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上手く剥がせないあれこれ、ひと工夫で解決します
「奮発して生ハムメロンを作ってみよう!」と材料を買ってきたけれど、実際に作ろうとしたら、生ハム同士をうまく剥がせずボロボロに!そんな悲しい事態を回避できるテクニックがあるのをご存知でしょうか。
この記事では生ハム、レタス、ゼリーのふた、アボカドの皮など、剥がすのに失敗しやすい食品を一発できれいに剥がすテクニックを紹介します。
生ハムが上手く剥がせない
サラダのトッピングにしたり、ワインのおつまみにしたり、食卓を華やかな印象にしてくれる生ハム。ただ、パックに入っているものをそのまま剥がして使おうとすると、端が裂けてボロボロになってしまうことがあります。
そんな時はひと工夫。袋やパックに入っている生ハムは多くの場合、上の重なっている部分に白い脂身がくるようセットされているはずです。冷蔵庫の中で脂身が冷えて固まると、固まった脂と赤身の間で裂けてしまうのです。
なので、生ハムをパックから出したら、まるごとひっくり返してみましょう。
裏面から見ると、重なっている部分が赤身になるはずです。赤身をつかんで引っ張れば、裂けずにきれいに剥がせます。
きれいに剥がせました。
常温に戻すのもあり
生ハムは脂身が冷えて固まっていると裂けやすくなります。赤身から剥がしても裂けてしまう場合は、しばらく常温に置いてみましょう。固まっていた脂身が柔らかくなり、きれいに剥がせるようになります。
レタスが上手く剥がせない
サラダ野菜の代表格、レタス。つけあわせに少し使う程度なら表面から葉っぱをちぎった方が長持ちしますが、1玉まるごと使いたい場合は、芯の部分から処理した方が効率的です。
まずは芯を抜きます。芯を持って左右に揺らすだけですぽっと取れる場合が多いですが、もし取れない場合は、手のひらで何度か叩いて衝撃を加えてみてください。簡単に取れます。
芯を抜いたら、芯があった部分に流水をかけます。葉と葉の間に水が入り、レタス全体がすぐバラバラになります。
あとは食べやすい大きさにちぎり、水切りするだけ!美味しいサラダがあっという間にできます。
おいしいレタスの見分け方は?
レタスを1玉で買う時は、必ず芯の部分を見ましょう。芯が白っぽいものが新鮮で、芯がピンクっぽく変色しているものは収穫から少し時間が経っています。
レタスの芯がピンク色になるのは、レタスに含まれているポリフェノールが酸化して変色するためです。食べてもまったく害はありませんが、気になるようならレタスを切ったあとに出てくる乳白色の液体をしっかり洗っておくと、ピンクになるのをある程度遅らせることができます。
ゼリーのふたが上手く剥がせない
カップゼリーのふたを剥がしたら、机がゼリーの汁まみれに…。缶詰やゼリーなどを販売している大手食品会社マルハニチロが公式YouTubeで紹介している方法なら、汁を垂らさず開けられます。
まずゼリーの容器の上部を親指と人差し指で押さえます。強く押すと、開けた時に中身があふれるので注意。軽く押す程度にしてください。
やさしくゆっくりと、ラベルを手前方向に引き開けます。最後は軽く左右に引きながら、ふたを取ればOK!
中身をこぼさず、きれいに開けられます。ふたを上に引き上げるのではなく、手前に引っ張るのがきれいに開けるコツです。
アボカドが皮から上手く剥がせない
クリーミーな味わいで「森のバター」とも呼ばれるアボカド。ただ、完熟していると果肉がするっと取れるものの、ちょっと未熟だと全然剥がれない…ということも。ディップソースなど崩して使うレシピなら問題ないものの、アボカドの形を活かしたいレシピだと困ってしまいます。
タネを取ってみて「ちょっと固そうだ」と感じたら、グラスを使って果肉と皮を分けてみましょう。少々アボカドが未熟で固くても、グラスを使えばきれいな形を残せます。
グラスは汚れますが、アボカドはきれいにするんと取れました。
ちょっと未熟なアボカドで作るレシピ
アボカドに包丁を入れてみたら、生で食べるにはちょっと未熟で固かった!そんなときは少し加熱してみましょう。
アボカドにたっぷりのチーズをかけてトースターで火が通るまで焼けば、即席グラタンのできあがり。食べやすい大きさにカットして、鶏肉などと炒めても立派な一品になります。
変わりどころでは、漬物もあり。未熟なアボカドをぬか床に入れて一晩置けば、クリーミーなアボカドに発酵のうまみが加わったアボカドのぬか漬けになります。
きれいに剥がして、サクッと調理!
剥がすのに失敗しがちな生ハム、レタス、ゼリーのふた、アボカドの皮。ひと工夫すれば、するっときれいに剥がせます。ぜひ試してみてください。