垢すりタオルは肌についた古い角質や老廃物をしっかり落とすための少し硬めのボディタオルです。しっかりと洗えるので手洗いでは落としきれない、肌の汚れをスッキリと落とすことができます。今回は選び方のポイントともにおすすめアイテムを紹介します。
目次
垢すりタオルとは?
韓国エステや美容系の雑誌でしばしば目にする、垢すりタオルですが普通のタオルと何が違うのでしょうか?まずは概要を確認しましょう。
角質や老廃物を洗い落とせるタオル
垢すりタオルは角質や老廃物を落とすための少し硬めの素材でできたタオルです。しっかりと肌をこすることができるので、手洗いでは落とせない汚れを洗い流すことができます。
硬めのタオルは古くからありますが、肌の古い汚れをしっかり落とすことで新陳代謝を促し、肌を明るい印象に見せる効果があるとされ、最近注目を集めています。また、垢すりタオルは汚れを落とすだけでなく、毛穴のケアや硬い素材で洗うことで筋肉がほぐれるといったメリットもあり、さまざまな美容効果が期待されるタオルです。
隣国の韓国では垢すりはメジャーなエステとなっており、日本でも韓国エステや美容業界から注目が集まっています。
垢すりタオルを選ぶ際のポイント
(出典) photo-ac.com
垢すりタオルは角質や老廃物を落とすタオルです。肌の質や好みに合わせ、さまざまなタイプの商品が販売されています。選ぶ際のポイントを確認しましょう。
素材によって使い心地が異なる
垢すりタオルは素材によって、化学繊維系と天然素材系とで大きく二つに分けられます。
化学繊維の垢すりタオルには主にレーヨンやナイロンといった素材が使用されています。しっかりとした洗い心地の商品が多く、硬い素材が多いのが特徴です。
一方の天然素材は化学繊維と比べ柔らかく、敏感肌でも使える製品が多いのが特徴です。素材は麻や綿などを中心にさまざまなものが使用され、ヘチマや絹といった素材の垢すりタオルがあります。
同じメーカーの同じブランドでも、素材ごとにラインナップが分かれていることもあるため、肌の質や洗い心地の好みに合わせた素材を探すと良いでしょう。
洗いやすい形状を選ぼう
垢すりタオルはさまざまな形状がありますが、ロングタイプ・グローブタイプ・柄つきタイプと大きく3種類に分けられます。
ロングタイプはタオルのような形状で、折りたたんだり広げたりして大きさを変えられます。一つあれば全身を洗えるので便利です。
グローブタイプは手にはめて使うため力を入れやすく、手洗いと同じように肌を撫でる感覚で洗えます。全身に使いたいというよりは、部分的にケアしたい人におすすめです。
柄つきタイプは背中や足先といった洗いにくい場所も快適に洗えます。先端を取り外せる商品が多く、スポンジで洗うような感覚で使えるのが特徴です。
泡立てやすさも重要なポイント
垢すりタオルを選ぶ際、見落としがちなポイントが泡立てやすさです。垢すりタオルは硬い素材が多く、泡立つタオルでないと痛い場合があるため、泡立てやすさも重視しましょう。
泡立ちの良さは、レーヨンやポリステルなどの化学繊維が優れています。絹や綿といった天然素材は肌に優しいという特徴がある一方、きめ細かい繊維でできているため、泡立ちが弱い製品もあります。
天然素材の垢すりタオルを選ぶ際は、肌触りだけでなくどのような洗い心地かも確認することが大切です。泡立てやすさは洗い心地に直結するだけに重要な要素です。購入前にしっかりと確認をしましょう。
しっかり洗える化学繊維のタオル4選
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化学繊維の垢すりタオルはしっかりとした洗い心地が特徴です。本場韓国の製品から、柔らかめの洗い心地の製品までおすすめの四つを紹介します。
オーエ(Ohe) KOあかすりミトン
垢すりエステの本場、韓国の製品でレーヨンと綿を使用した垢すりタオルです。手にはめて洗うミトンタイプで腕や足、肩などを中心にしっかりと洗うことができます。
カラーはグリーンとレッドの2色が展開されているため、好みや家族ごとに色分けして間違えないようにするといった使い方も可能です。
価格もリーズナブルなので、垢すりタオルを試してみたいという人におすすめです。
オーエ(Ohe) KOあかすりミトン
くーる&ほっと 昔ながらのレーヨンあかすり
くーる&ほっとの『昔ながらのレーヨンあかすり』は商品名に『昔ながらの』と入っている通り、日本で古くから愛され根強い人気がある長尺のレーヨンが特徴のアイテムです。
