今回は、穴あけパンチの種類や選び方のコツを紹介します。付属機能もさまざまあり、使いこなすことで作業をより効率化できるでしょう。目的に応じたおすすめの穴あけパンチの商品も紹介しますので、これから購入を検討している人は必見です。
目次
穴あけパンチの選び方
穴あけパンチにはいくつか種類があります。種類や選び方を確認して、自分にぴったりのタイプを見つけ出しましょう。
収納に便利なハンデディタイプ
ハンディタイプはコンパクトな作りが特徴です。保管しやすく、机周りがスッキリ片付くでしょう。
1穴タイプが多く、ペンケースなどに収納できるサイズの商品もあります。2穴タイプの中にも、ハンドルがロックできてスマートに収納できるものがあります。
またハンディタイプは、持ち運びしやすいという点もメリットです。場所に縛られず、いろんな場所で使用したい人におすすめです。仕事場と家庭の両方で使ったり、職場内で持ち歩いてあらゆる場所で使ったりする場合にも重宝します。
用途に合わせて使える多穴タイプ
多穴タイプは、複数の穴を一気に開けられる穴あけパンチです。例えば、手帳用で6穴、A4サイズのルーズリーフ用で30穴、B5のルーズリーフ用で26穴を一気に開けられる商品があります。
種類が豊富にあるので、自分が頻繁に使うファイルのタイプに合わせて選ぶとよいでしょう。
もし余裕がある場合には、複数の種類の穴あけパンチを用意し、状況に応じて使い分けると作業がより効率化します。
大量の書類をパンチするなら業務用
業務用の穴あけパンチは、100枚以上の用紙を同時にパンチしたい場合などに便利です。大量の書類も短時間でパンチでき、作業効率が高まります。
ただし、ほかの穴あけパンチと比較するとサイズが大きいため、作業スペースを確保することが大切です。
また、保管するための安全な場所を用意しましょう。業務用の穴あけパンチは5kgを超える商品もあり、万が一落下すると怪我につながる恐れがあるので注意が必要です。
チェックしておきたい付加機能
穴あけパンチをより使いこなすためには、便利な機能が付いているものがよいです。使いやすさやお手入れのしやすさなど、さまざまな観点からおすすめの機能を紹介します。
軽量で軽く押せるものが使いやすい
本体が軽量だと、安全に移動できるため安心感があります。持ち運びに便利なので、場所を選ばず使用できるでしょう。
また、ハンドルが軽く感じられて、少しの力でもパンチできる商品も使いやすいです。テコの原理が生かされていたり、ハンドルが大きめだったりします。
特に女性など、強い力を入れることが難しい人が多い職場では、軽く押せる穴あけパンチがおすすめです。規定枚数ぎりぎりでパンチしたい場合も、余計な力が入らないことでスムーズかつきれいに穴が開けられます。
ガイドゲージが使いやすいものを選ぶ
用紙の中央の位置を示す『ガイドゲージ』付きだと、使い勝手がよいです。
A4やB5などの定型用紙に二つ以上の穴を開けるときに、用紙の中央の位置を正確に定めてくれます。毎回同じ位置に穴を開けられるため、美しくファイリングできるようになるでしょう。
また、さまざまな規定サイズで使えたり、用紙の縦と横の両方に対応できたりする商品もあります。対応できるサイズの種類に加え、設定しやすさも考慮すると、より作業がはかどります。
ゴミが散らばらないダスター受けを選ぶ
パンチした後に出るゴミを入れる、『ダスター受け皿』が付いていると便利です。毎回の片付けの手間が掛からずに済むようになります。本体に一時的にためておけるため、時間のあるときにまとめて掃除すればよくなるのです。
角だけが開いたり、半分しか開かなかったりする設計だと使い勝手がよいでしょう。ふたが開きづらいと、開けたときの勢いでゴミが飛び出すことがあるため、柔らかいふたの商品がおすすめです。
コスパで選ぶ穴あけパンチ
なるべくお得に穴あけパンチを購入したい場合は、100均のものを選ぶのもよいでしょう。コスパだけではなく、見た目がかわいかったり、汎用性が高かったりするため使いたいシーンも考慮して選ぶとよいです。
セリア、ダイソーの穴あけパンチも優秀
セリアやダイソーなど、全国でチェーン展開する100均の穴あけパンチが人気です。安いため購入のハードルが低く、使う頻度が少なめだったり、試しに使ってみたかったりする場合におすすめです。
約20枚の紙を一度に穴あけ可能な、大きいサイズの2穴パンチであれば事務用品としても活躍するでしょう。
また、コンパクトで携帯するのに便利な薄型2穴パンチであれば、ペンケースにも収納可能など、さまざまにあるのでニーズに合わせて選ぶことができます。
かわいいクラフトパンチも人気
一般的な円型ではなく、動物・植物・リボン・星型など、さまざまな型の穴あけができるクラフトパンチも人気です。
穴あけパンチの仲間ですが、紙をおしゃれに穴あけしたり、切り取られた紙をシールのようにして使ったりなど、さまざまな用途があります。特にDYI好きの人は必見のアイテムです。
例えば、メッセージカードや手紙に使用して、オリジナルのデコレーションができます。より個性を出したり、気持ちを伝えたりするのに効果的です。
また、ネイルアートやお弁当のデコレーションをする際にも役立つでしょう。
ハンディタイプの厳選おすすめ穴あけパンチ
