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カメムシを寄せ付けないための玄関・ベランダ・洗濯物別の対策!ハーブを使うやり方も解説

ベランダや玄関でカメムシを見つけても、強烈な悪臭を恐れて駆除できずに困ったことはありませんか?

カメムシは人に向かって飛んできたり、思い切って殺虫スプレーを使っても、上手く仕留められなければ逆に悪臭を放ったりするので、とにかく近づきたくないですよね。

そこで、ベランダや玄関にハーブがカメムシを寄せ付けない予防策として注目されています。

洗濯物に付いていたり窓や扉にへばりついていたりして、日頃から解決策に悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

カメムシが寄ってくる原因は色・匂い・日当たり

カメムシがベランダや玄関に多く出没するのは、カメムシが好む条件が揃っているからです。

ベランダであれば、洗濯物もカメムシが集まる要因の一つで、さらに家の周りの環境も関係しています。

まずは、自分の家がカメムシにとって住み心地の良い場所に当てはまっているのかどうか、以下の観点からチェックしてみましょう。

  • カメムシが好む色と匂い
  • 日当たりの良さ
  • 畑があるか

ひとつずつ解説していきます!

カメムシが好む色と匂い

カメムシは白色や薄い色、良い匂いに寄り付く傾向があります。白色の外壁や玄関の扉、ベランダにある室外機などは、まさしくカメムシが寄り付きやすい場所です。

さらに、タオルやインナーシャツなどの白色の洗濯物を干していれば、ベランダに占める白色の割合は一気に上がり、カメムシにとって居心地の良い環境ができあがります。

「洗濯物を取り込もうとしたらカメムシが付いている」なんて悲劇が起きやすくなるでしょう。

また、カメムシは花や草木、果物などの水分を吸汁する虫です。良い匂いに反応しやすいため、柔軟剤のようなフローラルな香りも、カメムシを引き寄せている原因の一つと考えられます。

日当たりの良い場所と室内の光に集まる傾向あり

日当たりの良い暖かい場所は、カメムシにとって格好の住処です。たくさんの日差しが家の中に入り込むような窓は、カメムシが寄り付きやすく、特に窓の上部分は下部分よりも温かいので、たくさん集まっていることが多いです。

また、カメムシは強い光に引き寄せられる習性を持つ走光性の虫です。紫外線にも反応すると考えられているため、蛍光灯や室内の明かりに引き寄せられて電球周辺の壁に付いていたり、ガラス窓に集まっていたりします。

白い洗濯物に反射する日光にも反応するので、白色と日光の2つの要素が合わさった洗濯物は、カメムシを引き付ける大きな要因といえます。

近所の畑はカメムシの住処

先述の通り、カメムシは草や野菜、果物などをエサにしています。そのため、家の近くに畑や田んぼ、草むらがあれば、周辺一帯がカメムシの住処になっている可能性が高いです。

カメムシは春に産卵を迎え、冬眠時期になれば暖かい場所を探して住宅に侵入します。カメムシ対策のために近所の環境を変えることは難しいですが、家に近づかないように対策方法をするだけでも効果は期待できます。

ミントなどのハーブが発生予防になる!使い方を間違えれば逆効果

駆除方法を知っておくことも大切ですが、まずはベランダや玄関でできるカメムシを寄せ付けない対策をしましょう。

そこで、薬を撒いたり置いたりしない、ハーブを用いたカメムシ発生予防が効果的です。

ただ、ハーブの使い方を間違えると逆にカメムシが増える可能性も…

  • カメムシはミントが苦手
  • ミントが効かない場合は?

注意点も踏まえて紹介します。

カメムシはミントが苦手

カメムシはミントの香りが苦手なので、ベランダや玄関にカメムシを寄せ付けないためには、ミントを置くといいでしょう。窓やドアの周辺、家の周りに置くだけで、風に乗って香りが充満し、カメムシ対策になります。

その他、ゼラニウムやレモングラスなどの香りもカメムシは嫌いますが、より強い香りを放つミントがより効果的だといわれています。

ミントの栽培方法は難しくないため、ハーブに限らず植物をあまり育てたことのない人でも、比較的扱いやすいでしょう。種から育てる必要はなく、真夏や真冬を避ければいつでも苗を買って植え付け可能です。

 

ミントは放っておいても成長するといわれていますが、風通しの悪い場所で栽培すれば弱っていき、どんどん効果が薄れていきますので注意してください。

ミントが効かない原因は「生育状況の悪さ」と「カメムシ以外の虫が増えているから」

ミントを置いているのにカメムシが寄ってくる場合、ミントの効果が薄れている可能性があります。そもそもミントは害虫に強く、環境の変化にも大きく左右されないのが特徴です。

しかし、ミントの生育状況が悪いとヨウトウムシ・ナメクジ・アブラムシ・ハダニなどの虫が発生し、ミントの状態がどんどん悪化していきます。これらの虫は、葉を食べたり葉の汁を吸ったり、病気を持ちこんだりします。

ミントの葉が少なくなれば、必然的に香りが薄くなるため、カメムシが増えていくでしょう。肥料や水を与えすぎたり、風通しの悪い場所に置いたりするとミントが弱っていくため、注意してください。

一方、ハーブであればなんでもカメムシを寄せ付けないというわけではありません。

カメムシはパセリ・チャービル・パクチー・フェンネルなどのセリ科の植物を好むため、カメムシ対策としてミントを置いていても、近くにこれらのハーブがあればミントの効果が薄まるでしょう。

