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秋の味覚を楽しみたい!でも丸ごとかぼちゃには手を出せない…
もうすぐやってくる実りの秋。梨や柿、かぼちゃなど、多くの果物や野菜が旬を迎えます。
ただ、この時期になると風物詩的に出てくるのが、「かぼちゃを切ろうとしたら包丁が真っ二つに折れてしまった」というSNSの投稿です。
安価で美味しい旬の味覚。「切るのが怖い」と食べないのはもったいない!
梨・かぼちゃ・柿を上手に切るコツを紹介します。
梨を「梨スティック」にする
秋の果物の代表格、梨。シャキッとした歯応えとみずみずしさが特徴の「二十世紀」や、甘くてジューシーな「幸水」など、種類によって味わいが大きく異なるのも魅力です。
くし切りにして食べるのもいいですが、切るのが面倒な時は、皮ごと食べられる「梨スティック」にするのはいかがでしょうか。
JA全農広報部のTwitterで紹介され、話題になった切り方を紹介します。
まずは梨をお尻を下にしてまな板に置き、垂直に包丁を入れて輪切りにします。
輪切りにしたら、次はスティック状に切ります。種の周りは酸味が強いので除きましょう。
あとはつまようじを刺せば、梨スティックの完成です!
おつまみ感覚でぽりぽり食べられます。
JA全農によると、「皮も食べられます(気になる方は剥いてください)」とのこと。梨の皮にはポリフェノールなど、体に良い成分がたくさん含まれています。また、梨は芯に近いほど酸味が強く、皮に近くなるほど甘味が強くなります。皮の食感が気にならなければ、一緒に食べてしまいましょう!
丸ごとかぼちゃをカットする
緑黄色野菜の代表格、かぼちゃ。美味しく、栄養がたっぷり取れて、お腹も膨れるかぼちゃは、価格の下がる時期にぜひたくさん食べておきたいもの。かぼちゃのコストパフォーマンスを下げるには、丸ごと1個買うのが一番です。
…なのですが、かぼちゃの皮はとにかく固い!力の入れ方を間違えると、包丁の刃が真っ二つに折れてしまうほどの強度を誇ります。丸ごとかぼちゃをケガせず切る方法を紹介します。
まずはコルク状になった芯の部分を除きましょう。芯の部分の周りに包丁の先を何度か刺し、芯をくり抜きます。
芯をくり抜いたら、かぼちゃの中心に菜箸を突き刺します。
「これ以上は刺さらない」というところまで菜箸を入れたら、引き抜きましょう。
菜箸を刺した穴に包丁の先端を突き刺します。
力を入れ、包丁を大きく使って、半円を描くイメージで切ります。
片側が切れたら、かぼちゃを回転させて、反対側も同様に切りましょう。
かぼちゃが真っ二つになりました。種とワタをくりぬいて料理に使いましょう。
半分になったかぼちゃを切るときも、「包丁の先を突き刺す」「包丁で半円を描くようにして切る」ことで、固いかぼちゃがすぱっと切れるようになります。
この切り方は絶対NG!
コルク状の固いヘタを無理に切ろうとしたり、かぼちゃに対して水平に包丁を当てるのはNGです。かぼちゃに包丁が刺さったまま抜けなくなってしまいます。このまま無理に切ろうとしたり、包丁を抜こうとして動かすと、包丁が真っ二つに折れてしまう事態にも…。
かぼちゃはヘタを避けて切ること、包丁の先端を突き刺してから包丁全体を大きく使って切るよう心がけてください。
電子レンジで加熱もあり
かぼちゃがレンジに入る大きさなら、電子レンジを使うと少し切るのが楽になります。
まずかぼちゃの表面をよく洗い、ラップをふんわりかけます。電子レンジで2〜3分加熱すると、かぼちゃの皮が少し柔らかくなって切りやすくなります。
加熱時間はかぼちゃの大きさや種類にもよるので、切れない場合は様子を見ながら追加で加熱してください。
柿を種に当たらないようカットする
柿を切るとき、どうしても邪魔になりがちな種。簡単に種を避けられる方法があるんです。
柿のお尻を見てみると、うっすらとした十字の線が入っています。この線に沿って包丁を入れるだけ!
ヘタにぶつかるまで包丁を入れたら、手で割ってみましょう。見事に種を避けて切れています。
あとはヘタをはずして皮をむき、食べやすい大きさに切り分けましょう。
種にぶつからず、上手に柿がむけました。
上手な切り方で秋の味覚を楽しもう
キャベツやスイカのような感覚で切ろうとすると、上手く切れないかぼちゃ。でもコツを知っていれば、ちゃんと切ることができます。
梨や柿も上手な切り方を知っていれば、手間を省いてたくさん食べられます。
秋の味覚、ぜひ楽しんでくださいね。