持ち運びや収納に便利なハンディタイプの穴あけパンチを紹介します。使い勝手はもちろん、コンパクトさも重視したい人はチェックしてみましょう。
リヒトラブ コンパクトパンチ 2穴 P1040-3
パステルカラーがかわいらしい穴あけパンチです。収納時は99×18×37mmのコンパクトな立方体にできます。
そのため、筆箱や引き出しの空きスペースを活用して収納可能です。鮮やかな色をしているのでほかの文房具の中に混ざっても見つけやすいでしょう。
会社に置いておく用としても重宝しますし、出張が多い人などにもぴったりです。またオフィスを持たないノマドワーカーの人にとっても、荷物がかさばらないのでおすすめです。
リヒトラブ コンパクトパンチ 2穴 P1040-3
コクヨ コンパクト1穴パンチ PN-10B
穴を一つだけ開けたいときに便利な、一穴タイプの穴あけパンチです。ハンドルを下げた状態で固定できるストッパー付きで、ちょっとした空きスペースを活用してしまえるため、収納時もかさばりません。
スマートな作りをしていますが、最大20枚の用紙を同時に穴あけできる優れものです。土台に十字のクロスが付いているため、穴あけの場所を定めやすく、複数の穴を開けたい場合にも活躍します。
オフィスでの使用はもちろん、資格などの勉強の際の暗記カード作成時にも活躍するでしょう。
コクヨ コンパクト1穴パンチ PN-10B
2穴タイプの厳選おすすめ穴あけパンチ
2穴タイプの穴あけパンチでおすすめの商品を紹介します。それぞれの商品に便利な付属機能が付いており、仕事の負担を減らしてくれるでしょう。
プラス 2穴パンチ フォース1/2 PU-852A
約50%の力で穴あけ可能なので、女性など力の弱い人の味方です。1.15kgと2穴タイプの中でも軽量で、安全に使用できます。使わない間はロックしておけるため、引き出しの中などに収納する際にも便利です。
使用できるサイズはA3〜A5・B4〜B6です。4穴ガイドに対応しているため、A4サイズに四つ穴を開ける際にも、均等な幅で開けられます。
また、穴あけ後にでたゴミは受け皿にたまっていきます。開閉式のカバーなので開けやすく、ゴミが散らかる心配もありません。
プラス 2穴パンチ フォース1/2 PU-852A
コクヨ 2穴パンチ ラクアケ ハンディ PN-G17W
正確な場所にパンチするための付属機能が充実している、2穴タイプの穴あけパンチです。紙が奥までセットされていることが分かりやすい『つき当てガイド』、場所を定めやすい『センターガイド』があります。
また、用紙をセットするための『用紙サイズガイド』が付いているため、位置決めもバッチリでしょう。ガイドは本体に格納できるので、邪魔になりません。
さらに、ハンドルが軽いため余計な力を入れずに操作できます。開閉しやすいダスターカバー付きなので、受け皿にたまったゴミもスムーズに捨てられて便利です。
コクヨ 2穴パンチ ラクアケ ハンディ PN-G17W
多穴タイプの厳選おすすめ穴あけパンチ
多穴タイプを使えば、ルーズリーフや手帳に対応するための複数の穴をスムーズに開けられます。用途の多い商品ばかりなので、さまざまな書類を効率的にまとめられるでしょう。
カール事務器 ルーズリーフパンチ GP-2630A
ルーズリーフを自作する際に活躍する穴あけパンチです。A4サイズは30穴、B5サイズは26穴をきれいに開けられます。
穴をたくさん開けることで、紙をめくった際の一つ一つの穴にかかる負担を減らすことができます。そのため、大切な書類が破れたりすることなく、大事に保管できるでしょう。
付属のゲージに紙をセットし、必要な回数のパンチを繰り返すだけと、使い方も簡単です。ゲージのくぼみに穴あけパンチをセットすれば、正確な位置にパンチできます。
底面のくず受けは、ふたが半分だけ開く仕組みになっているので、たまったゴミも捨てやすいです。
カール事務器 ルーズリーフパンチ GP-2630A
プラス 穴あけパンチ 6穴 バインダー式手帳用 PU-601
6穴を一気に開けられる穴あけパンチで、バインダー式手帳用のリフィールを自作できます。
バインダー式手帳でも、6穴タイプのものはさまざまなサイズがありますが、本商品はA5・バイブル・38mm・ミニの4種類のサイズに対応します。
穴の位置はサイズに合わせて4段階で調整でき、一度に用紙8枚を穴あけ可能です。また、本体は約500gと軽いので片手でも扱いやすく、見た目もシンプルでオフィスなどでも使いやすいでしょう。
プラス 穴あけパンチ 6穴 バインダー式手帳用 PU-601
穴開けパンチを使って作業を効率化させよう!
穴あけパンチにはハンディタイプ・多穴タイプ・業務用の三つの種類があります。持ち運びや収納の面を重視するなら、ハンディタイプが重宝できます。ルーズリーフのような状態にするなら多穴タイプ、大量の書類に一気に穴あけするなら業務用が便利です。
また、軽い力でハンドルを押せる穴あけパンチは、女性など力の弱い人でも扱いやすいです。ガイドゲージが付いていれば正確に穴あけができ、ダスター受けがあればまとめてゴミ捨てができるでしょう。
シーンに合わせて最適な穴あけパンチを選ぶことで、作業を効率化でき、書類の管理もしやすくなります。その結果、自由に使える時間を生み出すことにもつながるでしょう。