普段使いする小物は、お気に入りを使いたいものです。ビジネスシーンにおいては、人前で取り出す機会の多いペンケース選びにこだわるのもよいでしょう。落ち着いた印象を与えるには、革製のものがおすすめです。選び方からおすすめ商品までご紹介します。
目次
革製ペンケースのメリット
落ち着いた印象を与える革製のペンケースは、ビジネスシーンで使うのにぴったりです。耐久性に優れるので、きちんと手入れをすれば長く愛用できますし、使えば使うほど自分の味が出て愛着も湧きます。
大人がビジネスシーンで使うのにぴったりのアイテムといえるでしょう。
ビシネスシーンに向いている
見た目に高級感の漂う革製ペンケースは、ビジネスシーンにも似つかわしいものです。取引先との打ち合わせや社内での重要な会議の席で取り出しても、落ち着いたスマートな印象を与えることこそあれ、マイナスイメージを与えることはないでしょう。
また、革製ペンケースにはさまざまなデザインのものがあります。軽量でコンパクトなデザインのものを選べば、バッグやポケットに入れて持ち運ぶのに便利です。
必要なときにサッとペンを取り出せるよう、開閉のしやすさにこだわって選ぶのもよいでしょう。
自分にとって使いやすいデザインのものを選ぶことが大切です。
手入れを行えば長持ちする
本革製のペンケースは少々お値段の張るものですが、きちんとお手入れをすれば長く使えることもあり、損をすることはありません。定期的に乾いた布で乾拭きすれば、革にツヤが出てきれいに使い続けられるでしょう。
革製品を使う上で、特に気を付けたいのは水ぬれです。飲み物をこぼしてしまったり、雨でぬれてしまったりした場合はすぐに水分を拭き取り、風通しのよいところで陰干ししましょう。
また革用クリーナーを使いたい場合は、目立たないところから試してみましょう。素材との相性があるため、合う合わないがあります。
長く使うと味わいが出る
革製品を使う楽しみといえば『エイジング』です。エイジングとは経年変化のことをいいます。長く使えば使うほど色やツヤ、風合いが変化し、独特の味わいが出てきます。
手触りも柔らかくなるので、自分になじんできたように感じ、愛着が湧いてくることでしょう。また、名入れができる製品なら、プレゼントにもぴったりです。長く使うことで世界に一つだけのペンケースとして、大切に使ってもらえるでしょう。
革製ペンケースの選び方
(C) Shutterstock.com
一口に革製ペンケースといっても、さまざまなタイプの商品があります。素材はそれぞれ特徴が違い、価格も異なるので、自分の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
また、サイズは収納したいものの分量や使い方に合わせて、自分が使いやすい大きさを選ぶことが大切です。
牛・豚・合皮から選ぶ
ペンケースに使われる革の種類には牛・豚・合皮の3種類があります。それぞれ特徴があるので、自分が重視する点に合わせて選びましょう。
本格的な革製品を選びたいなら牛革がおすすめです。
牛革は加工方法によって『タンニンなめし』と『クロムなめし』の2種類があります。革製品ならではのエイジングを楽しみたいならタンニンなめし、柔らかさや汚れの付きにくさを重視するならクロムなめしを選ぶとよいでしょう。
豚革は薄くて軽く、摩擦にも強いことが特徴です。
豚革にもいくつかの種類があり、手触りの柔らかい『ピッグスエード』や、アメ色で艶やかな見た目が特徴の『アメ豚』などがあります。通気性もよいため、牛側のペンケースの裏地として使われることも多い素材です。
価格のリーズナブルさを重視するなら、合皮がよいでしょう。汚れにくく扱いやすい点がメリットですが、耐久性には劣ります。買い替えも視野に入れて気軽に使いたいという人におすすめです。
それぞれの特徴を踏まえて、自分の好みに合った素材をチョイスするとよいでしょう。
サイズで選ぶ
革製ペンケースには、1本用のものからはさみや定規まで入る大容量タイプものまで、さまざまな大きさの商品があります。何をどれだけ収納したいか、また携帯したいかなど、使用目的に合わせて選びましょう。
特に容量の大きなペンケースは、少々幼稚な印象を与えがちなものです。しかし、たとえ大容量タイプのペンケースでも、革素材のものを選ぶことで落ち着いた印象を与えられます。
また、小さめのバッグを愛用している人や荷物を減らしたい人には、コンパクトなタイプがよいでしょう。軽量なものも多いので、負担になることなく持ち運べます。
自分にとって使いやすい大きさのものを選ぶことが大切です。
持ち運びを楽にしたいならスリム型
仕事で持ち運ぶことを想定して選ぶなら、軽くてスリムなタイプのペンケースがおすすめです。ペンを数本入れられる程度のサイズなら、バッグに入れてもかさばりにくく、携帯するのに便利でしょう。
商談の場でも、スマートにペンを取り出せる点もメリットです。さらに、シンプルで落ち着いたデザインや色味のものを選べば、より落ち着いた印象を与えられるでしょう。
