書籍やコミックは、いつの間にかかなりの冊数になっているものです。本の収納にはやはり本棚が最適ですが、さまざまな種類があり、どれを選ぶべきか迷う人もいるでしょう。この記事では、本棚の種類や選び方、おすすめの本棚まで紹介します。
本棚にはどんな種類がある?
本棚には大きく分けて、オープン式・扉付き・ディスプレイラックの3種類があります。収納力やインテリア性など、自分が重視するものに合わせて選ぶのがおすすめです。
シンプルなオープン式本棚
最もスタンダードで、初めて本棚を購入する人におすすめなのがオープン式タイプです。オープン式本棚とは、扉が付いていないタイプの本棚で、本屋さんや図書館などで用いられているものを想像するとよいでしょう。
また本の収納だけでなく、オブジェやフィギュアを飾ることもでき、さまざまな使い方が可能です。
リーズナブルな価格のものが多く、種類も豊富なので部屋の雰囲気や好みに合ったものを選びやすいでしょう。
キレイな状態で保管できる扉付き本棚
扉付きの本棚を選べば、本をほこりや汚れから守ることができます。扉が木製のものや、UVカットガラスを採用しているものを選べば、日焼けによる変色や色あせを防げるので、いつまでもキレイな状態を保てるでしょう。
また、扉の中にしまうことで、部屋をすっきり見せることができ、インテリアとも調和しやすくなります。
重厚感や高級感のあるものも多く、ワンランク上の雰囲気を演出したいなら、扉付きタイプがおすすめです。
おしゃれなディスプレイラック
インテリア性を最重要視し、見せる収納を楽しみたいなら、ディスプレイラックがおすすめです。
ディスプレイラックは扉部分がマガジンラックになっていて、雑誌やおしゃれな装丁の画集などを飾ることで、一気におしゃれな空間にすることができます。
またオープンラックが付いたものも多く、この部分に小物を飾るなどすれば、インテリアとしてさらに楽しめます。
ただし、ほかのタイプの本棚と比べて収納力が劣ることも少なくないため、収納したい本の量も考慮しながら選びましょう。
本棚の賢い選び方
本棚を選ぶにあたって、大切なのは実用性です。収納できる容量や棚のサイズ、設置しても邪魔にならないかなどを、しっかりチェックしながら選びましょう。
また存在感のあるものなので、部屋やほかのインテリアと調和するかに着目することも大切です。
収納する容量で選ぶ
本棚を選ぶ際の目安の一つは、収納力です。収納したい本の量はどれくらいあるのかを把握した上で、本棚の容量をチェックしながら選びましょう。
手元にある本が全て収納できるだけの容量があることはもちろん、さらに本が増えることも想定し、少し余裕のあるものを選ぶのがおすすめです。たとえ現時点でスペースが余ってしまっても、小物を飾ったり、本以外のものを収納したりして活用できます。
また、収納できる本のサイズにも注意しておきましょう。本棚の棚のサイズは、漫画や文庫本など比較的小さめの本しか収まらないタイプや、大きめの絵本やA4サイズの本でもキレイに収まるタイプなど、さまざまにあります。
そのため、自分が収納したい本のサイズを確認しながら選ぶことも大切です。
置き場所に合った本棚を選ぶ
部屋のどのスペースに置くのかも重要です。設置するスペースとしては、壁面・コーナーなどが多いでしょう。
壁面に設置したい場合は、本棚のサイズと部屋のバランスが大切です。部屋が狭い場合は、奥行きの短い薄型や、奥行きも幅も短いスリム型を選ぶと、スペースを取りすぎず邪魔になりません。
また同じくスペースが限られるコーナーにも、スリム型が設置しやすいでしょう。
材質やデザインで選ぶ
材質やデザインも重要なポイントです。本棚の材質は、主に木製とスチール製の2種類です。
木製は温かい印象を与え、フローリングの部屋にも和室の部屋にもなじみます。部屋の印象も明るくなるので、たくさん本を収納しても重い印象になりにくいでしょう。
またカラーによっても印象を変えることができ、ダークな色味のものを選べば、より落ち着いた印象を与えることができます。
一方、スチール製を選べば、スタイリッシュでクールな印象になります。すっきりして見えるので、インダストリアルな雰囲気のインテリアとよくなじむでしょう。
加えて、強度にも優れているのでたくさん本を収納しても、重みで棚板がたわむこともありません。収納したい本がたくさんある人におすすめです。
完成品と組み立て式のメリット・デメリット
現在販売されている本棚には、完成品のものと組み立て式のものがあります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて選ぶようにしましょう。
組み立て式はコスパに優れる
組み立て式は完成品と比べてリーズナブルな価格のものが多く、コスパのよいことが最大のメリットです。組み立てる手間はかかりますが、その分安く購入することができます。
DIYが苦手で、自分で組み立てることに抵抗のある人もいるかもしれませんが、工具不要で組み立てられるはめ込み式のものや、組み立てが簡単なフリーラック式のものを選べば安心です。
逆にスライド式のものなどは、部品も多く工程も複雑なので、組み立てが不慣れな人や苦手な人は避けた方がよいでしょう。
完成品は女性にも扱いやすい
組み立てを面倒に感じる人や、購入後すぐに使いたい人には完成品がおすすめです。
特にサイズの大きな本棚を組み立てようとすると、どうしても女性1人では難しいこともあります。せっかく購入しても、作らずにそのまま放置することになってはもったいないものです。
しかし、既に組み立てられた完成品であれば、設置すればすぐに使えて便利でしょう。
また、完成品を選ぶ際に注意を要するのが搬入です。大きさによっては部屋まで運び入れることができないこともあります。
