば落とし方が分かる!

これからシンクやお風呂の掃除に取り掛かろうとしている人は、掃除方法を確認する前に、必ずチェックしてくださいね。

水垢の正体は水道水に含まれる成分が固まったもの

自宅の蛇口から出てくる水道水には、微量のミネラルが含まれています。

水垢に含まれるミネラル

  • カルシウム
  • ケイ素
  • マグネシウム

お風呂場やシンクを使用した際、飛び散った水は、時間が経過すれば蒸発します。しかし、ミネラルは個体となって残ります。これが水垢です。

日々蓄積していくミネラル量はごくわずかなので、最初は目に見えにくく、掃除の必要性を感じないでしょう。しかし、時間をかけて蓄積していったミネラル成分が固まると、徐々に目に見えるほど広がっていきます。

水垢は何層にも重なった汚れなので、スポンジでこすっても取れず、放置するほど落としにくくなります。掃除を習慣化し、正しい方法で水垢を落とすことが大切です。

水垢の性質を知れば落とし方が分かる!

お風呂場やシンクの水垢には、主に「ミネラル成分が蓄積された水垢」と「石鹸カスや皮脂汚れなども混ざっている水垢」があります。それぞれの水垢に対し、クエン酸と重曹を使い分けることで、複雑化した汚れもキレイにすることができます。

水垢はアルカリ性です。酸性の性質を持つクエン酸を使うと汚れが中和されるため、落としやすくなります。お酢で代用することも可能ですよ。

しかし、クエン酸は石鹸や皮脂などの酸性の汚れを除去するのには不向きといえます。クエン酸を使っても落ちない汚れは、アルカリ性の汚れにも効果的な重曹がおすすめです。

クエン酸と重曹の特徴や使い方は、後ほど詳しく紹介します。

クエン酸を使った水垢の落とし方!

水垢の性質が分からない場合は、まずクエン酸を使って掃除していきましょう。

クエン酸を使った水垢の落とし方を場所別で紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

  • クエン酸スプレー・クエン酸ペーストの作り方
  • 汚れ場所別で紹介!水垢の落とし方

クエン酸は、ドラッグストアや100円ショップなどで購入できますよ。

クエン酸スプレー・クエン酸ペーストの作り方

クエン酸には、粉と液状の2種類があります。おすすめは、用途によって使い分けできる粉のクエン酸です。

クエン酸を使用する際の注意点を踏まえながら、粉のクエン酸を使用したクエン酸スプレーとペーストの作り方を紹介します。

  • クエン酸使用時の注意点
  • クエン酸スプレー
  • クエン酸ペースト

掃除が苦手な人やできるだけ手間を省きたい人は、あらかじめ液状になっているクエン酸スプレーを購入すると良いでしょう。

クエン酸使用時の注意点

クエン酸を使用する際は、下記の点に気をつけましょう。

クエン酸使用時の注意点

  • 素手で作業しない
  • 鉄、セメント、大理石に使用しない
  • 塩素系漂白剤と混ぜない
  • 冷暗所でクエン酸を保管する

手が荒れやすい人だけでなく、荒れにくい人も念のためゴム手袋をして掃除に取り掛かると安心です。

鉄・セメント・大理石にクエン酸を使用すると、錆びたり傷が付いたりする可能性があります。クエン酸が付いた場合は、速やかに拭き取りましょう。

ただ、クエン酸スプレーだと広範囲に噴射してしまいます。キッチンやお風呂場に鉄・セメント・大理石などの素材が使われており、なるべく傷が付くのを防ぎたい人は、ピンポイントで塗って水垢を落とせるクエン酸ペーストがおすすめです。

クエン酸スプレー

クエン酸スプレーは、濃度1%の割合で作るのがポイントです。ゴム手袋を着用すれば、手荒れを防ぐことができるので安心です。

用意するもの

  • スプレー容器
  • お湯:200ml
  • クエン酸:小さじ1/2

作り方

  1. 水を40℃前後に温める
  2. ①とクエン酸をスプレー容器に入れる
  3. 蓋をして振りよく混ぜる

お湯ではなく水でもクエン酸の粉は混ざりますが、より洗浄効果を高めたい場合は、お湯がおすすめです。

クエン酸を染み込ませたキッチンペーパーを水垢の上にパックのように貼り付ければ、水垢を落とすことができます。後ほど、クエン酸スプレーを使った水垢の落とし方を場所別で紹介するので、そちらも併せてチェックしてくださいね。