食用ハーブなどを育てている人は、カメムシが好きなハーブを育てていないかどうか確認してみてください。

カメムシを寄せ付けないベランダと玄関の対策

ベランダと玄関はカメムシが寄り付きやすく、これらの場所から家の中に侵入するケースが多いです。一度すみついて春を迎えると、卵を産んでまた新たなカメムシが増え、負のスパイラルに陥ります。

カメムシが好むポイントを徹底的に排除して、寄せ付けないようにしましょう。

  • ベランダ対策
  • 玄関対策

に分けて解説します。

【ベランダ対策】ミント以外の植物を置かない

カメムシにとって植物はエサであり住処なので、ミント以外の植物は置かないようにしましょう。ベランダの壁や洗濯物の色は、カメムシを寄り付ける大きな要因ですが、壁の色を塗り替えるのはなかなか難しいですよね。

もちろん、カメムシ除けの忌避剤を使うのも効果的ですが、植物を置かないようにするだけでも、卵を産み付ける場所を一気に減らせます。ベランダに植物を置いている場合は、一度カメムシの卵が付いていないかどうか確認し、可能であれば植物ごと除去するのをおすすめします。特に、柑橘系の植物やフェンネルのようなセリ科のハーブを好むため、注意してください。

また、一軒家でベランダが一階にある場合は、庭の植物もカメムシを寄せ付ける要因になっている可能性が高いです。ベランダ周辺の植物も手入れして、徹底的にカメムシが好む場所を排除しましょう。

カメムシが嫌うミントは、見た目も可愛くすっきりした香りで気持ちを落ち着かせてくれる効果が期待できます。植物を置けなくなったとしても、ベランダにたくさんミントがあれば華やかになるため、ミントだけに絞って置きましょう。

【玄関対策】草木を手入れして玄関灯の近くにミントを置こう

玄関周りの草木が茂っていると、カメムシが寄り付きやすくなります。玄関は一日に何度も開け閉めが行われるため、玄関にカメムシがたくさんいると、家の中に侵入してきます。

すでに植物に卵を産みつけている可能性もあるため、定期的に手入れをして、カメムシを寄せ付けないようにしましょう。

玄関の外に設置された玄関灯の光も、カメムシを寄せ付けます。昼間や家族全員が帰宅した後は電気を落として、なるべくカメムシが寄り付く要因を排除しましょう。

ベランダと同様、ミントを置くのも効果的です。ただし、玄関周りに生えている植物の近くにミントを置くと、ミントが害虫の被害を受ける可能性があるため、なるべく他の植物から離して、玄関灯の近くに置くことをおすすめします。

洗濯物にカメムシを寄せ付けない方法

洗濯物は、ベランダにカメムシが寄り付く最大の要因です。そのため、カメムシを寄せ付けないためにはベランダと洗濯物をセットにして対策する必要があります。

しかし、洗濯物を洗って干すのは毎日のルーティンなので、なかなかカメムシ対策のために洗濯のやり方を変えるのは難しいですよね。

今回は、明日から誰でもできる簡単なカメムシ対策を紹介します。

  • 柔軟剤の量や香りを抑える
  • 白色の服は外に干さない

ぜひ、すぐにでもやってみてくださいね!

柔軟剤の量や香りを抑える

カメムシは良い香りに引き寄せられる習性をもつため、甘い香りのする柔軟剤で洗った洗濯物は、カメムシが寄り付きやすい場所といえます。

特にフローラル系や柑橘系の香りを好むと考えられているため、これらの香りのする柔軟剤を使用している場合は、まずは使う量を少し減らしてみましょう。

無香料であっても、防臭効果や抗菌効果、生地を柔らかくする働きが期待できる商品もあります。

 

今使用している柔軟剤がなくなったタイミングで、新しく買い直すのもいいですね。

白色の服は外に干さない

カメムシは白色に反応する習性を持ちます。薄い色にも寄り付きやすいため、白色と薄い色の服はベランダに干さずに室内干ししましょう。

ただ、インナーやワイシャツ、タオルなど、山ほどある白色の洗濯物を毎日室内干しするのは大変ですので、薄い色がカメムシにバレないように、濃い色の服を外側に干したり、濃い色の服で薄い色の服を囲むようにして干したりすると、少しはカメムシ対策になるでしょう。

室内干しする場合は、少し窓から遠ざけた場所でしましょう。家の中の光に反応して窓に寄り付く習性のあるカメムシは、窓際に干してある白色の服にも反応する可能性があります。

まとめ|カメムシが寄り付く原因を知って今できることから対策しよう

カメムシは色・香り・光に寄り付きやすく、暖かい場所を好みます。ベランダや玄関はまさしくカメムシにとって居心地の良い場所といえるため、カメムシが苦手とするミントを置いて、寄せ付けないようにしましょう。

ミントはガーデニングが苦手な人にとっても育てやすいですが、栽培方法を間違えると虫が付いて香りが弱くなります。そうなると、カメムシの予防効果はなくなっていくため、なるべく風通しの良い場所に置いて育ててくださいね。

白を好むからといって、ベランダや玄関の壁の色を塗り替えるのは難しいでしょう。ミントを置いて草木の手入れをしたり、白色の洗濯物はなるべく室内干しにするなど、まずは簡単なカメムシ対策から取り組んでみてください。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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