直接書いたり、切り貼りして作品を作ったりするなど、いろいろな楽しみ方ができる「画用紙」。学校の授業でも使われることがありますが、画用紙にはどのようなサイズがあり、どれを準備すれば良いのか悩みますよね。
今回は、一般的な用紙で用いられているA判B判サイズと比較しながら、画用紙のサイズを一覧にして紹介します。子供が学校で使う際のサイズや色の選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
【一般的な用紙】A判B判サイズを解説
「画用紙のサイズはA判B判とどう違うのだろう」と思っている人は、多いのではないでしょうか。画用紙のサイズを開設するにあたって、まずはじめに一般的な用紙のサイズであるA判B判について解説します。
- A判B判とは?
- A判サイズ一覧
- B判サイズ一覧
後ほど、A判B判と比較しながら画用紙のサイズを紹介します。
A判B判とは?
一般的な用紙のサイズであるA4やB5のアルファベットは、それぞれサイズの規格を表しています。
- A判:ドイツの物理学者が発案した国際規格
- B判:美濃和紙が元とされている日本独自の国内規格
A判B判には、それぞれ基本となるサイズであるA0とB0があり、数字が1増えれば1つ前のサイズの半分の大きさを表します。
A判サイズ一覧
A判は国際規格であることから、学校のノートや事務書類、文庫本などに使われています。特にA4サイズは、学校や企業でよく使われている大きさです。
A判サイズ一覧
- A0:841×1189mm
- A1:594×841mm(A0の半分)
- A2:420×594mm(A1の半分)
- A3:297×420mm(A2の半分)
- A4:210×297mm(A3の半分)
- A5:148×210mm(A4の半分)
- A6:105×148mm(A5の半分)
- A7:74×105mm(A6の半分)
- A8:52×74mm(A7の半分)
- A9:37×52mm(A8の半分)
- A10:26×37mm(A9の半分)
B判サイズ一覧
A判よりもやや小さいサイズのB判は、幕府御用達として使われていた美濃紙のサイズが元になっているといわれています。
日本独自の規格ではあるものの、学校の教科書や新聞の折込みチラシ、カタログなどで採用されています。
B判サイズ一覧
- B0:1030×1456mm
- B1:728×1030mm(B0の半分)
- B2:515×728mm(B1の半分)
- B3:364×515mm(B2の半分)
- B4:257×364mm(B3の半分)
- B5:182×257mm(B4の半分)
- B6:128×182mm(B5の半分)
- B7:91×128mm(B6の半分)
- B8:64×91mm(B7の半分)
- B9:45×64mm(B8の半分)
- B10:32×45mm(B9の半分)
画用紙のサイズを解説!A判B判との違いとは?
画用紙のサイズは、一般的な用紙のサイズ規格であるA判B判とどのように違うのでしょうか。画用紙のサイズ一覧を用いながら解説します。
- 画用紙は四つ切り八つ切りと表記する
- 画用紙のサイズ一覧
- 全版のサイズが異なれば同じ四つ切りでもサイズが変わる
上記を順に紹介します。
画用紙は四つ切り八つ切りと表記する
A判B判の基準となるサイズをA0・B0というのに対し、画用紙は「全版」といいます。
サイズ展開は、四つ切りや八つ切りと表記し、A3・A4と同様、サイズが小さくなっていくほど数が大きくなります。
画用紙のサイズ一覧
画用紙は、全版を何等分にしたのかによってサイズ名が決まります。たとえば、四つ切りであれば、全版を4等分にしたサイズ、八つ切りは全版を8等分にしたサイズを表しています。
画用紙のサイズ一覧
- 全版
- 半切り:全版の1/2
- 四つ切り:半切りの半分
- 八つ切り:四つ切りの半分
- 16切り:八つ切りの半分
- 32切り:16切りの半分
全版のサイズが異なれば同じ四つ切りでもサイズが変わる
画用紙のサイズは、A判B判と同様、最もサイズの大きなものを基準にしてサイズ展開していきます。
ただ、A0やB0のサイズがそれぞれ決まっているのに対し、全版はそもそもサイズが決まっていません。四つ切り八つ切りといっても、全版のサイズによってそれらのサイズも変わります。
最近では、四六判と呼ばれるサイズ(788×1091mm)を基準にしている画用紙が増えています。
四六判を基準にした際の画用紙のサイズ
- 全版:788×1091mm
- 半切り:545×788mm
- 四つ切り:393×545mm
- 八つ切り:272×393mm
- 16切り:196×272mm
- 32切り:136×196mm
しかし、全ての画用紙が四六判を基準にしているとは言い切れません。下記のように、画用紙の表紙にサイズが表記されているので、画用紙を購入する際は四つ切り八つ切りだけでなく、具体的な数字も確認しましょう。
またフォロワーさんの真似をして私も額装してみた。
最初はフォロワーさんと同じ 横長の額にしようと思ったんだけど、余白いっぱいあってもアリかな?と思って、私は普通にA4の額に入れてみました。余白部分は色画用紙。もちろん100均です(笑) 気分によって色変え可であります!😁 pic.twitter.com/1equLsnJeM— まるみ (@marumi0202) March 28, 2021
紙のサイズはいろいろ!名刺やはがきのサイズは?