クエン酸ペースト

クエン酸スプレーを使っても水垢をなかなか取り除けない場合は、クエン酸ペーストがおすすめです。特に、分厚い層になって落ちにくくなった水垢であれば、クエン酸ペーストを作って掃除するといいでしょう。

用意するもの

  • クエン酸:大さじ9
  • 水:大さじ1
  • 小サイズのボウル
  • 混ぜる用のスプーン

作り方

  1. ボウルにクエン酸と水を入れる
  2. ①をしっかり混ぜる
  3. ドロッとした状態になれば完成

泥パックのように、クエン酸ペーストを直接水垢に塗って1時間以上放置しましょう。放置時間が長いほど、水垢が落ちやすくなりますよ。

水分が多いと、効果が薄れたりペーストが垂れたりすることがあるため、水分量を調節して固めに作るのがポイントです。

汚れ場所別で紹介!水垢の落とし方

クエン酸スプレーやクエン酸ペーストを使った水垢の落とし方を紹介します。基本的に、まずはクエン酸スプレーで試し、こびりついてなかなか取れない水垢であればクエン酸ペーストを使いましょう。

  • お風呂・シンク・ガラス
  • トイレ
  • 電気ケトル

順にみていきましょう。

お風呂・シンク・ガラス

お風呂の蛇口やシャワーヘッド、シンクの蛇口、ガラスのコップや食器には、クエン酸スプレーとキッチンペーパーを使った落とし方がおすすめです。

キッチンペーパーやラップを使用することによって、クエン酸が垂れ流れていくのを防ぐことができます。

用意するもの

  • クエン酸スプレー
  • キッチンペーパー
  • ラップ(なくてもよい)
  • ゴム手袋

掃除方法

  1. 水垢が気になるところにキッチンペーパーを覆う、または貼り付ける
  2. キッチンペーパーが湿るまでクエン酸スプレーを吹きかける
  3. こびりつきがひどい箇所であればラップをして水分が蒸発するのを防ぐ
  4. 10分~1時間放置する
  5. ラップとキッチンペーパーを取りスポンジでこする
  6. 水で洗い流し乾いたタオルで拭く

放置時間が長いほど汚れは落ちやすくなります。時間に余裕のある休日をつかって、しっかり時間をかけて掃除すると良いですよ。

また、ガラスのコップや食器についている水垢は、クエン酸スプレーを吹きかけ、スポンジでこするだけで落とせる場合があります。水滴は水垢の原因になるため、洗い終わったら必ず乾いたタオルで拭きあげてくださいね

汚れがひどい箇所はクエン酸ペーストを使いましょう。まず、ペーストを塗った上からキッチンペーパーとラップを被せます。放置後は、スポンジでこすってからしっかり洗い流してくださいね。

トイレ

手洗い器の蛇口の水垢は、先ほど紹介した、クエン酸スプレーとキッチンペーパーを使った落とし方でキレイになります。

家庭のトイレだと陶器製の手洗い器をよく見かけますが、陶器にクエン酸スプレーを使用しても問題ありません。蛇口だけでなく手洗い器の水垢も一緒に落とせますよ。

また、クエン酸はトイレのあらゆる汚れを落としてくれる優れモノ。たとえば、以下のような汚れに効果的です。

クエン酸で落とせるトイレの汚れ

  • 尿が付着した便器
  • 壁や床
  • 便器の尿石
  • アンモニアの嫌な臭い

尿石は、尿に含まれるカルシウムなどの成分が固まったものです。水垢と似たような性質なので、クエン酸を使って落とすことができます。

汚れが気になる箇所に直接クエン酸を吹きかけ、雑巾などで拭き取りましょう。床や壁に染みついたアンモニア臭も、クエン酸が中和してくれます。

電気ケトル

お使いの電気ケトルの底に、白い斑点がいくつもできていませんか?

