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靴が汚い・痛い!そんなトラブル、なんとかしよう
洋服ほど頻繁に洗ったり買い替えたりしない靴。服に比べて汚れが目立ったり、合わなかったときのトラブルが大きくなりやすいものです。
スニーカーを手軽にきれいにする、きつい革靴を少しだけ伸ばす、細いストラップのサンダルの靴ずれ予防をするテクニックを紹介します。
スニーカーのソールを手軽にきれいにする
スニーカーのソール、特に目立つところにある先ゴムは汚れが目立ちがちです。スニーカーのキャンバス生地の部分は洗えばきれいになりますが、ゴムの部分はこすってもなかなか汚れが落ちません。
そんな時はスニーカーを洗ってよく乾燥させた後、撥水スプレーを使ってみましょう。
撥水スプレーはキャンバス部分を水や汚れから守ってくれるものですが、ゴムソールにふきかけると、汚れを浮かせて落としてくれるのです。
※撥水スプレーは必ず屋外で使用してください。
撥水スプレーをふきかけ、乾いたタオルで拭くと、この通り!
撥水スプレーの成分が靴に残るとラバーを痛める原因になるので、しっかり拭き取るようにしてください。
ラバーソールの汚れが取れて、清潔感が出ました。
キャンバス生地の方にもひと工夫。撥水スプレーをかけた後、ドライヤーの温風を全体にかけてみましょう。撥水効果がアップします。
きつい革靴を少しだけ伸ばす
革靴を履いてみたら、幅がちょっときつい…。本革なら自分で伸ばして調整できるかもしれません。
合皮は布にポリエステルなどを貼って作っているため、ほとんど伸びませんが、多少であれば痛い部分をマシにできるかもしれません。
使うものは厚手の靴下とドライヤーです。
まずは靴全体をドライヤーの低温で温めます。
革は温めると柔らかくなって伸び、冷ますと固くなって縮む性質があります。まずは温めて革を伸ばしましょう。
革は60℃以上の高温になると、水分や油分を失ってひび割れてしまうため、1ヶ所に温風を当てすぎないよう気をつけてください。
革が温まったところで、厚手の靴下をはいた足を入れ、きついところにもう一度ドライヤーを当てます。靴が十分に冷めたら足を抜き、きついところが伸びているか確認してください。
最後に靴クリームなどで保湿をすれば、お直し完了です。
こんな靴には使わないで!
エナメル加工された革や、エキゾチック革(爬虫類など家畜以外の革)にはドライヤーを当てないでください。これらの革は非常にデリケートなので、専門店に依頼しましょう。
スエードやヌバックも靴クリームによる保湿が難しく、デリケートなため、避けた方がいいでしょう。
細いストラップのサンダルの靴ずれ防止
近年は華奢でヌーディな細ストラップのサンダルが流行中。ただこの細ストラップ、新品で固かったりすると、足にぐいぐい食い込んでしまうことがあります。すれて痛い思いをする人も…。
そんなときは、痛いストラップに固形石けんをすりこんでみてください。
すべりが良くなり、食い込みにくくなります。
痛くないパンプスを選ぶコツは?
パンプスはヒールで足に負担がかかりやすい上、靴紐などによる調整が一切できないため、特にトラブルを起こしやすい傾向があります。
痛くないパンプスを探すには、「つま先の形」と「フィット感」を見てみましょう。
つま先の形で選ぶ
まずはご自分の足の指の形を見てみてください。
親指が一番長く、人差し指から小指にかけて順番に短くなっているようなら「エジプト型」です。エジプト型の方には、足先が丸い「ラウンドトゥ」が合いやすいです。
一方、人差し指が一番長いのは「ギリシャ型」。つま先に余裕がある「ポインテッドトゥ」が合いやすいです。
最後に、親指・人差し指・中指がほぼ同じ長さの「スクエア型」の方は、その名の通りつま先が四角に広がった「スクエアトゥ」が合いやすいです。
合わない形の靴をはいていると、サイズが合っていてもつま先が靴に当たったり、窮屈になったりと、トラブルにつながりやすくなります。まずは形で選んでみてください。
フィット感で選ぶ
靴の形が決まったら、フィット感をよく見てみましょう。パンプスに足を入れた時、靴のサイズは合っていても、土踏まずの側や反対側に隙間ができていませんか?隙間がなく、ぴったりフィットした靴を選ぶのがコツです。
靴の足型(ラスト)はメーカーによって異なります。「これだ!」というパンプスを1足見つけたら、同じメーカーの靴から選ぶようにすると、失敗を減らせます。
靴のトラブル、自分でなんとかできる場合も
靴は基本的に「自分の足に合う」ものを選ぶのが基本です。特にパンプスなど紐がない靴の場合、形が合わないと足の痛みにつながります。意外に「自分が思っているサイズと、実際に計測した足のサイズが違った」というケースも多いため、専門店で見てもらうのもいいでしょう。
わずかに合わない場合は、今回ご紹介した方法で痛みを緩和できるかもしれません。試してみてください。