明治から撚り糸を使用した繊維産業が盛んな、群馬県の両毛地区で生産されており、しっかりとした品質がポイントとなっています。
また、長年に渡り培った桐生の撚糸の高い技術を採用しており、水にぬらすと程よく繊維が縮み洗い心地の良いシワが出ます。このシワが垢を取れやすくするため、石けんを使わずともスッキリとした洗い心地を実感できるでしょう。
製造工場から仕入れ直接販売を行っているため、日本製でありながらリーズナブルなこともうれしいポイントです。
くーる&ほっと 昔ながらのレーヨンあかすり
キクロンファイン 韓国風あかすりグローブ
たわしやスポンジを始めとした製品を生産している和歌山県のメーカー、キクロンが作る垢すりタオルです。キクロンはさまざまなボディタオルを生産していますが、キクロンファインシリーズは泡立ちに優れた硬い素材が特徴のシリーズです。
また、特殊加工が施されたレーヨン糸を使用しているため、水またはお湯につけると縮み、しっかりとアカをこすり落としながら、硬めの洗い心地を楽しむことができます。
たわしやスポンジで培った水キレの良さもこの製品の特徴で、使用後はさっと洗って干すだけで簡単に乾かすことができるのもポイントです。衛生的に使用できるのは大きな魅力といえるでしょう。
キクロンファイン 韓国風あかすりグローブ
東和産業 すご泡 銀抗菌ナイロンタオル やわらかめ
レーヨンと並び化学繊維の垢すりタオルの定番素材であるナイロンを使用したのが、東和産業の『すご泡 銀抗菌ナイロンタオル』です。
細めのナイロン繊維である66ナイロンが濃密に織り込まれているため、素早くなめらかな泡を作ることができます。また、抗菌作用がある銀を使用した抗菌糸『ミューファン』を織り込んでいるのも特徴です。繊維上の雑菌や嫌なにおいを抑えて、衛生的かつ快適に使えます。
硬さはやわらかめ・ふつう・かためがラインナップされており、やわらかめは優しい洗い心地が好きな人におすすめです。
東和産業 すご泡 銀抗菌ナイロンタオル
肌の弱い人にうれしい天然素材の垢すりタオル3選
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垢すりタオルは汚れを落とすために硬めの素材できているものが多く、肌が弱い人には少し刺激が強いかもしれません。そこで肌の弱い人におすすめな、天然素材で作られた柔らかい垢すりタオルを三つ紹介します。
ハッピーシルク 絹姫 シルクボディタオル
天然素材の中でも特に肌触りが良い絹は、肌の弱い人に最適な素材といえます。そんな絹の中でも群馬オリジナル蚕品種『ぐんま200』の生糸を100%使用したのが『絹姫 シルクボディタオル』です。
群馬オリジナル蚕を使用しているのが特徴で、日本国内で生産されている高品質なタオルです。日本の工場で丁寧に作られているため、少し高い値段も納得の非常に柔らかい肌触りとなっています。
肌が弱い人はもちろん、垢すりタオルでは刺激が強すぎる顔や膝、デリゲートゾーンにも使用できるのがポイントです。
ハッピーシルク 絹姫 シルクボディタオル
ケユカ とうもろこし由来繊維と備長炭 BDT ボディタオル
合成繊維と天然素材のいいとこ取りの垢すりタオルです。
とうもろこしを主とする植物由来の合成繊維と、天然素材である綿を使用しているため、肌に優しくきめ細やかな泡を作れるのが特徴となっています。
また、消臭効果や汚れを吸着する備長炭を繊維に練り込んでいるため、肌の汚れをさっぱりと洗い流せます。
生産は古くから養蚕の産地として栄えた和歌山県で行われています。日本生産の品質で長く使うことができるタオルです。
ケユカ とうもろこし由来繊維と備長炭 BDT ボディタオル
くろちく 泡立垢すりタオル パンダ
パンダの絵柄が描かれたかわいらしいデザインの垢すりタオルです。
綿素材の垢すりタオルは肌に優しいという特徴がある一方、泡立ちにくく水分が抜けにくいという特徴があります。しかし、『泡立垢すりタオル パンダ』は綿とナイロンを合わせることで泡立ちの良さを実現しているタオルです。
ナイロンの裏面で泡立て、絵柄のある表面の綿で洗えば、肌の弱い人もふんわりとした泡で肌を洗うことができます。
くろちく 泡立垢すりタオル パンダ
背中も洗いやすいブラシタイプの垢すりタオル3選