その白い斑点の正体は、水垢です。水垢が付いたケトルで沸かしたお湯を飲んで体に悪影響が出るとは考えにくいですが、味やニオイが変わる場合があります。

電気ケトルを使う頻度が多いご家庭は、月1回のペースで掃除をするのが理想です。電気ケトルの水垢の落とし方は簡単なので、習慣化しやすいですよ。

用意するもの

  • クエン酸:大さじ1
  • 水:満水になる量

掃除方法

  • 満水になるまで電気ケトルに水を入れる
  • クエン酸大さじ1杯を①に入れる
  • ②を沸騰させる
  • 約2時間放置する
  • 水洗いをする

クエン酸がない場合は、家にあるお酢を使って掃除することも可能です。クエン酸大さじ1杯の代わりに、お酢をコップ一杯入れてくださいね。

クエン酸で落ちない!重曹を使った水垢の落とし方!

クエン酸を使っても水垢が落ちない箇所は、重曹を使って掃除をしましょう。特に石鹸カスや皮脂汚れが混ざっている水垢には重曹が最適です。

クエン酸より重曹を使ったほうが良い箇所

  • 浴槽
  • お風呂の床
  • シンクの蛇口の根元付近

毎日浴槽を掃除していても、皮脂汚れを完全に落とし切ることは難しく、水垢と混ざって蓄積していきます。残り湯で浴槽掃除ができるので、ぜひ試してみてくださいね。

浴槽の水垢の落とし方

  1. 残り湯が冷めきらないうちにコップ一杯の重曹を入れて混ぜる
  2. 一晩放置する
  3. お湯を抜きしっかり洗い流す

お風呂の床掃除は、直接重曹を振りかけ、濡らしたスポンジでこすりましょう。頑固な水垢であれば、以下の重曹ペーストを使って落とすといいですよ。

重曹ペーストの材料

  • お湯:大さじ2
  • 重曹:大さじ1
  • 小サイズのボウル
  • 混ぜる用のスプーン

クエン酸スプレーと同様、重曹ペーストもキッチンペーパーとラップを使って10分〜1時間放置してからこすり、洗い流しましょう。

掃除をする際、強くこすり過ぎると重曹の研磨力によって床が傷つく場合があります。こすり過ぎないようにしてくださいね。

メラミンスポンジやアルミホイルを使った水垢の落とし方と注意点

メラニンスポンジやアルミホイルは、頑固な水垢を落とすのに効果的だといわれていますが、使用する際の注意点がいくつかあります。

クエン酸や重曹を使っても水垢が落とし切れなかった場合は、ぜひ今回紹介する落とし方を参考にしてくださいね。

  • 石化した水垢は簡単には落とせない
  • ステンレスを傷つけてしまう水垢の落とし方とは

それぞれみていきましょう。

石化した水垢は簡単には落とせない

水垢は、水道水に含まれるミネラルが残って固まったもの。食器用やお風呂場用のスポンジを使って落とそうとしても、なかなか落ちません。

さらに、長年堆積した硬質の水垢汚れであれば、クエン酸や重曹を使っても落ちないことがあります。こびりついてどうしても取れない水垢は、メラニンスポンジやアルミホイルを使うのがおすすめです。

