おにぎりを作って持参するなら、おにぎりケースを使うのがおすすめです。専用のケースに入れることで形崩れを防げますし、保冷機能付きのものなら、暑い季節でも安心です。ほかにも、おいしさを保てるものやかわいいものなど、さまざまなものがあります。
目次
おにぎりケースを「タイプ」から選ぼう
おにぎりケースには、ボックスタイプ・ポーチタイプ・ケースタイプといった種類があります。それぞれ、出先でもおにぎりをおいしく食べられるような工夫がされているので、使い方や好みに合わせて選びましょう。
おかずも入る「ボックスタイプ」
ボックスタイプのおにぎりケースは、普通のランチボックスと違ってふたに十分な高さがあるので、おにぎりがつぶれにくい構造をしているのが特徴です。
仕切りがあるものも多く、ちょっとしたおかずも入れられ、その分ボリュームもアップできます。仕切りによっておにぎりとおかずをしっかり分けられるので、おにぎりにおかずの味や匂いが付く心配もありません。
メインはおにぎりですから、普通のお弁当箱のようにおかずをたくさん作らなくてよい分、時短でお弁当を用意できるのもメリットといえるでしょう。
また、かばんの中でふたが開いてしまわないか心配な場合は、ロックが付いているものを選ぶのがおすすめです。
保冷機能付き「ポーチタイプ」
レジャーや遠足など、暑い中や寒い中で長時間持ち歩くなら、ポーチタイプのおにぎりケースがおすすめです。
内側にアルミ蒸着シートが貼られ、保冷や保温効果が期待できます。そのため、夏は傷みにくく安心ですし、冬は温かいままに保つことができて便利です。
ラップに包んだ手作りのおにぎりはもちろん、コンビニのおにぎりを入れて持ち歩いてもよいでしょう。
面ファスナー式のものが多く、ジッパーやマジックテープで簡単に開閉できるので、子どもでも使いやすいタイプです。
また、おにぎりを食べた後は、畳んでコンパクトにできます。帰りに荷物を減らせますし、使わないときの収納にも場所を取りません。
詰め替えいらず「ケースタイプ」
できるだけ時短でおにぎりを用意したい人にぴったりなのが、ケースタイプです。握らなくても、ご飯と具材を入れるだけで完成します。
お弁当箱に詰め替えることなく、そのまま持っていけるので、忙しい朝でも手間なく準備できるでしょう。
また、コンパクトサイズなのでかさばりませんし、おにぎりの形がつぶれてしまうこともありません。おにぎらずや大きな爆弾おにぎりを作れるものもあるので、作りたいものを選ぶとよいでしょう。
手軽に使えるので、いくつか持っておくのもよいかもしれません。
使いやすい「素材」もチェック
(出典) photo-ac.com
おにぎりケースは、素材にもいくつかの種類があります。形のつぶれにくさ、持ち運びのしやすさ、おいしさなど、自分が重視することに合わせて、適したものを選びましょう。
形崩れしにくい「プラスチック製」
かばんの中でおにぎりの形が崩れてしまうのを避けたいなら、プラスチック製がおすすめです。
外側からの衝撃にも強く、つぶれにくいので、たくさんの荷物と一緒にかばんに入れていても、きれいな形を保てます。
ご飯と具材をセットするだけのケースタイプのものに多く、手を汚さずに手間なく作れて便利です。
中には、電子レンジで温めたり、食洗機で洗えたりするものもあるので、機能性をよくチェックしながら選ぶとよいでしょう。
収納しやすい「シリコン製」と「布製」
アウトドアなどで、帰りの荷物をできるだけ減らしたいなら、食後にコンパクトに折り畳めるシリコン製や布製のものが使いやすいでしょう。
シリコン製は、ラップのようにおにぎりを一つずつ包んで使います。洗えば繰り返し使えるので、エコかつ経済的です。食洗器対応のものを選べば、お手入れも楽にできるでしょう。
布製のおにぎりケースは、ポーチタイプに多い素材です。水洗いができるので汚れても安心で、いつでも清潔に使えます。
また、コンパクトになるシリコン製や布製は、使わないときの収納に場所を取らない点も便利です。
