ブラインドの掃除方法を紹介。きれいに保つポイントも

ブラインド掃除のポイントは、スラット(羽)にたまったホコリを落とすことです。素材によってはホコリを引き付けやすいため、週に1回は簡単に掃除するのが理想といえます。ブラインド掃除の方法や注意点・ブラインドをきれいに保つコツを紹介します。

ブラインドの種類別の掃除方法

一口にブラインドといっても、さまざまな種類があります。種類によって適した掃除方法は異なるため、家庭のブラインドに適した掃除方法を選択しましょう。

アルミ製ブラインドの場合

アルミは木材などと比較すると、静電気が発生しやすい素材です。掃除の際は、できる限りホコリを落とすことに注力する必要があります。

掃除道具は、スラットを1枚ずつなぞれるものなら何でも構いません。ハンディワイパー・モップを使うのはもちろん、軍手をはめた指でスラットを挟んで掃除するのもおすすめです。

実際に掃除を始める際は、『上から下』『端から中心』の動きを意識しましょう。裏も丁寧になぞって、付着したホコリを落とします。

汚れがこびり付いている場合は、薄めた中性洗剤の出番です。雑巾などに洗剤を含ませ、スラットの表と裏を丁寧に拭きます。最後に水拭き仕上げを行えば、ブラインド掃除は完了です。

布製ブラインドの場合

布製のブラインドは、基本的に水拭きできません。掃除はホコリを落とすのが中心です。

掃除道具は、ホコリを落としたり絡め取ったりできるブラシや、ハンディモップがおすすめです。『優しく丁寧に』を意識しながら、ブラシやハンディモップを動かしましょう。

すでに何らかの汚れが付着している際は、薄めた中性洗剤を含ませた雑巾で軽く拭きます。このとき雑巾は固く絞り、余計な水分をブラインドに残さないようにすることが大切です。

木製ブラインドの場合

木製ブラインドも、基本的には『から拭き掃除』です。乾いた雑巾やハンディモップ・ブラインド用モップなどを使って、ホコリをきれいに落とします。

そもそも木材は、帯電しにくい素材です。強い静電気が発生しにくく、アルミ製のブラインドほどホコリに悩まされることは少ないといえます。日常的に小まめな掃除を行えば、から拭きだけでも十分にきれいな状態を保てるはずです。

万が一汚れがこびり付いてしまった場合は、水に濡らした雑巾を固く絞って拭き取ります。掃除後は布製のブラインドと同様に、スラットに水分を残さないよう注意しましょう。

ブラインドを丸洗いする方法

(出典) unsplash.com

耐水・防水加工が施してあるブラインドや、アルミなどといった洗える素材を使っているブラインドは、水に濡らしても問題ありません。

一気にきれいにしてしまいたい場合は、思い切って丸洗いに挑戦しましょう。丸洗の手順やコツを紹介します。

ホコリを拭き取る・吸い取る

まずは、いつもの掃除と同様に、スラットに付いているホコリを取り除きます。掃除機を使ってもよいですが、静電気が発生していると簡単にはホコリを吸引できません。まずはハンディモップや軍手などを使い、優しくスラットをなぞるのがおすすめです。

ブラインドに大量のホコリが付着している場合は、掃除によって床の上がホコリまみれになるかもしれません。掃除前に新聞紙などを敷き、ホコリが飛び散らないよう注意しましょう。

取り外して丸洗い

ブラインドのホコリを落としたら、水や洗剤で本格的に洗います。取り外し可能なブラインドはブラケットから外し、浴室の床に広げましょう。

掃除するときは柔らかいスポンジなどに中性洗剤や重曹水を染みこませ、スラットを1枚ずつ丁寧に洗っていきます。

ただし、カビが生えている場合は、中性洗剤では落とせません。弱アルカリ性のスプレーなどで掃除するのがおすすめです。

全体の汚れが落ちたら、泡や汚れを水で流します。残った水分は乾いた布で拭き取り、風通しのよい場所で乾かしましょう。カビやさびを避けるため、ブラインドには水分を残さないのが鉄則です。

ブラインド掃除の注意点

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ブラインド掃除を適当に行うと、ケガをしたりブラインドを傷めたりする恐れがあります。掃除の際、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