研磨作用によって汚れを削り落とせるメラニンスポンジやアルミホイルは、洗剤を使わずに水垢を落とすことができます

長年放置して固くなっている水垢であれば、クエン酸や重曹を使うより、研磨して落とすほうが素早くきれいになりますよ。

ステンレスを傷つけてしまう水垢の落とし方とは

頑固な水垢には、メラニンスポンジやアルミホイルを使った掃除方法がおすすめです。しかし、強くこすり過ぎるとお風呂場やシンクを傷つけてしまう可能性があります。

傷がつくと、汚れが溜まりやすくなり、水垢がさらにできやすい環境を作ってしまうため、注意が必要です。

以下のような箇所にメラニンスポンジやアルミホイルを使うのは、避けたほうが良いでしょう。

メラニンスポンジやアルミホイルの使用を避けるべき箇所

  • 曇り止めコーティングされた鏡
  • 漆器類
  • 凹凸のある箇所
  • 樹皮素材のお風呂
  • 塗装やプリントされている箇所

ただ、水垢が蓄積している箇所だけを磨くように注意すれば、お風呂やシンクを傷つけずにキレイにすることができます。

メラニンスポンジとアルミホイルを水で濡らしたら、こするようにして水垢を取ります。その際、軽くこするのがポイントです。アルミホイルは、光沢のある側を使いましょう

メラニンスポンジやアルミホイルを使用しても水垢が取れない場合は、設備交換を視野に入れたほうが良いでしょう。

どうしても水垢が落ちない!掃除でダメなら設備交換しよう

長年蓄積された水垢は、簡単には落ちません。専門業者に依頼して掃除をしてもらう方法もありますが、経年劣化しているのであれば、思い切って設備交換してみませんか

水垢がよくつきやすい以下の3箇所の設備交換について、詳しく紹介します。

  • シンク
  • 蛇口
  • お風呂の鏡

種類・費用を中心に紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

シンク

シンクは汚れが溜まりやすく使う頻度も高いため、水垢や傷が目立つようであれば、買い替えることをおすすめします。大きく分けて、シンクには以下の4種類があります。

材質 メリット デメリット 価格(100㎝以内)
ステンレス 錆びにくい 水垢が目立ちやすい 3万円~
大理石 汚れが落ちやすい 非常に硬い材質なので落とした食器などがが割れやすい 3万円~
陶器 錆びにくく酸やアルカリに強い 硬い物を上から落としてしまうと割れることがある 5万円~
ホーロー 耐熱性や耐久性に優れている 表面のコーティング材が剝がれると錆びてしまう 7万円~

それぞれメリットやデメリットがあり、機能性だけでなくキッチンのデザインとの兼ね合いも考慮する必要があるでしょう。

シンクを買い替える際は、以下の点を念頭に検討すると良いですよ。

シンクを買い替える際のポイント

  • 掃除のしやすさ
  • 価格
  • 耐久性・耐熱性
  • 水を流した時の静音性
  • カウンターと流し台の素材の相性

しかし、調理台、流し台、ガスコンロ台などが独立して配置されている「セクショナルキッチン」や、シンクがキッチンの天板の下から取り付けられている「アンダーシンク」は、シンクだけを取り替えることはできず、キッチンごと買い替える必要があります。

蛇口の根元付近の水垢が気になるようであれば、シンクではなく蛇口を替えるのも一つの手です。蛇口を買い替えるだけで、一気に清潔感が出て、調理時のモチベーションも上がるでしょう。

蛇口

お風呂場やキッチンの蛇口は、管理会社やメーカー、水道業者に依頼をすれば交換することが可能です。

自分で交換すれば価格を大幅に削減できるメリットがありますが、道具を揃えたり水漏れに注意したりする必要があります。DIYに不慣れな人は、専門業者に依頼したほうが良いでしょう

蛇口の種類は、下記の3種類に分類されます。壁付きの蛇口を設置する場合、水とお湯の2つの給水管の距離が105〜225mmでなければ交換できません。

種類 特徴
台付き 浴槽のフチに取り付けるタイプ
ツーホール キッチン台に取り付けるタイプ
壁付き 壁に取り付けるタイプ(お風呂場・キッチン)

 

また、キッチンの蛇口の種類はたくさんあり、吐水口である蛇口スパウトは、機能性やデザインを重視した形がたくさん展開されています。

蛇口スパウト 特徴 価格
ストレートタイプ 先端を引き出してシャワーとして使用できるものもある 1万円~
グースネックタイプ 鳥の首のようなカーブ 3万円~
フレキシブルタイプ 根本から自由に動かすことができる 9万円~
L字タイプ 吐水口が高い位置にある 7万円~

蛇口の設置費用は別途1〜2万円ほどかかるため、予算と相談しながら決めてくださいね。

お風呂の鏡

お風呂場の鏡は、約1万円から買い替えることができます。蛇口と同様、自分で取り替えることもできますが、鏡が割れるリスクを考えれば、プロの専門業者に依頼したほうがいいでしょう。