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手が届きにくく、力を入れるのが難しい背中は洗いにくい場所です。しかし、ブラシタイプの垢すりタオルを使用することで背中をしっかりと洗うことができます。ブラシタイプのおすすめ商品を三つ紹介します。
木ノ花マーケット ヘチマのボディブラシ
天然のヘチマを乾燥させたボディブラシです。水を含む前は硬いですが、しっかりぬらすと柔らかくなり洗い心地もよくなります。
『木ノ花マーケット ヘチマのボディブラシ』は天然のヘチマスポンジに柄をつけ、洗い心地を良くしたボディブラシです。長さは約39cmと背中を洗うのに最適な長さで、スポンジ部分も10cmと大きく、快適に洗うことができます。
スポンジと柄を分離することはできませんが、柄の部分は木製でナチュラルな見た目がおしゃれです。お風呂場のインテリアにこだわりたい人にもおすすめです。
木ノ花マーケット ヘチマのボディブラシ
キヌガワカンパニー 韓国式あかすりブラシ
韓国で生産される垢すりブラシが『韓国式あかすりブラシ』です。人間工学に基づいた、くの字型のハンドルが特徴で、通常のタオルでは届きにくい部分もしっかりと洗うことができます。
柄の部分とスポンジが分離可能で、取り外せば手持ちのスポンジとして利用が可能です。背中以外も効率的に洗えるマルチなアイテムとして活躍します。
また、一般的なブラシタイプは垢すり部分が劣化してきた場合、まるごと交換となりますが、『韓国式あかすりブラシ』は予備の垢すりが付属しています。垢すり部分は簡単に交換でき、垢すりの劣化ごとに買い換える必要がありません。長く使えるエコでお得なアイテムといえるでしょう。
キヌガワカンパニー 韓国式あかすりブラシ
富士パックス販売 アカスリで美しブラシ
『アカスリで美しブラシ』は背中を洗うのに特化したブラシタイプの垢すりタオルです。側面まで垢すりがついているため、ほかでは難しい斜めでの使用も可能です。
また、柄の部分は背中のくぼみに合わせ、くの字型になっているため程良いフィット感を実現しています。洗いたい部分にピンポイントで届くのもうれしいポイントです。
垢すりの裏面は軟膏ぬりとしても使用できます。届きにくい背中の肌ケアも可能です。
富士パックス販売 アカスリで美しブラシ
垢すりタオルを使う際のポイントは?
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垢すりタオルはしっかりと汚れを落とせるアイテムですが、ポイントを抑えないと肌を傷つける可能性があります。垢すりタオルを使用する際のポイントを確認しましょう。
毎日使うのは逆効果
垢すりタオルを毎日使うのは実は逆効果といえます。
垢すりタオルは古い角質や老廃物を落とすのに最適ですが、毎日使用すると必要な角質まで洗い流してしまい、肌が傷ついたり荒れたりする可能性があります。
そのため、垢すりタオルを使うのは肌の細胞が入れ替わる1週間に一度くらいの頻度に抑えましょう。また、汚れを落とそうとゴリゴリ洗うと肌を傷める原因となります。
使用する際はマッサージをするぐらいの感覚で丁寧に洗うと、肌の健康を守りつつ汚れを落とすことができるでしょう。
使用後はスキンケアを忘れずに
垢すりタオルを使用した後に忘れては行けないのが肌のケアです。
垢すりは比較的硬い素材で肌の角質や老廃物を落とすため、使用後は肌が敏感な状態になっています。そのため、汚れを落とした肌を守るためにも垢すり後は保湿が大切です。
保湿を怠ると肌がダメージを受け、乾燥やかゆみといった肌荒れの原因となってしまうケースがあります。垢すりタオルを使った後は、肌の保湿ケアを忘れないようにしましょう。
また肌のダメージを最小限に抑えるためにも、垢すりを行う際はお風呂に浸かって、しっかりと肌をふやかしてから行うのが効果的です。皮膚を柔らかくすることで効果的に汚れを落とせるだけでなく、その後の保湿もしっかりとできます。
垢すりタオルでスッキリしよう!
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垢すりタオルは手洗いでは落としきれない古い角質や老廃物をスッキリと洗い流せる少し硬めのボディタオルです。汚れを洗い流すことで、肌を柔らかくきれいな印象に見せることができます。
今回は自分の肌質に合った最適なタオルを選ぶコツと共に、多数の商品の中から素材ごとにおすすめアイテムを紹介しました。自分の肌にあった商品を選び、スッキリと肌をきれいにしましょう。