カウチソファは、リラックスした時間を過ごさせてくれる上、カウチ部分をスツールとして使えば来客対応もできるなど、さまざまな使い方ができることが魅力です。カウチソファの特徴や選び方、さらにはおすすめの商品を14点ご紹介します。
目次
カウチソファってどんなソファ?
カウチソファとは、座面に長い部分があり、足を伸ばして座ったり横になったりできるソファです。
座り方次第では応接セットのように使うこともできますが、どちらかというとカジュアルなタイプのソファといえるでしょう。
カウチソファの意味や特徴
カウチソファの『カウチ』とは、長椅子や寝椅子のことを指します。『横たわる』という意味のフランス語『couchier』から由来するとされていて、座面が長く寝転がることのできる部分も付いていることが特徴です。
カウチソファは、座面が短い部分と長い部分を組み合わせて、L字型に置くことができます。横になってリラックスできるだけでなく、大人数で座ってテーブルを囲むこともできるので、ホームパーティーなど人が集まる機会の多い人にも便利でしょう。
カウチソファのメリット・デメリット
カウチソファには、メリットもデメリットもあります。両方を把握した上で、導入するかどうかを決めれば、失敗することも少ないはずです。
まず、メリットとしては以下のことが挙げられます。
- テレビがある場合、正面を見ながら横になることができる
- 1人が寝転んでいても、ほかの人の邪魔にならない
- カウチ部分に腰掛ければ、応接セットのようにも使える
- スツール部分を分離できるタイプを選べば、活用方法が広がる
また、デメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 置き場所を取るので、広い部屋でないと置けない
- 置き場所が限られるので、レイアウトを変更しにくい
- コーナーソファに比べるとややカジュアルな印象になる
リラックス時はもちろん、来客時にも使えて幅広く活用できる反面、カジュアルな印象が拭えず、場所を取るのが難点といえるでしょう。
コーナーソファと違う点
コーナーソファは、L字型になる点ではカウチソファと似ていますが、大きく異なるのは、すべての部分に背もたれが付いている点です。
カウチソファが、全員が正面を見て座る形になるのに対して、コーナーソファは斜めに向かい合う形に座ることができます。そのため、来客があったときにも対応しやすく、応接室に置かれることも多いでしょう。
カウチソファよりも大きいことが多く、その分値段も高くなる傾向にあります。
カウチソファ、何を重視して選ぶ?
カウチソファは決して安い買い物ではありません。失敗しないためにも、使用人数や座りやすさ、座り心地などをしっかり確認の上、選びましょう。
座る「人数」や家族に合う「スタイル」で
カウチソファは、座る人数や家族構成に合わせて選ぶとよいでしょう。
1人暮らしの人には、コンパクトサイズのものや座面を広げることで、ベッド代わりに使えるものがおすすめです。
カップルや夫婦などの2人暮らしの場合は、コンパクトな2人掛け用を選べば部屋が窮屈になりすぎることなく、2人でゆったりくつろげます。
また、3人以上で使うことを想定しているなら、つなぎ目で切り離せるセパレートタイプが使いやすいでしょう。来客時には、切り離した部分を椅子として使用したり、位置を変えてカウチ部分を追加できたりと使い方の幅が広がります。
また、小さな子どもやペットがいるなら、ロータイプのものがおすすめです。子どもが転落しても心配ありませんし、ペットが飛び上がったり飛び降りたりする際、足腰にかかる負担も軽減できます。
背もたれの「高さ」「付加機能」で
ソファに座って長時間映画やテレビを見ることが多いなら、首から頭まで預けることのできる、背もたれが高いものを選ぶのがおすすめです。
ヘッドレスト付きのものなら、頭・首をもたせかけられるだけでなく、体重を広く分散させることもできるため、体に負担がかかりにくくなります。
また、背もたれの角度を調整可能なリクライニング機能の付いたものなら、自分が楽だと感じる姿勢に調整できる上、フルフラットにすれば快適にお昼寝もできるでしょう。