専門業者に依頼すれば1日で工事が完了します。さらに、アフターサービスが整っている業者であれば、トラブルがあった際にすぐに対応してくれるので安心です。

お風呂場の鏡は一般的な鏡ではなく、側面や裏面を防湿コーティングすることで腐食を抑える「防湿ミラー」をおすすめします。

その他、防カビや防曇の加工が施されたタイプの鏡もあるため、この先引っ越しする予定がなく長く暮らす予定であれば、多機能の鏡に替えてみてはいかがですか。

水垢対策を習慣化しよう!簡単にできる水垢を付けない方法4選

毎日のちょっとしたクセが、水垢ができやすい環境を作り出しています。定期的な掃除だけでなく、数十秒で終わるこまめな掃除を毎日の習慣にし、水垢を防ぎましょう。

  • 石鹸汚れはすぐに洗い流す
  • こまめに水分を拭き取る
  • 掃除用のスポンジやクエン酸スプレーをシンクやお風呂場の手に取りやすい位置に置く
  • コーティング剤で汚れを防止する

簡単に取り組める方法なので、ぜひ家族でシェアしてみてくださいね。

石鹸汚れはすぐに洗い流す

水垢は、石鹸カスや皮脂が混ざると余計に落ちにくくなります。キッチンの洗剤置き場やお風呂場の石鹸置き場・床・椅子などは、使い終わったら洗い流すクセをつけましょう

特にお風呂は夜だけ使用している人が多く、石鹸が残っていれば丸1日放置してしまうことになります。家族に声掛けをして、みんなで水垢対策をしましょう。

こまめに水分を拭き取る

最も簡単で効果的なのが、水分をすぐに拭き取る方法です。

シンク周りであれば、シンク用の台拭きを常に近くに置いておくと良いでしょう。サッと水滴を拭き取れる環境を整えることが大切です。

また、台拭きを使用するたびに洗うのが面倒な人は、使い捨てのキッチンペーパーを使用するのも良いでしょう。シンク近くの目につきやすい場所にセットしておくと、誰でも気づいたときに拭き取れるため、習慣化しやすくなりますよ。

毎晩お風呂から上がった後に、お風呂場の水気を切るのは少々重労働でしょう。ただ、水垢対策としては、1日の終わりに床や壁の水気を拭き取るのが理想です。

まずは、水垢ができやすい蛇口付近の水分をサッと拭き取ることから始めてみましょう。

掃除用のスポンジやクエン酸スプレーをシンクやお風呂場の手に取りやすい位置に置く

「掃除が面倒」だと感じるのは、普段使わない掃除道具を準備するのが億劫だからではないでしょうか。水垢ができやすい場所の近くに、すぐに使える状態でスポンジやスプレーを準備すれば、掃除が楽になりますよ。

キッチンであれば、作業しながら水分をサッと拭き取れるよう、手に取りやすい位置にシンク用のスポンジやクエン酸スプレーをセットしておきましょう。

食器洗い用のスポンジと区別がつくように、色や形状を変えるといいですよ。

また、お風呂場であれば、水気拭き取り用の雑巾を脱衣所に置いておくと、お風呂上りにサッと拭けるので簡単に水垢対策ができますよ。

コーティング剤で汚れを防止する

こまめな掃除が苦手な人におすすめなのが、コーティング剤を使った水垢対策です。お風呂場用とシンク用それぞれ販売されており、比較的安価で購入できます。

商品によりますが、効果の持続期間は平均3年程度です。3年間は水垢の掃除が楽になると思えば嬉しいですよね。

しかし、使用方法によってはムラが出る可能性もあります。専門業者によるコーティングであれば、ムラを防げるだけでなく、水垢などの汚れを施工前に除去してくれます。掃除が苦手な人や、クエン酸や重曹を使っても水垢が落ちなかった人は、専門業者によるコーティングを依頼してみてはいかがですか。

まとめ:水垢が汚れが取れない場合は設備交換も視野に入れよう

お風呂場やキッチンにこびりついた水垢は、水道水に含まれるミネラル成分が固まってできた汚れです。クエン酸や重曹を使って落とすことができますが、日々の蓄積によって固くなった水垢であれば、自力で取り除くのは難しいでしょう。

長年使って見た目も悪くなってきているようであれば、設備交換することをおすすめします。キッチンのシンクや蛇口、お風呂場の蛇口や鏡は取り替えることが可能です。

タイプによってデザインや価格が異なるため、部屋の雰囲気や予算と相談しながら決めてくださいね。

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※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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