長時間の保存なら「木製」と「竹製」
おにぎりのおいしさを長時間保ちたいなら、木製や竹製のものが最適です。通気性に優れ、中の湿度の調整をしてくれるので、冷めてもおいしいおにぎりを食べられるでしょう。
また、木製や竹製のものは、暑い季節には傷みにくく、寒い季節には保温してくれる上、抗菌性にも優れます。
一方で、洗剤や食洗機では洗えず、お手入れに手間がかかります。また、ほかの素材のおにぎりケースよりも価格が高いこともデメリットといえるでしょう。
しかし、おにぎりのおいしさについては、木製や竹製の右に出るおにぎりケースはありません。何より味にこだわるなら、木製や竹製のケースがベストといえるでしょう。
「ボックスタイプ」のおにぎりケース
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かばんの中にたくさんの荷物とおにぎりを一緒に入れたいなら、おにぎりの形が崩れないボックスタイプがおすすめです。
コンパクトでかさばらないものが豊富なので、荷物の多い人にとってはうれしいポイントでしょう。
たつみや HAKOYA おにぎりBOX オムスマイル 30272-gp
オムライスにケチャップでスマイルを描いたような、かわいいデザインが目を引くボックスタイプのおにぎりケースです。
ふたを開けるとシールふたが付いており、シールふたの上にはおにぎりを、下にはおかずを入れることができます。
サイズは奥行9×幅8.5×高さ6cm、容量は約250mlとコンパクトサイズで、ちょっとした軽食を入れておくのにぴったりです。
デザインはほかに2種類あり、白地にピンクのスマイルマークが描かれた『たらこ』と、茶色地にクリーム色でスマイルマークが描かれた『まよよ』があります。
たつみや HAKOYA おにぎりBOX オムスマイル 30272-gp
クレエ カルメリーナ おにぎりランチバッグ
柳とキャンバス生地が特徴的なおにぎりランチバッグです。シンプルなデザインで、老若男女問わず使いやすいでしょう。
サイズは約幅13×奥行11.5×高さ15.5cmで、一般的なサイズのおにぎり型プラスチックケースが2個、コンビニのおにぎりなら3個ほど入ります。
内部には保冷機能があるので、普段使いはもちろん、アウトドアレジャーの際に持っていくのにも活躍するでしょう。
カラーは、ホワイト・レッド・ブラウン・カーキの4種類があります。
クレエ カルメリーナ おにぎりランチバッグ
「ケースタイプ」のおにぎりケース
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ケースタイプのおにぎりケースなら、手を汚さずに、簡単にきれいなおにぎりが作れます。かばんに入れてもかさばらないので、持ち運びにも便利でしょう。
また、爆弾おにぎりや、おにぎらずに対応したものもあるので、作ってみたいおにぎりに対応したケースを選んでみるのもおすすめです。
スケーター シリコンおにぎりラップ SLOR1_239526
ケースにご飯を詰め、シリコン製のラップで包んでそのまま握れば、だれでも簡単におにぎりが作れます。そのまま冷蔵・冷凍保存ができる上、電子レンジにも対応しているので便利です。
留め具を外して、ラップをめくるようにして開くこともできるので、おにぎりを食べる手は汚れません。
1セットにつき、お茶碗1杯(約150g)分の大きさのおにぎりを作ることができるラップが、二つ付いています。
スケーター シリコンおにぎりラップ SLOR1_239526
MEDIUM おにぎらパ onigirapa-p-g
全形サイズののりにご飯と具材をのせ、のりの四隅を折って作る『おにぎらず』用のシリコン製ラップです。
お茶碗約1膳分のご飯(約180g)を使ったおにぎらずを作ることができ、そのままケースとしても使えます。お弁当はもちろん、朝食や夜食に作るのもよいでしょう。
1セットにつき、色味の異なる2枚のシリコンラップが付いてきます。色味もかわいく、バリエーションはオレンジ&グリーン・グリーン&スカイ・スカイ&ピンク・ピンク&オレンジの4種類です。