ご年配の人がいる家庭の場合は、背もたれが高く、さらにひじ掛けもあるタイプがおすすめです。
ソファから立ち上がるときには、背もたれやひじ掛けによってサポートを得られますし、座るときにも膝・腰をあまり曲げずに済むので、足腰の負担を軽減できます。
ソファの「素材」「硬さ」で
ソファの素材や硬さなどは、座り心地に大きく影響するポイントです。
ソファに使われている主な素材には、布生地・本革・合皮の3種類があります。
『布生地』は、色の種類が豊富で肌触りや通気性もよいです。その反面、汚れやすくほこりやダニが付きやすいのがデメリットといえるでしょう。
『本革』は耐久性が高く、丈夫なので長く使えます。高級感があり、長く使っているうちに味がでてくる一方で、メンテナンスには専用のクリーナーが必要です。
また、『合皮』は本革よりもリーズナブルで、水や汚れにも強く、メンテナンスも簡単にできます。ただし、本革に比べると耐久性が劣り、長くは使えないでしょう。
さらに、ソファは商品によって硬さが違います。
長時間座る人には、『ウレタン』や『ポケットコイル』を採用した硬めのものを選ぶと疲れにくいのでおすすめです。
『羽毛』を使ったものは、体を包み込んでくれるような柔らかさがあり、より深くリラックスできるでしょう。
2人で座るコンパクトなカウチソファ
ワンルームやあまり広さに余裕のない部屋に置くなら、少し小さいサイズのカウチソファを選びましょう。コンパクトなタイプのカウチソファは、高さも低めにデザインされ、部屋を広く見せる効果もあります。
アイリスオーヤマ ローカウチソファ 34137
オットマンを組み合わせることで、さまざまなレイアウトにできるソファです。ソファにくっつけて使えばゆったりリラックスできますし、ソファから離してスツールとして使えば来客時にも対応できます。
高さの低いロータイプなので、ワンルームやあまり広さに余裕のない部屋に置いても、圧迫感はありません。
背面クッションは柔らかく、座面には適度なボリュームがあり、座り心地もよいでしょう。カラーはチャコールグレー・ブルー・グリーン・ブラウン・レザー風ブラック・レザー風ブラウンから選べます。
アイリスオーヤマ ローカウチソファ 34137
スクロールR&D 生活雑貨 コンパクトカウチソファ 5171547
オットマン付きなので、間取りやシーンに合わせて、さまざまなレイアウトに変更できます。一般的なカウチソファよりも一回り小さめにデザインされているので、ワンルームやスペースの限られた部屋でもゆったり使えます。
脚の着脱も自在にでき、ローソファにして部屋を広く見せたいときは、脚を取り外して、ローソファとして使うとよいでしょう。
カラーはベージュ・グレー・ネイビー・アンティークブラウン・ダークピンクの5種類があります。
スクロールR&D 生活雑貨 コンパクトカウチソファ 5171547
エア・リゾーム FREDY オットマン付きカウチソファ air-ar-sf27-ca
スツールを並べれば、幅は約182cmと広く、3人掛けでも使えるソファです。座面部分の奥行きも約58cmと十分な広さが確保されており、横になっても窮屈に感じることはないでしょう。
座面高は約36cmのローソファで、背もたれも低めに作られているため、部屋を広く見せることができます。シンプルなデザインなので、どんな部屋に置いても調和するでしょう。
レザー生地にはキャメル・ブラウンの2色があり、ファブリック素材にはグリーン・グレー・ベージュ・ダークベージュ・ブラウン・ブルーの6色があります。
エア・リゾーム FREDY オットマン付きカウチソファ air-ar-sf27-ca
山善 カウチソファ 2人掛け FHS-160
オットマンを横向きに置けば、幅約160cmのワイドソファになり、横になってくつろぐことができます。ソファの脚の長さは約12cmと、一般的なロボット掃除機が問題なく入り込んで掃除できる高さです。
また、背もたれ部分にも座面にも適度に厚みがあるので、長時間座っていても疲れにくいでしょう。