購入する際は設置場所だけでなく、搬入経路の幅や高さなどを確認し、スムーズに搬入できるかどうかもチェックしておきましょう。
使い勝手抜群!おすすめオープン式本棚
読みたい本をすぐ取り出せるオープン式本棚は使い勝手抜群です。ここでは、そんなオープン式本棚の中でも、さらに使い勝手を追求した本棚を集めました。
ニトリ Nクリック ボックス レギュラー3段
工具もネジも不要で、板をはめ合わせるだけで、あっという間に組み立て可能なニトリのNクリックシリーズの本棚です。
1台のみの使用でも十分便利ですが、2台組み合わせればさらに便利な使い方もできます。例えば、上に天板を置いてカウンターやダイニングテーブルにしたり、縦に重ねてハイタイプの本棚にしたりするなど、部屋の広さ、用途に合わせた使い方が可能です。
色はホワイトウォッシュ・ライトブラウン・ミドルブラウンの3種類で、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。
ニトリ Nクリック ボックス レギュラー3段
山善(YAMAZEN)キャスター付き本棚 CSR-7520
サイズが幅75×奥行き20cmと、押し入れや隙間でも収納可能なサイズです。高さは65cmなので、押し入れの下段であっても余裕を持って収納できます。
キャスターと取っ手も付いているため、女性でも簡単に移動させることができるでしょう。
また棚板は可動式で3段階に調整可能なので、収納する本のサイズに合わせて変えられます。色はホワイトとダークブラウンの2色展開です。
山善(YAMAZEN) キャスター付き本棚 CSR-7526
ベガコーポレーション LOWYA コミック収納本棚 f506-g1007-0010u1
漫画好きなデザイナーによってデザインされた、コミックの収納に特化した機能とデザインを備えた本棚です。最大約340冊のコミックを収納可能で、奥行きは14cmほどと短めではあるものの、A5版のワイド版コミックでも収まるようになっています。
また、棚の各段にはブックエンドが備え付けられており、コミックが倒れないようにするのはもちろん、タイトルごとの間仕切りとしても使えます。
さらに、ブックエンドはディスプレイにも使うことができ、最新刊やお気に入りの表紙の号を見せておけば、自分好みのお気に入りの空間になること間違いなしです。
ベガコーポレーション LOWYA コミック収納本棚 f506-g1007-0010u1
ぼん家具 ガラス扉付本棚 3扉タイプ abrhm0940
本体奥行きが約26cmとスリムながら、CD約414枚、DVD約192枚、コミックなら約176冊収納可能です。扉は開き戸と折れ戸が組み合わされていて、左右共にフルオープンにすることができるので、選びやすく、出し入れもしやすいでしょう。
またスリムながらも、底板が約4.3cmせり出すデザインになっているので、安定感があります。
完成品で、カラーはブラック・ホワイト・ナチュラル・ダークブラウンの4色展開です。
ぼん家具 ガラス扉付本棚 3扉タイプ abrhm0940
ワイエムワールド ガラス4扉付き本棚 00-099
CD約564枚、DVD約264枚、コミック約240冊収納可能な大容量の本棚です。可動棚が8枚付いており、収納するもののサイズに合わせて自由に調整することができます。
本体サイズは幅約105.8×奥行き26×高さ93.5cmとコンパクトな設計で、カウンター下にも設置可能です。扉はジャバラ式なので、限られたスペースでも楽に開閉できます。
カラーはホワイト・オーク・ブラウンの3種類です。
ワイエムワールド ガラス4扉付き本棚 00-099
インテリアにも最適!おすすめディスプレイラック
ディスプレイラックは、おしゃれなインテリアとしても活躍します。ここでは、インテリア性だけでなく、収納力にも優れたタイプを集めました。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)フラップラック FR-F4
扉を開ければ、中にもしっかり収納可能なディスプレイラックです。ディスプレイしたまま開け閉め可能なフラップ扉を採用しているので、中のものの出し入れもしやすいでしょう。右側の棚に付いた棚板も可動タイプで、3.5cm間隔で5段階に調整可能です。
また、より収納力が欲しい場合は、二つ組み合わせて使うとよいでしょう。縦に重ねる場合は連結ピンによって上下をつなげるため、転倒の心配もありません。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) フラップラック FR-F4
ネオ・クリエート カリーナシリーズ フレンチカントリー風ディスプレイラック cr-1560dp
フレンチカントリースタイルの見た目がかわいい、組み立て式のディスプレイラックです。サイズは幅59.8×奥行き38.9×高さ149.7cmと、リビングに置くのにちょうどよいでしょう。
上段は移動棚が2枚あり、3cm間隔で12段階に調整できます。雑誌などでも余裕で置ける大型サイズのフラップ扉は、棚の中に取り付けられたコロ付きレールによって、スムーズに開閉できます。
ネオ・クリエート カリーナシリーズ フレンチカントリー風ディスプレイラック cr-1560dp
自分に最適な本棚を選ぼう!
本棚にはさまざまなタイプのものがあり、選ぶ際には必ずチェックすべきいくつかのポイントがあります。それなりに存在感があり、設置スペースも必要なものですから、選び間違えると大変です。
この記事で紹介した本棚を選ぶ際のポイントを、しっかりチェックしながら自分にとって使いやすく、部屋にも調和した最適な本棚を選びましょう。