機能性も欲しいならロール型
ペンケースに収納するペンを傷つけたくない場合は、ロール型のものがおすすめです。
中に備わったポケットに1本ずつペンを収納した上で、クルクル巻いた状態で持ち運べるので、文具同士がこすれて傷が付く心配がありません。コンパクトになるので、バッグにも収まりやすいでしょう。高級感もあり、おしゃれにも見えます。
ただし、他のデザインのものよりも開閉には少々時間がかかるため、商談など顧客の前でペンケースを取り出す機会の多い人には向かないかもしれません。
革素材の注意点
(出典) photo-ac.com
革製品は、手入れしながら大切に使えば長く愛用できるものです。お気に入りのペンケースを長く使うためにも、注意点も知っておきましょう。
水に弱い
本格的な革素材を使うにあたって、特に気を付けたいのは水にぬらさないことです。革は水や湿気に弱く、ぬれてしまうとシミになってしまったり傷んでしまったりすることがあります。
誤ってぬらしてしまった場合は、できるだけ速やかに水分を拭き取ることが大切です。また、予防のために、防水スプレーをふっておいたり革用クリームでケアしておいたりするのもよいでしょう。
値段が高い
革製品は気軽には手しにくい値段の商品が多いものです。特に牛革は外国から輸入して製造されるため、価格が高くなる傾向にあります。
同じ牛革でも部位や個体によってランクが異なり、質も値段も変わります。合皮素材のものと比べるとずいぶん値が張るので、デザインが気に入っても購入するのに勇気が必要なこともあるでしょう。
しかし、革製品は大切に使えば長く使えますし、使い込むほどに世界に一つだけの価値あるものになります。自分にとって使いやすく、気に入るものをじっくり選びましょう。
カビが生えやすい
革製品を使う上で注意したいことには、カビが生えやすいということも挙げられます。
革の繊維は複雑になっていて、その分湿気がこもりやすくなっています。カビが発生しやすく、しかも一度カビが生えてしまうと容易に取り除けません。カビが生えないように予防することが非常に大切です。
バッグの中に入れっぱなし、引き出しにしまいっぱなしなど、カビが好む高温多湿の環境で長く保管するようなことは避けましょう。また、定期的なお手入れもカビ予防には効果的です。防カビスプレーを使用するのもよいでしょう。
ビジネス向きの革製ペンケース3選
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ビジネスシーンで使うなら、シンプルで落ち着いたデザインのものがよいでしょう。バッグに入れて持ち運ぶことが多いなら、コンパクトなサイズを選ぶのがおすすめです。軽量でかさばりにくいものならより重宝するでしょう。
ホワイトハウスコックス ジップペンケース
1875年創業の老舗レザーグッズメーカー、ホワイトハウスコックスのペンケースです。ホワイトハウスコックスで使用される革素材のうち最も代表的な素材である『ブライドルレザー』が使用され、耐久性に優れます。
また、『フルベジタブルタンニング』という方法で約10週間かけて丁寧になめされ、質感が美しいのも特徴です。シンプルで落ち着いたデザインに、刻印されたホワイトハウスコックスのロゴがアクセントとなっているのもおしゃれでしょう。
ホワイトハウスコックス ジップペンケース
イルビゾンテ レザー ペンケース
縦4.5×横18×マチ3cmとコンパクトなデザインのペンケースです。かさばりにくいので、バッグに入れて持ち歩くのに便利でしょう。細身のペンなら3~4本入るので、携帯する文具は必要最低限にしている人に向きます。
マチがある上、自立するので出し入れがしやすく、ビジネスシーンでも使いやすいでしょう。カラー展開も全部で12種類と豊富にそろいます。ロゴ入りの布袋が付属しており、収納時に便利です。
イルビゾンテ レザー ペンケース
パイロット 牛革製 太軸2本用シース
牛革製で、ふたを開け閉めしてペンを出し入れするカジュアルなデザインのペンケースです。太軸タイプのボールペンなら2本収納できます。
仕切りが付いているので、ペン同士が中でこすれて傷つけあう心配がありません。お気に入りのペンを収納しても安心でしょう。表面は型押しが施されているので、傷が付いても目立ちにくいデザインになっているのも使いやすいポイントです。
パイロット 牛革製 太軸2本用シース
人気ブランドの革製ペンケース3選
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どんな商品でも人気のあるブランドの製品は、上質で使いやすく、デザインもおしゃれな商品が多いものです。ここでは、イタリア製の上質な革製品ブランドや、日本の人気文具ブランドのペンケースをご紹介します。
イルビゾンテ レザージップペンケース
イタリアの上質なレザーブランド『イルビゾンテ』の牛革製のペンケースです。高さ7×横幅21×マチ4cmとコンパクトサイズながら、フォルムが三角形でマチもあるので収納しやすいでしょう。
