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冷たい飲み物が美味しい季節に!缶&ペットボトルの裏技
飲み物の缶やペットボトルを運んでいたら、炭酸飲料がうっかり落下!開ける瞬間の吹きこぼれを防ぐ「裏技」があるってご存知でしたか?
炭酸飲料の吹きこぼれを防ぐ、缶ビールを30分でキンキンに冷やす、パックの麦茶を5分で作るなど、飲み物に関する裏技を紹介します。
炭酸飲料の吹きこぼれを防ぐ
炭酸飲料をうっかり落としてしまった…。そんなときに心配なのが吹きこぼれです。
炭酸飲料は、強い圧力をかけて普通は溶けない量の二酸化炭素を溶け込ませたものです。衝撃をかけると、溶けている二酸化炭素が気体に戻ってしまい、栓を開けると同時に一気に空中へ逃げようとします。二酸化炭素が空中へ逃げる時、水分も一緒に巻き込むため、「吹きこぼれ」が起きます。
缶の外から圧力をかける
そんな「吹きこぼれ」が起きないようにするには、缶の中で発生した二酸化炭素をできるだけ缶の上部に集めておく方法があります。
缶の中に発生した二酸化炭素は、缶の側面に泡の状態で張り付いています。これを剥がすイメージで、缶を指で囲い、圧力をかけながら上にぎゅーっとしぼりあげるのを数回繰り返してみてください。
圧力で剥がれた気泡が缶の上部に移動します。ふたを開けた時に、液体を巻き込まずに二酸化炭素だけが逃げるため、吹きこぼれにくくなります。
コロコロする
同じ理屈で、手でコロコロしてペットボトルの側面についた気泡を剥がすのも効果的。透明なペットボトルだと、気泡が上部に集まっているのが見えますね。ある程度気泡を集めたらペットボトルを立て、そっと蓋を開けましょう。
ほかにも、ペットボトルや缶に何度か「デコピン」をする方法もあります。「デコピン」をしたり、スプーンの柄などで叩いて衝撃を加えると、液体内部で気化しかかっている二酸化炭素も一緒に上部に集めることができるため、より吹きこぼれにくくなります。
冷やして静かに置いておく
圧力をかけたり転がす方法だと、二酸化炭素を逃すため、どうしても炭酸が弱くなってしまいます。炭酸を弱くしたくないなら、「冷やして静かに置いておく」のがおすすめです。
二酸化炭素は高温になると気化しやすくなる性質を持っています。つまり、ぬるい炭酸飲料ほど吹きこぼれる危険性大!冷蔵庫で冷やしながら静かに置いておくと、二酸化炭素が再び水中に溶け、吹きこぼれにくくなります。
缶ビールを短時間で冷やす
ぬるいビールをできるだけ早く冷やしたい!そんなときは、濡らしたキッチンペーパーを缶の表面に巻いてみてください。気化熱で早く冷えます。
ビールを冷蔵庫で30分冷やしたものです。
左:キッチンペーパーを巻いて冷やした缶は温度が4℃
右:何もせず冷蔵庫に入れた缶は温度が20℃
違いは歴然ですね!
パックの麦茶を短時間で作る
煮出し・水出しの麦茶、すぐ飲みたいのに切らしてしまった…。そんなときは、麦茶パックが浸かるくらいの少量の熱湯をそそぎ、5分待ってみてください。
容器に移し、水で割れば美味しい麦茶がすぐに飲めます!この作り方だと、お湯を使う関係上どうしてもぬるくなってしまうので、氷も用意しておくといいですよ。
濃縮麦茶の作り方
部活などで大量の麦茶が必要になる場合は、「濃縮麦茶」を作っておくと素早く作れて便利です。
1Lの水に麦茶パック4〜5個を入れ、コーヒーくらいの濃い色になるまで弱火で煮出します。冷ましてペットボトルなどに詰めれば、濃縮麦茶の完成です。3〜4倍に薄めて飲んでください。
サントリー GREEN DA・KA・RA(グリーンダカラ) やさしい麦茶 濃縮タイプ ノンカフェイン 180g×30本
暑い時期、冷たい飲み物を美味しく楽しもう
熱中症を防ぐためにも、冷たい飲み物は必需品です。夏をめいいっぱい楽しむためにも、ぜひこのライフハックを試してみてください。