消しゴムカバーは自分で作ったり購入したりすることが可能です。では、消しゴムカバーを使う目的にはどのようなものがあるのでしょうか。消しゴムカバーをつける意味を確認して、用途にあったカバーを装着しましょう。
目次
消しゴムカバーをつける意味
消しゴムにカバーをつけることには、いくつかの目的があります。消しゴムカバーをつける意味を確認しましょう。
消しゴムを美しく見せる
消しゴムは使えば使うほど小さくなっていくものです。最初からカバーが付属している消しゴムも、やがてはサイズが合わなくなってしまいます。
小さくなった消しゴムをカバーから外してペンケースに入れると、汚れが付いたり欠けてしまったりするかもしれません。
ケースをつけることで消しゴムに汚れが付きにくく、欠けてしまうことも防げます。ボロボロにならずに持ち運べるため、美しい見た目を保つことができるでしょう。
他のプラスチックに貼り付くのを防ぐ
消しゴムは、塩化ビニル樹脂というプラスチックに可塑剤(かそざい)を含ませて作られたものです。適度に消しカスが出るように、可塑剤で柔らかくしています。
可塑剤は消しゴム本体だけでなく、他のプラスチック製品も柔らかくしてしまうので注意が必要です。例えばプラスチック製のペンケースや定規、机の中の収納トレイなどを消しゴムに長時間触れさせると、消しゴムが少し溶けるような形で貼り付いてしまいます。
紙や可塑剤で柔らかくならない素材のカバーをつけておくことで、周囲のプラスチック製品への貼り付きを防止できます。
消しゴムカバーを切る理由は?
(出典) photo-ac.com
消しゴムカバーを切ることで、消しゴムを長く使用できるようになります。その理由や切り方を見ていきましょう。
消しゴムが割れにくくなる
消しゴムカバーの角を切ることで、消しゴム本体が割れにくくなります。
消しゴムで文字を消す際には、消しゴム本体とカバーとの間に強い力が働きます。何度も消していることで消しゴム本体の角がカバーに食い込んでしまい、欠けたり割れたりする原因になってしまうのです。
これを防ぐために、元々装着されている紙製カバーの四隅にはV字やU字型の切れ込みが入っています。カバーに切れ込みが入っていなかった場合でも、自分でカットすることで欠けや割れを防ぐことができます。
消しゴムカバーの主な切り方
消しゴムを使っている内にサイズが小さくなった際には、消しゴムカバーを切りましょう。
消しゴムカバーを切る際には、消しゴムのお尻側から切ります。消しゴムカバーの先の方には、四隅にV字型の切れ込みが入っていることがあります。先の方から切ってしまうとV字型の切れ込みがなくなり、欠けや割れの原因になりかねません。
切れ込みが入っている部分を切ってしまわないよう、カバーのお尻の部分から切るようにしましょう。
消しゴムカバーの作り方
(出典) photo-ac.com
消しゴムカバーは、自分で手作りすることが可能です。身近なものを使用した消しゴムカバーの作り方を確認しましょう。
マスキングテープを使った作り方
お気に入りのマスキングテープと厚紙を用意して、消しゴムカバーを簡単に作ることができます。
<準備するもの>
- カバーをつけたい消しゴム
- 好きなデザインのマスキングテープ
- 厚紙
- テープのり、もしくは両面テープ
- カッターかハサミ
- 定規
<マスキングテープで消しゴムカバーを作る方法>
- 厚紙を消しゴムに巻く
- 消しゴムに合わせて、厚紙をおおよそのサイズに切る
(のりしろ部分も考慮して切断する) - 厚紙にマスキングテープを貼る
- 余ったマスキングテープは内側に折り込む
- 定規で折り目をつける
- のりしろを接着する
- カバーの四隅をV字にカットする
好きな柄やキャラクターのテープを使えば、カラフルで見栄えもよくなります。見た目も華やかで、使うのが楽しくなるでしょう。
スマホやパソコンを活用する
スマホやパソコンで消しゴムカバーに使いたい画像を用意し印刷すれば、オリジナルのカバーが作成できます。
<準備するもの>
- カバーをつけたい消しゴム
- 写真用紙(L判、ハガキサイズなど)
- テープのり、もしくは両面テープ
- 透明のテープ(梱包用など幅が太めのもの)
- カッターかハサミ
- 定規
- パソコン(スマートフォンやタブレットなどでも可能)
- プリンター
<スマホやパソコンで消しゴムケースを作る方法>
- パソコンなどで好きな画像を用意する
- 画像を印刷する
(のりしろ部分も考慮して印刷する) - 透明テープを貼り、表面を保護する
- 余分な部分をカットする
- 定規で折り目をつける
- 消しゴムに装着しながらのりしろ部分を貼る
- カバーの四隅をV字にカットする
画像を印刷・カットする際には、のりしろの部分に余白を取っておくことで、きれいな仕上がりになります。またカバーの四隅を切っておくことで、折れにくくなり長く使用できるでしょう。
市販品の消しゴムカバーもチェック
(出典) photo-ac.com
消しゴムカバーを購入すれば、手軽に消しゴムを保護できます。市販品の消しゴムカバーをご紹介します。
ライフ MONO消しゴム専用ケース 101974
ライフから、定番のMONO消しゴム専用の木製ケースです。
殺風景になりがちな文房具を、おしゃれに飾ってくれる消しゴムカバーです。木製なので手にもなじみやすく、見た目にも温かみがあります。
MONO消しゴム本体もついており、購入後すぐに使用できます。おしゃれな見た目だけでなく、機能性も兼ね備えた商品です。
ライフ MONO消しゴム専用ケース 101974
KAKURA 消しゴムカバー
レザー素材で高級感がある見た目の、KAKURAの消しゴムカバーです。
素材には、牛革とプラスチックを使用しています。プラスチックには再生プラスチックを使用しており、環境負荷についても考えられた商品です。
カラーは、ブラック・レッド・アンティークブラウンの3色から選べます。好みのカラーのカバーをつけていることで、消しゴムが転がったり失くなったりすることを防げます。
KAKURA 消しゴムカバー
消しゴムカバーを変えてみよう
(出典) photo-ac.com
消しゴムカバーをつけることで消しゴムの見た目がよくなる上、他のものへの貼り付きなどを予防できます。カバーに切れ込みを入れておけば、割れなどの損傷を防ぐことも可能です。
お気に入りの画像やテープを使って手作りしたり、購入したりすることで一味違う消しゴムになります。カバーを適切に使って、消しゴムを長く愛用しましょう。