軍手やゴム手袋を使う

スラットのホコリを落とすときに重宝するのが、軍手やゴム手袋です。スラットが帯電していると、ハンディモップで撫でただけではホコリを落とせません。ゴム手袋や軍手でスラットを挟み、指の力でホコリを取り除いていく方が効率的です。

ホコリをより吸着しやすいのはゴム手袋ですが、軍手ほどの厚みがありません。そのまま掃除をすると、スラットの端で指を切ってしまう恐れがあります。

ケガの心配をせず効率的に掃除を行うなら、軍手の上にゴム手袋を装着するのがベターです。

素材を傷めない洗剤を使う

ブラインド掃除で中性洗剤や重曹を使うのは、素材を傷めるリスクが少ないためです。汚れがこびりついていたり、カビが生えていたりしても、研磨剤入りの洗剤や塩素系・酸素系の洗剤を使うのは控えましょう。

研磨剤入りの洗剤を使用すると、ブラインドの塗装が剥がれてしまう恐れがあります。また、塩素系・酸素系の漂白剤やカビ取り剤は、ブラインド掃除に使うには強すぎです。

強すぎる洗剤を塗布してしまうと、色落ちや黄ばみ生じるリスクがあります。丸洗い掃除に使う洗剤は、事前に成分・性質を確かめることが必須です。

丁寧に掃除を行う

スラットは非常にデリケートに作られていて、強い力を加えると簡単に折れたり曲がったりしてしまいます。

ラットは1度折れると、元の形状に戻せません。汚れ・ホコリが落ちにくい場合でも、強い力でこすったり拭いたりするのは避けるべきです。

丸洗いをするときは、水圧にも要注意です。スラットを強い水圧にさらすと、それだけで折れ曲がる危険があります。事前にシャワーやホースの水圧を確認し、強すぎる場合は弱めに調節しましょう。

ブラインドをきれいに保つには?

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ブラインド掃除の手間を省く最善の方法は、『そもそも汚れをためないこと』です。ブラインドをきれいに保つには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?毎日の生活で、気を付けたいポイントを紹介します。

適切な湿度をキープ

湿度が低くなると、室内も乾燥しがちです。空気が乾燥するとブラインドに静電気が発生しやすくなり、ホコリがたまってしまいます。室内の湿度は、冬は40%以上、夏は50%以上にキープするのがベターです。

一方、湿度が高すぎると、室内がジメジメしてブラインドにカビが生えやすくなります。夏は湿度60%以下、冬は湿度50%以下に保つのがおすすめです。

室内の湿度は、ブラインドの汚れ方に影響を与えます。ブラインドをきれいに保つためには、湿度が低すぎたり高すぎたりしないよう、どの季節も注意しなければなりません。

柔軟剤で静電気を防ぐ

スラットを全てきれいにしたら、仕上げとして柔軟剤を塗布しましょう。柔軟剤には、静電気を抑える成分が入っています。空気が乾燥していてもスラットが帯電しにくく、ホコリを引き付けにくくなるはずです。

柔軟剤を塗布する手順は、以下の通りです。

  1. 柔軟剤を希釈する
  2. 布などに染みこませる
  3. 柔軟剤を染みこませた布でスラットの表面を拭く

月に1回程度柔軟剤を塗布することで、ホコリの原因となる静電気が発生しにくくなります。

ただし、柔軟剤は香りが強すぎるものも少なくありません。人によっては気分が悪くなることもあるため、匂いがキツい柔軟剤は控えましょう。

ブラインドを定期的に掃除しよう

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ブラインドはホコリがたまりやすく、放置すると固まってこびり付く恐れがあります。小まめに掃除を行って、きれいな状態を保つことが必要です。

ブラインド掃除の手順は、汚れが軽度なら『ホコリを落とすだけ』と簡単です。上から下・端から中央を意識して、ハンディモップや軍手を動かしましょう。

丸洗いできる素材なら、水と洗剤で一気にきれいにできます。ただしスラットがへこんだり傷付いたりしないよう、扱い方や使用する洗剤には注意が必要です。

ピカピカのブラインドは、やはり心地よいものです。定期的な掃除を心掛け、きれいな状態を保ちましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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