インテリアになじみやすく、肌触りの優しいファブリック素材のソファです。
山善 カウチソファ 2人掛け FHS-160
3人以上で座るベーシックなカウチソファ
(出典) pexels.com
3人以上で座るカウチソファは、横幅が広い分、大柄な人でもゆったりリラックスできる点が魅力です。座り心地がよく、どんな部屋ともなじみやすいベーシックなデザインのものを集めました。
ベガコーポレーション LOWYA カウチソファ f206-g1265-002ab1
幅189cmと3人で並んで腰かけても優雅に座れるサイズのソファです。
カラーバリエーションは、ファブリック素材のものがダークグレー・ダークブラウン・グレー、合皮素材のものがホワイト・ブラックと5種類あり、どれも落ち着いたベーシックなデザインです。
着脱可能なヘッドレスト付きの上、座面の素材は体にフィットするポケットコイルなので、座り心地がよく長時間座っていても疲れにくいでしょう。
ベガコーポレーション LOWYA カウチソファ f206-g1265-002ab1
イーナ 家具350 Noah 3人掛け カウチソファ131013
どんな空間とも調和するシンプルなデザインのカウチソファです。体が沈み込まない程度に弾力がある座面と、背中をしっかり受け止めてくれる背面によって、長時間座っても疲れにくい座り心地になっています。
表面は、肌触りのよいファブリック素材で、グリーン・ブラウン・ネイビー・グレーと落ち着いた色味がそろっています。
組み立ても難しい工程はなく、誰でも簡単に組み立てることができるでしょう。
イーナ 家具350 Noah 3人掛け カウチソファ131013
モダンデコ 3人掛けカウチソファ
ファブリック素材のものは、ソファーカバーと台座部分の色が異なるツートーンカラーとなっていて、おしゃれなデザインのソファです。
幅約202cmのレギュラーサイズ・幅約209cmのミドルサイズ・幅約239cmのラージサイズの3種類があり、部屋の広さに合わせて選べます。広々としたワイド設計の座面なので、ゆったりと座れるでしょう。
さらに、座面のクッションは、座ったときの沈み込みが程よく、底付き感もないので座り疲れもしません。
モダンデコ 3人掛けカウチソファ
家具の赤や カウチソファー コーナー 3人掛け AKA-COUCH-3P
座面にはポケットコイルが使用されており、座る人にフィットした沈み込みと安定感を感じることができます。幅は181cm、カウチをつなげた部分の奥行きは105cmあるので、大柄な男性でもゆったりくつろぐことができるでしょう。
また、脚を外せばロースタイルにして、部屋を広く見せることも可能です。
カラーは、ブラウン・ブラック・オレンジ・アイボリー・グリーン・レッドの6種類あり、選ぶカラーによってはお部屋のアクセントにもなるでしょう。
家具の赤や カウチソファー コーナー 3人掛け AKA-COUCH-3P
子どもがいる家庭におすすめのロータイプ
(出典) pexels.com
小さな子どもがいる家庭は、安全面を考慮して、ロータイプのソファがおすすめです。座り心地のよいものを選べば、子どももソファの上で快適に過ごせるでしょう。
リンド 3Pフロアソファー スツール・肘付き リクライニング THL-U-400
座面高は約17cmと低いロースタイルソファなので、小さな子どもをソファの上で遊ばせても、転落して怪我をする心配がありません。表面はファブリック素材なので、肌触りもよく、心地よく座れるでしょう。
背もたれは倒してフラットにすることができ、すべて倒せばベッドのように使えます。カラーはクールグレー・ベージュの2種類です。連結のみの簡易組立式なので、届けばすぐに使えるのもうれしいポイントです。
リンド 3Pフロアソファー スツール・肘付き リクライニング THL-U-400
DORIS フロアコーナーソファ ボーテ カウチ
座面高は約20cmと、小さな子どもがソファの上から転落する心配に配慮されたロータイプソファです。座面の奥行きは約50cmと大人があぐらをかいたり、リラックスした姿勢をとったりしてもゆったり座れます。
