醤油差しを選ぶ際、注ぎ方や素材だけでなく、手入れのしやすさも要チェックです。ガラスや陶器のおしゃれなものから、子どもがいても安心なプラスチック素材など、さまざまな種類があります。おすすめ商品も具体的に紹介しているので参考にしてみましょう。
目次
家庭に最適な醤油差しの選び方は?
最適な醤油差しの選び方を3点紹介します。まずは、醤油差しの構造をチェックしましょう。また、液だれ防止機能の有無もポイントになります。
素材もさまざまにあり、子どもがいる場合は、壊れにくいものを選んでおくのもおすすめです。
醤油のかけ方、構造で選ぶ
醤油差しには、主に以下の3タイプがあります。
- スタンダード
- プッシュ
- スプレー
それぞれの違いは、醤油のかけ方と構造にあります。
スタンダードタイプは、ふたをかぶせただけの一般的なタイプです。容器を傾けて醤油を注ぐので、量のコントロールが必要です。また、空気穴が空いているので、長期間入れっぱなしにしていると劣化の恐れがあります。
プッシュタイプは、ボタンを押しながら傾けて醤油を注ぐタイプです。1滴ずつのレベルで、注ぐ量をコントロールできます。容器を倒しても醤油がこぼれにくいです。
そしてスプレータイプは、スプレーとして醤油を噴射して使うタイプです。少量でも全体にかけやすく、塩分を控えたい人に向いています。ただし、吹き出し口部分に醤油が固まってしまうことがあるので、定期的に手入れが必要です。
素材にも注目しよう
醤油差しの素材には、主に以下の3種類があります。
- ガラス
- プラスチック
- 陶器
ガラス素材は、手入れがしやすく、衛生的に使うことができます。デザイン性が高い製品が多い点でもおすすめです。
プラスチックは落としても割れないので、子どもがいる家庭では使いやすいでしょう。ただし、表面に傷が付きやすく長期的な使用には向かないので、定期的に買い替えが必要です。
また陶器製のものは、高級感があり劣化しづらいのが特徴です。ガラスと同様にデザイン性が高く、作家の作品などお気に入りのものを見つければ、食卓に置くだけでも気分が上がるでしょう。
液だれ対策の有無や容量もチェック
おしゃれでお気に入りの醤油差しを用意したとしても、液だれをしてしまうとテーブルが汚れるばかりか、見た目も台無しになってしまいます。
メーカーによっては液だれ防止機能が付いているタイプもあるので、購入時にチェックしてみましょう。液だれ防止機能があれば、倒してしまってもこぼれにくくなる点でも便利です。
また、購入時にはサイズも確認しましょう。鮮度の観点から、1カ月で使い切れる量を入れておき、小まめに入れ替えながら使うのがおすすめです。さらに安定感があるものであれば、冷蔵庫での保存の際にも便利です。
おしゃれに使えるガラスの醤油差し
おしゃれなガラス製醤油差しを3点紹介します。どれもこだわりが詰まった製品ばかりなので、食卓の雰囲気に合わせて選んでみましょう。
THE 醤油差し 1410-0037-200-00
江戸時代創業の『石塚硝子グループ・アデリア株式会社』と『THE』のコラボレーションで作られた商品です。青森伝統工芸品『津軽びいどろ』の伝統的技法を持った指定工場で製造されています。
醤油だけでなく、オリーブオイルやソース、お酢など何を入れても合うデザインです。見た目の美しさのみならず、液だれ防止機能も付いています。容量は、鮮度が高いうちに使い切れる80mlです。
THE 醤油差し 1410-0037-200-00
iwaki 密閉醤油差し KS521-SVN
東京・京橋から始まった『iwaki社』の製品です。耐熱ガラスの特長を生かした、ガラス食器で人気のブランドのこだわりが詰まっています。シンプルで上品なデザインなので、食卓に置いても映えるでしょう。
また注ぎ口はシリコーン製なので、キレよく醤油を注ぐことが可能です。本体は耐熱ガラス製なので、酸や塩分の強い食品を入れても変色せず、熱湯消毒や食洗機でも洗えて衛生的に使えます。ただし、ふたは食洗機使用不可なので注意しましょう。
iwaki 密閉醤油差し KS521-SVN
