じゃがいもを早く加熱したいときは、レンジを使うと簡単です。しかし、加熱時間や手順などがよく分からない人も多いのではないでしょうか。じゃがいもをレンジで上手に柔らかくする方法や、失敗しないコツを紹介します。
目次
レンジでじゃがいもを柔らかくするのは何分?
じゃがいもを早く加熱したいときは、電子レンジを使いましょう。鍋を使うより短い時間で柔らかくなり、後片づけの手間もかかりません。
レンジを活用したじゃがいもの加熱方法を、「切らずに丸ごと」の場合と「カットしてから」の二つのパターンに分けて説明していきます。
じゃがいもを丸ごと加熱する場合
レンジにかける時間は、使うじゃがいもの大きさで異なります。ここでは、120~150gの中サイズのじゃがいもを切らずにそのまま加熱する方法を紹介します。
- じゃがいもを皮ごとよく洗う。芽があれば、包丁などで根っこから取っておく。
- 濡れたままのじゃがいもをラップで包み、600wの電子レンジなら3分、500wなら4分加熱する。
- ラップをしたまま竹串やつまようじを刺してみて、硬ければ柔らかくなるまで20~30秒ずつ追加加熱する。
ポテトサラダやじゃがバターにおすすめ
じゃがいもを切らずに加熱すると、ホクホクした食感に仕上がるため、ポテトサラダやじゃがバターを作るときにおすすめです。
ポテトサラダを作るときは、加熱後に皮をむいてつぶします。上手に皮をむく方法はこの記事の後半でも紹介していますので、参考にしてみてください。
じゃがバターを作るときは、加熱する前に包丁で切れ目を入れておくのがポイントです。
じゃがいもをカットしてから加熱する場合
じゃがいもの加熱をさらに時短したいときや煮物や炒め物の下ごしらえをする際は、小さくカットしてからレンジにかけるとよいでしょう。カットしたじゃがいも100gを加熱する方法を説明します。
- じゃがいもの皮をむいて、ひと口大にカットする。
- ボウルなどに入れて5分ほど水にさらす。
- 軽く水を切って耐熱皿にじゃがいもを並べ、小さじ1杯の水を振ってふんわりとラップをかぶせる。
- 600wの電子レンジで1分半~2分、500wで2~4分加熱する。料理の下ごしらえならやや硬めに、そのまま食べる場合は竹串がすっと通るくらいになるまで加熱する。
じゃがいもをカットした大きさによって加熱に必要な時間は異なるので、硬さを見ながら調節しましょう。
肉じゃがやジャーマンポテトにおすすめ
じゃがいもをカットしてから加熱すると、水分を含んでしっとりした食感になります。肉じゃがなどの煮物や、ジャーマンポテトのような炒め物の下ごしらえに便利です。
レンジでじゃがいもを蒸すときのポイント
(出典) photo-ac.com
レンジを活用してじゃがいもを調理すると時間がかからず便利な反面、作り方を間違えるとパサパサになったり硬さが残って食感が悪くなったりしてしまいます。
失敗せずにじゃがいもを美味しく蒸すための二つのポイントを覚えておきましょう。
加熱時間を守る
レンジを使ってじゃがいもを美味しく蒸すには、いもの重さに合わせて加熱時間を設定することがポイントです。
丸ごと蒸す場合、重さ150gの中サイズのじゃがいもを基準にしていることが多いので、150gより重いか軽いかで加熱時間を長くしたり短くしたりして調節しましょう。
カットしてから加熱するときは、切らずに蒸すより短い時間に設定します。硬さが残っているときは、必ず様子を見ながら20~30秒ずつ追加で加熱してください。
水分が飛ばないようにする
レンジで加熱するときは、水分が飛んでじゃがいもが乾燥してしまわないようにすることが大切です。
水分の蒸発を防ぐにはキッチンペーパーが役立ちます。じゃがいもを洗ったら、水で濡らしたキッチンペーパーで包んでからラップしましょう。
キッチンペーパーは、電子レンジで使用可能なものを使ってください。
レンジを使えば簡単!じゃがいもの皮むき
(出典) photo-ac.com
レンジを使うと、じゃがいもの皮も簡単にむけます。つるんとむけて思わずクセになりそうな皮むきのコツを説明しましょう。
つるんと気持ちよく皮むきするコツ
じゃがいもをよく洗ったら、包丁を使って真ん中あたりにぐるっと1周切り込みを入れておきましょう。あとは切らずに加熱する方法と同じです。
ぬらしたキッチンペーパー、ラップの順でじゃがいもを包み、柔らかくなるまで加熱します。竹串がスッと入ったらそのまま粗熱がとれるまで待ちましょう。
粗熱がとれたらラップとキッチンペーパーを外してじゃがいもを両手で持ち、切り込みのところから開くように左右にひっぱって皮をむきます。
じゃがいもの皮むきで気をつけること
じゃがいもをレンジから出して粗熱がとれたら、なるべく早く皮むきすることがポイントです。時間を置きすぎて冷めてしまうと、皮むきしにくくなってしまいます。
また、じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニンという天然毒素が含まれているため、加熱前にしっかり根元から取り除きましょう。
緑色に変色した皮も同様に毒素を含んでいるので、厚めに皮をむいて緑の部分が残らないようにしてください。
レンジを使ってじゃがいもレシピを時短!
(出典) photo-ac.com
じゃがいもは火を通すのに手間がかかると思われがちですが、レンジを活用すれば簡単に柔らかくできます。
ホクホクに蒸しあがったじゃがいもは、それだけでも美味しいですが、アレンジを工夫して料理のレパートリーを増やしていくのもおすすめです。調理の時短にもなるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。