MEDIUM おにぎらパ onigirapa-p-g
アーネスト 簡単おにぎらず キット&ケース A-76440
ケースの上で、付属の成形枠と押し具で『おにぎらず』を作れば、そのまま持ち運べる、キットとケースのセットです。
サイズは、約幅12×奥行10.5×高さ3cmとスリムなので、かばんの中に入れてもかさばりません。プラスチック製なのでつぶれる心配もなく、便利に使えるでしょう。
また、キットとケースを使えば簡単に作れるので、ホームパーティーや、複数人でのアウトドアレジャーなどのメニューとして、おにぎらずをたくさん用意する際にもおすすめです。
アーネスト 簡単おにぎらず キット&ケース A-76440
「木製」や「竹製」のおにぎりケース
(出典) photo-ac.com
何より、おにぎりの味にこだわるのなら、やはり木製や竹製のケースをおいてほかにありません。少々お値段は張りますが、冷めても、おいしいお米の味を堪能できます。
卯るし庵 魚梁瀬杉 栗型 曲げわっぱ弁当箱 くるみ油仕上げ
日本三大杉美林の一つである、高知県の魚梁瀬(やなせ)杉を使った、木目の美しい曲げわっぱのお弁当箱です。
栗型に作られることで、どこかかわいらしさも感じられるデザインになっています。
中には仕切りが付いているので、おにぎりとおかずを入れても、ご飯におかずの味や匂いが移ることなく、冷めてもおいしいおにぎりを味わえます。
表面にはくるみ油を丁寧に染み込ませてコーティングしているため、色移りの心配もありません。
卯るし庵 魚梁瀬杉 栗型 曲げわっぱ弁当箱 くるみ油仕上げ
「キャラクターもの」のおにぎりケース
(出典) photo-ac.com
人気のキャラクターがデザインされたおにぎりケースなら、子どもが喜ぶこと間違いなしです。お気に入りのキャラクターのものなら、ランチタイムにおにぎりケースを取り出すのが、より楽しみになるでしょう。
スケーター 保冷おにぎり型ランチバック くまのプーさん KONC2
くまのプーさんのイラストと、ミツバチを思わせるサイドのデザインがかわいい布製のおにぎりケースです。
サイズは幅11.7×奥行11×高さ8.7cmで、コンビニのおにぎりなら丸ごと2個入ります。
また、内側にはアルミ蒸着フィルムが貼られているので、保冷性・保温性に優れます。おにぎりのほか、ミニランチやデザートを入れて持ち運ぶのにもよいでしょう。
ダブルファスナー式になっているので、開け閉めをしやすく、簡単に中身の出し入れができます。
スケーター 保冷おにぎり型ランチバック くまのプーさん KONC2
OSK リラックマ おにぎりケース3ヶセット LS-2
子どもから大人まで、幅広い層に人気のリラックマのおにぎりケースです。ラップにご飯を包んで、ケースに入れるだけで、握らなくても簡単に三角おにぎりが作れます。
プラスチック製なので、かばんに入れても形が崩れる心配もありません。電子レンジでの加熱に対応しているのも便利です。
1セットで、オレンジ・黄色・水色の3種類のケースが入っています。それぞれ異なるくつろぎ方をしたリラックマのデザインもかわいく、ほっこりした気分にさせてくれるでしょう。
OSK リラックマ おにぎりケース3ヶセット LS-2
自分に合うおにぎりケースを選ぼう
(出典) photo-ac.com
おにぎりケースは、タイプや素材によって特徴が異なるものです。おにぎりに対するこだわりも人によって異なるので、おにぎりケースに求める機能もそれぞれ違うでしょう。
とにかく時短で用意したいなら、ご飯と具材を詰めるだけで持っていけるケースタイプがよいですし、とにかく味にこだわるなら木製や竹製のものがおすすめです。
また、おにぎりがつぶれるのが嫌なら、プラスチック製のケースタイプやボックスタイプが最適です。
たくさんの種類のおにぎりケースが販売されていますので、自分の好みや用途に合ったものを選び、おにぎりケースを活用しましょう。