セイエイ スプレーポンプ 17957
スプレー方式のガラス製醤油差しです。ワンプッシュで約0.1cc出るためコントロールしやすく、醤油でありがちな『うっかり出し過ぎ』を防げるので安心です。塩分調整がしやすいので健康的であると同時に、経済的でもあるでしょう。
また醤油以外に、酒や酢を入れて使うこともできるため、用途も広く重宝できます。ただし、つぶ入りの調味料は使えないので注意しましょう。
セイエイ スプレーポンプ 17957
高級感のある陶器の醤油差し
高級感のある陶器製の醤油差しを2点紹介します。白磁をベースに、カラーバリエーションも豊富なものと、黒のゆう薬で仕上げられた有田焼の商品です。どちらも置いておくだけで、インテリアの一部にもなるすてきな醤油差しです。
白山陶器 G型しょうゆさし 小
1958年に発売された、白山陶器定番の醤油差しです。60年以上にわたり、デザインや製法を変えずに作り続けられており、使いやすいシンプルさが極められています。
白磁以外にもさまざまなカラーバリエーションが展開されており、中身を変えて使い分けるのもおすすめです。そろえて並べてもおしゃれでしょう。
また白磁以外の色のものであっても、内側は中身が見やすいように白磁で仕上げられています。補充しやすいように入れ口が広く、注ぎ口は垂れにくいように工夫が施されている点もうれしいポイントです。
白山陶器 G型しょうゆさし 小
ギギliving 楽らく醤油さし C imt063
黒のゆう薬のみで仕上げられた有田焼で、モダンなデザインの醤油差しです。側面は面取り模様になっており、おしゃれなだけでなく、持ちやすさも重視して設計されています。
ネジ式のふたはしっかりと閉まり、注ぎ口のキレも抜群です。醤油を楽に差すことができ、また垂れない構造になっているので、受け皿不要です。
和風のトーンですが、和洋問わずどちらのインテリアにも合うでしょう。卓上に酢を入れて置いておくのにもおすすめです。
ギギliving 楽らく醤油さし C imt063
手軽に使えるプラスチック製の醤油差し
手軽に使いやすいプラスチック製の醤油差しを2点紹介します。ノズル部分に特徴があったり、マグネットが付いていて省スペースに役立ったりと、機能面での使い勝手がよい製品です。
レック プッシュ式 醤油差し Sサイズ KK-046
ふた部分がシリコン製のため、柔らかくて押しやすいよう配慮されている醤油差しです。
クロスカット加工の特殊ノズルが使われており、1滴から注ぎ量を調節できます。そのため減塩にも効果的で、健康管理にもおすすめです。
また、特殊加工のノズルにより液だれしにくく、臭いが移りにくくなっています。倒れてもこぼれにくい設計なので、使い勝手もよいでしょう。
口が広いので洗いやすく、醤油の補充をしやすいのもうれしいポイントです。
レック プッシュ式 醤油差し Sサイズ KK-046
山崎実業 マグネットプッシュ式醤油差し タワー 4816
マグネットが付いているので、冷蔵庫や壁などに貼り付けられる醤油差しです。使わないときはくっ付けて収納できるので、省スペースにもなるでしょう。
またワンプッシュで少しずつ注げる構造になっており、量を微調整しながら使えます。倒してもこぼれにくい構造なので、急いで料理をするときにも安心です。
パーツを全て分解して洗えるため、いつも清潔に使うことができます。ただし、食洗機での洗浄は不可なので、気をつけましょう。
山崎実業 マグネットプッシュ式醤油差し タワー 4816
食卓に合った醤油差しを選ぼう
醤油差しには、スタンダード式・プッシュ式・スプレー式の3種類があります。
スタンダード式が最もベーシックですが、プッシュ式やスプレー式は醤油の量を調整しやすいので、かけすぎて無駄にすることがありません。また、減塩対策も容易にしてくれます。
ガラス製や陶器製はおしゃれな雰囲気になるので、インテリアグッズとして選ぶのも楽しいかもしれません。
見た目のデザインだけでなく、機能面でも優れた商品を紹介しているので、ぜひ参考にしながら自分の食卓に合った醤油差しを探してみましょう。