デザインはシンプルで、長く伸びたファスナーと表面に刻印されたロゴがアクセントになっています。長く愛用するうちに、革独特の風合いや味が出てくるでしょう。
カラーは全部で11種類あり、自分用としてはもちろん、プレゼントにしても喜ばれるはずです。
イルビゾンテ レザージップペンケース
フェリージ クロコ型押しレザー ペンケース
イタリアのフェラーラで革工房からスタートし、上質で洗練されたデザインで人気の『フェリージ』のペンケースです。素材は牛革ですが、クロコダイルの型押しが施されたデザインがおしゃれでしょう。
カラーは7種類あり、どれも鮮やかな発色が特徴で美しい光沢感もあります。メインファスナーがコの字型になっており大きく開くので、ペンの出し入れもしやすいでしょう。
フェリージ クロコ型押しレザー ペンケース
パイロット ペンケース『ILMILY』
国内の人気文具メーカー、パイロットの『ILMILY』シリーズのペンケースです。同シリーズの特徴は、なんといっても美しいカラーです。
自分の肌の色に似合うパーソナルカラーの文具を選ぶことで、手元を美しく見せるというコンセプトの元、スプリンググリーン・サマーパープル・オータムゴールド・ウィンターシルバーの4色が用意されています。
内側の生地の色は表生地とバイカラー配色になったデザインがおしゃれです。さらに、ファスナーの色がイエローベースの生地の場合はゴールド、ブルーベースの場合はシルバーを合わせてあるのも大人っぽくてすてきでしょう。
パイロット ペンケース『ILMILY』
大容量な革製ペンケース2選
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筆記具は予備のものも含めて多めに持ち歩きたい人や、他の文具も収納しておきたい人は大容量タイプを選ぶとよいでしょう。革製のペンケースなら、たくさん収納できるものを選んでもスマートで大人っぽい印象になり、おしゃれです。
キングジム ペンケース レザフェス
高さ26×奥行70×幅186mmと大きめで、約6本のペンを収納できるサイズです。マグネットが内蔵されているので、バッグに入れて携帯しても、ふたが開いて中身が出てしまう心配もありません。
合皮製でふたを折り返せばペントレイになるので、デスクで使うのも便利です。カラーはネイビー・グレー・ブラック・オリーブ・キャメルの5色があり、どれも落ち着いた色味で上質感が漂います。
キングジム ペンケース レザフェス
ステッドラー レザーペンケース
ドイツの文具メーカー『ステッドラー』の本革製ペンケースです。内側には四つのポケットが付いており、ペンなどの筆記具はもちろん、スケールやカッターナイフなど、ちょっとした文具も収納できます。
端に付いた大型のポケットには消しゴムやシャープペンシルの替え芯など、小物を収納しておいてもよいでしょう。上部にはフラップも付いているので、中身を落としてしまうこともありません。
カラーバリエーションはキャメル・ネイビー・ブラックの3種類があります。
ステッドラー レザーペンケース
おしゃれな革製ペンケース2選
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コンパクトなデザインの革製ペンケースなら、より大人っぽく見えておしゃれです。また、横開きではなく、ふたを縦に開けるタイプやロール型タイプのデザインなら、さらに洗練されて見えるでしょう。
イルビゾンテ ペンケース
サイズは縦17×横6.5×厚み0cmとコンパクトでスリムなので、バッグのポケットに収納しやすく、男性の場合は、スーツの胸ポケットに入れてもかさばりません。出張や旅行に持っていくのにもよいでしょう。
カラーは10色展開で、どれも美しいカラーです。縦開きにデザインされたふたも大人っぽく、おしゃれです。
イルビゾンテ ペンケース
パイロット ペンサンブル ロールペンケース1ポケット
表側は生後6カ月から2年までの牛から作られるキップレザー、裏地は柔らかなピッグレザーを使用したロール型のペンケースです。傷が少なくきめが細かいキップレザーを採用することで、見た目が美しく柔らかい質感になっています。
表側と裏地でバイカラーになっていたり、革ひも巻で留めたりするデザインも大人っぽく、おしゃれでしょう。ポケットは一つしか付いていませんが、太軸の筆記具なら155mmまで、細身のペンなら2本分収納できます。色味は全部で5種類あります。
パイロット ペンサンブル ロールペンケース1ポケット
ペンケースを代えて気持ちよく仕事をしよう
(出典) photo-ac.com
大人っぽいイメージの革製品は、ビジネスシーンで使うのに特におすすめです。打ち合わせや会議などで取り出すことの多いペンケースを革製のものにすれば、ずいぶん印象が変わるでしょう。
革製品は高価なものではありますが、一度購入すれば長く愛用でき、独特の味や風合いが出てきます。ぜひ革製のペンケースを手に入れ、気持ちよく仕事をしましょう。