クッション材には、シリコンフィルという高級羽毛に近い弾力を備えた素材を使用しており、座ると体を包み込むような柔らかさを感じられるでしょう。耐久性に優れ、型崩れしにくいことも特徴です。
表面素材はファブリックと合皮のものがあります。
DORIS フロアコーナーソファ ボーテ カウチ
収納スペースがあるカウチソファ
(出典) pexels.com
座面の下に収納スペースがあるものだと、部屋を片付けることもできて便利です。簡単に開閉できるものを選べば、頻繁に出したりしまったりするものを収納しても、ストレスなく使えるでしょう。
Greenfamily 多機能ソファベッド カウチソファー GR-SO-0058
座面下には、約幅119×奥行き47×高さ9.5cmと大容量の引き出しが付いています。スライドレール使用なので、簡単に開閉できて便利です。さらに、スツールの座面下にも跳ね上げ式の収納が付いており、たくさんのものを収納できます。
背もたれを倒してフラットにすれば、シングルサイズのベッドほどの大きさになります。横になって、ゆったりくつろぐことができるでしょう。
座面は柔らかすぎず、安定感のある硬さなので長く座っても疲れません。
Greenfamily 多機能ソファベッド カウチソファー GR-SO-0058
タンスのゲン 収納付きソファベッド ソファ ファブリック 31200020
カウチ側の座面下に収納スペースがあるソファです。跳ね上げ式なので片手で簡単に開閉でき、座面は手を放しても閉まらないため、中から楽にものを取り出せます。
座面下に収納されているソファを引き出せば、ベッドのようにしてくつろぐことも可能です。
ソファ内部の構造は、シリコンフィル・ウレタン・Sバネなどを使った多重構造になっており、程よい硬さで体をしっかり支えてくれます。
背もたれのクッションは取り外しができ、自分好みの座り心地を追求できるのも使いやすいポイントです。
タンスのゲン 収納付きソファベッド ソファ ファブリック 31200020
上質な素材の高級カウチソファ
(出典) pexels.com
上質な素材を使用した高級感のあふれるカウチソファは、見た目がおしゃれなだけでなく座り心地も違います。思い切って高級なものを選んで、極上のリラックスタイムを過ごすのもよいのではないでしょうか。
アルモニア リクライニング 高級 カウチソファ Ante k-108-r
丸みのあるフォルムと、細い金属でできた足がスタイリッシュで、重さを感じさせないデザインです。
ヘッドレスト部分にはギヤが搭載されており、リクライニング可能なので好みに合わせて調整できます。
ソファ内部には、ポリウレタンフォームの多重構造やSバネを採用することで、高い耐久性と長時間座っても疲れにくい座り心地を実現しています。
ゆったりくつろげるお気に入りの場所となること間違いなしです。
アルモニア リクライニング 高級 カウチソファ Ante k-108-r
GENERAL SHAPE レギュラーサイズ DECOR
ソファの張地にはイタリア製の上質な本牛革が使用され、まるで高級車のレザーシートのように滑らかな肌触りを感じられるソファです。ソファの脚は存在感のあるクロームスチール製で、さらなる高級感を演出します。
三つのヘッドレストには、6段の角度調節可能なギヤが付いており、自分好みの角度に調整できます。
約幅285cm×奥行き100(カウチ部分は155)×高さ72〜85cmと、どんな姿勢でもくつろげるサイズで、極上のリラックスタイムを過ごせるでしょう。
GENERAL SHAPE レギュラーサイズ DECOR
お気に入りのカウチソファで癒しの時間を
(出典) pexels.com
ゆったりと足を伸ばして座れたり、横になることもできたりするカウチソファは、お家でのリラックス時間をより快適なものにしてくれます。
座る人数や、家族に合ったスタイルのものを選べば、みんなで仲良くくつろいで、癒やしの時間を過ごすことができるはずです。
ぜひ、お気に入りのカウチソファを見つけて、自宅をよりリラックスできる空間にしましょう。