一般的な用紙のサイズや画用紙のサイズなど、私たちの身の回りにはさまざまな種類の紙のサイズがあります。時と場合によってサイズを使い分けていますが、ものによってはサイズが固定されているものもあります。
サイズが決まっているもの
- 名刺:55×91mm
- 写真(L判):89mm×127mm
- はがき:100mm×148mm
名刺入れや年賀状入れなど、サイズが統一されていればまとめて収納することが可能なので、管理しやすいメリットがあります。
学校で画用紙を使うなら?サイズ・色によって使い分けよう!
子供が学校で画用紙を使用する場合、どのサイズを準備すればいいのか迷いますよね。まずは何に使うのか聞き、用途に合わせてサイズを選ぶと良いでしょう。
たとえば、絵を描くのであれば一辺が200㎜以上のサイズを用意しましょう。全版が四六判であれば、A3やB4サイズに近い八つ切りがベストです。切ったり張り付けたりして使用するのであれば、B5サイズに近い16切りがおすすめです。
また、画用紙は白だけでなくカラー展開が豊富なのも特徴です。画用紙で工作するなら、さまざまな色がセットになって販売されている画用紙を準備しましょう。子供が好きな色を選ぶことで、自分で作りたいイメージを自由自在に表現することができます。
画用紙は100均で販売されているの?
画用紙は100均や文具店、ネット通販などで購入できます。コンビニでは販売されていないケースが多いため、子供が学校で必要だと分かれば、早めに準備しておきましょう。
- 画用紙はダイソーやセリアで購入できる
- 絵描きが好きな子供にケースをプレゼントしよう
- 手作りうちわは四つ切画用紙で作ろう
画用紙とセットで使えるグッズなども紹介します。
画用紙はダイソーやセリアで購入できる
画用紙は、セリアやダイソーなどの100均で購入でき、サイズやカラーが異なる画用紙がたくさん販売されています。
ただ、100均で販売されている画用紙は、1セットに含まれる枚数が少ないのがデメリット。画用紙が大量に必要なときは、割高になってしまうこともあります。文具店やネット通販でも販売されているため、画用紙の金額や枚数を比較してみてくださいね。
絵描きが好きな子供にケースをプレゼントしよう
子供が描いた作品の収納場所に困っている人におすすめなのが「画用紙ケース」です。画用紙を折ることなくポケットに収納できるため、保管としてはもちろん、アルバム感覚で見ることも可能です。
こちらの商品であれば、四つ切りサイズ(542×382mm)の画用紙を収納できます。8ポケット付いており、1ポケットに2枚入れれば16枚の作品を収められます。
おえかきファイル 四つ切画用紙
子供の成長を、作品という形で記録してみてはいかがでしょうか。
手作りうちわは四つ切画用紙で作ろう
コンサートや野球観戦などの応援グッズをうちわで手作りするなら、四六判を基準にした四つ切り画用紙が、うちわのサイズにぴったりです。
四つ切りサイズの画用紙なら、元々うちわに印刷されている文字や絵柄を画用紙一枚だけで隠すことができます。何枚もの画用紙を貼り合わせる必要がないので、見た目もきれいに仕上がりますよ。
まとめ|画用紙のサイズは全判によって変わる
画用紙のサイズは四つ切り八つ切りなどがあり、A3A4同様、数が大きくなるほどサイズが小さくなります。画用紙のサイズ基準である全判は大きさが統一されておらず、全判のサイズが違えば四つ切り八つ切りのサイズも変わります。
画用紙を購入する際は、四つ切り八つ切りだけでなく、具体的なサイズも確認してくださいね。