毎日掃除をしていても、お風呂場のタイルの隙間やドアのパッキンなどは、気づけば汚れてしまっていることが多いものです。こうした汚れは、オキシクリーンを使えば、簡単に解決できます。具体的な手順や掃除のコツを紹介しているので、早速試してみましょう。
目次
オキシ漬けがお風呂掃除に向いている理由
オキシ漬けは、お風呂場掃除に最適といわれていますが、それはなぜなのでしょうか?オキシクリーンの成分や使用する際の注意点を紹介します。
オキシクリーンの成分と強み
まずは、オキシクリーンの主成分と強みについて知っておきましょう。
オキシクリーンとは、過炭酸ナトリウムを主成分とする酸素系漂白剤です。もともとは、洗濯用の洗剤として使われていました。
原材料がシンプルで安心である上に、洗浄力の高さに定評があり、現在では掃除にも活用されています。
オキシクリーンが得意とする作用は、油分の分解・漂白・除菌です。そのため、油性の皮脂汚れ・黒ずみ・カビなどが気になるお風呂場掃除にピッタリなのです。
オキシクリーンを使用する際の注意点
成分は安全なオキシクリーンですが、保存方法を間違えると危険なので注意しましょう。
オキシクリーンには、微量な酸素を発生させる特徴があるため、密閉保存はNGです。密閉すると、容器が膨らみ破裂してしまうことがあります。
これは、粉だけではなく、水を混ぜてオキシ液にしたときも同様です。オキシ液は、時間の経過とともに洗浄効果が下がり、最大でも6時間しか効果を発揮しないといわれています。
そのため、そもそも作り置きの保管はおすすめしませんが、掃除中、一時的に容器に移す場合なども注意しましょう。
浴槽のオキシ漬けのやり方は?
(出典) photo-ac.com
浴槽のオキシ漬けの方法を、具体的な手順で紹介します。オキシクリーンさえ手元に準備すれば、すぐに試せる簡単な方法ばかりです。
オキシ漬けの分量と手順
浴槽のオキシ漬けに使うオキシクリーンの量や、具体的な手順を知っておきましょう。以下、具体的に紹介します。
- 浴槽にお湯をためるか、残り湯を使う。水位は、浴槽の半分程度が目安
- 付属のスプーン10〜15杯のオキシクリーンを、浴槽の中の水に溶けるまでしっかりと混ぜる
- 浴槽とつながっている風呂釜まで洗うため、5分ほど追いだきをする
- 2時間ほどそのまま放置する
- 水を抜き、同じくらいの水位に再度水を入れる。このサイクルを、2〜3回繰り返す
- 風呂釜のフィルターにたまった汚れを取り除き、完了
バスグッズやお風呂の蓋も投入OK
浴槽のオキシ漬けをする際には、洗面器・イス・排水口のネットなどのバスグッズを一緒に洗うことができます。方法はとても簡単なので、ぜひ試してみましょう。
- オキシ漬けをしている浴槽の中に、洗いたいバスグッズを入れる
- 20分間ほどつけ置きをし、時間が来たら取り出す
- 水にぬらしたスポンジでこすり、浮いてきた汚れを取り除く
- 水ですすぎ、風通しのよい場所などで乾かしたら完了
お風呂の床をピカピカに掃除する方法
(出典) photo-ac.com
お風呂の床やタイルの隙間などの細かい部分を、オキシクリーンを使ってピカピカに掃除する方法を紹介しましょう。それぞれに最適な方法で洗うことで、お風呂場を隅々まで丸洗いすることができます。
床のオキシ漬けの手順
床のオキシ漬けの手順を具体的に見ていきましょう。コツも併せて紹介しています。
- ビニール袋に水を入れ、袋の口を締めて排水口の上に置く
- オキシクリーン2〜3杯を、床の1カ所に固めてまく
- オキシクリーンの上から、40〜60℃のお湯をかける
- 床のタイル全体に水がたまったら、そのまま2〜6時間放置
- 時間が経過したら、排水口のビニールを外して水を流す
- ブラシで軽くこすって汚れを落とし、シャワーできれいに洗い流して完了
2の手順の際、全体にバラバラとまかずに、1カ所に固めてまく方がしっかりと溶けやすくなります。
お風呂の排水口をふさぐ注目のアイテム
ビニール袋に水を入れるだけでも、簡単に排水口をふさぐことができますが、100円ショップなどで販売されているシリコン製の蓋も便利です。
本来は、食器やコップの蓋として、ラップ代わりに使うための製品なのですが、排水口にも応用できます。
サイズのバリエーションもあるので、自宅の排水口に合うものを探してみましょう。オキシ漬けの手順を、よりスムーズにしてくれるアイテムです。
KEYUCA(ケユカ) シリコンラップ蓋
細かな汚れは「オキシペースト」で対応
扉のパッキンやタイルの隙間などの細かい部分のカビや汚れには、オキシペーストを使いましょう。
オキシペーストの作り方と掃除の手順は以下の通りです。
- オキシクリーン・重曹・お湯を、1:1:1の分量で準備する
- オキシクリーンと重曹を、30〜40℃ほどのぬるま湯に溶かす
- よく混ぜ合わせ、ペースト状にする
- ブラシなどで掃除したい部分に塗る
- 1時間ほど放置して、スポンジやブラシでこすり洗いする
- 水できれいに洗い流して完了
オキシ漬けを習得してお風呂掃除を簡単に!
(出典) photo-ac.com
オキシ漬けをマスターすれば、床・浴槽・洗面器・ドアのパッキン部分など、お風呂場を丸ごと洗うことができます。オキシクリーンは、お風呂場で発生しやすい汚れと相性がよく、使い方もとても簡単です。
手間を掛けず、安全な成分でピカピカに仕上げられるので、家事で忙しい人にもおすすめの方法です。
特別な道具も必要なく、オキシクリーンさえあればすぐに試せる方法のため、具体的な手順を参考にしながらぜひ試してみましょう。